花瓶山(70/栃木百):カタクリとイワウチワワと山桜、半袖隊長、普通電車バス利用で日帰り完全ガイド版
- GPS
- 05:41
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 727m
- 下り
- 797m
コースタイム
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 5:41
累積標高(上り): 755m /累積標高(下り): 824m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
★EK度数:35.12=23.45+(755÷100)+(824÷100÷2)
→→→判定「●EK32〜40未満 日帰りとしてはきつい」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考ガイド】なし
分県登山ガイド(山と渓谷社):栃木県の山・茨城県の山のいずれにも非掲載
【参考レコ】2018年12月15日(土)poohtaさん
花瓶山〜八溝山(須佐木郵便局前BS〜常陸大子駅)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1678112.html
【参考記事】2016年4月8日下野新聞
http://kitakan-navi.jp/archives/8288
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【復路】田沢BS16511739那須塩原駅(東口)17501836宇都宮駅18411944大宮駅19472017新宿駅20232028代々木上原駅20322039地元駅 ◇ 大田原市営バス雲巌寺線(一律200円…現金のみ) ◆雲巌寺線 (那須塩原駅東口〜黒羽〜雲巌寺前)時刻表 http://www.city.ohtawara.tochigi.jp/docs/2019031300025/files/7-8.pdf ◇◆大田原市デマンドバス(一律500円…現金のみ) http://www.city.ohtawara.tochigi.jp/docs/2018022100040/ 照会先:大田原市生活環境課(0287-23-8832) 予約先:山和タクシー(0287-26-1717) ◇:JR区間は「北海道&東日本パス(普通列車限定)10,850円/連続7日間有効」を利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況【】 ●歩行距離23.3kmと長いが、うつぼ沢出合駐車場から周回するだけだとたったの約9kmです。 ●また、花瓶山登山道入口から花瓶山を周回し須佐木郵便局前バス停まで戻れるのであれば約17kmです。 ●花瓶山・向山とも山頂近くにお助けロープ設置箇所はありますが、特に危険箇所はなく、要所要所に道標が設置されています。 ●明神トンネルには広い歩道が付いており、そもそも交通量も少ないことから、トンネル内歩きに問題はありません。 ●カタクリは大倉尾根(花瓶山〜向山)で、イワウチワはうつぼ沢〜向山の間で多く見られます。 ●イワウチワを見て歩くには、うつぼ沢出合から向山まで登りで行く方がお勧めです(⇒今回とは逆コース)。 ●道路沿いの商店は須佐木郵便局前のヤマザキショップだけです。それを逃すと田町ロータリー近くのセブンイレブンまでありません。 ★水場:なし ★渡渉箇所:なし ★泥濘状況:なし ★積雪状況snow:なし ★蜘蛛の巣 :なし ☆半袖 タイム:終日 ★半袖 出会い指数:なし ☆半袖 驚かれ指数:井戸端会議をしていた農家のお母様方 ★入山者: ▲男性ソロお二人とすれ違う。そのうちのお一方はnetanishikunさんでした。 ⇒花瓶山をぶらぶらしながらイワウチワとカタクリを愛でる https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1795931.html |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:なし ★駐車場:登山道入口、うつぼ沢出合 ★トイレ:田町ロータリー(ウオシュレット)、登山道入口(但し簡易トイレ) ★携帯 :全て圏内 ★食料調達処:ローソン宇都宮駅西口店、セブンイレブン大田原黒羽田町店(田町ロータリーから徒歩1分) ★酒類調達処:NewDays那須塩原駅 ★お土産処:那須塩原駅お土産処 ★飲食店:寄らず ★温泉:寄らず ★宿泊施設:日帰り |
写真
感想
[登録:2019/4/26]
電車バスを利用してせっせと歩いてきた日帰り栃木百名山もようやく70近くになりました。
暑くなる前の春先に、せっせと低山に登っておこうと茨城県境南部にある雨巻山や高峰、鶏足山、高館山、芳賀富士を、季節運行バスなども利用して歩き終えました。
そして先だって、公共交通機関では無理かな?と思っていた県境中部の鷲子山にも、烏山市営バスを利用して行くことができました。
同じく県境中部にある鎌倉山や松倉山には未踏ですが、関ふれ道コースをアレンジすれば歩けるとの感触を得ています。
しかし県境北部に位置する花瓶山と萬蔵山は…地図を見ただけで遠い!
