大無間山南尾根、南西尾根


- GPS
- 15:16
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 3,426m
- 下り
- 3,532m
コースタイム
- 山行
- 9:31
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 10:09
天候 | 4日晴れ後雷雨、5日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
寸又峡〜兎辻までバスで移動しました(460円) 兎辻でバスを降り栗代林道を歩いて車を回収しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
黒枯山〜風イラズ 痩せ尾根や岩場の急坂があります。 風イラズ〜大無間山 概ね踏み跡やマークはあります。一部踏み跡が無い所や薮があります。 大無間山〜三方嶺 標高2200m位まで残雪ありました。複数人のトレースがありました。 三方嶺〜コッパ沢の頭 三方窪へは行かずルートより西側の尾根を下りました。笹は深い所でも腰位でした。ルートを行くと自分の胸の辺りまでありました。 コッパ沢の頭〜お立ち台下降点 歩きやすい笹原と針葉樹林が交互に出てくる感じです。 お立ち台下降点〜千頭ダム お立ち台下降点からお立ち台まではやや荒れた所や雑木が邪魔な所がありますがマークが豊富でした。お立ち台から千頭ダムまでは踏み跡が明瞭でした。 残雪は南尾根は山頂直下50mから出てきました 大無間山〜三方嶺間は標高2150m位まで残雪トレースはありました。 |
その他周辺情報 | 寸又峡温泉 |
写真
雷が鳴っているので早めにテントを張るか迷いました。
雨は上がりましたが風イラズ方面から雷が聞こえてきました。出来るだけ西側に逃げ標高を下げる事にし様子を見ながら進みました。
感想
大無間山南尾根を登って三方嶺からお立ち台に下りました。
一昨年風イラズに登ってから行こうと思ってました。しかし水を担いでのテント泊装備で歩けるのか?、それに雪の状態はどうなのか?台風の影響など不安が一杯で二の足を踏んでました。
昨日茶臼岳に登って雪はたぶん大丈夫、水は雪を溶かせば何とかなるので登る事を決めました。
長島ダムの駐車場にテント泊して栗代林道終点からスタートしました。車は自負を含め3台でした。水は4L担ぎました。
林道を進み最初の崩壊地下に。ここは高巻の道を行きます。林道を暫く行くと放置されたバンがあります。山肌側に、梯子があるのでここから尾根に取り付きました。最初は適当に登ります。薄い踏み跡が出てきてマークもありました。尾根が見えて来ると北側にトラバースしながら登って行く明瞭な踏み跡があり安全に尾根に登る事ができました。
暫くは平和な尾根歩きです。尾根の広い所にテントがありました。暫く進むと赤ヤシオが咲いてました。黒枯山の手前でテントの方とお会いしました。黒枯山ピストンのようでした。
黒枯山の西側で休憩しました。西側の展望が見えます。旭岳から北に延びる稜線の上に黒法師岳から不動岳が見えました。北側には風イラズが見えます。ここでしっかり休憩しました。
ここから風イラズまでが難所です。無理なら即撤退のつもりでした。
痩せ尾根、急な岩場、倒木を越え風イラズ直下の急坂ですここが一番の難所でした。
何とか無事に風イラズにたどり着きました。ヘロヘロで休憩しました。
古い標識に突起のようなもので風不入と書いてありました。
ここから三ッ合山までは痩せ尾根や薮っぽい所もありましたが平和な道でした。
前無間山手前のガレは問題なく通過でき大無間山に着きました。着いた途端に雷がなり響きました。このあとずっとなり続けました。
ここから暫く雪が出てきましたトレースはありましたがかなり踏み抜きました。
tomhigさんのレコを思い出します。2週間前ここを独りで登りきったのは想像できないくらいに大変だったでしょう。
三方嶺からは西から北方面の展望が素晴らしいです。少しゆっくりして先に進みました。三方窪への下降は本当に難しいです。ルートは尾根と尾根の間にありますがすぐにコースをロストし北側の尾根に移動しコッパ沢の頭の手前のコルを目指しました。コル付近にマークがあってホットしました。ここからカッパ沢の頭までは笹や倒木がありましたが問題ありませんでした。
すぐに鹿の土俵場に着きました。空が暗くなり雷は相変わらずなっているのでできるだけ安全そうな所にテントを張りました。
テントを張って暫くしてヒョウが降ってきました。マジかと思いましたがすぐにコッペルを出して自然の恵みに授かりました。水は余裕がないので助かりました。
夜には星がきれいでした。風も無く静寂の世界でした。良く寝れました。
朝の鹿の土俵場は素晴らしいです。西側の展望も緒沢山が目の前にその上の会地山,中ノ尾根山,不動岳などの深南部の山々が見渡せました。
今日は寸又峡に下るだけなので6時にスタートしました。
