信州北部への山旅(3) 残雪の四阿山と根子岳
- GPS
- 07:30
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,039m
- 下り
- 1,039m
コースタイム
天候 | 晴れ、ときどき薄曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
菅平スキー場は営業は終わっていたが、その先まで通行可能で、菅平牧場付近に駐車した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
根子岳への登りは、8合目(標高=2000m)付近より雪が出てきた。トレースは良好。 根子岳から四阿山へのルートは、雪上のトレースがあまり明瞭ではなかったが、稜線づたいに進む。 |
写真
感想
【山行No 186(3)】
※ 北軽井沢の親戚(T氏)の別荘を起点の、観光、山登りも、そろそろ最後となる。
最後の目標は、百名山の一つでもある、四阿山。
・朝起きると、上空は晴れている。
この一週間ほど、天気がぐずついて、あまり会心の山登りができていないが、今日は期待できそうだ。
7:20 北軽井沢 発
・今回はうっかりして登山地図を買い忘れてしまっている。
途中にコンビニでもあって登山地図がないかな?と思いながら西へと進むが、
どの店にも登山地図はない、ちょっと弱ったが、しかたない。
・当初、ガイドブックに載っていた、長野/群馬県境の鳥居峠から登る予定であったが、
鳥居峠に着いてみると、道標もないし、登山道らしい道も見えない。
しかたがないので、遠回りとなるが、菅平から登ることにして車を進める。
8:50-9:10 菅平(標高=約1600m、気温=9℃)
・菅平のスキー場は、4月初めにはクローズしたようで閑散としていたが、
道路はその先まで進める。結局最奥の菅平牧場まで車で行けた。
・さっそく根子岳への登りにかかる。登山地図がないのがちょっと不安だが、トレースは明瞭だし、天気も良いのでなんとかなるだろう。
雪が少し残ったぬかるみの道を進むが、最初からなんだか、すぐに息が上がってしまい、ゼイゼイと苦しい。
・最初の草の多い斜面を過ぎると、ダケカンバの多い林となった。
雪面の上に並ぶ白いダケカンバの姿が、なかなか印象的で、写真を何枚も写す。
10:40-50 根子岳八合目(標高=1950m)
・少し休憩する。振り返ると、後立山連峰がずらっとその白い姿を並べている。
細かく見ると、鹿島槍、五竜、白馬三山も見分けられた。
・ここからは、雪の多い大斜面となる。雪は割と締ってはいるが、ザクザクで少し歩きにくい。
11:40-12:00 根子岳山頂(標高=2207m)
・第一の目標に到着。
山頂部の石の祠の周りに、のんびりと登山者が休んでおり、のどかな真昼の春山の雰囲気だ。
展望も良いし、気分も良好。しかし目指す四阿山はまだまだ遠くに見える。
・根子岳から四阿山への稜線の道は、以外と踏み跡が定かではなく、
ガラガラとした岩尾根を下ってゆく。
12:30 コル
・コルから先は一転して、雪の多い樹林帯の登りとなった。
急でもあるし、結構苦しい登りだ。
13:30-14:20 四阿山山頂(標高=2330m、気温=+15℃)
・午後も少し遅くなったが、ようやく山頂に到着できた。
山頂部にある2つの祠は半分雪に埋もれているが、祠の脇にどっかりと腰を落ろす。
・眼下の浅間盆地を眺めていると、はるばると遠い山に来たな、と感慨も深い。
さっきまでいた先行の登山者もすでに下山し、自分一人が、山と太陽に向かい合っている。
・下りはぽくぽくと来た道を戻る。なんだかやけにシーンとした山の午後だ。
・根子岳の手前でカモシカを見た。こちらをじっと見て「なんだ、あいつは?」という顔をしている。
15:30-40 根子岳
・ここからの下りも、ところどころ、シリセードを交えつつ、快調に下る。
16:40-50 菅平(牧場)
・だいぶ遅くなったが、登山口に到着。
この山旅の中で、一番ガンガンと山に登れて、久しぶりに山を堪能したな、という充実した登山だった。
18:00 北軽井沢着
・今日でこの山旅も終わりかと思うと、少し淋しい感じもするが、
ビールを飲みつつT氏と夕食を取り、充実した一日が終わった。
5月5日
・この日は、はるばる四国まで帰る日。
別荘のオーナーであるT氏も、途中まで同行したいとのことで、2人で西へと向かう。
昨日と同様、鳥居峠を越えて長野県に入り、更埴付近で高速道に乗る。
あとは、中央道、名神道を通り、京都を観光する、というT氏を京都ICで下した後は、
中国道、瀬戸大橋を経由して、四国(新居浜)に帰着(20時)。
・今日のドライブは、合計13時間、約830kmの長旅だった。
信州北部の山々を巡る、6日間の山旅が終わった。
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