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Yamareco

記録ID: 1887215
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雪山ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

白馬乗鞍岳

2019年06月09日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
5.8km
登り
631m
下り
625m

コースタイム

日帰り
山行
5:53
休憩
1:19
合計
7:12
6:11
123
栂池山荘
8:14
8:28
85
9:53
5
9:58
10:48
7
乗鞍岳の大池側斜面
10:55
55
乗鞍岳
11:50
12:05
78
13:23
0
13:23
ゴール地点
天候 晴れ→ガス→小雨
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
栂池ゴンドラ+ロープウェイ。始発は8:00、最終は16:40。自分たちは栂池山荘に前泊しました。
コース状況/
危険箇所等
・栂池〜天狗原はほとんど雪だが時々わずかに夏道が出ている状態。雪が多い所はどこでも通れますが、雪の少ない所は夏道を外れると藪を突破できないため基本的に見えない夏道をたどります。ルートファインディングができないと目的地にたどり着けないし帰ってこられません。土地勘のない人はGPSあった方がいいと思います。

・天狗原は木道が半分以上出ています。上りはいいが、下り時は乗鞍の斜面から正確に木道の始まりにたどり着く必要があります。

・白馬乗鞍の急斜面はありがたいことに長〜〜いトラロープが途中から垂らされています。ロープに沿って上がり、その後ロープ起点の岩を右から回り込み、残りの雪斜面を上がって、最後の藪の中に夏道の入り口を見つけられればOK。
急斜面の下りは安全をとってピッケルを使用しました。

・白馬乗鞍の広い山頂は全く雪ありません。

・踏み抜きはほとんどありませんでした。雪の斜面はアイゼン(同行者は6本軽アイゼン)使用。

*全般的にどこでも歩ける4月頃の残雪前期よりも難易度が高いです(歩く技術ではなくルートファインディング)。夏に歩いたことのない人はもしかしたら最初からルートに乗れないかもしれません。どこでも歩ける広い場所と夏道をたどらないと通れない場所が交互に出てきます。どこでも歩ける広い場所から次の夏道の入り口を藪の中に見つけ出す必要があります。特に今回の下りは視界10〜20mのガスとなったためGPSに助けられました。

