平標山・仙ノ倉山
- GPS
- 09:08
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,263m
- 下り
- 1,262m
コースタイム
累積登り標高差1350m 歩行距離13km 歩行時間8時間5分 歩数16800歩
天候 | 快晴(稜線は午前中霧) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ヤカイ沢から支尾根に抜けるルートはこの時期平標山登山のメインルートとなっているらしくトレースばっちりで快適に登れます。 主稜線はクラストしてアイゼンが効いてこちらも快適です。 松手山ルートはトレースがなくて部分的に雪が深く落とし穴も多いので登りは苦労しそうです。 |
写真
感想
積雪期の平標山は登ったことがなかったのでヤマレコやネットが頼りでした。私の調べた限りにおいて冬ルートは平標小屋に登る夏道から尾根に向けて登ってそのまま尾根を小屋の上方に抜けるものでした。
当日、しかし、トレースはヤカイ沢上流に向かってました。私はその時林道を外れていることに途中まで気づかなかったのですが、後ほど林道の先にトレースがなかったと知りました。
ヤカイ沢に向かっていると気づいた時、付近に2人組の登山者がいたのでその辺のことを伺うと、冬は山スキーの人たちはヤカイ沢から、登山者は尾根を登っていくような話をされてたような。で、その人たちは右手の鉄塔のある尾根目指して登って行ってしまいました。
「どうしようか・・・」しばらく迷った挙句にスノーシューのトレースを辿ってヤカイ沢に入っていくことにしました。「行けるところまで行ってみよう!」
先行のトレースがどこまで続いているのか不安でしたがどっちにしても頂上を目指していることに変わりはないでしょうし、それに雪面も快適そうなので・・・。
そして、どんどん奥へ入って、斜面がきつくなるところで、トレースが、支尾根から派生している小尾根を回り込むように上へ向かっているのを確認し「これで大丈夫だ!」と安心しました。スマホのGPSアプリで現在置だけは確認しながら登っていたので、「こんな感じで登っていけば大丈夫だろう」というコ
ースを自分なりに描いていてトレースもそんな感じで支尾根に向かっていたからです。
結局、雪面も快適で特に問題もなく支尾根に到着しそのまま主稜線に達することができたわけです。後に後続の登山者に話を聞くことができましたが、皆さん私と同じように考え同じような行動をとったみたいです。鉄塔に登った登山者はその後見てませんので、樹林帯で苦戦したのかもしれません。
平標山や仙ノ倉山は登山者より山スキーが多いみたいですね。この日も80%は山スキー目的だったと思います。仙ノ倉山も登山者は私たちだけで、あとは山スキーが2人(あとから向かった人がいたかもしれませんが)です。確かに越後側の真っ白な雪面は魅力的だと思いました。(私には恐くて滑る気にもなりませんが・・・)
下りは松手山にしました。実は登路に松手山からを考えていて一応登山口まで行ったのですが登山口が雪に埋もれていてそれを見ただけで登る気が失せてしまったからです。(他の数人の登山者も同様のことを考えていたそうです)
下りならトレースがなくても大丈夫だろう、と、それに連れがいるので心強かったからです。
やはりトレースのないところは雪が深く下りといえども苦戦しました。特に松手山の雪庇帯の通過は体力を消耗しました。松手山からの下りも思ったより大変でした。午後になって温度が上がり雪が腐ってアイゼンがまったく効かなくなったためです。鉄塔まで下るとトレースがあってびっくりしました。相当苦戦したものと想像します。が、私たちはありがたく利用させてもらいました。
積雪期は夏のように登山道さえ外さなければ大丈夫、という甘い考えは通用しません。自分でルートを切り開いて登るくらいの意気込みが必要かもしれません。今回はそんな一例を自分なりに経験しました。またそういう意味でスマホのGPSアプリ想像以上に役に立ちそうにです。
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