鎌倉山〜八丁平〜峰床山〜チセロ山〜三本杉
- GPS
- 08:12
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,312m
- 下り
- 1,187m
コースタイム
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 8:12
コースタイムはあまり参考にならないでしょう。
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京都バス - 出町柳駅前〜坊村 1000円 京都バス - 大悲山口〜烏丸北大路 850円 京都市営地下鉄 - 北大路〜四条 260円 京都バスの10系統、『出町柳駅前〜朽木学校前』の路線は減便となり、朝の1便のみです。 公共交通機関を利用しての山行で坊村などに下る場合、江若バスが現実的には唯一の帰宅手段になると思われ、以前よりも時間管理を厳しくする必要がありそう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■坊村〜鎌倉山 坊村バス停近くの橋を渡り、少し北にある登山口から入山。 やや急な斜面を少しだけ登り、尾根に乗ります。 この先、地形図では急傾斜ですが、適度なジグザグ道なので、登りでは問題なし。 林道を越える辺りから傾斜は緩みますが、登山口から鎌倉山まではほぼ登りのみです。 植林帯では踏み跡を追うのが難しく感じられ、今回もヤマレコMAPのみんなの足跡から逸れて歩いてしまっています。 その後は基本的には踏み跡ははっきりしており、道迷いの心配も少なそうで、道なりに進むと、鎌倉山山頂です。 ■鎌倉山〜八丁平〜峰床山 支尾根に注意しつつ進む事になり、目印は以前よりも少なめとの印象だし、倒木で微妙に進行方向への注意を逸らされる箇所があるように感じます。 現在位置と進行方向の把握をきっちりとできるようにしておく必要があるでしょう。 八丁平は周遊路を歩く形になっており、湿原内への進入は禁止されています。 クラガリ谷を登ると他のルートに合流し、程なくして峰床山山頂に至ります。 なお、今回は途中で寄り道をしているので、ご注意を。 特に危険ではありませんが、一般のルートではないので、一定の注意をしておきたいですね。 ■峰床山〜俵坂峠〜チセロ山 山頂からの下り方向は初めてだと少し分かりにくいかも知れません。 右側に谷を見つつ進んで行くと分岐があり、左から順に八丁平方面、フノ坂峠方面、俵坂峠方面となっているはず。 俵坂峠方面へは、地形図には表れていないけど、斜面を少し登ってから進みます。 下って行くと林道が交差しており、すぐ近くの『俵坂歩道』と記された標識の地点から山道へ進みます。 P864を経て、俵坂峠に至ります。 林道に出合って、右折。 林道を進んだ後、『こもれびの森歩道』の標識があり、ここから尾根道へ。 アップダウンのある道で、迷い込みそうな支尾根はあまりなさそうだけど、進行方向に注意しつつ進んで行くと、チセロ山山頂に到着です。 ■チセロ山〜三本杉〜大悲山口バス停 チセロ山山頂からは林道のような幅広の道で、展望所を経て、その先で林道に出合い、右折。 すぐ先に標識があり、折り返すように左折。 道なりに進んで行くと、『三本杉歩道』との標識があり、そこで左折して下りにかかります。 急斜面をジグザグに進むようなルートが設けられており、道幅が狭めのトラバース道を主に進むようなイメージなので、足元に注意して下ります。 傾斜が緩んだ辺りには杉の大木があります。 その後も注意が必要な辺りなどを経て下り終えると、沢に出合います。 程なくして、三本杉が目の前に現れます。 小さな沢を渡ると林道となり、道なりに進むと三本杉への分岐に辿り着き、引き続き林道を進んで行くと、峰定寺の参道前に至ります。 その先は舗装路を歩いて行くと、大悲山口バス停に到着です。 |
写真
感想
京都府第2位の高峰、峰床山。
京都の山を中心に歩いており、京都府最高峰の皆子山と共に峰床山は特別な存在だと感じています。
昨年の4月21日に峰床山界隈を歩き、イワウチワやイワカガミを堪能。
春の花では、この二種が特に気になる存在なので、そろそろかなとタイミングを見計らって昨年と同様のルートへ。
朽木方面行きのバスはこの日も盛況で、臨時便も出る中、立ち客も多く、実際に歩き始めるまでに何だか疲れてしまいます。
坊村バス停で多くの人が降りますが、ここからは人の流れから外れ、安曇川の対岸へ向かい、鎌倉山の登山口から入山です。
いつものように登って行くと、3人組のパーティに追い付き、道を譲ってもらいます。
この辺りのイワウチワに花は残っておらず、イワカガミは少し咲き始めているぐらい。
林道を横切り、その先のぶな平を経て、植林帯へ。
踏み跡は分散しているのか、前回と同じくヤマレコMAPのみんなの足跡と違う辺りを歩いてしまう。
まあ、どこでも歩行可能なんですが。
シャクナゲが少し群生している辺りまで来ると、開花し始めているけど、花は昨年より少なそう。
イワウチワの群生に花はあまり残っておらず、終わりかけのよう。
その先にもイワウチワは群生しており、少ないながらも花はあり、ギリギリで間に合ったという感じ?
