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Yamareco

記録ID: 1830489
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

針ノ木岳

2019年05月03日(金) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
GPS
07:56
距離
12.8km
登り
1,602m
下り
1,597m

コースタイム

日帰り
山行
7:16
休憩
0:41
合計
7:57
7:13
183
駐車場
10:16
72
マヤクボ沢出会
11:28
11:46
74
2530m付近(休憩)
13:00
13:10
13
稜線出合
13:23
13:36
84
15:00
10
15:10
ゴール地点
休憩した2530m付近で油断してしまい、降ろしたザックを強風で十数m飛ばされました。幸いハイマツに引っ掛かり最悪の事態は免れましたが、この時ケースごとハンディGPSを落としていました。稜線でザックをデポした時に気づきました。幸い帰りにハイマツの中の岩の上にあるのを回収できました。ということでGPSのログは2530m付近で2時間近くお留守番していたものです。山頂までの往復は、手書きで適当にポイントをドラッグして修正しています。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
6時半過ぎに扇沢に着きましたが、市営無料駐車場の下の扇沢ロッジ付近の駐車場(無料)に案内されました。長野県観光機構の扇沢無料駐車場のページの備考欄に「※混雑時は臨時無料駐車場ができます。」と記述されている所だと思われます。
針ノ木雪渓に入りました。
まずまずの天気です。
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針ノ木雪渓に入りました。
まずまずの天気です。
振り返ると爺ヶ岳
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振り返ると爺ヶ岳
結構頑張ったので、鹿島槍ヶ岳が見えるようになりました。
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結構頑張ったので、鹿島槍ヶ岳が見えるようになりました。
やっと稜線にでました。
赤沢岳〜鹿島槍ヶ岳、奥に白馬が見えました。
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やっと稜線にでました。
赤沢岳〜鹿島槍ヶ岳、奥に白馬が見えました。
山頂へはこのコブを越えて行きました。
雪は手を差し込めるくらいでした。凍っていなくて良かった。
山頂へはこのコブを越えて行きました。
雪は手を差し込めるくらいでした。凍っていなくて良かった。
針ノ木岳山頂に着きました。
立山を拝めて幸せです。左は獅子岳〜龍王岳かな。
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針ノ木岳山頂に着きました。
立山を拝めて幸せです。左は獅子岳〜龍王岳かな。
少しズーム
剱岳は雲の中。残念
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剱岳は雲の中。残念
鹿島槍ヶ岳 左に五竜岳
2
鹿島槍ヶ岳 左に五竜岳
爺ヶ岳、きれいに尾根を引いています。
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爺ヶ岳、きれいに尾根を引いています。
鳴沢岳〜岩小屋沢岳の稜線の後ろに白馬岳〜鹿島槍ヶ岳
鳴沢岳〜岩小屋沢岳の稜線の後ろに白馬岳〜鹿島槍ヶ岳
少し引いて、スバリ岳・赤沢岳、爺ヶ岳を入れてみました。
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少し引いて、スバリ岳・赤沢岳、爺ヶ岳を入れてみました。
穂高・槍ヶ岳は霞んでいました。
穂高・槍ヶ岳は霞んでいました。

感想

10連休のGW、天気が良さそうな日を選んで5年ぶりの山スキーに行ってきました。

6時半過ぎに扇沢に着きましたが、市営無料駐車場入り口の手前で、係の人に電気バス乗車優先駐車場へ誘導されました。混雑時の臨時無料駐車場のようです。楽しそうな家族連れが続々と扇沢駅に向かって行きました。

仕度を整え、少し場違いな雰囲気でスキーブーツを履いて板を担いで歩き始めます。
扇沢駅のチケット購入の列は、私の見た中で最長のものでした。
登山口にあった指導所の方とお話ししたところ、4月28日の混雑の方がもっと凄かったそうです。

登山口から雪の上を歩きました。結局沢の右岸に渡り少し登ってから板を着けたので、40分位肩に板を担いで歩きました。
途中、一度林道に出た辺りでソロ男性が止まっていて私が先行しましたが、その方が近づいて来て振り返ると既にシール歩行でした。この方の姿はどんどん小さくなり再び会うことはありませんでしたが、私よりこの方の選択の方が正解だと思います。

シール歩行になってからしばらくは右岸側斜面の登りで、ずっと左足が少し曲がった状態で右足よりも疲労が蓄積しました。
大沢小屋辺りから雪渓の中心辺りを歩くようになり、少し楽になりました。

その後は雪渓の中を黙々と歩きましたが、最後に踏ん張りがきくようオーバーペース、大汗にならないことに注意しました。
マヤクボ沢出会いまで約3時間かかりましたが、ここからが本番。

針ノ木峠へ向かう人の方が多いようでしたが、私はマヤクボ沢を登りました。
バテないことを心掛け、シールが効きやすく歩きやすい箇所を考えながら歩きました。1時間以上かかって2530m付近に達し、倒れ込んでザックを降ろしました。
ここで休憩を取りましたが、時折強風が吹き下ろしてきました。
疲れていたこともあり油断していて、ザックを十数m飛ばされてしまいました。大きな反省点です。
幸いハイマツに引っ掛かかって最悪の事態は免れましたが、この時ケースごとハンディGPSを落としていました。落し物には気づかず、おにぎりをひとつお腹に放り込んだ後、稜線目指して歩き出します。

下から眺めた時は1時間あれば届くかなと思っていましたが、やはり予想より時間がかかって2740mコル付近で稜線到達。南は霞んでいますが、他はそれなりに見渡せます。良かった。
ここでザックをデポして、ハンディGPSを持って山頂を目指そうとした時、途中で落としていることに気が付きました。少し動転しましたが、帰りに登りのルートを確認して見つからなければ、新しく買うしかないと諦めて山頂に向かいました。

スキーブーツにアイゼンを着けて、ストックを手にして山頂に到着しました。
以前途中で撤退しており、同じ装備で5つ年を取って踏む誰もいない狭い山頂、達成感を味わいました。360度の景色をカメラにおさめてから下山にかかりました。

スキーを履いてからは、滑ることよりも落し物の捜索優先です。
最初の斜面には無く、一番あやしい登りで休憩した付近を捜します。ザックが引っ掛かった付近を見るとハイマツの中の岩の上にケースが乗っていました。数万円の出費が回避できた瞬間でした。

ここからは滑り降りるのみ。疲れた足と相談しながら、デブリを避けながらでしたが、意外と下の方までいなしながら滑り降りることができました。
その後右岸斜面に入り、滑るというより下るのみという状態で進みました。
左岸に移る場所の目印として堰堤を気にしていたのですが、おかしいと感じて止まりました。緊張が緩んでいたのでしょう、やはりやらかしました。ハンディGPSを確認すると下り過ぎています。幸い?にもそのまま進んで駐車場に戻る方法を知らないので、選択肢はひとつ、引き返すのみ。まずは板を外し、食べ延ばしていたおにぎりを食べて予定外の登り返しに備えます。高度的にはそれ程下ってないので板を肩に担いで歩き始めます。約15分標高差30m登った所で復帰の見通しがついたので再び板を履きました。無事朝の道に合流しましたが、その後も集中力は切れた状態で朝とは違い広い林道を下って登山口まで戻りました。(林道は2・3箇所板を外さないといけない状況でした。)

トラブルはありましたが、無事下山できて良かったです。

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