霧と雨の八ヶ岳(テント泊)
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- GPS
- 42:50
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,565m
- 下り
- 1,566m
コースタイム
8/8 11:20行者小屋発-12:40-13:30赤岳-14:50-15:10阿弥陀岳-16:30行者小屋(テント泊)
8/9 6:10行者小屋-8:20美濃戸口
天候 | 8/7 曇り時々晴れ 8/8 霧、時々雨 8/9 霧、小雨 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
船
帰り;美濃戸口ー(タクシー)-茅野(JR)-松本ー(JR)-新居浜 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雨模様だったが、登山道には特に危険な個所はなかった。 |
写真
感想
【山行No188】
※ 山の会の仲間と、テント泊で八ヶ岳に向かう計画を立てた。
この夏は天候不順で、なかなか夏らしい天気にならないが、とりあえず行ってみよう。
(この年;1993年は例年にない冷夏で、米が不作となり、タイ米を輸入する騒ぎとなるほどの異常気象だった)
今回は、愛媛(新居浜)から8人の参加に加え、会社のつくば地区から3名、合計11名の大人数となった。
8月7日(土)
・新居浜組は、前夜(8月6日)新居浜発のフェリーにて出発。
翌朝、大阪に着き、JRにて名古屋経由、茅野に向かう。
11:30-12:30 茅野
・ちょうど昼時なので駅前で昼食とした。ここでつくば組と合流。
そのあと登山口まではタクシーを使用。タクシー代は、4200円と以外と安かった。
13:10-30 美濃戸口
・さっそく重いザックを背負って出発する。
天気は割と良く、時々青空も見える。結構暑い。
14:30-40 美濃戸
・ここから登山道になると、重荷が肩に堪え、全員ペースが上がらなくなってきた。
30分に5分のペースで休み休み進むが、蒸し暑さも加わって、足取りは重い。
17:50 行者小屋前着
・予想では16時半には到着のつもりが、1時間以上遅く、ようやくテント場に到着。
・行者小屋前のテント場は、すでにテントが10張りほどある。こちらも夕暮れが迫っているので、あわただしくテントを張る。
愛媛組が6人用と3人用のテント2張り、つくば組が3人用テント1張りの、合計3張を張る。
・テントを張った後は、あわただしく夕食の準備をする。
夕食は、食事係に指図を任せ、麻婆豆腐の夕食。おかずがちょっと物足りないデスガ...
8月8日(日)
・夜中にテントをたたく雨音がしていたが、朝起きると、周りは霧に包まれ、
あまり良い状況ではない。
とりあえずしばらく様子を見ようということになって、朝食後はテントの中でゴロゴロする。
・AM8時過ぎに、少し霧が晴れてきた感じになったので、赤岳へ向けて出発。
しかし、出発していくらも経たないうちに、雨が降り出してきた。
愛媛組のうち、Fさんは特に調子が悪いようで元気がなく、
他のメンバーも、先に進む元気も出ないので、いったん引き返すことにした。
その後もテント内で無為に過ごしてしまう。
11:20 行者小屋 再出発
・相変わらず天気はパッとしないが、せっかく四国からはるばる来たのだから、
ということで、有志だけで登ることにした。結局5名が行くことになった。
・行者小屋から最短コースの文三郎道を直登する。
霧雨の中、カッパを着ながら、急登の道を進むので、結構疲れる。
12:00 稜線分岐
・ここから先、赤岳への道は、少し花が咲いていて、慰められる。
イワギキョウ、ダイコンソウ、イワツメクサ、シャクナゲなどが眺められた。
12:40-13:20 赤岳山頂
・ようやく登頂できた。
しかし、周りは深い霧に覆われて視界はゼロ。
山頂の岩場に陣取って昼食とする。みなのザックの中からは、食べきれないほどいろんな食材が出てきて、結構豪華な昼食となった。
・赤岳から、次には阿弥陀岳を目指す。
赤岳を下りかけると、ようやく、霧が晴れてきて少し視界が出てきた。
どんよりした中層の雲の合間から、蓼科山や遠くに北アルプスの山影が見えた。
・中岳付近には、コマクサが結構咲いていた。ひょっとしたら人工で植えてあるのかも?
14:50-15:20 阿弥陀岳山頂
・本日2個めの山頂到着。再び周りは霧が多くなり、残念ながら視界はゼロ。
・中岳との間のコルから、沢沿いに下る道は、以外と花が多かった。
クルマユリ、フウロソウ、コウゾリナ、カライトソウ、ミネウスユキソウ(?)、ミヤマキンポウゲ、
ゴゼンタチバナ、エゾシオガマなどが見られ、ようやく夏山らしい風景を見た感じだ。
16:30 行者小屋前 着
・天気はイマイチだったが、とりあえず山頂を2つ制覇して、ちょっとは充実した感じではある。
・さっそく登頂メンバーのみ、缶ビールにて祝杯を上げる。
・夕食は、前日と同じ食事担当にお任せする。今日はシーチキン丼。
夕方にはテント場から少し視界があり、遠くに北アルプスの槍穂連山が見えた。
8月9日(月)
・今日ぐらい晴れ間が出ないかな?と期待していたが、
残念ながら朝起きると、昨日にまして霧が深い。
・しかたがないので、今日は早々に撤収して下山することにした。
6:30 行者小屋前 発
・小雨がパラパラ降る中を、黙々と下る。テントが雨を吸って重たくなっている。
8:30-40 美濃戸
・ひょっとしてここでタクシーが予約できないか?と期待していたが、ここまではこれないようで、さらに歩く。
9:20-30 美濃戸口
・ようやく雨の多い登山が終了。
あまり充実感の少ない登山だったな、というのが正直な感想。
・この日の午後は、上諏訪の駅内の温泉に浸かって汗を流し、
そのあとは、せっかくだからということで松本まで行き、街を見物。
・15時ころの松本発の電車で帰路に着き、新居浜に着いたのは22時ころ。
四国は早くも、台風の接近で次の雨が降り出していた。
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