営林所の小屋跡は素晴らしいの一言でした。次回はここでテント泊したいと思いました。日向山を経てお立ち台に下りました。左岸林道の崩壊地まで様子をみに行きました。噂通り完全に崩壊してました。この先は私には無理です。
千頭ダムに降り寸又峡から兎辻までバスで移動しました。バスは水車小屋から出てました。10分程の待ち時間でした。
兎辻から栗代林道の車を歩いて回収しました。途中,長島ダムがきれいに見えました。
今年のGWは前半天候が不順で山の様子が分からず予定が立ちませんでしたが最後に念願の南尾根から大無間山、鹿の土俵場でのテント泊、素晴らしい山行を経験できました。
南尾根はほぼ残雪が溶けて歩きやすく、水も途中の雪を水筒に入れ、テン場ではヒョウを水に使用できました。本当に幸運に恵まれました。
コメント
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茶臼、易老渡登って今回が本命ですか。
茶臼の積雪で今回の積雪を予想するところはさすがです。
ある程度近い山域歩くことのメリットですね。
寸又峡から大無間の周回、朝日山絡めてですが漠然としてみたいと思ってました。
お立ち台から林道に下りるのが現実的でしょうか。
私が歩いたのとかぶってるのは大無間から三方嶺ですが、大無間の北側ですからやはり遅くまで雪残ります。
山頂の写真見るとだいぶ融雪進んだんですね。
雪があったおかげで水の心配は無用でしたがトレードオフで進まなかったです。
難しい山域です。
磐田から行くのと川口からではだいぶアクセスが厳しくなりました。
敷居の高い山域になってしまいましたが、青薙、大根沢大無間と歩いてこの山域気に入りました。
KFさんのレコ見て予習します
tomhigさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
27日から兎辻に入って三方嶺から茶臼岳、できれば聖岳まで縦走するのが計画でした。
tomさんのレコ見てすぐに断念してこの計画に変更しました。
大無間山から三方嶺は下りでもトレースが無いと大変だと思いましたが2週間前にここをトレース無しで登って来られ明神谷に下山したのは本当に壮絶だったと思います。
三方嶺からお立ち台下降点までは体力的には楽ですので朝日岳までの縦走は水と時間さえあれば現実的です。ただお立ち台下降点から朝日岳までは薮っぽく難易度は高くなります。tomさんなら問題ないでしょうけど。
これからは朝日岳は山ビルが出るので秋位にに朝日岳から大無間山目指したいと思ってます。
私も登山で北関東に行った事はありませんのでこちらの山域に来るのは本当に大変ですね。
それでも南アルプスの鬼おようなお方なのでまたお会いする事と思います。
その時はゆっくり大無間の話を聞かせて下さい。
こんばんは!
ハードな周回コースですね!
色々と計画なされていてさすがだなと思いました!
ルートファインディングも出来ている感じなのでさすがですね!
これからもパワフルなレコを楽しみにしています!!
お疲れ様でした!
seriaさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
この山行は二年前から計画していて残雪の状態以外は万全でしたので。風イラズまでがきつかったです。三ッ合山からは体力的には少し楽になりました。三方窪への下りはすぐにルートをロスして北の尾根に逃げ込んだ感じですのでまだまだです。
seriaさんも高校に入ってからなかなか山に行けてないみたいですね。
以前お会いした時のマナーの良さが印象的です。
o-tarさんともどもよろしくお願いします。
KF4148さん
こんばんは。
大変だった茶臼岳から下山して翌日から風イラズの周回ですか。凄い気力ですね。
以前はこの周回を考えていましたが…今となっては気力も体力も無くて無理です。
地図を見たら不動岳東尾根、丸盆岳東尾根、合地山、諸沢山、大無間山南尾根…この辺りが未踏なんですよ。
最低限、赤線つなぎで朝日岳〜三方嶺〜千頭ダムは歩きたいと思ってます。
悪天候の中、お疲れ様でした。
Zenjinさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
茶臼岳からできるだけ早く下山して備えました。南アルプスの縦走と同じようなもんです。
私は不動岳東尾根、緒沢山、白倉林道周辺、東河内とまだまだ未踏の所がたくさんありますのでZenjinさんの記録を参考に日の長いこれからの時期にできるだけ歩きたいです。
雷は鳴ってましたが歩いてるときはそれほど悪天候ではありませんでしたよ。
GWに一泊二日で周回してみたくなりました。
大無間不思議と登りたくなる山ですね。
tomhigさん,こんばんは!
コメントありがとうございます。
tomさんなら楽しく周回できると思います。今年は昨年のように4月になって大雪ってことはないと思います。
気候にもよりますが問題は水です。
私はギリギリでした。
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