尾瀬
- GPS
- 09:55
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 234m
- 下り
- 263m
コースタイム
- 山行
- 2:36
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 3:03
天候 | 曇ったり晴れたり。ちょっとだけ小雨降ったり。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
上毛高原駅発関越交通バス鳩待峠バス連絡所2,450円 鳩待峠バス連絡所発乗合バス鳩待峠980円 乗合バスは、人数揃えば乗合タクシーを出してくれる。乗合バスの出発時刻をあまり気にしなくて良い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所なし。道は整備してあって歩きやすい。 |
その他周辺情報 | 水芭蕉わたすげの湯650円 http://www.watasuge.click 食事は16:30からの営業。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ(軍手)
防寒着
雨具(カッパ)
靴
ザック
昼ご飯
行動食
計画書
保険証
携帯
サングラス
タオル
トレッキングポール
箸
短パン
カメラ
携帯バッテリー
サブバッグ
水
着替え
|
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共同装備 |
クッカー・ストーブセット
非常食
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
熊避け鉄砲
水
|
感想
鳩待峠から入り、鳩待峠に登り返すコースで尾瀬ヶ原に行ってきました。
水芭蕉の盛りの時期は既に終わっている感じでした。けれども、まだ幾つか白く綺麗な水芭蕉が残っていました。冷たい水の流れがあるところは、見頃の時期が少し遅くなるのかも知れません。
小さな花を幾種類も見かけました。この時期の尾瀬は、一斉に可憐な花が咲くのだとか。ヒメシャクナゲ・ズミ・リュウキンカ・レンゲツツジ・タテヤマリンドウ・ワタスゲ・モウセンゴケ・タチツボスミレを、ガイドと思しきおじさんに教わり。帰りには鳩待峠の近くでサンカヨウと思しき花も。初日に色々教わったおじさんによると、鳩待峠から山の鼻までに3箇所(3株?)サンカヨウがあるとか。
また、坂さ燧のほんの少し先に、7月になるとオゼコウホネが咲くのだとか。絶滅危惧具種で、木道から見れるのはもうそこだけだと言っていました。
さて、初日は上毛高原駅から関越交通バスに乗り、鳩待峠バス連絡所へ向かいました。このバスはSuicaが使えません。支払いは現金か、バスカードのみです。地元の方らしき人や、ザックを持っていても旅慣れた人っぽい方は皆カードをリーダーに通して乗ってました。
鳩待峠バス連絡所(戸倉)からは、連絡バスか乗合タクシーで鳩待峠まで行きます。上毛高原駅や沼田駅から関越バスの路線バスで鳩待峠バス連絡所(戸倉)に到着すると、目の前に、連絡バス乗合タクシー券売所があります。窓口の人の指示に従っていれば、一番早い方法で、連絡バスか乗合タクシーかに乗って鳩待峠に行けるシステムみたいです。連絡バスも乗合タクシーも料金は同じ。券売所と乗車場所は、路線バスの発着場以外に、乗用車で来た人たちが利用しやすい、尾瀬第1駐車場付近にもあります。路線バスの発着場からは、橋を渡った向こうにあります。
鳩待峠で全員集合。お昼をここで摂ってから降りました。峠には山荘もあり、土産物屋もあり、うどんそばなどが食べられる食事処もあります。ぼくたちは、自分たちで用意する山ごはんを考えたり、山で皆で試したりするのが好きで、鳩待山荘前の木のベンチで簡単な料理をしてお昼を食べました。この日のお昼は、つるつる温泉で買った日の出町のトマトピューレに、Coorpの淡路島玉ねぎスープで味をつけ、パックご飯を投入して月桂樹の葉っぱを香りに入れ、パプリカも加えた上に、オリーブオイルとパルメザンチーズを追加したシーフードリゾット。スープは、これも玉ねぎスープにスヌーピーのショートパスタを加えた一品。
念のため、始める前に山荘の人に聞き、山用のストーブなど外で火を使っていいと確認しました。火事を起こさなければ、という条件付きです。そりゃそうだ。
鳩待峠からは山小屋に電話して、最終的に、予約時点とは変更になった人数と男女の内訳を連絡しました。梅雨時で、前日の予報で雨が降る予報なら行かないとか、直前に体調不良で行けなくなる人も出るかも知れないこともあり、ホームページで、キャンセル料は取らないと明言している山小屋を選びました。ただ、多分、尾瀬の山小屋は皆、そういう方針なのではないかと、幾つかの山小屋のサイトを閲覧してそうお思いました。しかし、中には、キャンセル料が発生すると書いてあった山小屋もあり、それは連絡なしに行かない輩がいたからなのか、山小屋を経営する立場からすると、ある程度予防線を張っておかないといけないと判断したからなのかはわかりません。道が整備してあり、スニーカーで降りる客もいる中で、キャンセル料を明言したがために、天候変化にも関わらず、無理して向かって遭難救助が必要になる登山客が出ないように、という配慮なのではないかと色々想像しました。
