【鎮西作戦・第一日目】祖母山(風穴コース→祖母山コース)【丙19.6】
- GPS
- 03:30
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 880m
- 下り
- 868m
コースタイム
- 山行
- 2:51
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 3:28
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
流出しやすい土質らしく、あちこちで道がえぐれる等している。沢の渡渉もあるのでスリップ等注意。祖母山コースは国観峠辺りまでは概ね穏やかな道。 |
写真
感想
3年前に熊本地震が発生して以来、遠方ということもあり、なかなか東日本大震災後の東北行のようなことができずにいたが、宮崎沖でも強い地震が発生するに及び、これは5月のうちに九州の鎮めを祈念しに行きたいと思っていたところ、ちょうど最後の週末は二日連続の晴れ見込み。
お膳立てはなされた。宮崎、熊本の最高峰から九州の大地、大海、大空の安穏なることを祈る旅路へ。
【登山口まで】
祖母山と国見岳に登るのであれば熊本空港の利用が最も合理的だが、現在の仕事が先の見通せない感じでグズグズしているうちに熊本発着の便では時間的に両日山行が困難となってしまった。そこで、宮崎空港発着とし、初日は距離が短い祖母山へ。
カーナビでは登山口の場所がわからないので、登山口の辺りを適当に設定して車で向かうと、十数匱蠢阿ら「祖母山登山口」の案内があった。最後の数劼郎戮て擦覆里蚤亳車に注意しながら進む。幸い離合は1台のみ。
百名山というだけあって登山口駐車場は満車状態。下の方に戻ろうと車を転回し始めたところ、山行を終えた夫婦がスペースを開けてくれた。まことにありがたし。
なお、駐車スペースの先にある路肩(木陰)にも車を何台か停められるようだった。
【風穴コース】
準備を整えて山行開始。駐車スペースのすぐ傍にある登山口は国観峠方向に迂回していくルートなので、暫くは林道の先へ進む。そこから沢の渡渉に始まる涼やかな山歩き。ニュースでは真夏日だ、猛暑日だと言われているが、そんなものは全く無縁の世界。
いよいよ傾斜が増えてきたなと思う頃にふわっと冷気に包まれる。風穴だ。暑くはないとは言っても玉のように汗が噴き出てきていたので、暫し風穴内で汗を落ち着かせる。
それからはいよいよ本格的な登りとなるが、直登コースということもあり、辛さは長く続かない。岩の稜線に出て爽快な気持ちになる。空気が若干白んでいるものの、運が悪ければ完全に真っ白か、最悪雷雲発生してもおかしくない程の熱気に包まれた日本列島である。十分満足できる山行だ。
【祖母山頂で祖母を思い、陸海空の鎮めを祈る。】
最後はなだらかな登りを青い空めがけて歩き、祖母山へ。山頂には入れ替わり立ち替わりで常時10人に満たない程度の人。
来る途中の道の駅で買ったおにぎりや団子に「おばあちゃん」の顔を思い描き、また、遠く故郷で間もなく齢100歳に達しようとしている祖母を思う。まあ、今回は祖母のいる実家に2回は行ける旅費がかかっているわけだが、まあそれはそれということで。何しろ今回は宮崎の鎮めのために来たのだ。山頂にて宮崎、九州の大地安らかなれ、海穏やかなれ、空静かなれと祈りを捧げる。
【祖母山コース】
こう書いてあるとこっちがメインルートかなと思ってしまい、最初、このルートに足を踏み入れてしまったが、確かにメインルートらしく、道標が定間隔で設置されている。道も穏やかで広い国観峠では祖母山を眺めながら大休止することもできる。山頂に行くのを急がなければ、こちらのルートが鉄板と言える。山頂手前のガレ道だけは要注意だろう。
【総括】
祖母山は祖母山コースのような穏やかさがありつつ、山頂部の厳かつ凛とした容貌は、まさに我が祖母のごとく、非常に親近感を抱かしめる山だった。
是非とも今度は空気の澄んだ日に古祖母山等と合わせて、祖母との思い出に耽りながら歩いてみたい。
その際にはもっと山座同定ができるよう勉強をしておくこととしよう。
〜鎮西作戦・第二日目につづく〜
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