2泊3日 南アルプス(北岳・鳳凰山)
- GPS
- 57:00
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 4,504m
- 下り
- 4,504m
コースタイム
6日 07:09広河原〜09:31御池小屋〜11:55樹林限界地点少し上〜12:23御池小屋〜14:04広河原
7日 05:45広河原〜08:57白鳳峠〜10:17高嶺〜11:22地蔵岳〜11:45鳳凰小屋〜12:52燕頭山〜14:43御座石鉱泉
天候 | 5日 晴れ 風等も良好 夜中に荒れた 6日 午前中早くから厚い雲に覆われ カミナリ・ヒョウ・ホワイトアウト 惨劇 7日 天気は良好 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
7日下山の際は私の車以外一台も無かった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鳳凰小屋手前の夏道についてはすでに開通している。冬道は使用せず。雪の量は少なめ。鳳凰小屋まで雪を溶かして水を作ったりはできない。(不適、ろ過すればOK)鳳凰小屋の水場は使用可能。 雪の降った後は地蔵岳〜高嶺〜白鳳峠に難度の高い場所が出現するので注意。 広河原は暖かです。冬小屋最低気温1度でした。(頻繁に見たわけではないです) 御池小屋までの道は急登終わるまでは雪なし。終わって小屋に向かって横移動に移ってから雪との戦い。御池小屋付近は結構な雪。そこから上は言うまでも無く。 樹林限界から上は止まれる場所が無い。一気に稜線肩ノ小屋あたりまで上がらないといけないかも(?) |
写真
感想
無念と言うほかない。北岳は途中で撤退。天候さえよければ何の問題無く行けただけに悔しい。
割と良い記録が取れたので久しぶりに記載。
コースは去年の記録と同じ日程が3日に伸びている。また時期が違う。今回は少しでも雪のあるうちに登頂したいと思い決行。
初日は人の多さにびっくり。人気なんだなと思った。鳳凰小屋30分ぐらい手前から帰りの方と会うようになり「北岳の様子」をきいて回った。
が、誰も行ってなかった(笑) また行った人も高嶺までの様子で先に人影は無かった。(見えてなかっただけかも?)
高嶺以降は完全な一人旅でゆったりまったり。小屋に到着後清掃や夕飯作りや散策を満喫した。
*思えばこのコースは1回鳳凰を登り次に北岳、帰りに鳳凰と手ごたえ抜群のコースでわざわざ北岳行くのに鳳凰経由の人は少ないのだ。恐らく広河原からそのままアタックなのだろう。
問題の2日目
深夜からアタックのつもりが大雨。時間をずらす。明るくなってしまったが登頂開始。御池小屋までは余裕。小屋に不要な荷物を残置しアイゼンを装着。
短期決戦としアタック。御池小屋ではときおり晴れ間も見えた。
が、あっという間に荒天に。
まずは「カミナリ」。すさまじく頭を上げられず斜面を這うように前進。割と直ぐ止んだがそのなかで「ヒョウ」全身を叩きつけるように5mm程の粒が襲う。木の根元の隙間に入り込んでやり過ごしたりと行く手を阻まれる。
そして一番の強敵が「ホワイトアウト」
樹林限界地点までなんとか上がり肩ノ小屋まであと30分ぐらいというところで視界が一気に真っ白に。とにかく何も見えない。自分の足跡も10歩から先は怪しい。木や岩肌もまったく見えず、真っ白い空間にただ一人いるだけ。
進もうと思えば進んできた方向、北岳の方向から算出可能だがとにかく怖い。何も見えないことがこれほど怖いと思ったのは初めてだった。
もし、予想してた地点と別の地点に到着してしまったら?見えない状況で戻れるか?頭の中で色々とめぐらせた結論は「撤退」
下山中鳳凰山方面を見るもすっかり視界は閉ざされていた。御池小屋の荷物を取り広河原へずぶぬれで戻る。装備を干しひとまず一睡。おきると夕方。なんということか快晴に。だがあの状況で上には留まれなかった。日程の都合もある。やむを得ない。本当に残念だ。
3日目
広河原を出て白鳳峠へ。昨日の荒天はこの辺りも例外でなく。初日通過した道が嘘の様だ。雪によって嫌いな岩場がすっかり覆われていた。
白鳳峠〜高嶺だが、雪の後のこの辺りはときどき難所があった。超急勾配でつるつるの雪。滑ったら落下は相当だろう。慎重に進んだ。
鳳凰小屋方面は誰もいなかった。一人二人ぐらいと思っていたが結局下山しても誰にも会わなかった。車も私の車1台だけだった。
北岳リベンジを近く行いたい。これほど悔しいことは無かった。鳳凰経由ではなく夜叉神峠からのアタックでいけないだろうかと検討中。
なお広河原冬季小屋の日誌に5月1日に登頂したという記録があった。うらやましい!!
なお写真にも詳細コメントをつけた。わかりにくい写真もあるが核心部分は余裕が無かったので仕方ないかな。
5月8日昼過ぎ:時間の記載が無かったので修正
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