レコを見てもマイカー利用ばかり、それも一日に3座・4座・5座とハシゴするレコも多くて、拙者の山行スタイルにはまるで参考になりません。
しかし…見つけました!「萬蔵山の登山口に近いのは清水内バス停」と。
萬蔵山と花瓶山は直線距離にすると近いので「もしや?」と思って調べたら、あのロング派のPhootaさんが、デマンドバスを利用して花瓶山・八溝山を歩いていらっしゃいました(記録ID:1678112)。
従来のデマンドバスは域内住人しか利用できませんでしたが、昨年より市外からの来訪者・観光客なども利用できるようになったそうです。
「これだ!」と思いましたが、登山口に到着できる時刻と、なによりも彼我の脚力の差からして、真似をするには無理です。
そこで拙宅から最速での西那須野駅あるいは那須塩原駅への到着時刻を基に、大田原市役所(デマンドバス所管部署)に電話して相談しました。
すると那須塩原駅を9時20分に出る市営バスに乗り、田町ロータリー(バスターミナル)で10時30分に出るデマンドバスに乗換えれば、11時頃には登山道に最も近い「須賀川上組会館」に行けることが分かりました。
(注)実際には「花瓶山登山道入口」で降ろしてもらいました。
そもそも花瓶山は692mの低山ですし、よく踏まれた登山道が続き、特に困難・危険箇所がある山ではないので、遅くとも那須塩原駅へ戻る(須佐木郵便局前からの)終バスには間に合いそうです。
さらにはその終バスを逃しても、もう少し先の黒羽高校BS発のバスが19時台にあるので、最後の最後はなんとかなりそうです。
そして前日にデマンドバスを予約し、ほぼ計画通りの行程で、花瓶山・向山ではカタクリ・イワウチワを鑑賞し、里では山桜を愛でながらせっせと道路を歩きました。
花瓶山への林道に入る前に出会った農家の主婦4人衆との会話は楽しかったです。
「どこから?」「歳は?」「どうやって来た?」…と質問攻めの5分。
下山後にはその中のお一人とバッタリ再開。
その方がとても素敵な方だったので、つい、20分も話し込んでしまい、バスに間に合わないのではないか…と心配になりました。
なお先週来ればトン汁があったのに…と。
どうも4月7日に花瓶山の会主催のお花見ハイキングが催されたようでした。
記念写真を一緒に撮れなかったのが返す返すも残念です<゜)))彡
【デマンドバスの予約】
●山和タクシー(0287-26-1717)に電話する
●初めての利用の場合は、まず、会員登録する
(⇒名前・住所・電話番号等を聞かれるので答えるだけです)
●乗車場所(⇒田町ロータリー)と時刻(毎時30分発)と行き先(⇒須賀川上組会館)を知らせる
●当日、田町ロータリーから乗車し、下車時に現金で500円を支払う
以上の簡単な内容です。
また、道路歩きが嫌いな方は、花瓶山から下山後に花瓶山登山道入口まで戻り、予約しておいたデマンドバスで田町ロータリーに戻ることもできます。運行1時間前まで予約できるので、非常に利便性は高いと思います。
デマンドバスの仕組み自体は大田原市役所生活環境課(0287-23-8832)に電話してお尋ねください。
因みに当日の運転手さんに「デマンドバスを使うハイカーはいるのか?」とお聞きしたら「たま〜〜〜〜〜にいる」のだそうです…と言うか、ほとんどいないみたい
なお、今回のJR区間は「北海道&東日本パス(普通列車限定)10,850円/連続7日間有効」を利用しました。
「新宿〜那須塩原」間の運賃は、片道2,592円(往復5,184円)も掛かるので、(新幹線を利用される方は別ですが)青春18きっぷや東日本パスなどを利用されるとお得です。
本日登った主な山
★花瓶山(はなかめさん)692m:栃木百名山…70座目
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
コメント
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隊長殿
大変参考になるレコで興味深く拝見しました
流石は交通機関利用のマスターハイカーですね
ところで下山後ですが常陸大子駅に歩くのは無謀でしょうか?
