記録ID: 1887986
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間
朝までゴキゲンな浅間山(^^)/□
2019年06月09日(日) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 07:29
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,319m
- 下り
- 1,321m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 7:26
距離 14.7km
登り 1,319m
下り 1,324m
12:15
ゴール地点
天候 | 薄晴れ のち 曇り のち 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【往路】 自宅〜辻堂駅※1〜北野駅※2〜あきる野IC〜(圏央道)〜(関越道)〜(上信道)〜小諸IC〜道の駅・雷電くるみの里(前夜泊)〜車坂峠 ※1:saeriさんピック ※2:Aさん、Yちゃんピック 【駐車場】 車坂峠・ビジターズカフェ前・30台くらい・未舗装 (無料・トイレはカフェ営業前は車坂公衆へ) 【復路】 車坂峠〜佐久北IC〜(上信道)〜吉井IC〜高崎市内※3〜藤岡IC〜(関越道)〜(圏央道)〜あきる野IC〜北野駅※4〜相模原愛川IC〜(圏央道)〜(新湘南BP)〜藤沢駅※5〜自宅 ※3:食事 ※4:Aさん、Yちゃんピック解散 ※5:saeriさん解散 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【車坂峠(a)〜車坂山〜コマクサ展望台〜△槍ケ鞘〜コル(b)〜△トーミの頭※1(c)】 上信国境の緩やかな尾根が続く。 それぞれの地名は途中のポイントだが、車坂山はいつの間にか通り過ぎるくらいに近い。 コマクサ展望台の露岩帯は開花前のためスルー。 途中からの木段は角材だけが露出しており、メンバーのYちゃんがハードルと呼んだほど。 浅間山が姿を見せ始めた頃にシェルターが現れ、すぐに槍ケ鞘ピークに至る。 ここから外輪尾根の始まり。浅いコル(帰路はここから車坂峠へ)からガラ気味の広い尾根のピークの上がトーミの頭※1で、浅間山が迫りくる景観に出会える。 ※1:山名の由来は「遠見」 五竜岳の支尾根にも同じ名前があるが、見渡しが良いので由来は同じなのかも。 【〜草すべり〜湯ノ平分岐】 黒斑山へつながる外輪尾根をちょっと下ればすぐに草すべりへの分岐。見下ろす浅間のカルデラは緑の湖の底へ繋がる道ようだ。 ジグザグ道を下りきり、ゆったり傾斜になった頃、落葉松の若葉が嬉しい香りを漂わせ、緑の底の標のような湯ノ平分岐に至る。 【〜賽の河原分岐(d)】 浅間山に向けて、落葉松と白檜曽の森に包まれたゆったり傾斜のくねった道の中に、突然に現れる分岐。 賽の河原の名前を持つ山のポイントは幾つもあるが、多くは黄泉の国への渡し場なので寒々しい景色だが、ここは息吹きを感じる現世の縁のようだ。 【〜立入禁止告示板(e)〜△前掛山〜(e)〜(d)】 分岐点から傾斜が上がって森が薄くなり、樹たちの身の丈くらいになった頃、巨大なガレのボタ山を見上げながら、大きな螺旋を空に向かって切るようなトラバースが始まる。 地底からの砂利のシャワーが降ったような山肌は、表層石崩が起きそうなくらいのふんわり感。 斜めに巻き上げていくと硫黄の匂いが次第に濃くなり、ジグザグなしで内輪縁に取り付くと、かの有名な立入禁止版にあたる。規制は46年前(1973年)の噴火以来なので、登りの径路は見当たらない。 内輪尾根にそって南下し、異次元に繋がるようなシェルターを過ぎると内輪壁が一気に上がり始め、大蛇の背中を歩くようにうねりを2つ登ると前掛山の山頂標に至り、その先には内輪縁の周回を止める古い立入禁止札が立ちふさがる。 白い靄波が流れていく内輪尾根は一気に体温を奪っていくので、すぐに下山開始。帰りは来た道を下り、賽の河原分岐まで一気に下りる。 【〜賽の河原〜Jバンド取付〜Jバンド※2(f)】 分岐点から落葉松と石楠花の低木帯に包まれた僅かな傾斜を上がっていくと、やがて樹々がなくなり、中央アジアを連想させる荒涼とした大地になる。これが「賽の河原」の名称の由縁であろう。登山道脇の大きな噴石にはルートを示す○が斜角の両面に書かれているので、愛嬌のある人の顔に見える。 