岩木山 スキーバスなどを使って春スキー三昧 !
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- GPS
- 04:24
- 距離
- 33.7km
- 登り
- 1,602m
- 下り
- 2,738m
コースタイム
10:45 鳳鳴ヒュッテ
11:15 岩木山 山頂
滑走準備
11:37 岩木山山頂神社前より滑走開始 !
大黒沢を滑走
12:22 弥生登山口下の車デポ地に到着
車で再度八合目駐車場に向かう
13:08 八合目レストハウス到着
レストハウス内の休憩スペースにて昼食
13:46 八合目よりリフトに乗る
13:56 九合目リフト降り場
14:00 鳥海山 山頂
14:16 鳥海山より百沢スキー場に向けて滑走開始 !
14:27 焼止りヒュッテ
14:39 百沢スキー場トップ
14:50 百沢スキー場駐車場 到着
天候 | 終始気持ちの良い晴れ ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
百沢スキー場から八合目まではスキーバスを利用しました。 スキーバスの詳細は下記のリンクを御覧下さい。 http://konanbus.com/haru_ski/haru_ski_2012.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 登山ポストは無かったと思いますので、各自それなりの対処が必要です。 ※ 八合目のレストハウスが開いていますので、トイレ・自動販売機や休憩スペースを使う事ができます。 ※ 九合目のリフト降り場から岩木山山頂までの夏道は、すっかり雪が消えています。 ※ 大黒沢と百沢の春スキーコースには、前半の要所に竹ポールが立てられていますが、 中盤以降は無くなりますので視界不良の場合は注意が必要です。 ※ ここ数日の陽気により、両コースとも雪融けが更に進んでいると思いますので、 コースの下部はスキーを脱ぐ必要があると思います。 ※ 今回の下山後の温泉は、百沢スキー場の下にある 「 アソベの森 いわき荘 」 を利用しました。 日帰り入浴の利用時間は 7:00 〜 16:00 シャンプー・リンス・ボディーソープの備付あり 大人500円 詳細は下記のリンクを参照願います。 http://www.iwakisou.or.jp/index.html |
写真
今日はトコトン楽をしちゃいます (笑)
大斜面を二本いただく !
それが今日の目的ですから〜。
しかしリフトの支柱が思っていたより低い
厳冬期でも積雪は1m程度だったみたいです
少しトラバースしてきました
ここが岩木山の大黒沢です
すり鉢状の超大斜面です
一気に滑るのももったいない
コマメに滑るのももったいない (笑)
どうしようか・・・
とにかく行っちゃえ〜〜〜〜〜っ
感想
今回は春スキーを思いっきり満喫する計画で、山行と言うよりは滑走がメインでした。
車を弥生登山口と百沢スキー場にデポし、春スキーバスで八合目まで上がり、さらにそこからリフトを使って九合目に一気に出る。
九合目からヒョイッと登り、そしてガツンと超ロングなコースを滑り、再度九合目まで楽チンで上がり、もう一発超ロングコースをいただく。
「山岳同人たがじょ」としては無茶苦茶ユルユルの計画でしたが、参加メンバーは何故か四人、そのうち一人は体験山行の人 (笑)
やっぱり自分の足で登ってこその山 ! 動力を使っての山行だなんて・・・と言った感じかもしれませんが、タマにはいいんじゃないでしょうかね (^^ゞ
厳冬期にはあれだけ悪条件続きだったんですから、この辺で少し楽をして楽しんでも罰は当たらないでしょ (笑)
と、今回は勝手に自分に都合のよい理由をつけて楽しむ事にしました (爆)
当日の朝、目を覚まして外を見るとスカーッと晴れたいい天気 !
