傾山
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- GPS
- 08:50
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,612m
- 下り
- 1,606m
コースタイム
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:48
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
九折ー九折越 カンカケ谷の渡渉点が間違え易いので注意が必要。 鎖場は慎重に行えば大丈夫です。 九折越ー傾山 極めて歩き易い。後傾では岩峰山頂を眺めて楽しめる。 傾山ー三ツ尾 道迷いに注意が必要です。確証がない限り進まない事と迷ったら潔く戻る事。 鎖場でバックステップで下降する場面あり。 三ツ尾ー九折 急勾配の道を降下する。観音寺滝の沢の渡渉に注意。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
虫よけスプレー
|
---|---|
備考 | この時期でも稜線上や山頂では風の影響を受けるので, 防寒用にソフトシェルと手袋は予備も含めあった方が良いでしょう。 繰り返し渡渉しますので今回は未使用でしたが、万一に備えて靴下の予備もあった方が良いでしょう。 |
感想
晴天を待って、一昨日の大崩山に続いて奇岩、岩峰の頂からなる傾山に行って来ました。
登山ルートは、九折⇒九折越⇒傾山⇒水場⇒三ツ尾⇒九折として上畑コース分岐を起点にスクエアに反時計回りで周回するコースとしました。
祖母・傾山系の中でも難易度が高い山と聞いていました。標高差やコースタイムに加えて、登山道が不明瞭な箇所もあり、道迷いのリスクもあると考えていました。
日の出を待ってスタートする事にします。九折から林道を進むとすぐに上畑コース分岐に出ます。九折越は道標が示す通り樹林帯の中に入って行きます。カンカケ谷の渡渉点がどこからでも進めるので間違え易い。幾度か渡渉を繰り返すと沢から離れます。そこから岩場や、鎖場が連続しますが、落ち着いて行けば問題はありません。九折越は平坦で縦走時の幕営適地とされています。ここでは傾山の岩峰が仰ぎ見えて胸が高鳴るのを覚えます。センゲン尾根は今までとは違って緩やかで急に歩き易くなります。後傾までは正対して進むので岩峰が段々近づいてくるのではやる気持ちを抑えます。後傾では高度感を味わいながら本傾に到着します。本傾からの眺望を堪能して
復路は水場コースを進みます。前傾では岩壁から本谷山に続く縦走路の魅了されてしばらく見入ってしまいました。三ッ坊主分岐からが核心部です。水場コースは三ッ坊主の巻き道であっても油断はできないので、特徴を次の通り記しておきます。
特徴1 道迷いし易い地形。
1.登山道が落葉に隠れていて、どれもこれもが登山道に見えてくる。
2.水場がある事は沢が登山道を分断している事。
3.倒木があって登山道を分断している事
以上の要因により誤った方向へ導かれる可能性があります。
特徴2 起伏に富んだコース。
1.鎖場でバックステップで降下する場面があり時間と神経を使う。
2.急勾配の上下降を繰り返す。
3.歩いているにも関わらす標高が下がらない。
三ツ尾からは急勾配の坂を落ちていくといった感覚です。一気に標高を下げて行きます。林道出合から観音寺滝の沢を渡渉します。この時滝口を覗き込みたくなる心理が働いてしまいます。瀑布に魅了されて九折に戻ります。
この山の持つ魅力は前述のように山行難易度が高いですが、アケボノツツジの可憐さも楽しめ、一方では祖母山へ続く長大な縦走路の素晴らしい展望があって訪れる者を魅了し続けるのだと思います。
九折に下山時に遭対協の方と歓談する機会があって、やり取りして連れて行ってくれたのが駐車場脇にある櫓のような場所。
ここから、二つ坊主が見えるのが自慢のようだ。
次回は下山時に坊主尾根を薦められた。この時期アケボノツツジを上から堪能しつつ坊主を眺めながめ歩くのが最高との事。危険な場所と云われるが、そのために我々が整備していると迫られ、再訪時は坊主を歩く空手形を切ってしまいました。
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