鳥羽山・鳥屋城跡（旧丸子町の山城）絶好の登山日和♪

2019年04月04日(木) [日帰り]

• GPS: 05:00
• 距離: 7.2km
• 登り: 672m
• 下り: 642m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:25
• 休憩: 0:35
• 合計: 6:00

8:45 諏訪宮神社
9:00 深山入口
9:55 10:00 鳥羽山
11:10 11:25 林道合流
11:40 諏訪宮神社
12:30 小屋坂トンネル脇
13:10 13:20 鳥屋城跡
14:25 14:30 695m三角点（城跡）
14:45 駐車場所

＊諏訪神社から小屋坂トンネルまでは車移動の為、実際の歩行時間は4時間35分

天候

大快晴♪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【鳥羽山】
上田市街から丸子町に向い
「腰越橋」を左折、諏訪神社に駐車
広い駐車スペースがあります

【鳥屋城跡】
国道152号線に戻り、南下
信号「腰越上」を右折するとトンネル手前右に数台の駐車余地に駐車
トンネルを抜けて左側にも広い駐車スペースがありますが
現在閉鎖されており、車が入れませんでした

コース状況／危険箇所等

【鳥羽山】
・諏訪神社〜深山〜鳥羽山
諏訪神社から深山集落までは舗装道歩き
集落の外れの動物除けゲートを抜けると廃林道
松茸山の為、白テープが延々と張ってあり、入山禁止の看板もあります
尾根付近まで、白テープのお陰で迷うことなく歩けましたが
松茸シーズンには入山しない方が良いと思います
テープが途切れた後、やや平坦な樹林帯で方向を見失い、
GPSを頼り、適当に尾根を目指し、山頂に到達しました
・鳥羽山〜諏訪神社
参考にさせて頂いた方の記録にもありましたが
微かな踏み跡というより専ら獣道の雰囲気、
険しい岩稜のトラバースを強いられ、滑落の恐怖を覚えました
テープ類も全くないので、ルーファイです
（ハイキングのコースとしてはお薦めできません）
岩稜からの激斜面をロープを使って慎重に下り、林道に合流
林道は荒れてはいますが、緩やかに下ると諏訪神社です
【鳥屋城跡】
・小屋坂トンネル〜鳥屋城跡
トンネル右側の動物除けゲートをくぐり、
石段を上がると間もなく、生活道だったのではと思われる峠です
すぐ左折して、踏み跡を辿ると次第に尾根が狭まり、急坂の松林
赤テープも現れ、踏み跡顕著になり、空堀を幾つか超えると城跡
・鳥屋城跡〜659m三角点〜小屋坂トンネル
峠まで下った後、659m三角点に向かう踏み跡を探し
笹薮を強行突破し、うろうろしましたが、見つからず
適当に山腹をジグザグに登り、尾根に出て北進し三角点を発見
三角点付近は岩稜で、城跡と思われる石積みもあり
古いロープもあったので、登山者はいるようです
下りは尾根をそのまま辿ると簡単に峠に降りられ
尾根への取付き口が太い倒木で隠され、発見できなかったと分かりました

写真

4/4 8:23

依田川
今日は、この川を挟んで、対峙する山に登ります

4/4 8:23

腰越橋の上に奇岩

4/4 8:44

諏訪神社
広い駐車スペースがあります

4/4 8:47

奇岩のある尾根上の右に東屋も見えます。見晴らしが良さそう！

4/4 8:49

達磨山の背後に真っ白な根子と四阿、右に烏帽子

4/4 8:52

春爛漫、最高の登山日和!(^^)!

