【秩父・大田たんぼを眼下に見る】 破風山 〜 大前山 〜 小峰山

2007年04月30日(月) [日帰り]

• GPS: 04:45
• 距離: 5.5km
• 登り: 555m
• 下り: 549m

コースタイム

◎[往路] 野巻登山口(10:20) → 札立峠(10:43=10:52) →如金さま(11:12) → 大前山(11:41)
→ 天狗山(11:56=12:05) → 小峰山(12:37)

◎[復路] 小峰山(12:43) → 天狗山(13:07=13:21) → 大前山(13:35-13:40) → 如金さま(13:56)
→ 札立峠(14:10) → 破風山(14:23=14:42) → 野巻登山口(15:05)　

　　　　　　　　　　　　-- ☆★ 所要時間:4時間45分 ★☆ -

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　国道140号線を秩父方面へ行きます。
荒川の支流・赤平川左岸に平行して走る 県道37号線を行き、皆野町・野巻地内で右折します。

　右折して すぐ左側に「皆野・椋神社」があります。
　神社境内には 古いケヤキとカヤが並び、カヤには 藤が巻き付いていました。

　道の途中で 左側に、秩父最大の”美田"「大田たんぼ」がよく見えます。
　さらに奥へ進み、破風山の南側へ進みます。
　破風山へ行く尾根の脇に 車を止めて出発です。
　(注:駐車場ではなく路肩なので、数台しか止められません)

コース状況／危険箇所等

　歩き始めてすぐ 道ばたに「馬頭尊」がありました。 「文政三年六月十八日」と記されています。
　破風山分岐から、先に札立峠への巻き道を行きました。

　「札立峠」は、関東ふれあいの道になっており、33番観音堂〜34番水潜寺への巡礼道です。
　「如金さま」手前の石碑には、富士山浅間大神があります。(明治二十六年五月十七日)
　「小峰山」へは、　やや暗い杉林の中を南へ下ります。そして巻き道を行って
南稜線から適当に登ります。

写真

4/30 9:23

皆野椋神社

10/19 6:37

大田たんぼを見る

4/30 10:39

馬頭尊　
文政三年六月十八日

4/30 10:52

札立峠

4/30 11:18

如金さま手前の石標

4/30 11:23

如金さま

4/30 11:26

4/30 11:33

スリルある尾根道

4/30 11:44

ミツバツツジ

4/30 11:50

大前山山頂 653m

4/30 12:05

天狗山の「祠」

4/30 12:48

小峰山四等三角点
629.2m

10/17 19:00

破風山より「大田たんぼ」
を見る

10/12 6:55

破風山より、建設中の
皆野バイパス橋脚を見る

4/30 14:35

破風山山頂 626.5m

4/30 14:51

破風山の下山路より

撮影機器：

FinePix6900Z FUJIFILM

感想

fuya0123

◎ 群馬県との県境にある「林道・西秩父線」をいつも通っているが、まだ登っていない「山・峠」が幾つかある。
　昨日(4/29)に引き続き、西秩父の山行き・第2弾に出発しました。

　昨日より空がやや薄くなったものの、好天に恵まれ、眼下には秩父地方最大で 約100haの耕地がある
"平成条里"の「大田たんぼ」や、秩父市街地、皆野町それに 遠く"奥秩父連峰"が見渡せる
新緑が眩しい快適な山行きであった。
　特に、如金さま〜大前山にかけてのミニ鎖場や痩せ尾根は、南面の眺望とともに素晴らしかった。
　岩壁に咲く、ミツバツツジ、ヤシオツツジが最高でした!!。

◎ 「椋神社」付近から、武甲山方面を見ていると、畑仕事の老人に声を掛けられ、その方の家の縁側で
武甲山の古い写真や、板に画かれた絵図を見せて貰いました。

　-- 考 察 --
　秩父市の「大田地区」は、赤平川の対岸・右岸に拡がる水田地帯です。
　この「秩父・大田たんぼ」は、古くは8世紀初頭前後、この地に条里が施行された「大田条里遺跡」でした。
　したがって「地区のほ場整備計画」に於いては、道路・水路の南北方向や耕区の長辺などを
この条里制を最大限尊重して 計画・施行されたものです。
　 1988(昭和63)年10月、秩父地方に於ける最大の"ほ場整備事業"が スタート、約10年の歳月を掛けて
1,999(平成11)年に 立派に完成を見たものです。

　現在 約100haの耕地では、地元の農家が素晴らしい営農を展開し、秩父地方最大の "生産緑地"となっており、
"稲穂や蕎麦畑" 越しに見る「破風山」は、絵になります。