開山前の富士山日帰り（富士宮↑プリンスルート↓）

2019年07月06日(土) [日帰り]

• GPS: 09:42
• 距離: 13.1km
• 登り: 1,519m
• 下り: 1,535m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:54
• 休憩: 1:47
• 合計: 9:41

8:21 富士宮口五合目
8:40 8:42 富士宮口新六合目
8:43 8:44 六合目雲海荘
9:30 9:42 新七合目御来光山荘
10:13 10:18 元祖七合目山口山荘
11:06 11:12 八合目池田館
11:59 12:03 九合目萬年雪山荘
12:35 12:43 九合五勺胸突山荘
13:12 13:29 富士宮口頂上
13:34 13:37 三島岳
13:54 14:00 富士山
14:12 14:13 三島岳
14:43 14:46 富士宮口頂上
14:46 14:50 駒ヶ岳
14:52 14:52 御殿場口頂上
15:38 15:44 御殿場口八合目
15:52 16:13 御殿場口七合九勺・赤岩八合館
16:27 16:30 御殿場口七合五勺・砂走館
16:32 16:33 御殿場口七合四勺・わらじ館
16:38 16:40 御殿場口七合目
16:54 16:54 御殿場口下り六合（走り六合）
17:00 17:01 宝永山馬ノ背
17:06 17:06 宝永山
17:26 17:26 宝永第一火口
17:35 17:35 宝永第一火口縁
17:41 17:42 宝永第二火口縁
18:02 五合目宝永入口

天候

曇り
時々雨がパラつくが僅かにウェアを濡らす程度。
上空高曇り、下界雲海だが山頂に至るまで眺望あり。
16時前に下界は晴れ出すが、山頂と宝永山は雲に覆われてしまった。
気温は予報より高く風も適度にあり登山日和。
14時過ぎ辺りから山頂は急激に冷え出し気温一桁まで落ち込んだ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

富士宮口新五合目駐車場を利用。
朝7時段階で上の駐車場は満車、下の駐車場はまだ空きがあった。
7月10日よりマイカー規制開始の案内あり。
トイレや食堂、一部山小屋は開山前だが営業を開始していて利用可能だった。

コース状況／危険箇所等

全コース整備されていて難所なし。

◼️登り
富士宮口新五合目より浅間神社奥宮
標高3,000mを超えた辺りから頭に鈍い痛みが出て来て身体が中々思い通りに動かず九合目以降が辛い登りに。
六合目、七合目の小屋は既に営業中。
トイレは七合目より上はまだ使えないので注意

◼️下り
御殿場口を下り六合、宝永山馬の背へ
山小屋三つが既に営業中でトイレも利用可
砂走りを下り六合の分岐まで進み宝永山馬の背方面へ右に折れる。
宝永山への道は雲に覆われ視界無し。強風が吹き荒れていたが、この道が風が強いのは毎度の事の様だ。
（その後は宝永火口内を通り富士宮新五合目駐車場まで戻った）

その他周辺情報

お胎内温泉健康センター 土日3時間700円

写真

7/6 7:03

二週続けて富士宮口新五合目駐車場へ
朝7時前、先週より混んでる。

しかし前回と違い山頂が見えてる！
予報はグズついた天気だがもしかして期待できるかも…？

7/6 7:04

駿河湾も見えてるぞ。
いや、まだだ期待するのはまだ早い…（わなわな）

7/6 8:11

あちらの山並みは愛鷹山かなぁ

7/6 8:20

前回全く気づかなかったラザフォード像

7/6 8:20

1時間ほど駐車場で高度順応。
もう8時20分。山頂を目指し出発だが、少し遅いかな

(m)あっしは富士山初めてなんで頼りにしてまっせ

7/6 8:39

先ずは六合目へ

7/6 8:40

山小屋前を通過

7/6 8:40

金剛杖結構高いな…

7/6 8:41

宝永山だ。真っ黒で邪悪な姿…とmaruta27の弁

(m)ほえ〜、禍々しい

7/6 8:42

開山前で六合目への道はまだ塞がれている。
横から回り込んで先に進む

7/6 9:09

先は長い。高山病を恐れゆっくり進む

7/6 9:25

海まで見えているのは気持ちが良い。
吉田口からしか登った事が無いから海側が見えるのは初めてだ

7/6 9:33

七合目到着。出発してから約一時間経過。
開山前だがもう小屋が営業中だ。

7/6 9:35

次の元祖七合目目指して出発

7/6 9:37

下界は雲が増えて来たな。

7/6 9:40

海側はまだ雲に覆われていない

7/6 10:12

標高が上がり宝永火口を見下ろし始めた

7/6 10:13

ついに標高3000m突破。
もう甲斐駒ケ岳超えたなとか、次は奥穂高だなどと雑談していたら、他の登山者も北岳はもう直ぐなどと話していたのを聞く。
皆考える事は一緒か…

