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Yamareco

記録ID: 190369
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

残雪の北穂高岳

1991年05月04日(土) ~ 1991年05月06日(月)
 - 拍手
GPS
49:00
距離
33.3km
登り
1,778m
下り
1,773m

コースタイム

5/4 9:00上高地-12:30-13:00横尾-16:10涸沢(泊)
5/5 6:10涸沢-9:20-10:00北穂高岳-11:40-12:30涸沢-15:50徳沢(泊)
5/6 7:00徳沢-9:30上高地
天候 5/4 晴れのち曇り
5/5 晴れ
5/6 晴れのち薄曇り
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
(行き)新居浜ー(JR)-松本(泊)-(電車)(バス)-上高地
(帰り)上高地ー(タクシー)-松本ー(JR)-新居浜
コース状況/
危険箇所等
・上高地〜横尾;結構雪が残っていた。アイゼン未着用。
・横尾〜涸沢;積雪は50cm程度、アイゼン未着用。
・涸沢〜北穂高岳;アイゼン、ピッケル使用。朝はがちがちに凍っていたが、
 昼前にはかなり雪はザクザクに緩んでいた。
5/4 朝の上高地より穂高連峰。真っ白く輝いている
2012年05月13日 11:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:50
5/4 朝の上高地より穂高連峰。真っ白く輝いている
上高地、梓川の流れ
2012年05月13日 11:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:50
上高地、梓川の流れ
上高地、湧水の清流
2012年05月13日 11:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:50
上高地、湧水の清流
上高地、まだ木々は芽吹いていない
2012年05月13日 11:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:50
上高地、まだ木々は芽吹いていない
上高地、雪解けが始まっている
2012年05月13日 11:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:50
上高地、雪解けが始まっている
徳沢付近より、梓川の流れ
2012年05月13日 11:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:50
徳沢付近より、梓川の流れ
横尾より針葉樹林帯に入る
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
横尾より針葉樹林帯に入る
針葉樹林の森を行く、シラビソ、トウヒなど
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
針葉樹林の森を行く、シラビソ、トウヒなど
本谷橋の先より、穂高連峰が見えだした。稜線は雲に覆われている
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
本谷橋の先より、穂高連峰が見えだした。稜線は雲に覆われている
同じく、雪と岩の穂高連峰
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
同じく、雪と岩の穂高連峰
涸沢への登りより、屏風岩の方向を振り返る
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
涸沢への登りより、屏風岩の方向を振り返る
横尾本谷との分岐より、横尾本谷の奥に、南岳の岩壁を望む
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
横尾本谷との分岐より、横尾本谷の奥に、南岳の岩壁を望む
結構威圧的にそびえる南岳の岩壁
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
結構威圧的にそびえる南岳の岩壁
雪道をぞろぞろと涸沢へと向かう登山者の行列、アリの行列のようだ
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
雪道をぞろぞろと涸沢へと向かう登山者の行列、アリの行列のようだ
5/5 朝、涸沢を出発。北穂沢を行く登山者たち
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
5/5 朝、涸沢を出発。北穂沢を行く登山者たち
涸沢より、奥穂高方面を望む
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
涸沢より、奥穂高方面を望む
涸沢より、前穂高北尾根を望む。素晴らしい展望
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
涸沢より、前穂高北尾根を望む。素晴らしい展望
涸沢より、奥穂高方面を望む、真っ白く雪化粧している
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
涸沢より、奥穂高方面を望む、真っ白く雪化粧している
涸沢から北穂沢を登る登山者の群れ、すでに涸沢のテント村が小さくなってきた
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
涸沢から北穂沢を登る登山者の群れ、すでに涸沢のテント村が小さくなってきた
北穂沢の登りより、東の方向を望む
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
北穂沢の登りより、東の方向を望む
北穂沢の登りより、穂高吊尾根のズームアップ
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
北穂沢の登りより、穂高吊尾根のズームアップ
北穂沢の登りより、前穂高北尾根のズームアップ
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
北穂沢の登りより、前穂高北尾根のズームアップ
北穂沢の登りより、目指す北穂高の稜線を望む
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
北穂沢の登りより、目指す北穂高の稜線を望む
北穂沢の登りより、奥穂高岳のズームアップ
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
北穂沢の登りより、奥穂高岳のズームアップ
北穂沢の登りより、だんだんと北穂高の稜線が近づいてきた
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
北穂沢の登りより、だんだんと北穂高の稜線が近づいてきた
北穂沢、行列をなして登ってゆく登山者たち
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