4/4 8:59

二車線の広い道を離れ、深山集落へ

4/4 9:09

動物除けゲート
開けたら閉めます。作物被害で自由に山に出入りできなくなりました(/_;)

4/4 9:13

分岐は右へ

4/4 9:15

松茸山の立ち入り禁止のテープ出現。松茸シーズンではないのでお許しください！

4/4 9:19

道幅の広い緩やかな林道は、廃林道なのか、垂れ下がる枝やちぎれかけたテープに行く手を阻まれ、歩きにくいです

4/4 9:24

踏み跡がはっきりしなくなりましたが、有難いことにテープが案内してくれ、小さな沢を登ります（本当は頼ってはいけないテープ）

4/4 9:36

倒木だらけの沢

4/4 9:54

斜度が緩み、山頂が近そう！

4/4 9:55

鳥羽氏の石碑
山の名前はここから来ているのですね。後で調べるとこの山も城跡でした。

4/4 9:56

三角点がありました

4/4 9:56

美ヶ原、茶臼山が見えています。木に遮られて残念。

4/4 9:57

山頂標識もあり、蒲鉾板の再利用という点では大根場と同じですね(^.^)

4/4 10:00

あの山は鹿教湯温泉の富士山？

4/4 10:06

松に覆われた岩稜
険しさは写真ではお判りいただけません。これからずっと右側を巻きます

4/4 10:24

遥かに浅間山

4/4 10:25

岩稜を巻きます
ザレた獣道

4/4 10:26

草付きはまだましな方

4/4 10:35

左上が尾根

4/4 10:37

こんな岩が突き出しているので、尾根を歩くのは無理

4/4 10:39

岩壁伝いに獣道らしき踏み跡を拾いながら進みます

4/4 10:42

垂壁の下を通過

4/4 10:42

振り返った本日の最難関。一歩ずつ慎重に歩を進めました！滑落注意！ハイキングにはお薦めできません。

4/4 11:04

そろそろ尾根を離れたいと思っても、見下ろす急斜面にたじたじ(/_;)

4/4 11:06

携行しているロープを使って急斜面を慎重に下ると、風になびく白テープ発見！林道は近いようです♪ほっとしました！

4/4 11:12

小さな沢を下ると、林道終点と思しき広場に合流

4/4 11:12

と言っても廃林道の感じ。でも、獣道もないような激斜面に比べれば天国(^^;

4/4 11:35

完璧な空と広い平坦道にのんびり♪

4/4 11:37

ゲート
異次元から人里に戻ります

4/4 11:39

真っ白な根子

4/4 11:41

神社に帰着
次に依田川対岸の鳥屋城跡に登ります

4/4 11:54

鳥羽堂観世音にお参り
信濃三十三観音二十八番

4/4 11:55

左に見えている峰がこれから登る鳥屋城跡？

4/4 11:57

無事下山できたことを感謝

4/4 12:31

小屋坂トンネル
右側の駐車スペースに駐車

4/4 12:32

ゲートを抜けるとトンネルの真上に出る石段

4/4 12:33

石段の上の空が綺麗

4/4 12:36

峠
生活道の名残を感じます。旧篠ノ井線廃線歩きで出会った方が、こういう道を「うとう」と呼ぶと教えてくれました。長話をして色々な情報を頂きましたが、もっとお話を聞きたかったと懐かしく思い出しました。

4/4 12:37

分岐は左へ
右に行くと国道に出るのではないかと思います

4/4 12:39

折り重なる倒木

4/4 12:44

大きく蓼科山

4/4 12:44

先程登った鳥羽山

4/4 12:45

次第に急坂
この先左側岩稜、滑落注意

4/4 12:53

木の幹に赤テープ

4/4 13:05

空堀

4/4 13:06

まだ先にも空堀

4/4 13:09

鳥屋城跡に到着
いやはや急登でした！おまけに空堀のアップダウンもなかなか！

4/4 13:09

案内板もあります

4/4 13:10

東側が切れ落ち、急坂の尾根上に立つ天然の要塞だったのでしょう

4/4 13:10

傾きかけ、ちょっと危なそう(^^;

4/4 13:11

四等三角点

4/4 13:12

写真ではわかりにくいですが、御座山も見えています。晴天のお陰(^.^)

4/4 13:21

午後になっても完璧な空、のんびりしていたくなりますが、そろそろ下山開始

4/4 13:34

依田川と腰越集落

4/4 13:46

下りは短時間で、国道に向かう林道迄帰還

4/4 13:47

峠
この左に尾根の取付き口があったのを見落とし、この後うろうろ(/_;)

4/4 13:48

荒廃というより、消滅しかけた道

4/4 13:51

強引に笹薮を突破
なんでこうなるの？と自問自答(/_;)

