平ヶ岳(鳩待峠〜尾瀬ヶ原経由で)
- GPS
- 10:51
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 1,291m
- 下り
- 1,302m
コースタイム
- 山行
- 10:13
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 10:44
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車料金は1台あたり2,500円。 下山後に車に戻ったところで徴収されるシステム。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆鳩待峠〜山の鼻 ・下りとなるのでシールオフでスキー滑走。 ◆山の鼻〜尾根取付 ・尾瀬ヶ原を進むことになるが、途中水が出ている箇所があるのでうまくルート工作していく必要がある。 ・この区間はシールハイクとした。 ◆尾根取付〜平ヶ岳 ・ピーク、小ピーク多数のためスムーズに下山することを考えると巻きながらルート工作した方が良い。 ・ジャンクションピーク手前は幕営適地だと思う。 |
写真
感想
さあ待ちに待ったゴールデンウィーク!
残念ながら今年は元号対応のせいで長期遠征は難しい。
2000年問題の時もそうだったが、こんな時にシステム屋は辛い。
YSHR先生はパクと東北2人旅に出かけるということだったのでせめて日曜日の今日だけでもご一緒させてもらおうと金沢から遥々5時間かけて尾瀬まで車を走らせてきた。
更に今回は兄ちゃんも参戦ということで4人でワイワイ平ヶ岳を目指すことになった。
鳩待峠に来るのは2回目。
数年前の3月、至仏山を踏むために来て以来だ。
その時はまだ戸倉ゲートが冬季通行止だったので、鳩待峠が開通してから来るのは初めてとなる。
さすがに今回は10連休、鳩待峠の駐車場も無尽蔵に停められるわけではないので無事に車が停められるのかそれだけが気になっていた。
当初は自分の車に兄ちゃんを乗せて2時過ぎに鳩待峠を目指す予定だったが、先行して到着したYSHR先生とパクが「空きが少ないので早めに来た方が良い」ということだったので慌てて合流して出発。
前日から雪が降り続いており、林道はまるで真冬の様相だ。
とてもじゃないがスタッドレスがないと鳩待峠まで辿り着くことはできない状況だった。
0時前に到着して何とか駐車スペースを確保、2時半まで仮眠することができた。
予定通り3時に揃って出発。
寒い!厳冬期と比べればそれほど寒くないはずだがこのところの暖かい気候に体がすっかり慣れてしまったようだ。
前日まで降り続いていた雪も落ち着いて星が空に輝いていた。
まずは尾瀬ヶ原まで闇夜のスキー滑走。
YSHR先生を先頭に山の鼻を目指してトラバース気味に斜面を滑走していく。
尾瀬ヶ原からは山の鼻まではシールOFFで進み、そこから尾根の取付きまではシールで歩いて行った。
初めての尾瀬ヶ原…薄暗くてほとんど景色は見えなかった。
帰りに楽しむことにしよう。
前日の雪のせいでトレースは皆無、プチラッセルをしながらトレースを延ばしていく。
川が至る所に流れていて行く手を阻むので臨機応変にルート工作する必要があった。
尾根に取付いたらしばらくパクがトレースを延ばしていく。
ジャンクションピークの手前で突如別のトレースが現れてビックリ。
恐らく前日入りでテン泊していたスキーヤーのものだろう。
そこからは巻き名人のYSHR先生の出番。
白沢山など、途中のピークは基本的にすべて巻いていく。
唯一1,920mのピークだけは結局降りるのでということでピークを踏んだ。
白沢山を越えてからも小ピークがいくつかあるのでとことん巻く。
途中先行者がいたが左側から巻きながらパスさせてもらい山頂へ…
しかし最後は甘くなかった。
厳冬期並みの暴風と地吹雪が襲い掛かる。
風が強くなってきたので途中でバラクラバとテムレスは装着したがさすがに地獄ゴーグルまでは着けていなかった。
こんなにひどいのなら地獄ゴーグルも着けて来ればよかったと後悔した。
だが風は強くても春の風、まあこれくらいは余裕です。
アウターの下は2枚だけで奥の手は出さずに済んだ。
下山は登りで作った巻きトレースを辿ってスルスルと滑っていく。
さすがに高度が下がるとストップスノーになって滑り辛くなってきたが尾瀬ヶ原まで到着。
さあ最後の試練、鳩待峠まで6kmを歩いていこう。
それにしても暑い!山頂の暴風は何だったのか、快晴無風で灼熱地獄だった。
最初はヒールフリーのシールオフで頑張るが山の鼻からは伝家の宝刀「片足シール」でスピードアップ。
最後は鳩待峠までシールハイクで登り上げてゴール!
夏に一度しか登ったことがない平ヶ岳だったが、今回積雪期に別ルートで歩けたことで思い出深い山となった。
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