鎌倉街道上道 その2（山名〜神流川〜藤岡）

2019年06月14日(金) [日帰り]

• GPS: 06:21
• 距離: 20.2km
• 登り: 149m
• 下り: 147m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:07
• 休憩: 1:11
• 合計: 6:18

10:38 山名駅
11:15 11:18 伊勢塚古墳
11:25 11:53 七輿山ドライブイン
11:56 12:01 七輿山古墳
12:10 12:14 藤岡歴史館
12:42 12:46 吉良上野介陣屋跡
13:01 13:07 大聖峯寺
14:40 14:44 庚申山
15:27 15:30 葵八幡
15:54 15:58 土師神社
16:25 16:35 諏訪神社（諏訪古墳）
16:56 群馬藤岡駅

アクセス

利用交通機関：

電車

スタート：上信電鉄　山名駅
ゴール　：JR八高線　群馬藤岡駅

写真

6/14 10:04

前回の宿題を終わらせるため根小屋駅で下車

6/14 10:08

金井沢碑へ向かいます

6/14 10:15

上野三碑で最も新しいとされる金井沢碑。これで三碑コンプリートです

6/14 10:25

宿題を終え、三碑めぐりバスで山名駅へ

6/14 10:37

山名八幡のMICO-Cafeからスタート。MICO-Cafeは平日のみ11:00からの営業だそうです

6/14 10:43

丘沿いの道を離れ、上信電鉄の線路を越えて鏑川へ向かいます

6/14 10:48

左手に扁平な小山が。山名古墳群の円墳です

6/14 10:49

右手には山名古墳群で最も大きな前方後円墳

6/14 10:51

県道側に回ると古墳群の説明板があります

6/14 11:00

昔は渡しで渡った鏑川。今日は鏑川橋を渡って藤岡市へ

6/14 11:01

鏑川の上流風景

6/14 11:14

橋を渡り、渡しの延長線上の道を進むと右手に伊勢塚古墳があります

6/14 11:15

石室に入ってみると

6/14 11:16

結構広い、石積みのドーム状の部屋になっていました

6/14 11:24

県道を渡ると七輿山ドライブイン

6/14 11:27

昔懐かしい自販機が並びます

6/14 11:30

ここで早めの昼食。自販機ラーメンと自販機トーストでお腹を満たしました

6/14 11:53

ドライブインの横から七輿山古墳へ

6/14 11:56

白柵の入口から古墳に上がってみると

6/14 11:59

五百羅漢が並んでいますが、ほとんど頭のとれた異様な風景でした

6/14 12:05

七輿山古墳の先には毛野国白石丘陵公園。ここには平井地区一号古墳と皇子塚古墳が並んでいます

6/14 12:10

その先に藤岡歴史館。ここは入場無料で時間があればゆっくり見学したいところです

6/14 12:20

裏手の白石稲荷山古墳の上には大きな石碑が見えます

6/14 12:31

古墳の並ぶ丘を下り、猿田川沿いに進み吉良上野介陣屋跡に向かうことに

6/14 12:38

白石橋の交差点を右折すると、牛さんが怪訝な顔でこちらを見ています

6/14 12:42

タイヨー群馬工場の角に東屋風の建物

6/14 12:44

手前左側の畑が吉良上野介陣屋跡地

6/14 12:42

東屋の下には陣屋の井戸が残っていました

6/14 12:48

国道254号線を渡り、斜めに進みます

6/14 12:52

細い道を斜めに入ると道標が立っていました

6/14 12:55

少し先の二俣の右には道祖神・庚申塔・称号塔・六字名号碑が立っています

6/14 12:57

上信越自動車道をくぐると

6/14 13:00

大欅の聳える大聖峯寺に着きます

6/14 13:03

参道階段の上には板倉不動尊が立ちます

6/14 13:07

お寺なのに鳥居？鳥居には板倉不動尊の文字。鳥居を抜けて旧街道に戻ります

6/14 13:21

田圃の中の道を進むと千部供養塔。天明の浅間山大爆発の模様とその被害状況などが刻まれているそうです

6/14 13:23

直進すると鮎川にあたりますが、土手の手前に双体道祖神がポツンと残されていました

6/14 13:33

鮎川を緑埜橋で迂回

6/14 13:43

凱旋馬頭尊の立つ双体道祖神延長線上の道へ。渡しが無くなっても道が残っているのが面白い

6/14 13:45

十字路の手前に道標も立っています

6/14 13:47

火の見櫓の立つ交差点を直進（斜め右）方向へ

6/14 13:47

ここにも道標が立っていました

6/14 13:49

北野神社の鳥居前を通過し

6/14 13:58

庚申塔が並ぶ道から光厳寺に入ります

6/14 13:59

光厳寺には応永の宝塔が残されているとのことですが、これかな。文字が見えませんでした

