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Yamareco

記録ID: 181146
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

平標山・仙ノ倉山

2012年04月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:08
距離
12.4km
登り
1,263m
下り
1,262m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

9:09登山口 -6:35ヤカイ沢出合 -9:42主稜線 -10:14平標山10:41 -11:36仙ノ倉山12:01 -12:50平標山13:00 -14:10松手山 -15:16登山口

累積登り標高差1350m 歩行距離13km 歩行時間8時間5分 歩数16800歩
天候 快晴(稜線は午前中霧)
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
平標山登山口の駐車場はまだ狭く10台がやっとの状況
コース状況/
危険箇所等
ヤカイ沢から支尾根に抜けるルートはこの時期平標山登山のメインルートとなっているらしくトレースばっちりで快適に登れます。
主稜線はクラストしてアイゼンが効いてこちらも快適です。
松手山ルートはトレースがなくて部分的に雪が深く落とし穴も多いので登りは苦労しそうです。
登山口から除雪された車道はわずかでその先は雪の斜面と化しています
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登山口から除雪された車道はわずかでその先は雪の斜面と化しています
ヤカイ沢から先の林道にトレースはなく、先行トレースに導かれて沢に入っていきます。私の前を歩いていた2人は、すぐに右の鉄塔のある尾根を目指して登っていってしまいました。私はそのままトレースを辿ります
ヤカイ沢から先の林道にトレースはなく、先行トレースに導かれて沢に入っていきます。私の前を歩いていた2人は、すぐに右の鉄塔のある尾根を目指して登っていってしまいました。私はそのままトレースを辿ります
松手山付近の雪庇がすごいです
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松手山付近の雪庇がすごいです
スノーシューとスキーのトレースはどこを目指してるんだろう・・・。今回は成り行き任せとなってしまいました
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スノーシューとスキーのトレースはどこを目指してるんだろう・・・。今回は成り行き任せとなってしまいました
平標山頂上付近はガスってます
平標山頂上付近はガスってます
トレースは支尾根から派生している尾根を回り込むように稜線に向かってました。所々に大きな木がオブジェとなってます
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トレースは支尾根から派生している尾根を回り込むように稜線に向かってました。所々に大きな木がオブジェとなってます
だいぶ標高が上がってきました
だいぶ標高が上がってきました
風当りの強いところにはシュカプラが。上部は雪が締まって快適です
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風当りの強いところにはシュカプラが。上部は雪が締まって快適です
支尾根に出ました。クラストした斜面となってますが、所々落とし穴が・・・。
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支尾根に出ました。クラストした斜面となってますが、所々落とし穴が・・・。
後続の人もヤカイ沢経由で登ってきます
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後続の人もヤカイ沢経由で登ってきます
私はパワーダウンしていたので先に行ってもらいました
私はパワーダウンしていたので先に行ってもらいました
頂上付近はまだガスってます
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頂上付近はまだガスってます
先ほどの登山者に話しかけられ、実は知り合いだったと気づく。mb923さん。そんなわけでご一緒することに
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先ほどの登山者に話しかけられ、実は知り合いだったと気づく。mb923さん。そんなわけでご一緒することに
主稜線に出ると仙ノ倉が雄大な姿を現す。すでにこの時点の標高は1850mなので頂上まで近い
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主稜線に出ると仙ノ倉が雄大な姿を現す。すでにこの時点の標高は1850mなので頂上まで近い
その頂上に向けての登り
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その頂上に向けての登り
平標山頂上に立つタイミングで霧が晴れた。風が強いのか雪はほとんどない
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平標山頂上に立つタイミングで霧が晴れた。風が強いのか雪はほとんどない
エビの尻尾がいい感じ
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エビの尻尾がいい感じ
仙ノ倉にかかる霧もそろそろ晴れそう
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仙ノ倉にかかる霧もそろそろ晴れそう
上州側の山々に比べ越後の山々の雪景色が素晴らしいです
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上州側の山々に比べ越後の山々の雪景色が素晴らしいです
天気予報通りの天気の変化が目に見えて分かります。越後の山々にかかる霧もそろそろ上がりそう・・・
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天気予報通りの天気の変化が目に見えて分かります。越後の山々にかかる霧もそろそろ上がりそう・・・
「仙ノ倉まで行きましょう!」と誘われ重い腰を持ち上げる。「帰りの登り返しがなあ〜」
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「仙ノ倉まで行きましょう!」と誘われ重い腰を持ち上げる。「帰りの登り返しがなあ〜」
鞍部付近からの平標山です。
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鞍部付近からの平標山です。
シュカプラ
一つ目のピークから平標山方面を
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一つ目のピークから平標山方面を
まだ先が長いです
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まだ先が長いです
ようやく谷川岳に至る稜線が見えてきました
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ようやく谷川岳に至る稜線が見えてきました
もう少し・・・
仙ノ倉山到着!やっぱり来てよかった!
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仙ノ倉山到着!やっぱり来てよかった!
谷川岳まで行ってみたい・・・
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谷川岳まで行ってみたい・・・
こちらは苗場山方面
こちらは苗場山方面
浅間山よく目立ちます
浅間山よく目立ちます
毛渡乗越まで落ち込んでます
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毛渡乗越まで落ち込んでます
谷川岳から茂倉岳の稜線が見えますが、いまいち迫力不足のような
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谷川岳から茂倉岳の稜線が見えますが、いまいち迫力不足のような
一ノ倉岳と茂倉岳周辺。中央右奥のとんがった山は何だろう・・・ということで結局分かりませんでしたが、カシバードやってみたら景鶴山でした。
一ノ倉岳と茂倉岳周辺。中央右奥のとんがった山は何だろう・・・ということで結局分かりませんでしたが、カシバードやってみたら景鶴山でした。
広角で。遠景は赤城山
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広角で。遠景は赤城山
これも広角で谷川岳までの稜線
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これも広角で谷川岳までの稜線
越後の山々も晴れ渡ってきました。奥に見えるのは越後駒じゃないんかと
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越後の山々も晴れ渡ってきました。奥に見えるのは越後駒じゃないんかと
遠く北アルプスまで見えてます。白馬岳付近です
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遠く北アルプスまで見えてます。白馬岳付近です
「おおっ!後続の登山者が・・・」と思ったら山スキーの人でした。毛渡沢を滑走するらしいです
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「おおっ!後続の登山者が・・・」と思ったら山スキーの人でした。毛渡沢を滑走するらしいです
斜面全体が凍っていて輝いて見えます
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斜面全体が凍っていて輝いて見えます
その上を空中散歩のように歩いていきます
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その上を空中散歩のように歩いていきます
仙ノ倉山周辺は風さえなければホントいいところです
仙ノ倉山周辺は風さえなければホントいいところです
こちらは西ゼンのシュプール。おそらく15人以上滑って降りたんじゃないかと
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こちらは西ゼンのシュプール。おそらく15人以上滑って降りたんじゃないかと
下りは相談して松手山からにしました
下りは相談して松手山からにしました
平標山と仙ノ倉山が真っ白で綺麗です
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平標山と仙ノ倉山が真っ白で綺麗です
広角でもう一枚
少し下ってから平標山。ここまでスノーシューのトレースがあったので下まで・・・と思ってたら日白山方面に向かっていたようで、松手山方面にトレースはありませんでした
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少し下ってから平標山。ここまでスノーシューのトレースがあったので下まで・・・と思ってたら日白山方面に向かっていたようで、松手山方面にトレースはありませんでした
松手山の大雪庇帯。急斜面の木段は部分的に露出していて、これが逆に厄介でつまづく原因となってしまいました。
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松手山の大雪庇帯。急斜面の木段は部分的に露出していて、これが逆に厄介でつまづく原因となってしまいました。
松手山雪庇帯の通過は部分的にヒザまでのラッセルで疲れた身体にはきついところでした
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松手山雪庇帯の通過は部分的にヒザまでのラッセルで疲れた身体にはきついところでした
巨大な雪庇

