石鎚山 〜GW四国遠征第一弾・大渋滞の鎖場

2019年05月03日(金) [日帰り]

• GPS: 07:16
• 距離: 10.7km
• 登り: 1,167m
• 下り: 1,148m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:01
• 休憩: 2:14
• 合計: 7:15

7:40 山頂成就駅
8:03 8:03 成就社
8:11 8:11 八丁坂
8:21 8:22 八丁のコル
9:06 9:19 前社が森
9:44 9:44 夜明峠
9:59 10:03 一ノ鎖（下）
10:11 10:20 二の鎖下
10:27 10:30 二ノ森・面河渓方面分岐
10:31 10:39 三ノ鎖（下）
10:44 11:26 石鎚山・弥山
11:35 11:35 石鎚山
11:45 11:48 南尖峰
11:56 12:17 石鎚山
12:32 12:36 石鎚山・弥山
13:10 13:14 三ノ鎖（下）
13:14 13:19 二ノ森・面河渓方面分岐
13:22 13:22 二の鎖下
13:27 13:30 一ノ鎖（下）
13:37 13:37 夜明峠
13:47 13:49 前社が森
14:11 14:11 八丁のコル
14:21 14:21 八丁坂
14:28 14:40 成就社
14:55 山頂成就駅

天候

晴れ 一時曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・登山口の無人の有料駐車場を利用（1日400円）
朝7時10分時点でロープウェイ周辺の駐車場はほぼ満車

・石鎚登山ロープウェイ
往復大人1,950円（モンベル会員割引1,760円あり）
ロープウェイ無しで登った場合コースタイム2時間半余分にかかる。
通常始発8：40だがこの日は7時10分から運行開始。

コース状況／危険箇所等

ロープウェイを降りしばらく進むと成就社へ到着。
ここにトイレや宿泊施設などもある。これより先が登山道となる。
鎖場はすべて巻道あり。
鎖場と天狗岳を回避した場合危険は無く、GW期間中との事もありファミリー登山客がかなりの数だった。

■試しの鎖（登り48m）、一ノ鎖(27m)、二ノ鎖(65m)、三ノ鎖(67m)
試しの鎖で無理そうならその後の鎖場は回避したほうが良いとの事。
当日足元の岩は湿っている部分が多く滑りやすかった。
一ノ鎖は短くまだ難易度が低い方だが、二ノ鎖と三ノ鎖は長く岸壁も切り立っており中々ハード。
特に三ノ鎖は足の置き場に苦労した。

■天狗岳、南尖峰
左側が切り立った断崖となっており寄り過ぎないように注意。
天狗岳の先にほぼ同じ高さのピーク南尖峰がある。
難易度はそれほど高くはないが、岩場が狭いため山頂直下の鎖場は大渋滞となっており、10人ずつ交代で登りと下りを入れ替えて行列を処理していた。
悪天候時は天狗岳へは行かない方が良いと思う。

その他周辺情報

西条天然温泉ひうちの湯　大人600円
※備え付けのシャンプーやボディソープは無いので持ち込むか購入する必要がある

写真

5/3 6:49

石鎚山の登山口に到着。7時前、すでに駐車場はほぼ満車。
無人の駐車場が1台分だけ開いていたので滑り込む。
さすがGW、混んでるな

5/3 6:56

ロープウェイへ続く階段

5/3 6:59

ロープウェイ山麓下谷駅

5/3 7:09

ロープウェイは既に行列が。
第一便は7時10分に出発。
自分たちは第二便7時20分あたりに乗れた

5/3 7:19

ロープウェイを使わないと+2時間以上かかるという

5/3 7:38

ロープウェイは10分弱で山頂駅に着く

5/3 7:44

ちょくちょくお遍路っぽい人たちが

5/3 7:59

はじめは緩やかな道が続く

5/3 7:59

20分ほどで成就社に到着。
ここは宿泊施設、食事処など充実している

5/3 8:01

神社にお参り。登山の無事を願う

5/3 8:04

神門。ここからが登山道。
しかしいきなり下り坂でショックを受けるmaruta27

(m)なんてこったい(；´Д｀)