北穂沢、行列をなして登ってゆく登山者たち
稜線まであとわずか、稜線を行く登山者の姿が小さく見える
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
稜線まであとわずか、稜線を行く登山者の姿が小さく見える
北穂高岳山頂より、東の方の展望、常念岳、手前は北穂高東尾根(ゴジラの背)
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
北穂高岳山頂より、東の方の展望、常念岳、手前は北穂高東尾根(ゴジラの背)
北穂高山頂より、前穂高北尾根の稜線を望む、ヨーロッパアルプスのような風景だ
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
北穂高山頂より、前穂高北尾根の稜線を望む、ヨーロッパアルプスのような風景だ
北穂高山頂より、はるか下の方、涸沢を見下ろす。その向かいは前穂高北尾根の下部
2012年05月13日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:51
北穂高山頂より、はるか下の方、涸沢を見下ろす。その向かいは前穂高北尾根の下部
北穂高山頂より、滝谷側の岩場を望む。雪と岩の殿堂
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
北穂高山頂より、滝谷側の岩場を望む。雪と岩の殿堂
北穂高山頂より、奥穂高(中央右)、前穂高(左)を望む
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
北穂高山頂より、奥穂高(中央右)、前穂高(左)を望む
北穂高山頂より、キレットを隔てて槍ヶ岳方面を望む。槍の山頂部には雲がかかっている
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
北穂高山頂より、キレットを隔てて槍ヶ岳方面を望む。槍の山頂部には雲がかかっている
北穂高山頂より、キレットの雪稜を覗き込む
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
北穂高山頂より、キレットの雪稜を覗き込む
北穂高山頂より、屏風岩、屏風の頭を望む
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
北穂高山頂より、屏風岩、屏風の頭を望む
北穂高山頂より、東の方、常念山脈を望む。雲が多くて時おり山稜部は雲に隠れている
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
北穂高山頂より、東の方、常念山脈を望む。雲が多くて時おり山稜部は雲に隠れている
北穂高山頂より、滝谷の岩場(ドーム岩峰か?)、ヨーロッパアルプスに入るような気分だ
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
北穂高山頂より、滝谷の岩場(ドーム岩峰か?)、ヨーロッパアルプスに入るような気分だ
北穂高山頂より、滝谷の岩場を登るクライマーの姿を望む、すごいなぁ...
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
北穂高山頂より、滝谷の岩場を登るクライマーの姿を望む、すごいなぁ...
北穂高山頂より、奥穂高岳とその向こうは、ジャンダルムへと続く岩峰群
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
北穂高山頂より、奥穂高岳とその向こうは、ジャンダルムへと続く岩峰群
北穂高山頂より、涸沢を眼下に望む、テント村がアリの集団のように小さい
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
北穂高山頂より、涸沢を眼下に望む、テント村がアリの集団のように小さい
北穂高山頂より、ようやく雲が取れて、槍ヶ岳の穂先も見えてきた
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
北穂高山頂より、ようやく雲が取れて、槍ヶ岳の穂先も見えてきた
(同じく)北穂高山頂より、槍ヶ岳方向
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
(同じく)北穂高山頂より、槍ヶ岳方向
下山にかかる、稜線を振り返る
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
下山にかかる、稜線を振り返る
涸沢に近づいてきた。稜線は高い。左に涸沢槍がちょこんと見える。
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
涸沢に近づいてきた。稜線は高い。左に涸沢槍がちょこんと見える。
涸沢ヒュッテにて一休みしていると、小屋の屋根でイワヒバリが、雪山賛歌を歌っていた
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
涸沢ヒュッテにて一休みしていると、小屋の屋根でイワヒバリが、雪山賛歌を歌っていた
イワヒバリのズームアップ
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
イワヒバリのズームアップ
改めて望む涸沢からの展望、雪と岩の大伽藍
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
改めて望む涸沢からの展望、雪と岩の大伽藍
涸沢から望む奥穂高岳の雄姿
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
涸沢から望む奥穂高岳の雄姿
涸沢から振り返る前穂高への登路(北穂沢)
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
涸沢から振り返る前穂高への登路(北穂沢)
涸沢から横尾へと下る。雪の合間を雪解け水が流れている。春山らしい風景。
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
涸沢から横尾へと下る。雪の合間を雪解け水が流れている。春山らしい風景。
横尾本谷との出会いより、南岳東面を望む。一日でだいぶ雪が少なくなっている
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
横尾本谷との出会いより、南岳東面を望む。一日でだいぶ雪が少なくなっている
5/6 朝の徳沢より、白銀に輝く前穂高岳
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
5/6 朝の徳沢より、白銀に輝く前穂高岳
朝の徳沢、テント村にも朝日が当たり始めた
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
朝の徳沢、テント村にも朝日が当たり始めた
朝の徳沢、木々にも芽吹きの気配
2012年05月13日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
5/13 11:52
朝の徳沢、木々にも芽吹きの気配