鳩待峠から山の鼻まで、1時間くらい山道を下ります。山道とは言っても、木の階段や木道が整備してあり、傾斜もそれほどきつくなく。
山の鼻に降りてから先は、夕食前にお風呂に入ろうと、まっすぐ竜宮十字路を経由して見晴へ。一度最山の鼻の研究見本園に行きかけました。しかし、すぐに脇の草花に気を取られ、立ち止まってしまうのに気づき、この調子でいくと夕飯にも間に合わないと先を急ぐことに。
急ぐつもりでも、そこここに可憐な花を見つけてはパチリ。おじさんに花の名前を教わってはメモメモ。楽しまないで歩くだけだったら何しに来たのかわかんないもの。
お風呂は待つこともなく、ゆったり入れました。湯船も広く、外の景色が見える構造。脱衣所は、寒くないようにしてあるのか、かなり暖かめ。暑いくらい。尾瀬の山小屋のお風呂はシャンプー石鹸は使用禁止。シャワーを掛かりながら手で体を擦って汗を流してから湯船に入ります。風呂の湯も熱め。入った時は思い及びませんでしたけど、窓を開けてお風呂に入ると気持ちいいみたいです。体はかなり温まり、脱衣所から出たらひんやりした空気が心地よい。
洗面台に、手洗いの泡石鹸のボトルが置いてあります。お風呂のシャンプー石鹸は使用禁止だけど、衛生上必要な手洗いの石鹸や歯磨き粉は使用可みたいです。
晩御飯前に生ビール。一杯700円。しかし、本気の中ジョッキです。今時居酒屋では中ジョッキと言いながら、「これホントに「中ジョッキ」?」と言いたくなるような細いジョッキで出てくることが多くなりました。しかし、今回泊まった弥四郎小屋の「中ジョッキ」は違います。昔からある、正統派中ジョッキです。食事中合わせ、4杯も飲んでしまいました。
晩御飯も品数多く。10km近く歩いたからカロリー消費したよね、とおかわり。フキを炊いたのと思った一品は不思議な香りがあり、翌日あれはルバーブだったのではないかという意見が。デザートの杏仁豆腐は手作りですよね。そりゃぁ、杏仁豆腐の素で作ったのかもしれませんが、プラスチックの容器に入った杏仁豆腐をポンとつけるのでなくて、小さな小鉢に作ったのを配膳してくれているのが嬉しく。
食後にうだうだしていたら、宿泊客が入れるお風呂の最終時刻を過ぎてしまいました。
翌朝4時くらいから外が明るくなり。外に出て散歩していた人も多かったみたいです。
待ちかねて6時から朝ごはん。みんなでごはんおかわり。デザートは抹茶プリン。これも手作りですよ、きっと。
2日目は、初日に通ったルートの北側にある、ヨッピ川に沿ったルートを辿るコースで山の鼻に戻るルートを選びました。三条の滝も考えましたが、往復3.5-4時間かかりそうなのと、それに加えて鳩待峠までも同じくらい掛かると見込んで、三条の滝は次回に見送り。
歩きながら、先にいる人たちが後ろを指差すのをみて振り返ると、雲の合間にちょっとだけ山が見える一瞬があり。その上にもさらに高い山の陰が見えたような気がして。天空の城ならぬ、天空の山頂か?山は確かに雲の切れ間から見えた山でしたが、山の陰と思ったのは雲でした。
真夏になったら飛び込んで泳ぎたくなるようなヨッピ川を渡り、東電小屋を過ぎてつり橋を渡り、竜宮分岐までの道も往復して、これで牛首分岐まで行けば尾瀬ヶ原の道は制覇。
山の鼻の手前でパラパラ雨が。慌ててカッパを取り出して着たり、ザックカバーを掛けたり、傘を取り出したりする人々がいました。
それほど大雨にはならず。スパコンを使った雲・雨予測のSCWサイトを初日出発前に確認して決行を決め、2日目朝に再度Oze WiFiで接続して確認した結果、昼過ぎからは、尾瀬ヶ原を除いた周辺域では雨が降るかもしれないけれど、尾瀬ヶ原は一貫して、雲はあっても雨は降らない可能性が高いと踏んでいました。
歩きながら上空の雲を見ていれば、雨が来そうなのかどうかはわかります。そのまま歩いて山の鼻に到着。初日に引き返して行けなかった研究見本園をぐるっと回っているうちに空は明るくなりました。
飲める水が使えて炊事ができるところで2日目の山ごはん。レトルトカレーを鍋で温めつつ、プスプス穴を開けたパックご飯を逆さにして蒸気を当てれば自然に蒸して温かくなるんじゃないかとネットで見てやってみました。が、パックご飯はなかなか温まらず。湯煎にしたり、お湯に突っ込んだりして無理矢理温め、食べたら意外に美味しい。レトルトカレーは偉大だ。
山の鼻から鳩待峠までは、サンカヨウを探し探しながらゆっくり登ったこともあり、かなり時間を掛けて登りました。が、最終的な全体のペースは、山レコで「速い」と出てビックリ。
鳩待峠から鳩待峠バス連絡所へは、鳩待峠の券売所で早めにチケットを買っておくといいのではないかと。連絡バス以外でも、鳩待峠から坂道を歩いて車が止まっているところまで降りれば乗合タクシーに順次乗っけてくれて、鳩待峠バス連絡所まで降りることができます。マイカー規制していて対向車が殆どないとわかっているからか、かなりスピードを出して下ります。下りであることもあって20分くらいで着いてしまいました。
尾瀬ぷらり館で温泉に入ってから帰ってもよし、その先にある日帰り温泉に浸かって帰るもよし。道の駅もそこここにあって楽しめます。
帰り、所々大雨になったのには驚きました。
尾瀬ヶ原は、周りを山に囲まれて、その山々で雨が降り、尾瀬ヶ原自体は結構雨が降らないもんじゃないかと、思いました。
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