5/3 8:15

10分ほど進むと遥拝の鳥居。
山頂まで行かない人はここでお参りをするという

5/3 8:22

前日の長距離移動の疲れが取れないのか、どうにも身体が重い。
後から見たら結構身体が傾いていたらしい

5/3 8:26

人気の山域だけあってやたら整備されている。
木階段だらけだ。

5/3 8:31

ツツジらしき花が咲き誇る

5/3 8:31

奇麗だ

5/3 8:45

徐々に急坂に

5/3 8:58

試しの鎖に到着。
案の定大渋滞発生中！

5/3 9:00

こんな混んでいたら上の人が足を滑らせたら一緒に落ちてしまいそうだ

5/3 9:00

早速チャレンジ。
濡れた岩に何度か足を滑らせてしまう

5/3 9:09

鎖場の上に到着するも大渋滞。降る人の列ができていた

5/3 9:14

眼下に小屋が見える

5/3 9:19

5/3 9:21

まだあまり本調子でないため一旦休憩をとる

5/3 9:37

信仰の山なので登山道脇に定期的のこんなのがあったり

5/3 9:38

だいぶ身体の傾きが直ってきた…？

5/3 9:44

夜明かし峠到着。

5/3 9:49

山頂がドカンと見えてくる。
天気もだんだん良くなってきたかな？

5/3 9:57

一ノ鎖に並ぶ人たちが見えてきた

5/3 9:58

登り用と下り用の鎖がある

5/3 9:58

試しの鎖より楽そう

5/3 9:59

maruta27もスイスイ登っていく

5/3 10:00

上から見ると中々迫力がある

5/3 10:04

登りきると快晴の山頂が。
遠目に三ノ鎖にチャレンジする人たちが見える

5/3 10:09

二ノ鎖手前にトイレと休憩所がある。
ここで態勢を整えてから鎖にアタックだ

5/3 10:13

奇麗な避難小屋。冬季も使えるらしい。
トイレも完備。
休憩する人たちで賑わう

5/3 10:14

トイレを済ませて出発

5/3 10:15

二ノ鎖。
こちらはmaruta27が先行。

5/3 10:17

一ノ鎖に比べ断然ハード！
こっちも大渋滞なのは変わらないが…

5/3 10:20

写真で見るより実際は急で込み合っている事もあり大変だった。
こちらは岩場が湿っている場所があり神経を使った。

5/3 10:24

5/3 10:26

僅かだが残雪がある

5/3 10:29

どれが天狗岳だろうか…

5/3 10:31

鎖場は左に折れる

5/3 10:27

三ノ鎖への道にも鎖が。
だいぶ身体の調子は戻ってきたがまだ少し身体が重いかな

5/3 10:35

三ノ鎖到着。
今度は自分が先に登ることに。

5/3 10:40

今までで一番急な岩場。
鎖があるとはいえ足元は不安。
鎖についている三角形の足場に足をかけながら登ったが、これが不安定でかなり怖かった

5/3 10:45

maruta27は岩場に足をかけ上ったという。
自分もそうすればよかった…

5/3 10:45

難所を抜けてホッと一息

5/3 10:45

ゴールは近い

5/3 10:47

石鎚神社の奥社に到着

5/3 10:47

あれが有名な天狗岳か〜

5/3 10:48

ここまでこれたことへの感謝と、この先の登山の無事を祈る

5/3 10:50

山頂から見た西ノ冠岳と堂ヶ森方面。
縦走路が見えて気持ち良さそう！

5/3 10:50

頂上山荘

5/3 10:50

皆ザックを置いて天狗岳へ向かっているのかな？

5/3 11:11

山頂標識発見。
標高1,982mとあるがこれは天狗岳の標高だな

5/3 11:22

いよいよ天狗岳へ。
こんな行列ができていた

5/3 11:27

もっとかかると思ったが10分程並んで先に進めた。
この地点で登りと下りの交通整理をしていた

5/3 11:32

その先も列が続く。

5/3 11:36

まだ先にピークがあるのね

5/3 11:38

振り返るとエグイ形してるな

5/3 11:43

天狗岳が写真撮影渋滞を起こしていたのでその先の南尖峰に来てみた。
これより先は行き止まり…？

5/3 11:44

