記録ID: 1887215
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雪山ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜
白馬乗鞍岳
2019年06月09日(日) [日帰り]
長野県
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 631m
- 下り
- 625m
コースタイム
天候 | 晴れ→ガス→小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・栂池〜天狗原はほとんど雪だが時々わずかに夏道が出ている状態。雪が多い所はどこでも通れますが、雪の少ない所は夏道を外れると藪を突破できないため基本的に見えない夏道をたどります。ルートファインディングができないと目的地にたどり着けないし帰ってこられません。土地勘のない人はGPSあった方がいいと思います。 ・天狗原は木道が半分以上出ています。上りはいいが、下り時は乗鞍の斜面から正確に木道の始まりにたどり着く必要があります。 ・白馬乗鞍の急斜面はありがたいことに長〜〜いトラロープが途中から垂らされています。ロープに沿って上がり、その後ロープ起点の岩を右から回り込み、残りの雪斜面を上がって、最後の藪の中に夏道の入り口を見つけられればOK。 急斜面の下りは安全をとってピッケルを使用しました。 ・白馬乗鞍の広い山頂は全く雪ありません。 ・踏み抜きはほとんどありませんでした。雪の斜面はアイゼン(同行者は6本軽アイゼン)使用。 *全般的にどこでも歩ける4月頃の残雪前期よりも難易度が高いです(歩く技術ではなくルートファインディング)。夏に歩いたことのない人はもしかしたら最初からルートに乗れないかもしれません。どこでも歩ける広い場所と夏道をたどらないと通れない場所が交互に出てきます。どこでも歩ける広い場所から次の夏道の入り口を藪の中に見つけ出す必要があります。特に今回の下りは視界10〜20mのガスとなったためGPSに助けられました。 *天気が悪かったせいもあると思いますが、この時期こちら側に入山する人は少ないようです。この日出合ったのはスキーの単独男性1人だけ。下の方はトレースあるが天狗原が近づくとトレースはほとんど期待できません。自分でルートを探す必要があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
ザック
アイゼン
行動食
ストック
ピッケル
サングラス
GPS
|
---|---|
備考 | 消費した水 : アクエリアス0.5L+エネルギージェル3本。 消費した食料 : 菓子パン+お菓子(ジャガリコ、チョコ、煎餅)。 【服装】 上は中厚速乾長袖、休憩時に雨具。 下は中厚ズボン(ソラノパンツ)、靴下は極厚。アイゼン使用のため厚いゲイターつけっぱなし。 |
感想
氷が溶けかけた白馬大池を見たい、と何年も前から思っていました。栂池ロープウェイが通常運行する6月1日から梅雨までの期間限定で、残雪後期の雪の状態や梅雨入り前の天気などを含めハードルが高く今までなかなか踏み切れませんでした。
今回日曜日の午前中だけ晴れ間が期待できそうだったためダメもとで栂池山荘に前泊してみました。朝食をお弁当にしてもらって早出。白馬乗鞍に着くころには高曇りになってしまいましたが溶けかけの大池を目にすることができました。着いたときには雪倉〜朝日岳まで見えていて感動しました。着いてしばらくするとガスで真っ白になってしまったため見られたのは奇跡的。贅沢を言えば太陽と青空の下で青い水面を見られればもっとよかったのですが、出発時間/歩行速度など考えると自分たちにはこれが精一杯でした。長年の願いが叶ってうれしかったです。
残雪後期のルートはなかなか難易度が高かったです。ルートファインディングがきちんとできないと帰ってこられないかもしれません。特に今回はガスで視界不良になったためGPSを駆使してルートを探しました。途中で出合ったスキーの単独男性も危うく蓮華温泉の方へ下りかけてGPSで修正しながら戻ってきたと言っていました。準備・経験・装備不足でむやみに立ち入るのは危険だと思います。
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