《千種街道 雨乞岳⇔杉峠⇔イブネ》
- GPS
- 09:05
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,188m
- 下り
- 1,188m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・千種街道--登山ポストあり危険個所や不明瞭な道はありません。 ・杉峠〜雨乞岳〜東雨乞岳--アプローチは短いが急登、山頂手前から背丈ほどの薮 ・杉峠〜イブネ--タイジョウ方面との分岐が不明瞭、P1121を過ぎてすぐを東へ進むと「佐目峠」へ ※当日かなり気温が上昇しましたがヤマビルの被害は受けませんでした。 |
写真
感想
【千種街道〜杉峠 雨乞岳⇔杉峠⇔イブネ】
大型連休、前半の天候が良好との予報。 さてどこ行うかな?
ホームグラウンドの鈴鹿北部は通常の週末に置いといて、鈴鹿も中心部へと
千種街道、イブネ、クラシでサイト内を検索するとutaotoさんの雨乞岳とイブネ・クラシを一日で踏破したレコを発見!
「幼い御令嬢でも登っておられるのなら私も登ってみよう」というわけで(笑)千種街道に決定です(相変わらず近場)
6時過ぎに登山口に到着すると既に数台の車が駐車、支度中の1台に声をかけます「おはようございます!今日はどちらへ登られるのですか?」勢いよく訪ねると「すいません 私ら釣りに来たんですけど・・・」 失礼しました〜〜。皆さん登山口ではなく竿を片手に川原へ下りて行かれます。登山者より釣り人の方が多かったです。
<千種街道〜杉峠>
渓流沿いに川のせせらぎを聞きながら進む道は非常に歩きやすく気持ちのいい道です。途中、植林帯から二次林へ変わり更に気持ちの良くなります。美しい渓流を眺めながら進んでいく道中、花も多く、避難小屋、遺構、吊り橋、丸太橋、渡渉、滝、鉱山跡等長距離が苦にならない退屈知らずの道でした。
<杉峠⇔雨乞岳、東雨乞岳>
かなりの急登と聞いていましたが道が付いており さほど苦も無く登ることができました。冬期間、雪の御池岳でここより勾配のきつい雪の斜面を何度も昇り降りした成果です。それよりも山頂手前からの薮漕ぎには参りました。薮漕ぎとラッセルの2択なら私は迷わずラッセルを選びます。草刈り機を持ってきて全て刈払いたくなります。
うわさ通り雨乞岳の山頂はいまいちで、すぐに東雨乞岳へ向かい小休憩、さすが人気の山です、たくさんの方が登ってこられました。御在所岳、鎌ヶ岳と鈴鹿の華やかな山々を間近に見ることができます。そして遠くには霊仙、御池、藤原と慣れ親しんだ鈴鹿北部の山々も望むことができました。
<杉峠⇔イブネ>
雨乞岳とは対照的に人が少なく静かな山歩きができました。杉峠より少し登っただけで広く開けた丘陵地が現れます。「鈴鹿の山と谷 第4巻」に“佐目峠は数ある鈴鹿の峠のうちでも、最も高原の雰囲気もつすぐれた峠である”と記述があります。P1125を過ぎてすぐを東に進むと佐目峠、イブネにいたります。
イブネ山頂もとても良い雰囲気で鈴鹿の中心部にもこの様な高原状の山姿を見ることができてうれしく思いました。
それ以上に印象的だったのはイブネ側から杉峠を挟み真正面に見た「雨乞岳」の山姿です。さすが鈴鹿山脈第二の高峰です、その立派な姿は圧巻でした。
・佐目峠、イブネへの分岐を見落として尾根を外してしまいルートミス、途中でおかしいなと気付き地図とコンパスで見直して修正しました。
その後佐目峠にてGPSで確認中の登山者と出会いました。お互いイブネへ向かうルートを確認して別れましたが、イブネの北端で再び出会いしばし立ち話、のつもりがいつの間にか小一時間話をしコーヒーまで御馳走になりました。時間的にもクラシまで行くのは次回のお楽しみに取っておくことにしました。
岐阜県土岐市から来られたその方(名前聞くの忘れた)も甲津畑まで戻るという事で帰りを御一緒することに。道中いろいろな話をし「ヤマレコ」のことも話題になりました。私は自分がユーザーであることやハンドルネームを告げて案内しておきました。その方からは籾糠山のことや銚子ヶ口のレール尾根の事など興味深いお話を伺う事が出来ました。山で出会う方とお話をすると話題が尽きることなく時間を忘れます。
下山を御一緒頂いたおかげで千種街道の長い帰路があっという間に終わり楽しく山行を終えることができました。
・鈴鹿の最深部と言われるこの山域に初めて足を踏み入れることができました。杉峠までの道程はとても長く今回約18劼鯤發ました。しかしながら見所も多く退屈しないルートでおそらく今後複数回重ねてもその印象が変わることはないでしょう。多くの人を魅了して止まない独特の雰囲気を持っているのが「鈴鹿山脈」だと思います。そしてその魅力とは「原生といわれる手付かずの自然」ではなくある時期まで人が自然と共生し醸成された「人間の臭みが微かに漂う自然」だと自分なりに理解しています。
ますます「鈴鹿」に嵌っていく山行でした。
コメントいただいたkatsuyamです。
yuconさんは滋賀県側からの登山なのですね。
藪がすごいとの言葉どおり、雨乞岳頂上に近づくにつれ顔と藪の格闘でした。
雨乞から見たイブネは高原のようで魅力にかられましたが、今回のルートから更に逆側に登って行くのは気力がいります。お会いした時はかなりヘトヘトでした。
毎週のように、鈴鹿の山(もう少し北側ですが…)に登っています。
初心者ですが、よろしくお願いします。
私もしょっちゅう鈴鹿北部を中心にうろついています。
登山も初心者で山に対する思い入れや気合だけで登っていましたが特に今年に入ってからは確実に体力、筋力がアップしており中年になってからでも肉体改造できるんだと驚いています。
今回はじめての鈴鹿中心部でしたが期待を裏切られることなく ますます鈴鹿に魅了された山行となりました。
また鈴鹿のどこかの山でお会いできるといいですね!