5/3 11:45

周りの地形を見わたしてみる

5/3 11:47

土小屋方面（？）から来たという登山者が崖下に

5/3 11:52

まだ天狗岳の撮影列は長いままだなぁ

5/3 11:55

天狗岳まで戻ってきた

5/3 11:56

折角だから並んでみた。
15分ほど待つ

5/3 12:10

予報通り12時辺りから雲が増えてきた

5/3 12:16

天狗岳山頂でポーズ！

5/3 12:18

山頂の混雑はますます激化

5/3 12:30

帰りも混雑で時間がかかった

5/3 12:52

山頂のは混み過ぎなので岩の下に回って昼飯に

5/3 13:07

昼食を終え下山開始

5/3 13:09

巻道で下山するも雲に包まれてしまう

5/3 13:11

5/3 13:16

こちらは残雪が多い

5/3 13:16

巻道はファミリー登山者であふれる

5/3 13:18

これもすごい道だなぁ…

5/3 13:21

二ノ鎖の脇の避難小屋が見えてきた

5/3 13:22

真っ白だ。このまま天気は下り坂かな

5/3 13:22

5/3 13:24

山頂はすっかり見えなくなってしまった

5/3 13:37

夜明かし峠

5/3 14:04

5/3 14:16

遥拝の鳥居辺りまで来るとまた晴れ間が

5/3 14:24

5/3 14:28

神門到着。
ここでしばし休憩、トイレも済ます

5/3 14:55

ロープウェイ山頂駅

5/3 15:08

無事下山

5/3 16:12

西条市の日帰り温泉で汗を流す

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR1100 カシオ

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル

感想

kukaminn

大阪より関東に転勤する前に時間が取れず登ることができなかった石鎚山。
ずっと心残りだったこの山に、大型連休を利用して遂に訪れることができた。

前日神奈川から出発、岡谷駅で待ち合わせたmaruta27と交代で計850キロほど高速を走り西条市に宿泊、当日朝6時前に宿を出発し7時前に登山口に着いた。
この強行軍の為疲労が抜けず身体の調子はイマイチ…
重い身体を引きずりながら「こんなコンディションで鎖場大丈夫だろうか…」と不安を感じていた。
天気は晴れではあるがすっきり青空とは言えず昼からは曇り予報。
前日軽く雨があったのか少し湿った路面も鎖場での困難を予想させた。

ロープウェイ山頂駅から20分ほどで成就社。ここでトイレなど済ませ登山の無事を祈った。
その先が登山道となる。
鎖場まではそれなりに距離があり、成就社から1時間ほど。
鎖場はかなり混みあうとの事前情報を得ていたが、ほぼ始発のロープウェイに乗ったのに試しの鎖に到着した時点で既に行列状態。
こんなに混雑しているとは予想以上だった。

しかし鎖場にチャレンジするためにわざわざ四国まで来たようなのもなの。我慢して列に並んだ。
この後の一〜三ノ鎖全てがかなりの混雑で、難易度の上がる二ノ鎖と三ノ鎖には挑戦するのにちょっと不安がありそうな人も挑んでおり危ないなぁ〜と感じつシーンも。
自分は二ノ鎖に挑むころにはコンディションも回復しそのまま三ノ鎖まで何とかクリアできた。
さすがに有名な山だけあり,避難小屋やトイレなども整っていたし、鎖場はすべて巻道がある。
危なそうなら巻道を行ける安心感もあり、昼が近くなると老若男女問わず登山者であふれかえっていった。

三の鎖の後、山頂の神社でお参りしてからガイドブックなどでよく見る有名な天狗岳へ。
見た目のえぐさに比べてそれほどの難易度ではないが油断は禁物だ。
岩場に慣れない人や小さな子供は避けておいた方が良いように思う。
（実際そういう人たちが挑戦していて危なっかしかった）

天狗岳を含めて常に渋滞に悩まされたが、鎖場は挑戦し甲斐があったし、眺めも最高。
植生も違ったり、いつも登っている関東甲信の山とは違った雰囲気を楽しめた。
天候も天狗岳まで持ってくれて満足できる山行になった。
四国まで来た甲斐があるというものだ。