強風・ガス・ミゾレ、まさかの撤退。。。金峰山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,117m
- 下り
- 1,117m
コースタイム
08:12 瑞牆山荘より出発
08:57 富士見平(5分休憩)
10:02 大日小屋(5分休憩)
10:33 大日岩
11:52 砂払いノ頭
12:26 撤退場所
14:30 富士見平(5分休憩)
15:08 瑞牆山荘
天候 | 曇のちミゾレ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は融けてしまったのかと思ったら… 瑞牆山荘から富士見平小屋を越えると凍結あり、アイゼン必要 標高が上がるにつれ雪も増してきた |
写真
感想
『祝! 登山一周年記念』
昨年の4月中旬、師匠と大菩薩嶺に登ってから
いきなり山に目覚めた私。
その時点では、雪山までやることになるとは
全く想像もしていなかった。
4月も目前、一周年記念の登山をしようと計画し
師匠を誘ってみるがなかなか日にちが合わない。
やっと約束が取れたものの、今度は天気が悪そう。
当日もやはり雨マークは消えないまま。
目に見えてテンションが下降気味の師匠を
何とかなだめすかし(笑)早朝出発する。
師匠は雪崩やラッセルの心配までしていたが、
数日前のヤマレコで確認済みだったので
トレースは絶対あると確信していた。
それと、午前中は降らないだろうと予想。
それでもやはり寝不足のせいで師匠は機嫌が悪い。
余計な刺激をしないよう、助手席でおとなしくしていた。
瑞牆山荘に着いたが、辺りには雪は全くない。
もしかしたら肩すかしを食らうかも?
なんて思ったのもつかの間、富士見平を過ぎると
凍結している箇所が出てきてアイゼン着装。
そして、大日小屋を過ぎた辺りから雪道となる。
師匠が前日にヤマレコを見ながら
金峰山で撤退した人がいるよーと言っていたっけ。
でもまさか、自分達もそうなるとは。。。
山頂が見える場所で体がよろける程の強風に遭い
岩陰で休憩しながら少しずつ前進する。
頬を打つような寒風でフードが何度も外れてしまう。
4月下旬なのに、こんな天気とは信じられなかった。
師匠がひとりで様子を見てくると言い尾根を先行する。
OKサインが出たのでそこまで進む。
しばらく待機するが、風は強くなる一方で静まる気配なし。
「ここで撤退だね」と言う言葉に納得し引き返したとたん
山頂が大量のガスに包まれ真っ白になる。
師匠の判断は正しかった。
凍結場所は、下山のほうが怖い。
四つん這いになってピッケルを氷に刺しながら
木も利用して降りたので、練習にもなり転倒はなかった。
いつもなら下山はサクサク降りられるのに
今回は、気分的にとても長く感じたのは何故だろう。
しかも、私の大量の汗でファイントラックもお手上げ状態。
帰宅は夜になったがまだ濡れていた。
これは私にとって永遠の課題だなぁ。
そういえば、帰りの車道に体の大きな日本鹿が2匹いて
私達の車を察知して大急ぎで逃げるところだった。
一瞬、振り返ってこちらを見ている。
そこで車を止めて一言、「おいでー」と叫び
ロイズのスイーツを投げて引き止めようとする師匠。
先日の権現岳で私がカモシカに話しかけたのを笑ったくせに
日本鹿に「おいでー」って、、、(笑)
今回の一周年記念登山は、とてもいい経験となった。
山の魅力を教えてくれた師匠に改めて感謝&行き帰りの運転 thanks !
下山まで待ってくれた雨(ミゾレ)にも感謝。
金峰山、ありがとう〜〜。
雪のない時期にリベンジしなくちゃ。
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