外輪壁への登り口「Jバンド取付」が近づくと、巨大なザイテングラートが目先に近づく。霧が発生した直後だったので、霞の中から王蟲が現れたようだった。 地形的にも細かいジグザグの急坂となり、上方の巨大な岩稜帯をトラバースするバンドが迫り、その狭い斜め棚に沿って外輪尾根に上がると、下降点に「Jバンド」を示す道標と岩がある。 ※2:下山後に写真をシゲシゲ見ると分かるが、ザイテングラート北側の筋を登る登山道がJに見える。ネットで調べると所説あると書かれているものの、浅間山側から鋸岳の内壁の登山道地形が、「J」の字の形のように急な場所だからとの記載が最も多い。 【〜△鋸岳〜(f)〜虎ノ尾〜△仙人岳〜△蛇骨岳標柱】 ギザギザな外輪尾根歩きで、時々尖ったチンネは巻きルートがある。 鋸岳までは短いピストン。絶景らしいが、この日は霧雨が始まってて白い世界。 虎ノ尾は尾根縛りでも通れるようだが、東側が絶壁・霧雨の白世界・足元岩稜の状態なので、積雪期の道と思しき巻き道(低木帯)を通過した。 続く外輪尾根の南下は、仙人岳〜蛇骨岳標柱まで岩稜尾根歩き。途中、砂状の部分もあり、変化に富んだ道と絶景両翼であろう道は再来を誓うには十分すぎる。 【〜蛇骨岳〜△黒斑山〜(c)〜(b)】 標柱から南は白檜曽の森になる。入口は浅間山側で、外側に続く道は○○○場になっているの注意。愚痴だが、山が好きなら自分が使った紙くらいは回収してほしいものだ。 森の中は最後まで残雪があるらしく、少しだけの雪とグチャグチャの道。雨が足されて田んぼ状態になっていた。森をゆったりと登り、シラビソが大きく濃くなった中のポッカリ空間が黒斑山。 再び森に入ってケーブルのフレキシブルチューブが波打つ抉れ道を下り、露岩帯になると往路の道に合流する。 【〜(a)】 トーミの頭(c)の下のコルが森の浅い谷筋ルートの分岐点で、復路はそこを下る。 危険な個所等は全くないが、主道が降雨時の溝なので緩い。シラビソ・カラマツを中心にした森は、山桜・ダケカンバの広葉樹も混じりながら、雨で美しい葉色を誇らせており、後半の露岩帯では平石の浮きが多い個所がある。 車坂峠登山口よりもやや下部の高峰高原VCに直結する支道へ分岐し、駐車場へ至ってゴールする。 |
その他周辺情報 | 【買い物】 VC内に軽食・自販機がある。 食糧等は、チェリーパークラインに入る前のコンビニ等がラスト。 【温泉】 高峰高原ホテル=登山口(800円) 高峰温泉=スキー場奥(500円) 後者の別名「ランプの風呂」で白濁源泉を楽しんだ。 【仕上げの食事】 群馬県高崎市まで戻って名物パスタ店へ。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック:ガレナ30
靴:ツォロミー3
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感想
6/9(日)は、ハイスピード系稜線歩き好きな山友さんとその仲間と、活火山の浅間山で熱く歩き、雨のクールな景色も楽しみました(^O^)
浅間とは火山を示す古語。
群馬赴任時代に何度も何度も眺めた雄姿は、噴煙とともに度重なる規制で今回が初歩き!
7年前の黒斑山から見たトキメキは、一歩一歩近づく度に心が噴火していきました(^^)
【山行記】
外輪の上でオッホッホ!
黒いプリンがいらっしゃい
朝の冷気を弛ませて
美味しそうに威張っている(^^)
草すべりでウッホッホ!
黄緑の深い底へまっしぐら
若葉の香りを漂わせ
眠気たっぷりに佇んでいる(^^)
ガレの坂でワッハッハ!
天空の螺旋へよっこらしょ
霧がボタ山を霞ませて
忙しなさそうに吹いている(^^)
賽の河原でウッハッハ!
太古の地球へやってきた
原野の粗さを晒して
微笑みながら見守っている(^^)
Jバンドでエッホッホ!
岩の大壁になんじゃこりゃ
巨者の風格見せつけて
厳つい顔して微笑っている(^^)
岩稜尾根でエッサッサ!
尖がり岩たちがこんにちは
水滴り飛び散らせて
大きな白波を揺らしている(^^)
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志賀・草津・四阿山・浅間 [日帰り]
浅間山(浅間山荘スタート、前掛山、Jバンド、黒斑山、草すべり、浅間山荘)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
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