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記録ID: 178942
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ハイキング
奥多摩・高尾

大仁田山

2012年03月27日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
02:50
距離
7.3km
登り
566m
下り
417m

コースタイム

石原橋バス停 08:10
白鬚神社   08:25
愛宕山    09:05-09:10
大仁田山   09:35-09:50
雲ノ峰    10:15
久方峠    10:20
小沢峠    10:45-10:50
上成木バス停 11:00
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
飯能駅 07:38-(国際興業バス)-08:05 石原橋バス停
(帰り)
上成木バス停 11:15-(都営バス)-11:46 東青梅駅北口
コース状況/
危険箇所等
●石原橋または唐竹橋 → 四十八曲り経由 → 大仁田山
 一般登山道の歩きやすい道です。ちょっとした分岐にも丁寧に道標が立てられていて、低山にありがちな道迷いの心配もありません。
 ただし少々草木のうるさい箇所はあったので、緑に勢いのある季節には、道がヤブに埋もれることはありそうです。

 なお「山と高原地図」では唐竹橋バス停から赤線が引かれていますが、今回はその手前の石原橋バス停から歩いています。
 どちらから歩いても、白鬚神社の近くまでは車道歩きで、距離も大差ありません。
 そして白鬚神社のすぐ先の角で道標を見つけたら、あとは道標を追って行くだけでも大仁田山まで連れて行ってもらえます。

●大仁田山 → 小沢峠
 「山と高原地図」には登山道が記載されていない、いわゆるバリエーションルートです。
 親切な道案内が割と頻繁に現れますが、コンパスで進路を見極めるような局面も何度かありました。
 道形が不明瞭だったり、倒木などで荒れている箇所も少なくなかったので、あまり歩かれていない様子です。
 また、途中で踏んで行くピークのいくつかでは、かなり急な登降を強いられました。雨後などの路面が悪い状況では、困難な箇所があるかもしれません。
 時々「都県境成木尾根ハイキングコース」の標識を見掛けましたが、ハイキングコースと言うには、ちょっと整備不良なコースだと思います。

 最も間違えやすそうだったのは、500m圏の小ピーク(「大峰山」という小さな標識あり)を越えてすぐの下りです。
 踏み跡が2方向に分かれていて、正解は右方向への急降下なのですが、左寄りへの踏み跡も明瞭でした。
 さらに、久方峠と小沢峠の間には、どこに道があるのか分からないほど荒れている一帯もありました。