感想

【山行No 160】

※ゴールデンウイークだが、前半は出勤が続き、ようやく後半に4日の休みが取れた。
 久々に本格的な春山として、穂高を目指してみることにした。

5月3日(金)
 ・今日は移動日。昼前に新居浜を出発してのんびりと松本へと向かう。
  今日はもったいないほどの良い天気で、
  木曽谷の車窓からは澄んだ青空と新緑を存分に眺めることができた。
 ・19時過ぎに松本着。駅前のホテルに泊まる。

5月4日(土)
 ・朝起きると、今日も上天気で、ホテルの窓からは常念岳の白い姿も眺められた。
6:38 松本発
 ・新島々からのバスは、朝早いというのに満員だった。

8:30-9:00 上高地
 ・上高地付近は、一昨日、昨日は雪模様だったとのことで、新雪が積もっていた。
  カチカチに凍っているが、アイゼンを出すのも億劫なので、そのまま出発する。が、結構歩きにくかった。
 ・明神、徳沢とのんびりと足を進める。
12:20-30 横尾
 ・ここから雪が多くなり、積雪量は20〜50cm程度。
  しかし、お昼どきで気温も上がったため、雪もゆるんで来て、出発時点よりは歩きにくくはない。
14:30-40 横尾本谷分岐
 ・冬道は横尾の谷をそのまま進み、横尾本谷との分岐に出た。
 ・ここから涸沢への道を進むが、雪は緩んでいるのでアイゼンは不要。
  ポクポクとマイペースで進んでゆくが、そろそろ疲れが出てきた。
  空も午前中は良く晴れていたのに、いつのまにか雲が多くなり、さらには小雪さえ舞いだした。
  目指す穂高の稜線も雲に隠れており、疲れた雰囲気の午後の山だ。

16:10 涸沢ヒュッテ 着
 ・ようやく到着したが、予想通りの超満員の状態。
  部屋に案内されたが、8畳の部屋に11人詰め込まれた。まあGWなのでしょうがないが...
 ・夜は、隣に寝ているオジサンの、天地を揺るがすような大いびきに参った!
  あまり寝られずに夜を過ごす。

5月5日(日)
 ・今日もまた上天気の朝が明けた。
  5時に起きて外に出ると、すでに日がのぼっており、稜線に日が当たってまぶしい景色。
  自分としては珍しく、小屋で朝食を取ってから出発とした。

6:10 涸沢 発(気温=0℃)
 ・北穂高の方を見上げると、すでに北穂に続く長い雪道には、登山者の姿がパラパラと見える。
  しかし奥穂高のほうがもっとすごく、登路のアズキ沢には、
  まるで夏の富士登山のように、アリの行列のような登山者が見えた。
 ・北穂高への登りは、のっけから急登で始まる。
  息がすぐ上がるが、トレースが階段状についているので、それなりに登りやすい。
 ・途中、ぼんやりしていて、足元から雪玉を下に落としてしまった。
  コールするのを怠り、ぼーっとしていたので、下の人に怒られてしまった。注意しなくては!。反省する。
 ・途中のインゼル部で一休みする。
  東の方を見ると、北穂高の東稜にも人が取りついており、雪稜の眺めはまるで本場のアルプスのようだ。
 ・冬道は夏道とは違い、南陵には取りつかず、そのまま北穂沢を登ってゆく。
  途中、斜度はいったん緩やかになったが、その先はさらに傾斜がきつくなり、
  斜度は40°くらいあるのではないだろうか? 
  一歩一歩、ピッケルを頼りに登高してゆく。
 ・自分としてはそうペースが遅いつもりではなかったが、
  急斜面であえいでいるうちに、20人くらい追い越されたようだった。