6/14 14:03

光厳寺の隣には御嶽山

6/14 14:08

住宅の間を抜けて旧街道に戻ると、ここにも道標と道祖神

6/14 14:11

交差する2本の県道を渡り庚申山へ向かいます

6/14 14:24

道が緩やかな上り坂になると左に白山神社があります

6/14 14:30

坂を上り詰めると擁壁の間に庚申塔が。工事の際に集められたのかな

6/14 14:49

坂を下って行くと庚申山山頂への道が。群馬百名山として訪れたことのある山ですが今日も寄ってみます

6/14 14:44

庚申塔の立つ山頂には展望塔もありますが

6/14 14:42

開けているのは赤城山方面のみ。今日は霞んでいます

6/14 14:50

旧街道に戻ると観音様が祀られた祠と道祖神が並んでいます

6/14 14:54

自動車教習所の横を下り

6/14 14:58

龍田寺の前を抜けると

6/14 15:02

六地蔵が並んでいます

6/14 15:03

六地蔵の左、竹林の横の道を進むと

6/14 15:09

広い道に出ます。旧街道は正面の秋山工業の前を通ています

6/14 15:19

秋山工業の前を進み美九里東小学校に突き当たると校門の内側に鎌倉街道の説明板が見えました

6/14 15:26

小学校の右を抜け、神流川に向かうと畑の中に小さな木立

6/14 15:29

木立の中には葵八幡の祠がありました。祠の両脇に並ぶのは應長元年の板碑です

6/14 15:35

旧街道は神流川の土手で行止まり。かなり迂回しないと対岸に渡れないため本日はここまで

6/14 15:46

鎌倉街道山ノ道、中山道脇往還として使われてきた道を歩き、群馬藤岡駅に向かいます

6/14 15:49

ここにも多くの庚申塔が並んでいます

6/14 15:51

土師神社の鳥居が見えてきました

6/14 15:54

土師の辻といわれる土俵（相撲壇）で、昔は勧進相撲が奉納された場所だそうです。三辻は他に大阪の住吉神社、能登の羽咋神社があるそうです

6/14 15:58

土師神社。土師部の先祖・野見宿禰を祀った神社で、主人の死に際し臣下の殉死に変わる土人形（埴輪）を作った人だそうです

6/14 16:03

土師神社を出て数分、埴輪製造之窯址の石碑が立っています

6/14 16:06

さらに数分歩くと、本郷埴輪窯址があります

6/14 16:06

ここでは窓越しに、長さ5.5m、幅1.8mといわれる登窯を見ることが出来ます

6/14 16:22

道が県道に合流すると、アカギ写真館の角に土師神社の道標がありました

6/14 16:25

県道を少し歩くと諏訪神社。この神社は大きな前方後円墳の上に建っています

6/14 16:25

古墳上に建つ諏訪神社本殿

6/14 16:32

神社を右に回り込むと、後円部に古墳石室の開口部があります

6/14 16:33

開口部から覗くと自然石の石積みと切石積みの石室が見られます

6/14 16:39

いよいよ藤岡の街に入ってきました

6/14 16:46

四丁目交差点に立つ里程標。大正天皇の即位を記念して立てられたもので、前橋や東京、近隣の村々への距離を示しているそうです

6/14 16:54

本日のゴール・群馬藤岡駅に到着。駅舎には藤岡名産の鬼瓦が飾られていました

撮影機器：

COOLPIX AW100 ニコン

感想

simtak

芳賀善次郎氏の著書「旧鎌倉街道探索の旅」によると、山名八幡から藤岡市白石に至る道は、西山名から上郷を通る西のルートと真っ直ぐ南下して七輿山古墳など古墳が並ぶ丘を越える東ルートがあるとのこと。今回は昼食の利便性を考え、東ルートを選択した。ただし、西ルート上にある吉良上野介陣屋跡を見るため白石手前から西ルートへ入っている。
山名駅を出て進路を南に向けるとすぐに小さな円墳の点在する山名古墳群、鏑川を渡ると伊勢塚古墳と早々に古墳のお出迎え。七輿山古墳を前に七輿山ドライブインにて早めの昼食休憩にした。
七輿山ドライブインには昔なつかしいラーメンやうどん・そば、トーストやハンバーガーの自動販売機が並んでいて、3~40年ほどタイムスリップした感がある。自販機のラーメン、トーストで腹ごしらえ、ビンのコーラで喉を潤し、懐かしさいっぱいの昼食となった。
昼食後も七輿山、皇子塚、白石稲荷山と古墳が続き、途中、藤岡歴史館ではその埋蔵物も見ることが出来る。時間があればゆっくり見学もしたかった。
旧街道が神流川に突き当たると対岸への移動が難しく、鎌倉街道山ノ道を辿って群馬藤岡駅に向かったが、この道は埴輪の歴史を辿る道。土師神社に祀られた野見宿禰は日本書紀の中で埴輪を考案した人物、宿禰が行った力くらべが相撲となったと伝えられており、非常に興味深く感じた。
なぜ群馬県やこの地域に古墳が多いのかは勉強不足であるが、前回に続き
古墳時代を体感する楽しい旅であった。