これからもよろしくお願いします。
この日は暑かったですね。
yuconさんが下山したときに俺も綿向山に登り始めた次第です。
それにしても長い距離歩きましたね。
千種街道、雨乞岳、イブネとどれも魅力ある所を一気に見て廻りましたね。
鈴鹿の最深部、ここはかつて人が住んでいた場所、千種街道の杉峠以東には小学校まであったとされます。
この山域は山と共に生きてきた先人の歴史もあるので魅力が尽きませんね。
これからも鈴鹿の山行のレポ楽しみにしています。
千種街道は下山後、時間が経てば経つほど、もう一度行きたくなる不思議なところです。今でもほんとに永源寺へ向かってしまいそうな自分を抑えています。
杉峠を中心としたこの山域は鈴鹿の魅力をすべて凝縮したような場所に感じました。
しかし距離が長くとても疲れました。
街道歩きのguhikazukiさんの脚力なら問題ないと思いますので次回は是非、付き添いをお願いします。
なかなか忙しくなると山登りも出来ませんでした。
御池岳でご遺体が見つかったのは知りませんでした。
霊仙の登山口にも情報提供を求めるポスターがありました。
実は落合から汗拭峠に戻ってきたとき、ボランティアの方がおられて、「最近は登山届を書かずに登る人が多い。万が一の時探しようがない。」と嘆いておられました。
私も今回書かなかったので耳が痛い思いでした。
お互いソロでの登山が多いですが、ソロは自分のペースで行動出来る楽しさがある反面、何かあった時は遭難する確率も高くなります。
人様に迷惑をかけないよう気をつけて登山をする必要がありますね。
登山届は今後必ず書く様にしたいと思います。
yuconさん千種街道界隈は初めてだったんですね。鈴鹿北部とはまた違った空気が流れる場所です。良い所ですよ。yuconさんもきっと嵌ること確実です。
杉峠以西の千種街道は私も歩いたことがないのですが、歴史を感じさせてくれる良い道だと思います。しかしここの歩きも長いですね。朝明からも遠いです。
東雨乞は、天気の良い日に登られて最高の展望を楽しめたんじゃないでしょうか。笹藪は鬱陶しいですが、積雪期や春先は視界さえ良ければとても歩きやすいです。
イブネの山頂一帯も良い所ですが、次回登られることがあればイブ・クラ・チョに囲まれた原流域、熊ノ戸平にぜひ足を伸ばしてみてください。素敵な所ですよ。私は、鈴鹿ではベスト3に挙げたい場所です。
実は、イブネにyuconさんが登られた次の日にテント担いで歩いてきました。熊ノ戸平、イブネのヘソでテントを張り、yuconさんを羨ましがらせようとレコにコメント送ろうとしたのですが、電波が不安定なので失敗に終わりました。
御池岳の件、残念な結果になりましたが、見つかって本当に良かったです。
イブネに千種街道・・・
なんだか深い森に忍び込んでくような感じで楽しいです
雄大な主稜線の裏にある源流域や台地・・・
鈴鹿の奥深さを感じられる場所なんだなって思えます
しかもどこかに人の手が加わった跡があったりして・・・
その辺も凄く魅力的です。
もう一度行きたいです
もうすでに“どっぷり”とハマっています。
ご紹介いただいた「熊ノ戸平」は 鈴鹿の山と谷 に載っていましたが 近いうちに是非行ってみたいです。
そうでなくても杉峠周辺を出来るだけ早くもう一度行ってみたい症候群に罹って困っています。
ですのでそんな現地レポートのようなコメントをもらったら羨ましがる前に、居ても立ってもいられなくて、そちらへ急行してしまいます(笑)
今回は電波の調子が悪くてお互いにとってよかったと思います。
秘境感がたまらないっす!
utaoto家の
小娘御令嬢がここを歩かれたんだと思いながら「よく歩けるよなぁ〜」とホント感心してしまいました。 二人とも鍛えられていますね、同じように歩いている父親の体形が変わらんのが不思議ですでも ホントにいいところで ほっておいたら何日間も籠ってしまいそうです。 そういえば 昔はよく冗談で「山に籠る」とか「山に修行に行く」とか言ってましたけど、こんなおっさんになってから実際にやるとは 思ってなかったですよね、というより「山に籠る」ことがこんなに楽しいとは思いませんでした。
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