【古峯作戦】明智平〜細尾峠〜薬師岳〜夕日岳〜地蔵岳〜行者岳〜古峰原高原〜古峯神社【丙35.3】
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- GPS
- 05:48
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 1,231m
- 下り
- 1,918m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 5:44
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:古峯神社〜東武新鹿沼駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
明智平からしばらく:笹薮が濃い。夜間は不可。 細尾峠まで:急な下り。 禅頂行者道:概ね歩きやすいが。連続するアップダウンは後半になって脚にくる。 |
写真
感想
【いわゆる10連休への対応方針と今年最初の栃木山行】
今年は御代替わりということで未曾有の「大型連休」となり、世間は沸き立っている。
一方で、私の気持ちは複雑だ。それは、皇位継承が今上天皇の意思によるものとは言え、作為的に為される(自然な形でない)ことを素直に受け止められないことと、皇位継承に乗っかった諸々の物事が受け付けないこと。周囲が盛り上がるほど気持ちが冷めてしまう。もっとも、平成を惜しみ、令和を寿ぐ気持ちは周囲と変わりない。
この相反する気持ちを鎮めるため、この期間中は遊ぶことなく参篭修行体験に明け暮れようかとも思っていたところに、人事異動発生。
この4月の1か月間は、取るものも取りあえず、訳も分からぬまま、直面する課題にその場その場で対応し、落ち着いて業務マニュアルを読む暇もなかったので、この10日間は基本的に溜まっている仕事の片づけと、業務マニュアル等の読み込みに費やすこととし、晴れ間には気晴らしに関東近辺の山へ出かけることとする。
今回は、その気晴らし第一弾であり、かつ、今年最初の栃木山行。
【山行計画】
栃木と言えば日光・那須が真っ先に思い浮かぶが、そんな所は激混むに決まっているので、早々に候補から除外。日光前衛の山々を中心に検討。古峰原を軸に末広がりする山行を企図したが、バスの便が無さ過ぎてなかなか難しい。そんな中、日光着だと帰り大変だが、日光発なら混雑に巻き込まれないのではないかと本山行が浮上した。結果は、まさに計画通り!
【山行経過】
(明智平からの入山)
バス停を降り、上に登っていく道を探すと、「通行禁止」の札がぶら下がったチェーンで規制している。山行の前途に暗雲が湧き上がったが、ロープウェイで上まで行くことにした。しかたがない。
私:大人、片道、1枚。
係:歩くんですか?前歩いた人によると雪があるようですけど大丈夫ですか?
私:大丈夫です。
係員との遣り取りはこれだけ。
ロープウェイで数分上がった所にある展望台は、このロープウェイと「通行禁止」の道以外の交通路は無く、孤立している。したがって、展望台を訪れた人は再度ロープウェイに乗って戻るか、「立入禁止」の道に立ち入るかしかない。
それにしても、通って良いのならそう書いておいてほしい。他にも人がいる中、「立入禁止」の札を超えて行くのは難しい。折良く下ってきた人がいたので、その機に乗じて何とか入山した次第だ。或いは、本当に立入禁止なのであれば片道券を売るべきではないし、規制も鍵付きのゲートにすべき。なんともやっていることがチグハグだ。
立ち入っても構わないのに何故「立入禁止」の札がかかっているのか考える。バス停から展望台の道はロープウェイ運賃収入確保のためだろうが、展望台からの入山口は?その答えはすぐに明らかとなる。
立ち入って間もなく、道は笹薮に覆われ足元が見えにくくなる。先行していた男性が早速笹薮の中で右往左往し、道の無い所で藪と格闘していた。なるほど。展望台に来た「観光客」が迂闊に足を伸ばして道迷い遭難でもされたら大変だ。一人合点して先に進む。
【禅頂行者道】
かつて日光へ向かう行者が歩いた尾根道を歩く。行者道とは言うものの、それほど険しい道ではなく、開放感ある広い尾根歩きだ。時折急坂と崩壊跡があるのみ。所々にある石仏、石祠で名残を感じる。また、明智平から古峰原まで若干下り気味の道程だったことも幸いだった。
展望は、ほぼ木の枝越しだが、日光、那須の主だった山々を眺めながら悠々と歩くことができる。木々が芽吹くと展望は失われると思うので、まだ葉をつけていない今の時期は、この稜線歩きの好適期と言える。
最終局面は細かいアップダウンに苦しむ。しかし、これもまた先を急ぐ気持ちが強くなったため。ペースを変えず歩いていれば、引き続き落ち着いた山行を楽しむことができただろう。
【山行シーン】
(薬師岳にて)
男:この先の道ってどうなっていますかね?
私:いやあ、私も今日初めて歩くので・・・。
男:いえね、登山口に「熊注意」って書いてあったもんだから。
私:熊なんて、どこにでもいますよ。
男:そりゃそうだ。
(ハガタテにて)
女:ここから地蔵岳までどのくらいかかりますか?
私:(お、よくある質問か。)うーん、ちょっと待ってくださいね。
女:下りと上りじゃ違うでしょうけど。
私:下りの2倍くらいかかると考えれば(フム、下り13、4分か。)。
女:25分!
私:(25分は私でも厳しいぞ。)40分くらい見ておけば良いでしょう。
女:えー、そんなに!?
私:急な箇所もあるので。(CT35分か。中高年だし妥当な案内をしたな。)
【総括】
今回歩いた稜線は、歩きやすく、それでいて歩きごたえがある。早くも次には逆打ちしようかという気持ちが生じてきた。その際、帰着は日光市街で交通の便も良いので時間を気にせずゆったりと歩けることだろう。それが楽しみ。
〜おしまい〜
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