隣接するようにイワカガミが群生しているけど、こちらはつぼみが出始めているぐらいで、見頃はまだ先ですね。
ちょっと気を落としながら歩き、鎌倉山山頂に到着です。
この先は支尾根に注意をしつつ、ルートを誤らないように進みます。
まだ芽吹き始めの木々が柔らかい色合いを添え、山は春を迎えつつあるのが感じられます。
しかし、倒木がそこかしこに見られ、本来の雰囲気の良さは少なからず失われていて、気分は重くなりがちです。
千年杉は以前と同様の存在感で鎮座しています。
その目の前のカマクラ谷の支谷が誘いかけて来るように感じられ、ふらふらと源頭部へ。
等高線の間隔は広く、実際の印象もその通りで危険ではなさそうなので、少し下ってみます。
『北山分水嶺マップ』を見ると、写真21の右側の谷を通るルートが記されています。
特筆すべきものはなさそうだけど、実際に歩いてみると発見はあり、今後へ繋げられるかも?
ルートに戻り、順調に歩き、オグロ坂峠に到着し、ここで昼食にします。
六尺道を下り、八丁平へ。
昨年の11月に歩いた時よりも倒木が多いように感じられるけど、客観的に見ていないだけかもです?
ベンチで休憩中の人に会釈し、八丁平の南端を経て、P916へ至る尾根へ取り付きます。
この辺りらしさを感じさせる尾根を進むと、樹木のない空間があり、ここで振り返ってみると、遠くに比良山系が見えるなど、なかなかの好展望。
P916に到着するも、ピークハンターさんのプレートは見られず。
手頃な尾根を進み、八丁平に戻ります。
何人かの方が歩いておられ、この界隈では人気の場所なのを実感。
少し先にてクラガリ谷へ進み、尾根ルートに合流。
そちらから登って来られた方と少し話し、残り少ないイワウチワの花を見て、後を追うように進み、峰床山山頂に到着です。
一連の写真を撮影し、エネルギー補給をしつつ、辺りの風景を眺めやります。
シンボル的な存在だった枯れ木は台風で倒れてしまったのか、見当たらず。
昨年の11月の山行の時点でもうすでになくなっていたのかも知れませんね。
チセロ山方面へ向かうべく下山の途に就きます。
展望所の辺りのイワウチワの群生も終盤で、花は少ない。
蓬莱山の雪も融けてしまったよう。
その後もイワウチワの群生に花は疎らで、諦めムードで歩いて行きます。
俵坂峠を経て、その後も黙々と歩き、ここならと期待していた急斜面区間に差し掛かると、それに応えてくれるかのようにイワウチワはまだ見頃です。
花は多くないけど、状態は良く、何とか間に合った感じです。
つぼみもまだあり、残雪の残り具合が作用していたのかなと想像。
少し溜飲を下げられたかなと思いつつ歩き、チセロ山山頂に到着です。
付近の荒れ具合は以前とあまり変わっていなさそう?