●小沢峠 → 上成木
 一般登山道で、傾斜の緩やかな道を5分も歩けば車道に出てしまいます。
 ただし、途中に道標のない分岐がありました。すでに目的地の集落が眼下に見え隠れしていたので、左折を選択するのは容易でしたが。直進方向も良く踏まれていたので要注意かもしれません。
飯能駅から国際興業バスに乗って石原橋へ。
2012年03月27日 07:37撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 7:37
飯能駅から国際興業バスに乗って石原橋へ。
石原橋バス停から、少し戻って入間川の対岸に渡ります。
2012年03月27日 08:09撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 8:09
石原橋バス停から、少し戻って入間川の対岸に渡ります。
最初の寄り道は、白鬚神社。奈良時代頃の創建と伝えられる、由緒ある神社です。
2012年03月27日 08:23撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/27 8:23
最初の寄り道は、白鬚神社。奈良時代頃の創建と伝えられる、由緒ある神社です。
本殿も室町時代の造営とのこと。こんな歴史のある神社が、集落に囲まれてさり気なく建っていました。
2012年03月27日 08:23撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 8:23
本殿も室町時代の造営とのこと。こんな歴史のある神社が、集落に囲まれてさり気なく建っていました。
どちらを向いても雲ひとつない快晴で、もっと展望の良い山に行くべきだったのかも、と少し後悔しました。
2012年03月27日 08:26撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 8:26
どちらを向いても雲ひとつない快晴で、もっと展望の良い山に行くべきだったのかも、と少し後悔しました。
白鬚神社のすぐ次の曲がり角で、早速道標を発見。こちらのルートは、案内が実にしっかりしていました。
2012年03月27日 08:27撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/27 8:27
白鬚神社のすぐ次の曲がり角で、早速道標を発見。こちらのルートは、案内が実にしっかりしていました。
一番奥の住宅脇を抜けた先で、それまでの舗装道路が登山道に変わります。
2012年03月27日 08:29撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 8:29
一番奥の住宅脇を抜けた先で、それまでの舗装道路が登山道に変わります。
はじめは沢沿いをじわじわと登っていきますが、沢は枯れている区間が多かったです。
2012年03月27日 08:30撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 8:30
はじめは沢沿いをじわじわと登っていきますが、沢は枯れている区間が多かったです。
ちょっとした分岐点にも、漏れなく道標が立っています。埼玉県側は、道迷いの心配は不要でした。
2012年03月27日 08:45撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 8:45
ちょっとした分岐点にも、漏れなく道標が立っています。埼玉県側は、道迷いの心配は不要でした。
ただし、草木のうるさい箇所は少しあったりします。夏には藪っぽくなりそうですね。
2012年03月27日 08:49撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 8:49
ただし、草木のうるさい箇所は少しあったりします。夏には藪っぽくなりそうですね。
尾根上の植林地も良く手入れされていて、日差しがたっぷりと地面に届く、明るくて気持ちの良い道でした。
2012年03月27日 08:58撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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尾根上の植林地も良く手入れされていて、日差しがたっぷりと地面に届く、明るくて気持ちの良い道でした。
地形図の412mピークが愛宕山。登山道は巻いていますが、分岐道に立派な標識が立っていました。
2012年03月27日 09:02撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 9:02
地形図の412mピークが愛宕山。登山道は巻いていますが、分岐道に立派な標識が立っていました。
愛宕山頂上への道には木段まで整備されていました。急斜面だったので、これは有り難かったです。
2012年03月27日 09:03撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 9:03
愛宕山頂上への道には木段まで整備されていました。急斜面だったので、これは有り難かったです。
頂上は木立に囲まれていて、ほとんど展望はなく、スペースもさほど広くありません。
2012年03月27日 09:04撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 9:04
頂上は木立に囲まれていて、ほとんど展望はなく、スペースもさほど広くありません。
それでも、何故かベンチはたくさん。ここに、こんなに人が集まることなどあるのでしょうか。
2012年03月27日 09:05撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 9:05
それでも、何故かベンチはたくさん。ここに、こんなに人が集まることなどあるのでしょうか。
愛宕山を過ぎると、「いぼとりじぞう」なるものがありました。寛政五年(1793)の建立とのこと。
2012年03月27日 09:12撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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愛宕山を過ぎると、「いぼとりじぞう」なるものがありました。寛政五年(1793)の建立とのこと。
この分岐点の先は、少しの間だけ耕作地の中を抜けていくようになります。
2012年03月27日 09:16撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 9:16
この分岐点の先は、少しの間だけ耕作地の中を抜けていくようになります。
こんな所を通りながら、のどかな山里の雰囲気を味わっていると、秩父のユガテをちょっと思い出しました。
2012年03月27日 09:17撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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こんな所を通りながら、のどかな山里の雰囲気を味わっていると、秩父のユガテをちょっと思い出しました。
頂上直下の分岐点まで来ました。頂上はもうすぐ先です。
2012年03月27日 09:34撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 9:34
頂上直下の分岐点まで来ました。頂上はもうすぐ先です。
頂上には、こんな立派な石柱が出現していましたが、こんな地味な山には、ちょっと仰々しい気がします。
2012年03月27日 09:36撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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頂上には、こんな立派な石柱が出現していましたが、こんな地味な山には、ちょっと仰々しい気がします。
三角点のそばには、まだ真新しいベンチが。これも石柱と同時に作られたのでしょうね。
2012年03月27日 09:36撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 9:36
三角点のそばには、まだ真新しいベンチが。これも石柱と同時に作られたのでしょうね。
木立に囲まれていますが、全く展望がないかと思っていたら、都心方向を少し眺めることができました。
2012年03月27日 09:42撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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木立に囲まれていますが、全く展望がないかと思っていたら、都心方向を少し眺めることができました。
何かが逃げていく足音に気付いて目を向けると、その先にニホンカモシカがいました。
2012年03月27日 09:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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何かが逃げていく足音に気付いて目を向けると、その先にニホンカモシカがいました。
大仁田山から小沢峠への道は、こんな道案内が頻繁に現れますが、それでも迷いやすい箇所がありました。
2012年03月27日 09:52撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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大仁田山から小沢峠への道は、こんな道案内が頻繁に現れますが、それでも迷いやすい箇所がありました。
道形が不明瞭な箇所も少なくありません。あまり歩かれていない様子ですね。
2012年03月27日 09:56撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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道形が不明瞭な箇所も少なくありません。あまり歩かれていない様子ですね。
時々この標識を見ましたが、このコースをハイキングコースと言うには、ちょっと整備不良だと思います。
2012年03月27日 09:57撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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時々この標識を見ましたが、このコースをハイキングコースと言うには、ちょっと整備不良だと思います。
途中で通過するの500m圏の小ピークには、「大峰山」という名前があるようです。
2012年03月27日 09:57撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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途中で通過するの500m圏の小ピークには、「大峰山」という名前があるようです。
さらに進んで、490m圏のピークには「雲ノ峰」という私製の標識が掲げられていました。
2012年03月27日 10:11撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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さらに進んで、490m圏のピークには「雲ノ峰」という私製の標識が掲げられていました。
一旦下って、久方峠を通過していきます。
2012年03月27日 10:18撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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一旦下って、久方峠を通過していきます。
久方峠には、久林峠という呼び方もあるようでした。
2012年03月27日 10:19撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 10:19
久方峠には、久林峠という呼び方もあるようでした。
さらに進むと、登山道のすぐ下が開削されて、新しい林道が作られようとしていました。
2012年03月27日 10:29撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 10:29
さらに進むと、登山道のすぐ下が開削されて、新しい林道が作られようとしていました。
激しく山肌を削った様子が一目瞭然です。こんな所まで林道を通して、一体どこの誰が利用するのだろう。
2012年03月27日 10:32撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 10:32
激しく山肌を削った様子が一目瞭然です。こんな所まで林道を通して、一体どこの誰が利用するのだろう。
林道建設工事との関連は不明ですが、この付近では登山道の荒れ方も酷かったです。
2012年03月27日 10:32撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 10:32
林道建設工事との関連は不明ですが、この付近では登山道の荒れ方も酷かったです。
小沢峠に着きました。この先は一般登山道になりますし、前に1度歩いてもいるので、もう安心です。
2012年03月27日 10:44撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 10:44
小沢峠に着きました。この先は一般登山道になりますし、前に1度歩いてもいるので、もう安心です。
残していた距離もわずかで、小沢峠からは僅か5分ほどで登山口へ(さらに歩いてから振り返っています)。
2012年03月27日 10:55撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 10:55
残していた距離もわずかで、小沢峠からは僅か5分ほどで登山口へ(さらに歩いてから振り返っています)。
山里の雰囲気を残す成木集落では、梅が満開となっていました。
2012年03月27日 10:58撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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山里の雰囲気を残す成木集落では、梅が満開となっていました。
上成木バス停は待合室付きです。
2012年03月27日 11:01撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/27 11:01
上成木バス停は待合室付きです。
撮影機器:

感想

奥多摩の前衛の低山を軽く歩いてきました。
一般登山道が埼玉県側からしかないためか、注目されることの少ない不遇の山ですが、それだけに静かに歩けています。
マイナーな山に平日に登ったとあって、自分以外のハイカーと全く会うこともなく、頂上付近でカモシカを一頭見掛けただけでした。

大仁田山は、頂上が木立に囲まれているのが分かっていたので、展望には期待していなかったのですが、少し切り開いたのか、都心方向を眺めることができたのが意外でした。
この日は遠くがかなり霞んでいたのですが、それでもスカイツリーがちゃんと確認できています。
また、真新しいベンチが1つ置かれたことで、落ち着いて過ごせる雰囲気にもなっていました。
あまり広い頂上ではありませんが、少人数で訪れる分には、静かにくつろぐことができそうです。

それから、大仁田山の手前にある412mピーク(愛宕山)も、メインの登山道は巻いているものの、道標が指示するしっかりした道が付いていました。
こちらは樹林の中で、さほどの展望もなく、少々鬱蒼とした雰囲気もあるので、あまり居心地が良いとは言えないかもしれません。
賑わうことがあるような頂上とは思えなかったのですが、その割にはなぜかベンチが沢山あったので、グループでの休憩には使えそうです。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2012_01_03/mt2012_01_03.html#20120327

写真主体のブログ版 (使用写真はヤマレコと同一です)
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2012-03-27

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