気分爽快で前夜に準備した、装備をチョイチョイ抜いたザックを車に積み込み出発しました。
予報でも天気は良かったので、どうせ楽しむなら装備も軽い方がいいだろう、そう思い (笑)
持った装備は冬山三種の神器、昼食、非常食(おやつ)、水分、カッパの上だけ、ロールペーパー、無線機類の非常装備と、かなりの軽量化でした。
車を走らせ大釈迦の峠を越えると、ジャジャーンと山頂まできれいに岩木山が見えてきました。
山頂の側面は雪が融けているようですが、コース取りしだいでは山頂からの滑走も可能なようです。
ウヒヒ、今日は久しぶりに山頂に立って、そこからウッヒョヒョ〜〜〜〜〜っとアソコを滑り、
もう一発アソコからウッヒャヒャ〜〜〜〜〜っとアソコを滑るんだ〜、と妄想を膨らませながら弥生登山口に向かいました。
弥生登山口手前の神社周辺もスッカリ雪が消え、グングン順調に車を山に入り込ませると、リンゴ畑が切れたあたりで道に雪が残っていました。
四駆で突破すれば何とかなりそうな気配もありましたが、その先にも雪が残っているようだったので、そこまでは無理をして突っ込まないようにし、小道に車を入れて迎えを待つことにしました。
迎えの車が到着するまでの間、私は装備を車から降ろして待っていましたが、ハタと気が付いた・・・靴を履き替えないと、ここから運転していく履物がないと (笑)
急いで兼用靴に履き替え、ホッとしたところで一人のメンバーが到着。
装備を積み込み、私の車をデポして次の集合場所である百沢スキー場に向かいました。
百沢スキー場の駐車場には、メンバー一人と体験山行の人が一人待っているはずです。
メンバーは当然わかりますが、体験の人は名前しか知らないので、はたしてわかるのか ?
そう思いながら駐車場に着くと、10台程度の車とスキーヤーがいました。
こりゃまずいと思いましたが、それっぽい人を発見 !
それと同時に向こうも私達に気が付き、相手の表情が笑顔に変わりました。
車を降りて挨拶をすると、やっぱり体験山行の人で、ヤマレコで私の顔出し記録を見ているのですぐわかったそうです (笑)
挨拶をして、相変わらず全快で微笑んでる岩木山を見ながらスキーバスに乗る準備をしていると、どんどんバス停に人が並んでいきました。
私達も慌てて並びバスが来るのを待っていましたが、列は徐々に長くなります。
やばいなー、これじゃ座れそうにないかもと思っている所にバスが来ました。
バスは鰺ヶ沢スキー場から出発しているので、私の車をデポした弥生口などから既に何人か乗っていました。
さらに着たバスが少し小さめのバスだったので、座れるどころか全員乗り込むのも難しそう。。。
何とか私達メンバーが乗ったところで乗り込む勢いが止まり、「申し訳ありませんが詰めてください」との運転手さんの呼びかけでギュッと一押し、
それを数回繰り返して、ギューギュー詰めになってバスは出発しました。
岩木山スカイライン入口で増発便が出るそうなので、そこまでの我慢と思って揺られていきましたが、そこにも既にバス待ちのスキーヤーがいました。
これじゃ乗り替わっても座れる見込みがありません。。。やはり私達まで乗り替わる指示がこないうちにバスが出発・・・
結局百沢スキー場から八合目駐車場まで立ちっぱなしでした。
立ってスキーを抱え、グネグネのスカイラインをバスが上がって行くと、カーブやギヤを変えるたびに揺れる揺れる !
この日一番疲れたのが、この登りだったと思います (爆)
八合目のレストハウスで用を足し、次は九合目までリフトで上がります。
リフトの料金は片道500円、往復で800円とのこと。
往復券を上り二回で使えるか聞くと、残念ながら無理でした (笑)
素直に片道券を買ってリフトに乗ります。相変わらず天気は最高で遠くは霞んでいるけど気分は最高 !