*天気が悪かったせいもあると思いますが、この時期こちら側に入山する人は少ないようです。この日出合ったのはスキーの単独男性1人だけ。下の方はトレースあるが天狗原が近づくとトレースはほとんど期待できません。自分でルートを探す必要があります。
前日土曜日。雨とガスだが天気の回復を信じて栂池山荘へ。
2019年06月08日 14:09撮影 by  SO-02J, Sony
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6/8 14:09
前日土曜日。雨とガスだが天気の回復を信じて栂池山荘へ。
ロープウェイの乗り継ぎの道のわきに水芭蕉が咲いていた。
2019年06月08日 14:16撮影 by  SO-02J, Sony
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6/8 14:16
ロープウェイの乗り継ぎの道のわきに水芭蕉が咲いていた。
栂池山荘まで上がると夕方に晴れ間が出てきた。自然園の散策へ。
2019年06月08日 15:53撮影 by  SO-02J, Sony
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6/8 15:53
栂池山荘まで上がると夕方に晴れ間が出てきた。自然園の散策へ。
栂池自然園の水芭蕉。
2019年06月08日 16:04撮影 by  SO-02J, Sony
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6/8 16:04
栂池自然園の水芭蕉。
まだ奥の方は雪に覆われている。歩く場所に旗竿が立ててある。
2019年06月08日 16:26撮影 by  SO-02J, Sony
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6/8 16:26
まだ奥の方は雪に覆われている。歩く場所に旗竿が立ててある。
雪におおわれた木道。
2019年06月08日 16:29撮影 by  SO-02J, Sony
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6/8 16:29
雪におおわれた木道。
夕方、すっかり晴れて白馬岳が見えた。
2019年06月08日 18:32撮影 by  SO-02J, Sony
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6/8 18:32
夕方、すっかり晴れて白馬岳が見えた。
自然園の上に半月。
2019年06月08日 19:33撮影 by  SO-02J, Sony
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6/8 19:33
自然園の上に半月。
翌朝。まだ快晴。
2019年06月09日 06:11撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 6:11
翌朝。まだ快晴。
反対側は雲海。
森の中は雪がなかったり、
2019年06月09日 06:18撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 6:18
森の中は雪がなかったり、
雪があったり、でルートがわかりずらい。
2019年06月09日 06:33撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 6:33
雪があったり、でルートがわかりずらい。
少し上がって振り返る。やや高曇りになってきた。
2019年06月09日 07:01撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 7:01
少し上がって振り返る。やや高曇りになってきた。
もう少し上がると白馬三山〜鹿島槍までの絶景。
2019年06月09日 07:52撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 7:52
もう少し上がると白馬三山〜鹿島槍までの絶景。
天狗原に到着。正面が白馬乗鞍の急斜面。木道ではアイゼンはずしましょう!!
2019年06月09日 08:14撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 8:14
天狗原に到着。正面が白馬乗鞍の急斜面。木道ではアイゼンはずしましょう!!
急斜面を見上げる。正面岩の右端から長いトラロープが垂らしてある。
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急斜面を見上げる。正面岩の右端から長いトラロープが垂らしてある。
トラロープの末端。
2019年06月09日 08:52撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 8:52
トラロープの末端。
途中から天狗原を見下ろす。
2019年06月09日 09:07撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 9:07
途中から天狗原を見下ろす。
ロープが終わると岩を右(上から見ると左)から回り込んでさらに登る。
2019年06月09日 09:25撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 9:25
ロープが終わると岩を右(上から見ると左)から回り込んでさらに登る。
もうひと登りすると、
2019年06月09日 09:38撮影 by  SO-02J, Sony
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もうひと登りすると、
藪の中に乗鞍山頂に抜ける夏道の入り口がある。
2019年06月09日 09:39撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 9:39
藪の中に乗鞍山頂に抜ける夏道の入り口がある。
藪を抜けると広い乗鞍山頂。雪はない。雪倉と朝日岳が見えてきた。
2019年06月09日 09:50撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 9:50
藪を抜けると広い乗鞍山頂。雪はない。雪倉と朝日岳が見えてきた。
乗鞍山頂のケルン。
2019年06月09日 09:53撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 9:53
乗鞍山頂のケルン。
ケルンを越えて少し下ると氷が一部溶けた白馬大池が見えた。正面は雪倉、右が朝日岳。
2019年06月09日 10:11撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 10:11
ケルンを越えて少し下ると氷が一部溶けた白馬大池が見えた。正面は雪倉、右が朝日岳。
向かって右は雪倉、左は船越ノ頭。
2019年06月09日 10:12撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 10:12
向かって右は雪倉、左は船越ノ頭。
休んでいるうちにガスが出てきた。このあとガスで真っ白に。
2019年06月09日 10:47撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 10:47
休んでいるうちにガスが出てきた。このあとガスで真っ白に。
帰りの乗鞍の急斜面。ガスで天狗原がよく見えない。
2019年06月09日 11:25撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 11:25
帰りの乗鞍の急斜面。ガスで天狗原がよく見えない。
天狗原に下りてこの道標を見つければ木道へたどり着ける。
2019年06月09日 11:40撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 11:40
天狗原に下りてこの道標を見つければ木道へたどり着ける。
すっかり曇ってしまった。
2019年06月09日 12:05撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 12:05
すっかり曇ってしまった。
ガスで視界がきかないとGPSがたより。
2019年06月09日 12:56撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 12:56
ガスで視界がきかないとGPSがたより。
無事に帰ってホッとした。
2019年06月09日 13:23撮影 by  SO-02J, Sony
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6/9 13:23
無事に帰ってホッとした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター ザック アイゼン 行動食 ストック ピッケル サングラス GPS
備考 消費した水 : アクエリアス0.5L+エネルギージェル3本。
消費した食料 : 菓子パン+お菓子(ジャガリコ、チョコ、煎餅)。

【服装】
上は中厚速乾長袖、休憩時に雨具。
下は中厚ズボン(ソラノパンツ)、靴下は極厚。アイゼン使用のため厚いゲイターつけっぱなし。

感想

氷が溶けかけた白馬大池を見たい、と何年も前から思っていました。栂池ロープウェイが通常運行する6月1日から梅雨までの期間限定で、残雪後期の雪の状態や梅雨入り前の天気などを含めハードルが高く今までなかなか踏み切れませんでした。

今回日曜日の午前中だけ晴れ間が期待できそうだったためダメもとで栂池山荘に前泊してみました。朝食をお弁当にしてもらって早出。白馬乗鞍に着くころには高曇りになってしまいましたが溶けかけの大池を目にすることができました。着いたときには雪倉〜朝日岳まで見えていて感動しました。着いてしばらくするとガスで真っ白になってしまったため見られたのは奇跡的。贅沢を言えば太陽と青空の下で青い水面を見られればもっとよかったのですが、出発時間/歩行速度など考えると自分たちにはこれが精一杯でした。長年の願いが叶ってうれしかったです。

残雪後期のルートはなかなか難易度が高かったです。ルートファインディングがきちんとできないと帰ってこられないかもしれません。特に今回はガスで視界不良になったためGPSを駆使してルートを探しました。途中で出合ったスキーの単独男性も危うく蓮華温泉の方へ下りかけてGPSで修正しながら戻ってきたと言っていました。準備・経験・装備不足でむやみに立ち入るのは危険だと思います。

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技術レベル
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体力レベル
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