前鬼から釈迦ヶ岳 雨のち木枯らし一番
- GPS
- 09:53
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,564m
- 下り
- 1,555m
コースタイム
10/23 小仲坊6:50-8:12二ツ岩8:14-9:00太古の辻9:02-大日岳分岐-9:35深仙ノ宿9:55
-10:40釈迦ヶ岳11:00-11:47深仙ノ宿(昼食)12:30-13:41大日岳分岐-太古の辻
-二ツ岩-14:50小仲坊15:00-前鬼林道ゲート-16:30不動七重の滝分岐
天候 | 10/22 雨/曇 10/23 雨/曇(木枯らし一番が吹き荒れる) |
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過去天気図(気象庁) | 2005年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
弥山・八経ヶ岳、大普賢岳に続く大峰山脈3回目の山行です。
登山口の不動七重の滝は7年前の晩秋に訪ね、対岸の遊歩道を滝見台まで歩き、
間近に見る滝の豪快さと前鬼川の水の美しさに舌を巻いたのが記憶に新しい。
その滝を対岸から眺めながら林道を歩き、前鬼小仲坊を目指しました。
小仲坊にはNHKの撮影クルーの方々が泊まっていて、
夕食を共にしながらロケにまつわる興味深い話をいろいろ聞きました。
明日は天気予報がよくないので小仲坊で停滞と聞き、この程度の雨でと思いましたが、
登ることが目的ではなく、いい画像を撮ることが目的だからと言われると納得。
これがその時の撮影のダイジェストかも ⇩
https://www2.nhk.or.jp/archives/michi/cgi/detail.cgi?dasID=D0004500338_00000
風呂で汗を流し、別棟の宿泊棟に戻ると、中高年男女20人近いグループと同宿。
なんとかいう(名前は忘れた)山岳会の方々で、今日釈迦ヶ岳に登ってきたのだとか。
山頂を極め明日は下山するのみという解放感からか、けっこうな盛り上がり。
大勢だと楽しそうだねと思ったのも束の間、
会長らしいオヤジが、今日は不在の副会長の悪口三昧で聞き苦しいことこの上ない。
相槌の半分は当惑気味に聞こえるが、当の会長さんは意に介さないのか鈍いのか。
オバサン達も、あの山を制覇したのこの山も征服したと自慢し合って喧しい。
気候のいいときに遊ばせていただいた感謝も自覚もなく、
制覇などとは身の程知らずも甚だしい。
消灯後もヘッデン点けていつまでもべちゃべちゃ。
耐えきれずうるさいと一喝しておとなしくなったかと思った後も、
会長さんは暗い中一人酒を飲み続け、くちゃくちゃとつまみを食べる音が耳障り💦
山岳会だかサークルだか知らないけどこれだから群れる輩は!!と寝苦しい夜でした。
明けるとしっかり雨。カッパを着こんで出発。
降ってくるのは雨だけじゃないよ、蛭も降ってくるからねと、
昨夜、鬼の子孫61代目の五鬼助さんから聞いていたので、フードを被って恐る恐る。
暑くて暑くて、雨ではなく汗でびしょぬれでした。
二つ岩のあたりで雨は小降りになり、太古の辻で稜線に出るころには止みましたが、
強風が吹き荒れて吹き飛ばされそうで、やせ尾根を渡れず停滞したりしました。
下山後のニュースで聞くと、台風並みの風速で今年の木枯らし一番だったとか。
標高1,800mの山頂も雲の中で、残念ながら展望はありませんでしたが、
お釈迦様が厳かに佇んでいらっしゃいました。
帰路は再び風雨が強まり大日岳はあっさり断念。好天の日に楽しむことにしました。
深仙小屋で雨宿りを兼ねて昼食を摂りながら、
居合わせた和歌山の方から、
廃れていた奥駈道の整備やこの小屋の再建に尽力されている新宮山の会の精力的な活動や、
深仙ノ宿で断食された僧侶が入寂されるまでに遭われた信じがたい話を聞き、
高邁な活動を続けられている方々への感謝の思いや、
無意識のうちにとんでもない迷惑を振り撒いてしまうことへの恐れを痛感しました。
【2019.7.2.作成の過去レコです】
この日の自分は、どこにも群れることはないと思っていたはずなのに、
いつの間にやら奈良労山の末席を汚しています(笑)
でも、労山のメンバーに限ってこんな行動はありえない。と思いたい。
群れているわけではないありませんが、
己がこの日の自分に恥じることのないよう気をつけたいですね。
それにしても、当時の苛立ちは今もなお記憶に鮮明ながら、
感情をぶちまけるなど、とんでもない行為でした。
深く反省。
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