ピークハンターさんのプレートを見つけられず、失意のままに下山です。
P826の辺りのイワウチワも終わりかけで、くたびれた花が多い。
新調されたプレートを確認し、本格的に下って行きます。
それなりに足元への注意が必要なルートなので気を付けて進み、沢と出合います。
ここのニリンソウはまだ咲き始めぐらいで、花は少ない。
少し下ると、三本杉の立派な姿が目に入り、いつもながらに「すごい」の一語です。
高さ日本一との事で、認知度は上がったはずだけど、実際に見た人はまだまだ少ないのかな。
写真では全くすごさは伝わらず、その目で確かめるのみです?
その先は林道歩きとなり、峰定寺の参道入口へ至ります。
バス便には余裕で間に合いそうなので、花を愛でながら進みます。
大悲山口バス停に到着し、今回も無事にゴールです。
GWに突入ですが、前半は出勤日が多いし、その後は用事もありそうだし、後半の天気予報は良くなさそうで、山行回数は普段と変わらないかも?
そんな中、この週末は日曜日の方が好天との予報だったのだけど、実際には土曜日の方が天気は良かったような。
イワウチワは思っていたよりも早くピークを迎えていたし、イワカガミはまだまだという感じでした。
思えば、昨年がうまく行き過ぎだったのかも知れませんね。
良いタイミングで訪れる難しさを改めて実感したように思います。
この後、どこにいつ行くかの判断にさらに迷ってしまいそう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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village-greenさんこんにちは。
プレート修正ご苦労様です。
チセロ山のプレートは山頂ケルンの写真のもう少し枠外右側にかかっています。
倒木のせいで陰になって見つけにくくなってます。
再チャレンジしてください
ピークハンターさんのプレートを求めて、京都北山の奥深いエリアへ出向いておられましたね。
春の花を求めての山行が落ち着けば、出かけてみたいなと思っていた山域なので、また参考にさせてもらうかも知れません。
まあ、まだ淡い予定ですが。
鎌倉山のプレートは見る度に別の位置に付いている感じ?
応急で修正しただけなので、強風などでまた元通りになる可能性はありそうですね。
峰床山のプレートがそろそろ換え時のようにも見えるし、そろそろピークハンターさんが新調して下さるのではと期待していますが、どうなりますか。
チセロ山のプレート。
ここの先代のP871のプレートもなかなか見つけられなかったのだけど、新しいプレートも同様になってしまいました。
どなたかのレコでヒントらしきのを見た記憶があるけど、自分で見つけたいとの思いが根底にあるせいか、それを覚えておこうとしていないのかも。
さすがに次に行く時には見ておきたいので、その辺りを探ってみます。
ピークハンターさんのプレートは山歩きに楽しさを与えてくれるし、無名の標高点にプレートがあるのは安全な山行にも貢献しているはずで、大切な存在だなと感じています。
あのシンプルなデザインも素晴らしいですよね。
他の山域を歩いていると、そういう事を強く感じますね。
village-greenさん こんばんは。
八丁平の倒木は、昨年の秋よりも多くなっている...私もそんな気がします。歩いていると必ず目に入りますね。今日、ちょうど、樹木の新芽が見られるかな、と八丁平へ行ってきたところです。クリンソウは赤い蕾が顔を出していました。
皆子山〜峰床山の山域でまたばったりとお会いできれば光栄です。
こんなに倒木があったかなと思いながら歩きましたが、michikusa78さんがそのように感じておられるなら、間違いないでしょうね。
伐採されて、規則的に置かれた木々が朽ちるまでは年月を要するだろうし、ただでさえフェンスとかで遠ざけられているような印象があるだけに、心の目を作用させないと、本来の八丁平の雰囲気を感じるのは難しいかも知れませんね。
早く以前のような姿に少しずつでも戻ってくれればと願うのみです。
僕は訪問間隔がどうしても開いてしまうのだけど、michikusa78さんぐらいの頻度で出かけると、季節の進み具合がしっかりと感じられて、より愛着が湧くんでしょうね。
また時機を見て出かけたいと思っています。
そうですね、またお会いできる機会があるような気がします。
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