1ナノでも可能なら、ツイさんを巻き添えにしてチャレンジしたいと思っています
花瓶山は電車バスではダメか…と半ば諦めていただけに、デマンドバス利用で行けるようになったと分かり万歳三唱でした。
そのきっかけとなったのがPhootaさんレコですが、花瓶山から八溝山へと北上し、最後は常陸大子駅に辿り着いていらっしゃいます。
Phhotaさんの脚力は相当なものなので、あまり真似はしない方がいいですが、デマンドバスを(恐らく)8時30分に乗られています。
拙者は10時30分便しか無理でしたが、Phootaさんも青春18利用ですから、例えば上野駅でマンキツを満喫するなどして早い時間帯に西那須野あるいは那須塩原に着くのであれば、同様の行程も、お二人であれば可能かと思います。
また尾根道にはこだわらず、シャドウハイキングでもよいのであれば、県道205号線を大子駅方面へ向かうだけです。
実は翌日、萬蔵山から下山後、西那須野駅まで道路をひたすら歩いて18時過ぎに到着しました。
大子駅まで歩くのはこれと似たようなことなので、十分に可能だと思いますよ。
追伸
下山後に再び出会った井戸端会議のご婦人、茨城県から栃木県に嫁いで来られたそうですが、よく(クルマの免許がないので)歩いて実家に逃げ帰ったそうです。
その方、朝の会話の中では「下山後に大子の方に行かないのか?」と尋ねてきたぐらいなので、そんなに遠い距離感ではなさそうですね。
隊長
yamabeeryuさん、おはようございます。
花瓶山?全く知りませんでしたが、地図で見ると八溝山系の一峰なのですね。
山道ではカタクリ、イワウチワの 群落、里に下りては桜が満開と春の花満喫!オー、”「春の海」というよりプチ花の海巡りじゃん !」と感心も高まりますが・・・・、歩程はとても「のたり」って感じじゃないですね 。小生だとあせあせ歩いても完歩できそうもありません ので、行く場合も駐車場 から周回ですね。
なお、文系教養希薄な小生ですが、「・・・・のたりのたり・・・・」ってフレーズはなんか聞いたことがあるかも 。と思ってググったら、蕪村の有名な句でしたか(←そういえば教科書に出ていたのかも)。
「のたり」というと「松太郎」しか浮かばないアニオタodaxでした
花瓶山…拙者も栃木百でなければ知りませんでした。
いや、栃木百であっても、メジャーな日光、那須とは異なり、リスト上で名前を見ても素通りしていました。
栃木・茨城県境の山の盟主は八溝山と同じく、春先に咲く花の時季が人気。
夏になるとさすがに暑くて登る者が絶えてしまうようです。
もっとも今の時季でも登山者・ハイカーは少なく、長閑な道を歩いていると、NHKの連ドラ「ひよっこ」の舞台を歩いているような錯覚に陥ります。
もっとも「ひよっこ」の舞台は、奥茨城村(実際のロケ地は高萩市や大子町)ですけどね。
この翌日に花瓶山近くの萬蔵山に行ったのですが、連日の舗装路歩きに足(膝)の潤滑油が切れ掛け、せっしゃも「のたりのたり」となってしまいました
隊長
yamabeeryuさん、おはようございます
バスで花瓶山ですか
リサーチ力すごいです
カタクリ、イワウチワ咲いていて、いい時期ですね
毎年行こうと思い続けてますが、今年もいけず
来年こそは、と思ってます
でも、バスでなくて車かなぁ。
材木トラックのすれ違い気になりますが
「HOME > 山のデータ > 山の地名 > ●▲山」
をクリックすると最新10レコが出て来ますね。
その中には電車バスで行ったレコはなかったのですが、しつこくそれより以前のレコを見ていたらPhootaさんの名前を見つけました。
すると期待通りに…デマンドバスを使うのか …って感じです。
このデマンドバスも、市外からの訪問者に解禁されたのは最近ですから、今までは「アクセスだけは超難関の低山」だったわけです。
駐車場は2ヶ所ありまして、一つは16 (うつぼ沢出合い)ですが、ここまで来るにはトラックとのすれ違いを覚悟する必要があります。
もう一つは13 の赤い屋根の少し先に、20台は可能な広い駐車場(簡易トイレあり)があります。
ここだと歩行距離は長く(片道2km弱)なりますが、トラックとのすれ違いを心配することはないし、満車で戻る心配もありません。
4月初旬(今年は4月7日)の日曜を狙って行けば無料トン汁にあり付けるかも。
拙者が長話した美人お母さんは、山に登らずトン汁作り担当だと言ってましたよ
https://www.facebook.com/pg/花瓶山の会-178161079330027/photos/?ref=page_internal
隊長
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