4/4 14:00

トンネル反対側の舗装道に出てしまいました

4/4 14:02

小屋坂トンネル北側
仕方なく横断し、仕切り直し

4/4 14:03

強引に突破したトンネルの上の笹薮

4/4 14:19

尾根に着けば何とかなるだろう、と適当に斜面を登ります

4/4 14:19

振り返ると、樹間に鳥屋城跡

4/4 14:21

尾根に到達

4/4 14:23

岩稜
左に古い赤ペンキの丸印あり、印に従って左に巻きました

4/4 14:24

明らかに人工の石積み

4/4 14:24

鳥羽山がすっきり

4/4 14:25

遥かに蓼科山

4/4 14:25

細長い平坦地
ここも山城があったのでしょう

4/4 14:26

北隅に四等三角点

4/4 14:31

独鈷山（宮沢登山口）方面が近いです。山頂は見えているのかどうか？

4/4 14:34

快適な尾根歩き♪

4/4 14:40

この倒木で、踏み跡が隠されており、通り過ぎていたのでした(T_T)

4/4 14:41

あっという間に峠に帰還
馬鹿々々しいエネルギー消費をしていました！

4/4 14:42

待っている自分の車が目の下

4/4 14:45

ゲート

4/4 15:17

烏帽子、篭の登、浅間山

4/4 15:17

岩屋堂観音
信濃三十三観音第二十三番札所にお参りして帰ります

4/4 15:18

駐車場完備

4/4 15:18

入口に六地蔵

4/4 15:19

登山後にはちょっと辛い石段登り('_')

4/4 15:21

鮮やかな朱塗りのお堂

4/4 15:21

梅の花見ごろ♪

4/4 15:22

岩屋堂観音の謂れ

4/4 15:27

垂壁

4/4 15:28

梅とお堂

4/4 15:29

険しい岩尾根を背に建つお堂

4/4 15:31

桜の古木
満開の頃に見に来たくなります

4/4 15:35

終わり良ければ…
今日も一日、無事に山歩きを楽しめたことに感謝です

撮影機器：

TG-835 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kyom4

晴れの予報に、旧丸子町の里山に出かけてみました。
丸子町（現在上田市）と言えば、有料の平井寺トンネルが
先日伊能ウォークに参加してトンネルをバスで通過した際
ノンストップだったのを不思議に思い、調べると昨年夏に無料化！
和田峠を抜けて諏訪に向かうには、無料化で一層便利になりました。

麻績城跡に登った日、駐車場をお借りした法善寺は
思いがけず、信濃三十三観音第一番札所でした。
何故かその御縁を頂き、鳥羽山麓の二十八番竜福寺と、
帰り道の二十三番岩屋堂にもお参りできると計画を立て、実行したところ
予想外の絶好の登山日和に恵まれ、大満足です♪

鳥羽山も鳥屋城跡も国道152号線沿いにあり
常に眺めながら通っている山にも拘らず、
この日、登ってみるまで正確な位置は全く分かりませんでした。

鳥羽山へは、legacy-twさまの2012年に登られた記録を参考にしました。
大変、参考になりました。有難うございました。
下山時の岩稜のトラバースは、滑落の恐怖に付き纏われ、
慎重の上にも慎重に通過、ハイキングにはお薦めできません。
どちらから登っても途中から踏み跡は不明瞭になり、道迷いにも注意！

鳥屋城跡は途中から急坂になり尾根が狭まると踏み跡も明瞭になり
辛さを除き、里山として分かり易く登りやすいと言えるかもしれません。
鳥羽山同様、山頂を覆う木々がなければ大展望の山なのに、と残念です。
ついでに登った659m三角点はうろうろした挙句、ようやく到着。
何のことはない、峠からすぐの尾根の取付き口を見落としただけのこと！
下山してみて初めてわかりました(^^;

滑落の恐怖にかられたり、さもない場所を見落としたりと
いつものように失敗の尽きない自分に呆れながらも
無事下山後、信濃三十三観音札所の二つにお参りもできて
何よりも充実した一日を過ごせた気がします。

依田川の西と東に向き合う、ひっそりとした城跡の山を、
これから国道152号線を通る度に鮮明に思い出すことでしょう。