(室堂)→浄土山→(室堂山荘) 翌日の立山は悪天候で断念!
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- GPS
- 05:21
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 437m
- 下り
- 406m
コースタイム
新宿西口 1140
↓ 夜行バス(ドルフィン・ライナー)
富山駅 0600
↓ 徒歩
電鉄富山駅 0627
↓富山地鉄(普通)
立山駅 0730 0740
↓ケーブルカー
美女平駅 0747 0800
↓臨時バス
室堂駅 0850 0941
↓
展望台 1106 1127
↓
浄土山 1216 1320
↓
室堂山荘 1454
↓ミクリガ池一周
室堂山荘 1610 1733
【DAY-2】
室堂山荘 0724
↓ミクリガ池一周
室堂ターミナル 0812 0845
↓ トロリーバス
大観峰 0855 0910
↓ロープウェイ
黒部平 0917 0930
↓ケーブルカー
黒部湖 0935
↓徒歩
黒部ダム 1005
↓トロリーバス
扇沢 1021 1125
↓路線バス
信濃大町 1200 1237
↓JR大糸線(各駅停車)
松本 1342 1345
↓JR中央線(特急あずさ20号)
立川 1609
天候 | 【DAY-1】 晴れ→霧 【DAY-2】 霧、雨、強風 立山は断念 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所無 |
写真
感想
【DAY-1】
30日23:40、西新宿の京王プラザホテル前から、金沢行きの夜行バス、ドルフィン・ライナーに乗って出発。\8,000とやや高額だが、2席使用し、カーテンで仕切られた個室感覚だからか、夜行バスにしてはよく眠れた。幸い、富山駅北口にも、10分ほど早く到着したので、焦ることなく、富山地鉄の乗り場へ移動。平日とは言えGWの中日だったので、「混雑しているかも」と思っていたが、予想は良い方に外れ、ゆったりと座って立山へ向かう。天気予報とは異なり、青空が広がる好天だ。立山駅でWeb予約した室堂行きの切符を受け取り、満員のケーブルカーに乗って、約7分で美女平へ着く。ここから、室堂までは、高原バスで50分だ。幸い、臨時バスも出ていて、ゆったり座って室堂へ向かう。バスが次第に高度を上げてゆくと、薬師岳、加賀白山、富山平野の眺めが良くなってくる。弥陀ヶ原辺りから、雪がかなり多くなり、室堂直前では、雪の壁の間を行く。10m位はあっただろうか?
室堂で、まず朝食のそばを食べる。弁当とお茶を買って、身支度をして、三階の展望台兼出口に向かう。展望台からは、浄土山や富山平野の眺めが良い。天気も良い。立山は明日にとっておいて今日は浄土山へ登る(翌日の天気が崩れ、結局立山は断念。頑張って、初日に登っておけばよかった・・・・・)。写真を撮って、浄土山へ向かう。雪が湿って滑りやすく、歩き難いので、早速アイゼンを装着する。スキーかスノーシューの人が殆どだ。始めに昭文社の地図に展望台と書いてある所へ向かう。時々、ズボッツと雪にはまりながら、休憩して眺めを楽しみながら、緩やかに登って行く。天気が良いので、薄着で十分だ。日焼け止めを持ってこなかったのが、後で響く。長い単調な登りを終え、展望台に着くと、巨大な薬師岳、黒部五郎岳、端正な笠ヶ岳等の眺めが良い。雪の上に座って休憩しつつ、持って来た駄菓子を食べる。風はやや強いが、気温が高いらしく、それほど寒くは無い。
休憩後、浄土山への登りにかかる。昭文社の地図によると、夏道は少し下った所に有るようだ。しっかりしたトレースが有るのは来るときに確認していたが、斜面に誰かがトラバースした跡が幽かに残っていたので、下って登り返すのも嫌なので、斜面をトラバースすることに決める。時々、ズボリと嵌りながら、トラバースする。下から見た時よりも、急な斜面なので、滑らないよう慎重にトラバースする。やがて、しっかりした踏み跡に出て、斜面が緩くなると山頂は近い。
浄土山頂には、なぜか軍人慰霊碑がある。室堂、その向こうに、奥大日岳や剣岳、立山の眺めが良い。ここから見る剣岳は、結構、丸っぽい山に見える。山頂から、龍王岳方面に、稜線を歩いて行く。青空と雪の対比が気持ち良い道だ。やがて、富山大学の観測小屋(避難小屋かと思った)がある所に出る。ここで、少しガスがかかって来た薬師岳方面を見ながら、ランチにする。室堂で買った、お強飯だ。後は、下るだけだし、時間も十分にあるので、ゆっくりと休憩する。ここから見ると、一ノ越から立山への登りは、かなりの急登が予想される(この時点では、明日、立山三山を縦走する予定だった!)。一ノ越山荘が営業していれば、あそこに泊まりたいところだ。
十分に休憩後、一ノ越へ下る。アイゼンを効かせて、気持ち良く下って行く。一ノ越から室堂までは、緩やかな単調な下りだ。ふと振り返ると、ガスが立山にかかり始め、次第に立山を覆ってゆく。この下りは、割とだだっ広い中を行くので、トレースはしっかりしているとはいえ、あまりガスの中を歩きたくない所だ。
一ノ越から下った所が、室堂山荘だ。GW中だが、思ったより混んでいない感じで良かった。今回は、少し張り込んで、個室を予約した。休憩後、室堂散策に向かう。外に出ると、すっかり霧の中だ。煙を上げ、雪も融けている地獄谷(立ち入り禁止になっていた)や、綺麗なグリーンのミクリガ池が印象的だ。この辺りには、雷鳥が多い。ミクリガ池を一周し、山荘に戻る。晩御飯を食べ、温泉(有難い!)に入り、8時頃には眠りに着く。
【DAY-2】
朝4:44に起きると、残念ながら霧が濃い。おまけに小雨まで降っている。朝食まで時間があったので、とりあえず天気回復に期待する。6:30丁度に朝食をとる。天気予報によると、麓の立山町は、終日曇りとのことだが、こちらは雨が降っている。雨雲レーダでは、西から、強い雨が迫って来ていて、天気が回復するとは思えない感じだ。「う〜ん!」と思いながら、思案しつつ、朝食を終える。
しばらく待ったが、やはり天気は回復しない。立山は諦めて、室堂を散策して帰ることに決める。散策と言っても、昨日歩いたミクリガ池周辺を、逆に回るだけのことだ。
用意をして、弁当を受け取って、外へ出ると、立山は、スッポリと霧の中だ。とても登る気がしない。昨日のコースを逆に回って、地獄谷が見える所まで来る。奥大日岳の方は霧がかかっていないので行ってみようかとも思ったが、猛烈に風が強いし、思いついて計画を変えるのも不安なので、結局あきらめて室堂ターミナルに出る。
室堂からは、トロリーバスで、立山の下を通って大観峰へ出て、大観峰からはロープウェイで黒部平へ下る。黒部平からは、トンネルの中を行くケーブルカーで黒部湖へ出る。天気も悪く、朝なので、いづれも空いていた。黒部湖で、黒四ダムの上を歩いて、トロリーバスの黒部ダム駅へ行く。 黒部ダムから、これまたトンネルの中を行くトロリーバスで、扇沢に出る。1時間待って、大町行きの路線バスに乗り、大町に出る。40分程待って、松本行きの各駅停車に乗り、 (各駅停車が10分遅れたため)、松本で、特急あずさ20号に飛び乗って、立川で降りて帰宅する。
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