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Yamareco

記録ID: 1800600
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
剱・立山

春の気配の雄山

2019年04月18日(木) [日帰り]
 - 拍手
Tad その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:56
距離
5.5km
登り
639m
下り
641m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:56
休憩
0:59
合計
4:55
10:06
9
10:15
10:16
70
11:26
11:37
66
12:43
13:17
30
13:47
13:59
52
14:51
14:52
9
15:01
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢に車を止めて、「立山黒部アルペンルート」で室堂へ
コース状況/
危険箇所等
一の越から頂上までは勾配も急な雪と岩の斜面。
凍結時のスリップ、雪崩などの可能性を十分吟味のこと。
室堂を出発
2019年04月18日 10:07撮影 by  X-T2, FUJIFILM
4/18 10:07
室堂を出発
浄土山の麓をトラバース
2019年04月18日 10:30撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
4/18 10:30
浄土山の麓をトラバース
一の越からは北アルプスの展望
2019年04月18日 11:25撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
4/18 11:25
一の越からは北アルプスの展望
一の越から少し登ると龍王岳が見えてくる
2019年04月18日 11:53撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
4/18 11:53
一の越から少し登ると龍王岳が見えてくる
雄山下部の岩と雪混じりの部分
2019年04月18日 12:03撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
4/18 12:03
雄山下部の岩と雪混じりの部分
30分ほどで頂上の建物が見えてくるが、まだ30分以上かかる
2019年04月18日 12:09撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
4/18 12:09
30分ほどで頂上の建物が見えてくるが、まだ30分以上かかる
頂上標識のある場所から薬師岳、五色ヶ原など
遠方に白山も見える
2019年04月18日 12:44撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
4/18 12:44
頂上標識のある場所から薬師岳、五色ヶ原など
遠方に白山も見える
最高点の社へ
2019年04月18日 12:51撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
4/18 12:51
最高点の社へ
室堂、大日岳を見下ろす
2019年04月18日 13:06撮影 by  X-T2, FUJIFILM
4
4/18 13:06
室堂、大日岳を見下ろす
真砂岳、別山の奥に剱岳
2019年04月18日 13:07撮影 by  X-T2, FUJIFILM
4
4/18 13:07
真砂岳、別山の奥に剱岳
約100km先の白山も見える
2019年04月18日 13:14撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
4/18 13:14
約100km先の白山も見える
針ノ木岳、蓮華岳方面
2019年04月18日 13:18撮影 by  X-T2, FUJIFILM
3
4/18 13:18
針ノ木岳、蓮華岳方面
五竜、鹿島槍、爺ヶ岳方面
2019年04月18日 13:18撮影 by  X-T2, FUJIFILM
3
4/18 13:18
五竜、鹿島槍、爺ヶ岳方面
再び室堂と大日岳
2019年04月18日 13:23撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
4/18 13:23
再び室堂と大日岳
さあ、下山
2019年04月18日 13:34撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
4/18 13:34
さあ、下山
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 雨具 ネックウォーマー 毛帽子 サブザック アイゼン ピッケル ビーコン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール ヘルメット

感想

Kさんとアルペンルートが開通して4日目の立山へ。

葛温泉に前泊して朝6時半頃に扇沢へ。7時半始発の電気バスで扇沢を出発して9時前には室堂に到着。
外へ出てみると予想外に陽射しが強く、気温も高い。これに合わせて装備を調節し、不要の荷物をロッカーに預けて10時過ぎに室堂を出発する。

前日に新雪が下りたようだが、既に十分な踏み跡が着いていて歩くことに問題はない。しかし、カンカン照りの暑さは想像以上にきつく、室堂山荘までの平坦な雪上を歩くだけで汗が滲み出てくるので、上着を早速脱ぐ。
室堂山荘から先は暫く浄土山の斜面をトラバースした後、一の越への登りになる。暑さによる疲れもあってこの登りは意外にきつく、途中で何回か休みながら登り切る。

一の越でひと息ついて目の前に広がる景色を眺めると、昨年来た時よりも視程が良く、雪を載せた槍穂や表銀座、裏銀座の山々が延々と続いているのが手に取るように見える。雄大な景色を見回しながら、行動食を少し腹に入れて15分程休む。

何人かの登山者が雄山への尾根に取り付いたのを見て腰を上げ、今までとは異なる急傾斜の斜面を登り始める。
昨年よりは斜面の雪の付きが良いのか、昨年苦労した場所も比較的楽にクリアでき、疲労を除けば順調に高度を上げる。途中の祠のある場所で一度大休憩を取り、再び慎重に登って、一の越から1時間余りで頂上に到着。

頂上には20名近くの登山者がいて、グループ毎に写真を撮り合ったり、食事をしたりしている。ここからは一の越からの数倍の範囲を見渡すことができて、飽きることなく写真を撮る。やや霞んでいるが、槍穂より距離の遠い白山もその形を確認することができ、素晴らしい景色に囲まれている。
眼下を見下ろすと、黒部湖側や室堂側へスキーのシュプールが何本も描かれており、スキー靴で頂上まで登って来たグループもあって少し驚く。

撮影に夢中になっていて気がつくと、僅か数分の間に他の登山者は下りて行き、頂上には我々しかいない。
慌てて下山を開始し、面倒な岩稜の間のルートを慎重にクリアしながら約30分で一の越に戻る。登りと同様に、ここで10分余り休憩してから再び室堂へ向かって下りる。

暑さによる疲労のダメージは予想外に大きく、下りなのに時々止まって息をつく。室堂山荘までのトラバースの道が長くて辛い。結局、一の越から1時間かかって室堂に戻る。

沢山の観光客の雑踏の中でアイゼンを外し、初めてホッとする。思わぬ暑さで体力を消耗したが、頂上からの広大な展望を楽しめて感動的な山行だった。




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