超快晴&360°大展望の燕岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,304m
- 下り
- 1,304m
コースタイム
天候 | 4/28(土)快晴、4/29(日)快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
<復路>0830中房温泉→しゃくなげ荘 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<中房温泉〜合戦小屋> 出発後10分程度から序々にザラメ状の残雪が現れ始め、第一ベンチ以後は完全な雪道。我々はここでアイゼン装着。日陰の凍結部分&日向のグズグズ雪が交互に現れ、歩きにくい。 <合戦小屋〜燕山荘> 合戦沢の頭までは夏道と異なり、ほぼ直登ルート。傾斜きつく凍結した雪で、アイゼンの効きも今一つ。合戦沢の頭から先は、見晴らしの良い稜線上を緩やかに登る。 |
写真
感想
毎年、GWは奥秩父テン泊縦走と決めていたが、なにしろ半年に及ぶ妻の怪我によるブランクあり。なんとか山を再開したのが2週間前からではと不安があったが、どこか奥秩父テン泊してみようかと考えていた。
ところが、半年間の怪我により、雪山欠乏症になっていた妻が、前日に突然「燕!」と言い出した。
GWに奥秩父に行っていたのは、「遠出すると混む」のが嫌に他ならず難色を示していた夫に、「関東は今日も雨だったし、土曜日回復したとしてもまだ下がぐっちゃりしてるよ。それに日本海側に行くほど天気はいいし、こんないい天気の日はあるもんじゃないし、白銀の槍を見ながらまったりしたい!」と妻。
ということでこの冬お蔵入りしていたピッケルとアイゼン他冬山装備を慌てて準備。
しかし、妻の足首はまだ完全ではないため、アイゼン履いて雪山大丈夫なのか?
と心配であったが、「燕だったら、GW人が多いから道はできてるから大丈夫!それにテントじゃなく小屋に泊まればいいから。」とのこと。それじゃあ、と出発。
中房の駐車場は満車であることも懸念され、しゃくなげ荘に駐めて5時15分の一番バスを待つ。既に快晴の兆し。ところが、バスが見えたが、通り過ぎてしまった!!それからおじさんが来て、「穂高の駅で満員になってしまったので、増発してますから、もう20分程お待ち下さい。」とのこと。「えー??」と思うが、まあ、この快晴のGWであれば仕方なし。皆、大挙して押し寄せているんだろうなあ。。。
案の定、第二ベンチまではすごい人であった。しかし、ここはいつ来てもこれ位の人はいるの別に驚くことはないが、今日は小屋なんだよな〜。あまりにも混んでいると嫌だな〜。ここはいつもテントもしくは通過点としており、燕山荘の小屋に泊まるのは実に久しぶり。
第二ベンチから先は人が少なくなった。しかし、ここは何度も来ていて、晴れた日も悪い日もとりどりあったが、”こんな最初っから雲ひとつない快晴は初めて!”であり、崩れる兆しも無く、稜線に出たらさぞや素晴らしい眺めであろう。
しかし暑い〜。こんなに暑くてガスが湧かないなんて。
合戦小屋から先、早く真っ白な槍がお出迎えでアドレナリン出まくるが、いかんせん増えた体重がキツイ。妻はとみれば同じく体重が増加しているハズなのに、しかも、足首治りきっているとはいえないのに、遥か前方に行ってしまっている。むむむ・・・。
そして、予想通り、稜線からの真っ白な山並みは本当に「雲ひとつなく」輝いていた。何度も来ているけど、今日はまた格別である。
人が多いし、早く着いたから日帰りしてもいいかなと思っていたが、この景色を堪能したくなり、やはり泊まることに。実質個室のスペースをもらえて、「これなら全然OK!」と喜ぶ。
あとはもう、まったり燕まで散歩。あっちで座り、こっちで座り。右を見て左を見て・・・。ずっーと景色を眺めて満喫しまくり。
思えば、ここは北アのデビュー戦で訪れ、真っ白な裏銀座の山並を見てすっかり「北ア中毒」になってしまったところ。
あのときは、「槍ヶ岳」しか判別できなかったが、今は全部分かり、しかもここから今見える全ての山とその稜線を妻と全部一緒に歩いた(北鎌尾根は行っていないが)と思うと実に感慨深い。
本当に今日は、朝から晩まで「雲ひとつなかった」。こんな日はまずあり得ない。
剱が今日はやけに近く見えるなあ。
あまりのコンディションの良さに、こんなGWはまず望めないであろうと、常念までの縦走に行きたくなってしまったが、いくら大丈夫そうにしているとはいえ、妻の足首が完治していないため、大天井へのキックステップはリスク高いと断腸の思いで縦走は断念し、翌朝下山。
妻いわく、「縦走も視野に入れてワカンも担いできたけど・・」とのことでありました。まあ、燕往復だけなら確かに要らず、妻も縦走したかったとは思うが、無理は禁物。
(ちなみに夕飯は3回転でした。でも、ここは前に7月にテン泊したとき、「今日は8回転」と言っていたから、これでも少ない方ではないかな。)
8時半の始発のバスに乗れたらいいなと思って順調に下山していたが、第二ベンチから下は、途切れなく登山者が登ってきていて、通過待ちをずっとしていて全然前に進めなくなった。これは無理かと思い始めたが、何とか一番バスに無事乗れました。我々の他はおじさん1名だけとガラすき。
妻の足首もどうやら故障なく、ちょっと歩行距離的に短すぎるかとのきらいはあったが(これでは体重削減に繋がらないなと)、でもあり得ない位の景色を満喫して
当初の思惑とは全く違った2日間を過ごしたが、大満足。
Pengin22さん、お疲れ様でした。
中房温泉登山口より燕山荘までの休息込のタイム、マズマズじゃぁないでしょうか?
幾ら小屋泊と云っても、とてもPengin妻さんのリハビリ中の山行とは思えません。
こりゃぁ、完全復活間近ですね、間違いなく。
ただ、今が肝心、あまり無理をなされないように。
NOBORUNDAさん こんばんは!
いやいや、体重増加+筋力ダウンの溝は大きく、完全復活にはまだまだです
それに妻の方もまだ足首はしっかりしていませんし・・・。
でも、快晴の景色を見て、本当に晴れ晴れとしました
NOBORUNDAさんはどちらへお出かけでしたでしょうか?
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する