それと同時にリフトの高さが低い事に気が付きました。
厳冬期にはこのリフトの下を歩いて登っていくんですが、その時とワイヤーの高さがあまり変わりません。
斜面が西向きなので、強烈な西風で雪が飛ばされてしまうんでしょう。
そして一番驚いたのは支柱の間隔が短い事でした。
厳冬期にはムチャクチャ長く感じて登っていたし、あげくの果てには次の支柱が見えなくなったりしたのが、とてもとても信じられない状況でした。
あー、ここまで登って引き返したんだなー・・・
げげ〜っ ! もうちょっとでリフト降り場だったのにぃー・・・
なんでこの距離が見えなかったのよぉー。。。
などとビックリと言うか、情けないと言うか、残念と言うか・・・複雑な心境でリフト降り場にサクッと到着しました (笑)
リフト降り場からはイヨイヨ自分の足で登ります。
まずは岩木山山頂を目指して大黒沢に向かうため、スキーをザックに縛り付けました。
岩木山山頂はすぐそこに見えます。黒々と雪が融けた岩肌が続いて夏道が完全に見えていました。
山スキーのプラスチック兼用靴で歩き出して気が付いたこと・・・
あら ? ひょっとして、この靴で雪のない登山道を歩くのは初めてじゃないの ?
やっと初めて兼用靴の兼用靴たる機能を使っている事に気が付きました (笑)
岩場を登っていて気が付いたことは、足首はウォークモードにしているので自由が利きますが、ソールが真っ平なので岩肌が手前に傾斜しているところは少し辛いものがありました。
それに比べてテレマークの兼用靴は、テレマーク独特のしゃがみ込み用に爪先が曲がるようになっています。
こんな岩場を登ったりするには、テレマーク兼用靴の方が都合が良いみたいでした。
それでもそんなに気にする事もなく、そこそこ順調に山頂まで登る事が出来たんですが、それはやっぱりバスとリフトを使って体力に余裕があったからでしょう。
いつもは下の登山口から何時間もかけて登ってきて、最後の登り斜面を見るころにはヘロヘロですからねぇ (^^ゞ
そうこうしながら山頂に着くと、山頂部の雪も完全に消えていて、山頂の標識や三角点が出ていました。
そそくさと何か月ぶりかの三角点タッチをして (笑) 山頂から360度の大パノラマを味わいます。
やっぱり天気が良すぎて遠くが霞んでしまっていましたが、それでも皆の顔は笑顔があふれていました。
展望を楽しんだ後は、岩木山神社奥宮に参拝です。
これまでの無事な山行の感謝や今日ここに立てた感謝、これからの滑りと無事な下山のお願いやこれからの山行の事など、それぞれがそれぞれの気持ちを込めたと思います。
さて、いよいよ滑走の準備が始まりました。
岩木山神社の奥宮は山頂部の東端にあり、神社の目の前から斜面が始まっていて、東斜面にはマダマダ雪がタンマリ残っていました。
今日はここから滑るという、なんともダイナミックな事をやろうとしています。
まさか山頂から滑りだす事が出来るとは思っていませんでしたから、期待は勝手に膨らんでいきました。
滑り出しの斜面は奥が見えないほどの傾斜でしたが、まずは経験者のQさんが滑り出しました。
一旦姿が消えましたが、少しすると現れて途中で止まってくれました。
ははーん、ちょっと急なのはココだけのようで問題なさそう・・・ウフフ
次々に続いて山頂部の滑走を満喫しました、感無量 !
そこからは岩鬼山方面の大黒沢大斜面に向かって少しトラバースしながら下ります。
このトラバースも気持ちよかった〜、青い空と白い雪、厳冬期の灰色一色の世界とは別世界です (笑)
そんな幸せな気分で到着した大黒沢の超巨大なすり鉢状の大斜面 !
もうもう上から見ているだけでウズウズワクワクがドンドンあふれ出します (笑)
南八甲田の櫛ヶ峯や、北八甲田の高田大岳の大斜面とは違った迫力がありました。
とにかく広くて長い長い !!!!!
これだけの斜面なので一気に滑るのも・・・なんかもったいない (笑)
でも、細切れで味わいながら滑るのも・・・これまたもったいない (爆)
そんな話をしながらも、体は我慢できずに先頭を切って滑りだしてしまいました。
雪質は固く締まったザラメのうえ、引っ掛かりもなく最高に滑る状態 ♪
こうなったら止まるもんじゃありません、結局かなり下まで小回り大回りとアレコレ楽しみながら一気に滑り降りました。
いんやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜最高の斜面でした !
