5歳児とゆく温泉ありきの大羽根山と笹尾根
- GPS
- 03:42
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 609m
- 下り
- 572m
コースタイム
- 山行
- 3:14
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 3:33
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
かえり:「温泉センター」バス停から西東京バス「武蔵五日市」ゆきでJR武蔵五日市駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
大羽根山までは良好。大羽根山から笹ヶ峠あたりはコース上に雪がとけ残っていた。そのせいでいちど思い切りコースを見失った。 |
その他周辺情報 | 数馬の湯 |
写真
感想
交通機関でアクセスできる、1000メートルくらいの山。なるべく行ったことのないところ。という条件を息子に出される。そんなにたくさんないよ、調べなくちゃ出てこないよ。
ちなみに前回の生藤山は時間が余ったら温泉行こう、と言っていたにもかかわらず温泉どころではない遅い時間に下山したあげくバスを逃して帰宅時間がえらいことになり妻にマジギレされるという結果に終わっていた。さらには息子からも「おんせん!ねえおんせんにいくやくそくは?!??」と言われっぱなしであった。
そんなわけで今回のテーマは、1000メートルくらいのところに登るけど頑張りすぎないで温泉に入ろう、だった。短くするならば「温泉メイン」。
選んだのは、檜原村の「数馬の湯」。上野原からバスで棡原のあたりに出、槇寄山から下ろう。そうすれば山梨から入ったのに着いたら東京という面白い感じも味わえるな、と思っていたところ私自身が財布を部屋の中で紛失しスタートに大幅な遅延が発生、計画は大幅変更を余儀なくされた。財布はドアとクローゼットに挟まれて泣いていた。
必死に調べたところ、武蔵五日市から急行のバスがあるという。これなら!乗れる!急行のバスなんて面白いよね息子よ、ね?ね?と、一路武蔵五日市へ。
武蔵五日市から檜原村の奥、都民の森まで土日に急行バスが走っている。しかしその時刻は武蔵五日市に8:10という朝5時に自宅を出るガチ勢向けか、11:35という「今から?登るんですか?」な人向けの2本であり、も少しなんとかしてくれたらと思う。いや、11:35だから乗れたわけだけど。
急行バスは檜原村役場前までノンストップ、この日はガラガラだったので役場前すら通過するハイパーノンストップ。下車する浅間尾根登山口までひとつも止まらないという急行ぶりであった。
大羽根山への登山口は、元からあるもの、新しく整備されたもの、といくつかある様子。きれいそうなところからスタート。
ところどころに軽く雪、登山口から少し入ったところのカタクリ群生地は花どころか葉っぱもわずか、それも出たばかり。武蔵五日市の小峰公園では先週満開だった(しかも遅め)。山に来ていることに気づく。
向かう先は笹尾根、しかも尾根に対して90度の角度で上がっていくので、ジグザグ道とそれなりの斜度の道が続く。
山肌に雪、カタクリまだ寝てる。つまりこの山にはまだ春は来ていない。植物がまだほとんどなく、つまらなさげな息子。しかたないから枯れた長いツルを引きずって登る。これをどうしても父としては誤ってふみつけてしまい、息子に「なんでふむの!」と怒られるそんなハイキングである。
11:35分出発12:30頃着のバスなので、車中ですでにオニギリを早弁していたが、ハイキングの途中でもおなかがすいてしまう。オニギリタイムを挟みながら登る。
大羽根山までのコースはとてもよく整備され、ヌタ場の説明や樹木の解説などがしっかりつけられている。おもしろく読みながら登る。
急な登りのところには回り道も用意されていることが多かった。息子は直登野郎なので回り道には手を出さない。硬派だ。
植物がないので遊びを自分で繰り出さねばならない息子は時々立ち止まる、だが温泉にゆっくり浸からせてあげたい(浸かりたい)父は「温泉入れなくなるよ」
と励ます、そんなことを繰り返して大羽根山山頂。よくがんばりました。大岳山・御前山からの連山がどーんと見えて、お見事。
なお最後のオニギリとあこがれの板チョコをいただいた息子が考える大羽根山の名前の由来は「おおむかし、恐竜どうしが戦って大きな羽根を落とした。そこからつけたのだろう」。
さて大羽根山頂をクリアして、あとは笹尾根を少し歩いて帰ろう。時間があるなら眺望に定評のある槇寄山にも寄りたいけど、大惨事(温泉を逃して息子がキレ妻もキレる)を繰り返すことはしない。
だがここからが想定外だった。雪!積もってる!コース上に!!
まさかの雪山である。気をつけろよ、と言うそばからコケておしりをベチャベチャにしてしまいキレる息子。とりあえずタオルはさんどけ。
しかし今度は父のターン。雪に隠れた直登っぽいコースでなく、真横に進もうとしてしまう。ヤマレコで調べたら見事にコースアウトである。息子に叱られるかと思ったが、このおかげで彼はヤママユを見つけており、むしろご満悦であった。
笹ヶ峠から、笹尾根に乗る。って、尾根のいちばん上ではなく少し下のナナメなところに道がつけてある。ふだんはいいけど、雪をかぶっているとすべる、転びたくない、なんでお前こんなとこで走るの、またコケるからやめて、ってなんでコケないの早いよ追いつこうとしたらすべって足くじきそうになったよ。
仲の平分岐の付近は眺めがよく、権現山付近の山々を見渡すことができた。
ここからは温泉に向かって下り。落ち葉が積もっているところもあったけれど、だいたいはよく整備されていた。落ちそうな恐い橋があったけど、、、
そうして16:00ごろ、山を出て仲の平バス停付近に。しっかりと温泉タイムをとることができた。
植物も昆虫もまだ少ない、まだ冬の山。でもさっと登ってさっと下りられて、よいコースでした。追い抜かれることもすれ違うこともない、まったくいちども人の姿を見かけず、息子は「これはさすがにさみしいよ」と訴えていたけれど、マイナーなのかな、時期が悪いのかな。
帰りのバスで飲ませる分の酔い止めトローチを忘れてきてしまい、仕方ないから普通の飴を舐めてもらったところそれなりに効いたらしく、終点まであと10分程度のところで眠りに落ちた息子。最後の客になるまで待ち、うしろのドアを開けてもらってかついで移動、やっとJR線にのせたところ目を覚ます息子。でも今日もよく頑張ったよ。
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