9:20-10:00 北穂高岳山頂(気温=+2℃)
 ・3時間かけてようやく山頂に到着!
  6年前に初めて来たときには霧で視界が全くなかったが、今回は青空のもと、
  視界も良くひらけている。
  奥穂高、前穂高、屏風岩、常念岳、槍ヶ岳など、四周は雪をまとった高山がぐるりと囲んでいる。山の世界。
 ・北穂高の東稜や、滝谷上部の岩場にクライマーたちが取りついているのを
  眺めていると、本当にヨーロッパアルプスに来たような錯覚さえする。
 ・本当に気持ちの良い山頂で、山頂部の雪の上に横になって上空を流れてゆく雲を眺めたりして、
  のんびりと山頂のひと時を楽しんだ。

 ・さて、下りにかかる。早くも雪はくされ気味でグサグサの状態。
  アイゼンを着けて下り始めるも、雪がダンゴ状にアイゼンについて歩きにくい。
 ・途中、前を行く人が転んで3〜4mほど滑り落ちた。
  何をやってるんだろう、などと思いながら進むと、
  なんと、自分も同じ場所で足を雪にとられて、同じように転んでしまった。
  あっと、思ったが、一瞬のうちに5mほど滑落した。
  一応、滑落停止の姿勢をとり、ピッケルを雪面に突き刺して停まることができたが、
  後から考えると、冷や汗ものだった。雪がズルズルでスピードが出なかったのが幸いだった。
 ・北穂沢の上部はこんな感じで傾斜も強く、滑落の危険があるので慎重に下ったが、
  下半分は傾斜も緩くなっているので、ほかの人のまねをしてシリセードで一気に下り、スッキリした気分。

11:40-12:30 涸沢(気温=12℃)
 ・山を降りて飲むビールのうまさよ!
  昼食は小屋のラーメンにしてみた。
  小屋の屋根では、イワヒバリが、春山の賛歌を唄ってくれていた。

 ・下りは横尾まで、ポクポクとのんびり下る。
14:30-14:50 横尾
 ・昨日はテントがたくさんあったのに、一日でだいぶ少なくなっており、
  連休ももう終わりか、とちょっと感傷的になる。

15:50 徳沢着
 ・今日は徳沢の、徳沢園に泊まることにした。
  大広間状のところに目いっぱい詰め込まれたが、
  この山小屋には風呂があり、汗を流すことができて良かった。夕食もまずまず美味しかった。

5月6日(月)
 ・4日連続で今日も良い天気の朝だ。

7:00 徳沢発(気温=-3℃)
 ・鳥の声を聴きながら、のんびりと歩いてゆく。
  見聞きした鳥は、アカハラ、シジュウカラ、ヒガラ、コガラ、エナガ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、
  アオジ、アカゲラ、ルリビタキ、オシドリ、マガモ、キセキレイ、ウグイス、エゾムシクイ。
  だいぶ夏鳥がやってきていて、明るい鳥のコーラスを聞くことができた。

9:30 上高地着
 ・実は、上高地が混んでいることを予想して、昨晩、
  宿からタクシーを予約していたが、上高地に着いてみると
  客待ちのタクシーがたくさん待っており、拍子抜けした。
  タクシーの運ちゃんに勧められたので、5人集めて相乗りで松本まで行くことにした。
  料金は合計13000円なので、一人当たり2900円で済んだ。

 ・あとは、松本12時発のシナノ号に乗り、名古屋、岡山経由で四国に帰る。
  四国(新居浜)に着いたのは、7時過ぎ。こちらは小雨が降っていた。

   

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