たまんなかったです、はいハイはいハイのハイ (笑)
下から皆の滑りを見ていても、それぞれ思いっきり楽しんで滑っているのが、よーくわかり、
是非とも来シーズンはパウダーもいただきに来てみたいと強く思いました。
長ーい大斜面が終わってからの沢筋では、所々でブレーキが突然かかるような雪質でしたが、これまたロングなツリーランで、のーんびり楽しく滑る事ができました。
また、コースを示す竹ポールは沢に入るとなくなりましたが、随所にピンクテープがあるので、不安もなくデポした車まで滑り降りる事ができました。
このコースは実に滑りごたえのあるコースだと思います。
さて、デポした車に乗り込んで再度百沢スキー場の駐車場に向かい、そこからスキーバスに乗って八合目を目指そうとしましたが、
車を走らせながらスカイラインの通行料金とバスの運賃との比較をしました。
乗用車の通行料金は一回1750円、一回このまま上がって八合目に車をデポし、滑り降りてから再度取りに上がると二回の通行なので3500円・・・
バスで上がるとスカイラインの入口からでも一人1000円、四人で4000円・・・
アッサリ安い方で決まり、バスで立ってスカイラインを上がっていく不安からも解放されました (笑)
八合目までそのまま車で上がり、レストハウスの無料休憩スペースでノホホーンと昼食を済ませ、再度リフトに乗って九合目に向かいました。
二回目の滑走は、鳥海山から百沢スキー場に向かう百沢コースを満喫します。
午前とは違って、鳥海山はリフトを降りてからヒョイっと登れます。
登ってからは尾根筋を少し歩き、途中で木が邪魔をするような部分もありますが、さほど長くないので楽に滑走ポイントまで移動できました。
本日二本目の大斜面滑走〜
こちらの斜面は午前の大黒沢のすり鉢状とは違い、広い尾根筋をノビノビ滑り降ります。
去年一回経験していますが、本日二回目の大斜面滑走の感動にヒタヒタ浸り、雄叫びをあげながらの大滑走でした !
途中にある焼止り小屋に立ち寄ると、一か月前には屋根まであったという雪が半分程度融けていて、春の訪れの早さを感じました。
焼止り小屋からは冬尾根を少し降り、私は初めて途中からスキー尾根に沢を越えました。
一か所しかない沢を渡れるポイント周辺の木には、ピンクテープが数本巻かれていて、今後のためにポイントを頭にたたき込んでみましたが、次まで覚えていられるでしょうかね、どうせ視界はよくなさそうだし・・・びみょぉー (笑)
スキー尾根に渡り、低めの木々の間をスルスルと縫って滑っていくと、既に今季の営業が終わった百沢スキー場のトップにでます。
スキー場は圧雪車が雪を均しながら固めていたため、思っていたより雪が残っていましたし、雪の状態も良かったです。
この日最後の滑りを楽しみながら、ギリギリで残っていた雪の上を一気に駐車場の上まで滑り降りました。
振り返ると朝と同じように全快の岩木山が見えていました。
あそこの大斜面を山頂からドッヒャ〜っと滑り、今は鳥海山からココまであそこをウッヒョ〜っと滑ったんだと見直し、
楽しく充実した春スキー三昧の一日が終わりました。
うん、いい一日でした !
いつもの自力登山と違ってユルユルの山滑走でしたが、やっぱりコレはコレで楽しい山だったと思います。
来シーズンも一発やっちゃおーっと (^_^)
で、デポした車を取りに八合目に向かってる途中で、もう一発 鰺ヶ沢スキー場に滑りましょうか !?
と冗談半分で口走り、アッサリ却下されましたが・・・来年は・・・ (爆)
紺色の“fine track”帽子を飛ばして来ました^^;
どなたか拾われたなら、コチラを通じて連絡くだされ〜
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