感想

積雪期の平標山は登ったことがなかったのでヤマレコやネットが頼りでした。私の調べた限りにおいて冬ルートは平標小屋に登る夏道から尾根に向けて登ってそのまま尾根を小屋の上方に抜けるものでした。
当日、しかし、トレースはヤカイ沢上流に向かってました。私はその時林道を外れていることに途中まで気づかなかったのですが、後ほど林道の先にトレースがなかったと知りました。
ヤカイ沢に向かっていると気づいた時、付近に2人組の登山者がいたのでその辺のことを伺うと、冬は山スキーの人たちはヤカイ沢から、登山者は尾根を登っていくような話をされてたような。で、その人たちは右手の鉄塔のある尾根目指して登って行ってしまいました。
「どうしようか・・・」しばらく迷った挙句にスノーシューのトレースを辿ってヤカイ沢に入っていくことにしました。「行けるところまで行ってみよう!」
先行のトレースがどこまで続いているのか不安でしたがどっちにしても頂上を目指していることに変わりはないでしょうし、それに雪面も快適そうなので・・・。
そして、どんどん奥へ入って、斜面がきつくなるところで、トレースが、支尾根から派生している小尾根を回り込むように上へ向かっているのを確認し「これで大丈夫だ!」と安心しました。スマホのGPSアプリで現在置だけは確認しながら登っていたので、「こんな感じで登っていけば大丈夫だろう」というコ
ースを自分なりに描いていてトレースもそんな感じで支尾根に向かっていたからです。
結局、雪面も快適で特に問題もなく支尾根に到着しそのまま主稜線に達することができたわけです。後に後続の登山者に話を聞くことができましたが、皆さん私と同じように考え同じような行動をとったみたいです。鉄塔に登った登山者はその後見てませんので、樹林帯で苦戦したのかもしれません。

平標山や仙ノ倉山は登山者より山スキーが多いみたいですね。この日も80%は山スキー目的だったと思います。仙ノ倉山も登山者は私たちだけで、あとは山スキーが2人(あとから向かった人がいたかもしれませんが)です。確かに越後側の真っ白な雪面は魅力的だと思いました。(私には恐くて滑る気にもなりませんが・・・)

下りは松手山にしました。実は登路に松手山からを考えていて一応登山口まで行ったのですが登山口が雪に埋もれていてそれを見ただけで登る気が失せてしまったからです。(他の数人の登山者も同様のことを考えていたそうです)
下りならトレースがなくても大丈夫だろう、と、それに連れがいるので心強かったからです。
やはりトレースのないところは雪が深く下りといえども苦戦しました。特に松手山の雪庇帯の通過は体力を消耗しました。松手山からの下りも思ったより大変でした。午後になって温度が上がり雪が腐ってアイゼンがまったく効かなくなったためです。鉄塔まで下るとトレースがあってびっくりしました。相当苦戦したものと想像します。が、私たちはありがたく利用させてもらいました。

積雪期は夏のように登山道さえ外さなければ大丈夫、という甘い考えは通用しません。自分でルートを切り開いて登るくらいの意気込みが必要かもしれません。今回はそんな一例を自分なりに経験しました。またそういう意味でスマホのGPSアプリ想像以上に役に立ちそうにです。

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