ザクザクの残雪と青空、北横岳

2019年05月13日(月) [日帰り]

• GPS: 02:17
• 距離: 3.8km
• 登り: 262m
• 下り: 258m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:10
• 休憩: 0:03
• 合計: 2:13

距離 3.8km 登り 262m 下り 266m

11:38 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅
11:46 坪庭
12:28 三ツ岳分岐
12:34 北横岳ヒュッテ
12:48 12:49 北横岳（南峰）
12:53 12:54 北横岳
12:59 北横岳（南峰）
13:09 北横岳ヒュッテ
13:14 13:15 三ツ岳分岐
13:40 坪庭
13:50 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅
13:51 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

10:06 茅野駅発のバス→北八ヶ岳ロープウエイ
14:45 北八ヶ岳ロープウエイ発のバス→茅野駅

コース状況／危険箇所等

坪庭散策路に雪はなしですが、北横岳へ至る分岐点よりすぐ先から山頂直下までは雪道でした。場所によっては岩が露出している箇所もありますが、シャーベット状の雪が凍結している登山道は、チェーンアイゼンか軽アイゼン等の滑り止めがないと、登りも下りも難儀しそうです。

写真

新宿駅で購入した朝食を、あずさでのんびりいただく至福の時間。

車窓から見えた南アルプスにかぶりつき

北八ヶ岳ロープウエイ山麓駅から、一気に標高2,237m。

ロープウエイの車窓から眺める景色は、雪もあるけどすっかり緑の季節。

南八ヶ岳かっこいい

坪庭到着

久しぶりのキツツキくん

坪庭は脇に名残の雪があるくらいで、爽やかな風が吹き抜ける最高の散策路でした。

お〜縞枯山〜
寒い真冬の日に歩いて、鼻の中が凍りついたのは何年前だったろうか。

登山前にお参り

雪の全くない坪庭は荒々しい溶岩地帯。

北横岳！
これから登るよー

上の方は登山道が凍り付いていると聞いていたけど、アイゼンいらないのでは？と思うほど穏やかな道のり。

ザクザクしゃりしゃりの雪道出現。
6爪アイゼンで歩きましたが、チェーンアイゼンや4爪の方も多かったです。

カチカチに凍っている箇所は、滑り止めがないとキツそうです。
硬い冬靴で蹴り込んでもたぶん刺さらない。

雪のない箇所はアイゼンの歯をガショガショいわせながら進みます。
おぉ、歯が丸まっていく…

右手を見ると縞枯山の向こうに南八ヶ岳。

シャクナゲの葉！
咲いている時期に歩いてみたいなぁ。

いつか泊まりたい北横岳ヒュッテを通過。

癒し〜な雪の樹林帯。

南峰に到着。

いつ見てもどこから眺めてもかっこいい南八ヶ岳と天狗岳。

北峰に向かいます。

到着。

GWに計画を立てただけになってしまった蓼科山。
後方にずら〜っと並んでいるはずの北アルプスは、この日はぼんやりでした。

景色との別れを惜しんでいるうちに、翌日の仕事をサボって1泊したい誘惑にかられる。
危なかった。

南アルプスや中央アルプスもぼんやり。

スノーバスケットを自宅に忘れてきてしまって慌てましたが、雪面が硬いので問題なし。

ロープウエイに戻りました。

ものすごく歩いて下りたいけど、14時45分の茅野行きバスを逃すと17時のバスになってしまうので、ロープウエイで下ります。

ちょうど良い時間に間に合いました。

山麓駅のレストランで、20分だけひとり慰労会。

茅野駅までバスでのんびり帰りました。

感想

suitosuito

仕事の忙しさと疲れを言い訳に、2ヶ月も山をお休みしてしまった。
そうなると、じわじわと育てた登山筋の危機とともに体型の危機…うっかりサイズが大きい方に変わって、登山ウエア一式（特にパンツ類）の買い直しなんて事になったら、お財布と心に大ダメージが。
ここで踏ん張らねばならぬと、代休を奪取して北横岳へ出かけてきました。
東京から公共交通機関のみで日帰り可能、かつなるべく高い所、積雪期に訪れた事があって気負わずに歩けるところ、の条件で選んだ北横岳でしたが、想定していたよりもたっぷり残っていた雪道がとても嬉しく、静かで穏やかな道のりを楽しむ事が出来ました。
特急とロープウエイに乗って歩行は2時間という、少々贅沢で物足りないような山行になりましたが、2ヶ月ぶりの足にはちょうど良かったのかもしれません。
大パノラマの山頂から眺めた山々が連なる景色と黙々と歩いた登山道は、瑣末な悩み事などに囚われず、いずれまた山へと気持ちが大きく傾く良いきっかけになればと願います。