平標山・仙ノ倉山 (しゃくなげ満開)
- GPS
- 06:51
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,312m
- 下り
- 1,316m
コースタイム
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:44
天候 | 晴れ後曇り 稜線は微風、それ以外はほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
平標山から平標山山の家の尾根にかけて残雪があり雪の上を歩くが、距離は短いので滑り止めの類は不要だった。その他登山道の整備は入っているようで、特に危険箇所なし。 |
写真
感想
今シーズンの無雪期山行の最初として、歩き慣れた感のある平標山と仙ノ倉山を訪れた。朝のうちは天気良く眺望も得られたが、7時頃からガスがかかり以後稜線は雲中の歩きとなった。詳細は以下に。
クルマを4時に出発。外の気温は約10℃と長袖と半袖シャツ1枚ずつ来ていたが肌寒かった。トイレを済ませて登山口へ向かう。平標山は過去色々な季節に訪れていて、6月の訪問もあったが、一度を除いて最初は林道を歩き平標山の家から山頂へ向かっていた。昨年6月もこのルートだったが、この場合多くの人とは反対回りになるようで、下山の際非常に多くの人とすれ違うことになり、自分のペースでは全く歩くことができなかった。今年はその点も踏まえ、一般的と思われる初めに松手山を目指すルートを選んだ。このルートは5年前の10月後半に谷川連峰縦走のスタートとして歩いたことがあったが、それ以来だしその時も縦走の一部でしかなかったので印象は薄い。とは言えいつもは下りで利用するルートを登るだけなので、今日歩いていても特に目新しさはなかった。駐車場にはクルマは多かったが、先行者は見当たらず、登山道には蜘蛛の巣もはっていて、今日このルートを歩くのは最初と思われた。送電鉄塔付近まではとにかく登る。展望も風もないので退屈だし暑い。日の出前の時間なので汗だくとはならないが、風は欲しかった。鉄塔の下で小休止後に行動再開。展望は少し開けるが相変わらず風はなし。松手山は特に休憩せずに素通り。そしてこの辺りからようやく高山植物が見られ始めた。6月初旬なのでまだ花の時期とは言えないが、イワカガミなどが見られた。更に先へ進むと白やピンクのしゃくなげが見られた。色付きがきれいで写真を撮りつつ進む。進んでも進んでもしゃくなげが現れ、今日はこの山はしゃくなげが満開のようだとようやく気付いた。とにかくあちこちにしゃくなげ。過去にこれだけこの花を見たことはなかったと思う。花を眺めつつ写真を撮りつつ進む。標高が上がってもしゃくなげは途切れず。山頂直下付近まで上がり、例年積雪期にスキーで滑るヤカイ沢の上部を見る。我ながらこんな斜面を滑っているのか、と思う。上部は結構斜度があるが、本格的な山スキーヤーにとってはちょうど良い斜面なのだろう。自分がヘボなだけ。涼風に吹かれつつ6:40に平標山の山頂に到着。先客あり。写真をバシバシ撮る。雪がまだ着いている苗場山が印象的だった。山頂で休もうとしたが、このさきにベンチがあることを思い出したので、そこまで下ることに。そしてベンチで大休止。がしかし、ここで休み始めてしばらくすると下から雲が上がってきてあっと言う間に眺望が得られなくなった。遠くに谷川連峰やお隣の仙ノ倉山が見え、なかなか良い景色だったのに、曇るまでにはわずかな時間しか必要ではなかった。残念。飯など食べている場合ではなかった。食事は適当なところで切り上げて行動再開。ガスが取れることを期待しつつ仙ノ倉山方面の稜線を歩くが、ガスは切れない。足下と足下の花々は見られるが、眺望はなくなってしまった。10:53に仙ノ倉山に到着。ガスで真っ白。水飲み休憩だけで帰る。戻り始めると続々と後続が歩いてくる。しかしこのガスでは何も期待できないだろう。時折ガスが少し晴れることはあったが、それでもすっかり晴れ渡ることはなくて、常に雲中を歩くしかなかった。稜線の花もこの時期はまだ最盛期には早くて、咲いている花もあったものの、しゃくなげ以外はあまり見られなかった。天候の急変にがっかりしつつ平標山に戻り、平標山の家方面に下り始める。ここは木の階段が続くが、今日は湿っておらず滑ったりはしなかった。残雪が残っている箇所もあったが、距離は短く雪も十分緩んでいたので通行に特に支障はなかった。時期的なものだろうが、この下りでは毛虫が多く見られた。この後蝶にでも変わるのだろうか。9:09山小屋着。昨夜テント泊していた人達がテントの撤収などしていた。小屋の前の水場は例年どおりに利用可能だった。ここから先は展望もなく風もなさそうな樹林帯歩き。下り始めると予想はあたり、稜線では寒ささえ感じたが、下りであるにも関わらず暑く感じる。9時を回った時間のためか、登りの人も散見するが、昨年のような大量の登山者は見られず。時期が違うのと、ルートが逆なのが奏功したのだろう。9:58に登山口に到着。写真のみで先に進む。ここから先の林道は地味に長いが、下り基調なので楽。途中ヤカイ沢の入口などを見送って別荘地に入り、クルマには10:43に到着。暑さが本格的になる前に行動終了できた。
今日の山行の主役は何と言ってもしゃくなげ。1年分のしゃくなげを見た気分。後半の稜線のガスは大変残念だったが、花の最盛期に好天と休みが合えば今シーズン再訪してみたい。
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