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Yamareco

記録ID: 1795122
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

悪天候の西穂高岳

2019年04月13日(土) ~ 2019年04月14日(日)
 - 拍手
kamonohashi_02 その他8人
GPS
12:15
距離
10.6km
登り
1,898m
下り
867m
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
立川〜小渕沢
松本〜立川(スーパーあずさ)
視界が悪い
2019年04月14日 06:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
4/14 6:19
視界が悪い
ピラミッドピークをすぎてようやく晴れ間が
2019年04月14日 07:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
4/14 7:16
ピラミッドピークをすぎてようやく晴れ間が
登頂
2019年04月14日 07:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
4/14 7:41
登頂
写りなのか短足に見える
2019年04月14日 07:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
4/14 7:42
写りなのか短足に見える
一瞬青空が
2019年04月14日 07:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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4/14 7:49
一瞬青空が
2019年04月14日 07:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
4/14 7:58
2019年04月14日 07:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
4/14 7:59
2019年04月14日 08:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
4/14 8:48
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 サングラス ツェルト ストック カメラ ヘルメット

感想

前々回の赤岳で感じた恐怖が阿弥陀岳で最大傾斜を登っている際にも消えなかった。
むしろ前回よりも増していた。
原因はある程度分かっていた。
フロントポインティングでの加重が上手くできていないが為に不安定になり滑落するのではないかという恐怖。
但、どうすれば解決できるのかが分からなかった。
いつもお世話になっているガイドの方のホームページを見ていると西穂に一名募集があった。
1週間を切っていたのでダメ元で聞いてみると空きがあったのでOKとのこと。
天候が微妙であった為、阿弥陀北稜になるかもしれないという事だった。
当日両方行けるように小渕沢待ち合わせになった。

小渕沢でガイドの方にお会いすると天候はよくはないが、天候が悪くなる前にスピード重視で行くので西穂に行くことに。
初めて聞いたがKガイド夫妻、Tガイド、客が6人で3パーティーで行くことに。

西穂高口に到着すると、予想はできたがノーアイゼン西穂山荘まで行くことに。
歩きをチェックされていたが自分だけ何も言われず相手にされていないのかと思った。
後で山小屋で飲んでいる時に聞いたら、できていたから何も言わなかったとのこと。何も言われなかった事で寂しいやら嬉しいやら。

小屋に到着すると宴会タイム。
頭上に人口ホールがあったので指懸垂や、付随したトレーニングの話を山ほど聞けた。

翌朝4時起床5時出発。
夜中は風で小屋が揺れる程凄かった。

朝食のパンを食べた後、タバコを吸いに外に出ると強風で視界ゼロ。
個人では絶対行けない天気ではあるが、ある意味ラッキーであった。
独標までは厳冬期であれば凍傷になるほどの強風。
しかし独標を下降するとさっきまでの強風が嘘のように微風。
いくつの峰を過ぎて行くが雪のコンディションがいい為、前回来た時よりもこんなに簡単だったかな?という印象であった(ロープに繋がれているので安心感もあるが)
前回撤退したピラミッドピークの先に足を踏み入れる。
予報通りここで晴れ間の兆しが。
頂上直下でようやくフロントポインティングでの登りになる。
講習通り両足を肩幅に広げながら登る。
出発して2時間半ぐらいで頂上に到着。

ここで先ほどの登りで注意を受ける。
講習では分かりやすく両足を肩幅に広げていたが本番では1本のラインで登下降するといいと言われた。
そうする事で足が常に体の下にあるので一歩一歩が大きく動きが早く、体が安定することに。
自分が疑問に思っていたのは正しくここであった。
実際に下降しているとリズミカルに早くと言われた。
以前も早くと言われた時にはどうすればいいのか分からなかった。
但、今回は一緒のザイルに繋がれていたので細かく指摘された事で今まであった疑問が全て解決した。

下りの横向きに降りる時も講習は分かりやすく歩幅を大きくしたが、実際は歩幅を小さく、いかに体の下に足を入れるか。
これも一人で行った時に上手くできていなく疑問に思っていた事であった。
9時過ぎに西穂山荘に到着。

このコンデションであれば天候は別にして一人でも登頂できていたと思う。
今回登頂はオマケ程度でそれ以上に収穫があった。

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コメント

指懸垂
こんばんは

いろいろ、齟齬があるものですね。自分も何かあるのかもしれません。

フロントポイントのくだりは、いまだ怖いです。足場よく見えないし、ガクって足場が沈む瞬間が。。。

しかし、指懸垂、西穂でも展開しているのですね
スクワット習いました?先月号のヤマケイの特集にも掲載されていました。激しいものだったので、あれ載せるんだと思いました。

それはそうと、挿絵の似顔絵が優しい人な感じで、イメージが違いました。(笑)
2019/4/16 22:24
Re: 指懸垂
フロントポイントでの登下降が本当に怖くて雪山を止めようかと思ったくらいでした。
cajaroaさんにお会いした時、Tガイドの氷雪講習に参加したのですが、フロントポイントは肩幅に広げると言われました。
ただこの方法ですと、左右に重心を移動する動きが必要で、足を上げたり下げたりする一歩が小さくなるのでロスが多く動きも遅くなるとKガイドに言われました。

1本のラインで足を移動すると一歩の動きが大きく動きもスピーディーにできました。
下降する時も足場も良く見えましたし体の下に常に足があるので重心移動も必要ありませんでした。
言葉にすると難しいですが、スリーオクロックと変形の違いのような感じでした。
バリエーションのコースに何回か参加した上で思いましたが、赤岳の講習は西穂で完結するのではないかと思いました。
個人で登頂できたとしても西穂のガイドはお薦めです。
アイゼン講習に3回行きましたがフロントポインティングでの登下降に関して練習だけでは伝えきれてないと思いました。

指懸垂、本当は足を浮かせてやるのが正しかったんですね。
ただ最初はできないから片足を椅子等に乗せると言われました。
食堂でお酒を飲みながら人目もはばからず一緒にやっていたらMガイドに注意されましたw

タバタ式スクワットは2年前くらいに鉱泉で習ったのですがやはりしんどいですね。
前は20回でやっていたのですが、最近ようやく30回8セットでやるようにしています。
行きの車でヤマケイの話になったのですが、かなり削られたみたいです。
確かに挿絵の絵は違いますねw
飲んでいる時は面白い人なのですが、フル装備した時の迫力は恐ろしいですね。
もっとも人の命を預かっているのでしょうがないのでしょうが。

長くなってしまいましたが、今度車出しますので小川山などでご一緒できたらと思います。
2019/4/16 22:58
プロフィール画像
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