(m)kukaminn隊長、デスゾーン突入ですぞ！

7/6 10:13

標高3,000mを超えた辺りから頭に鈍い痛みが…

7/6 10:15

7/6 10:17

元祖七合目到着

(m)元祖？？？

7/6 10:17

7/6 10:19

ここが最後の営業小屋。トイレもここより上はまだ開いていないという。
出発から二時間だがまだ休憩はしないで進む

7/6 10:36

すっかり眼下になった宝永山

7/6 10:40

次の八合目の遠さに萎え気味の私。
見えてはいるんだけどな

(m)がんばれ、隊長！

7/6 10:54

先頭を交代してもらい先に進む。
頭が痛くて気合いが入らない

7/6 10:55

開山前だが登山者は多い

7/6 11:04

もうヘロヘロだ。
体力的にはまだ余裕があるはずなのだが身体の動きが鈍い！

7/6 11:05

息を整える図

7/6 11:07

八合目到着
疲れ果て小休止
風も強くなって来たのでフリースを羽織る

(m)3200mを超えた。自分の最高到達点は奥穂高岳の3190mだからこの先は未体験ゾーンだ。

7/6 11:13

富士宮ルートは結構急なんだよなぁ

7/6 11:16

7/6 11:19

鳥居が様になってるな

(m)天空の鳥居だ

7/6 11:30

穴が等間隔に空いてるけどなんだろうコレ

(m)火山ガスが抜けた跡とか？？

7/6 11:36

壊れた鳥居？

7/6 11:36

硬貨が数え切れないほど挟み込んである

7/6 11:47

もう出発から4時間20分
まだ着かないのか〜

7/6 11:50

やっと九合目到着
またまた小休止
ここから上はさらに身体が動かなくなって参った。

7/6 12:20

次は九合目五勺か

(m)もうちょいだ！

7/6 12:26

九合五勺到着。小屋はまだ開いてないな

7/6 12:37

屋根が工事中。
ブルドーザーが二台来ていて工事の人が居た

7/6 12:39

山頂まで最後のアタックだ。
しかし最後の登りキツそうだな…

7/6 12:59

急傾斜！

7/6 13:10

ついにゴールか…長かった…
出発から4時間50分。
歩行時間は4時間半でほぼコースタイムだ

7/6 13:12

こちらも営業準備中。
シャッター前に座り込みグッタリ。
休憩で腹ごしらえ。

7/6 13:12

浅間神社も開いてない！

(m)中は準備中でした

7/6 13:29

昼飯は後回しにして剣ヶ峰へ。
maruta27は初めての富士山。ついに日本最高峰に立てるとワクワクしていたという

7/6 13:31

火口はかなり深い

(m)こいつはすごい、どっかにつながってそう

7/6 13:31

晴れてれば最高なのになあ

7/6 13:31

剣ヶ峰前で記念撮影

(m)混んでるのが嫌で敬遠してたけど、一度は来てみるもんだね

7/6 13:35

いざ最高峰へ

7/6 13:41

この最後の坂が急なんだよなぁ
今回は乾燥していなかったからまだマシだが、乾いていると滑りやすくて登るのも一苦労。
皆ここで苦しんでいることだろう

7/6 13:43

7/6 13:51

7/6 13:52

日本最高峰到達

7/6 13:54

遠くに青空が。
日本海側は晴れているようだ

7/6 13:55

剣ヶ峰で晴れやかな表情のmaruta27

(m)おいは初登頂、やったね＼(^o^)／

7/6 13:56

(m)ここが一番高そう

7/6 13:57

重ねて言うが、晴れてればもっと最高の景色なんだよなあ

7/6 13:57

火口の反対側に吉田口側の茶屋が見える

7/6 13:58

ここが最高地点？

(m)お賽銭もあるし、たぶんそうだと思う

7/6 14:01

7/6 14:03

下山開始

7/6 14:05

7/6 14:05

スタート地点の駐車場が見えるぞ！

7/6 14:08

7/6 14:28

シャッター前に戻って昼飯。
時間的にお鉢巡りかプリンスルートで下山か二択だったのでmaruta27に確認すると、ピストンは嫌だという事でお鉢巡りは中止、御殿場口方面へ下山する事に

7/6 14:45

停滞中にどんどん気温が下がり一桁に。
寒すぎてグローブや防寒着着用

7/6 14:46

時間も時間なので御殿場口に向かう

7/6 14:48

御殿場口山頂

7/6 14:48

支柱がポッキリ

7/6 14:48

7/6 14:49

御殿場口山頂から見た火口

7/6 14:50

下山開始。もう14時50分…
明るい内に降りれるかな

7/6 14:56

7/6 14:57

降り始めると風が当たらなくなり体感気温がすぐに上昇してしまう。なんか暑いな…

7/6 15:09

先の道が七合目あたりまで全部見えている為全然先に進んでいる気がしなくて辛い

7/6 15:16

下界は天候回復しつつある

7/6 15:25

眺めが良いのが救いだ

7/6 15:38

7/6 15:38

雲の上を歩く

7/6 15:39

廃墟と化した小屋跡

7/6 15:40

八合目らしい

7/6 15:47

雲間から少しだけ太陽が…？

7/6 15:53

七合目の小屋が見えて来た

7/6 15:54

七合九勺到着。
漏れそうだったのでトイレを借りたが、バイオトイレで綺麗なトイレだった

7/6 15:55

ここは営業していて宿泊客たちがのんびり夕暮れを待っていた。
眼下には通る予定の宝永山が見えるが…雲の中だな…

7/6 16:02

7/6 16:02

しばし休憩。
なんつー眺めの良さだ。

7/6 16:06

16時前に下界は晴れ始めた

7/6 16:16

休憩を終え先に進む。
この建物は火山監視の建物だった

7/6 16:16

山頂、わずかに青空が見えたが、その後も晴れる事はなかった

7/6 16:19

7/6 16:21

晴れてて羨ましい

7/6 16:21

2人とも結構脚にきている

7/6 16:29

砂走館到着

7/6 16:30

既に営業中
七合五勺

7/6 16:33

わらじ館も通り過ぎる
七合四勺

7/6 16:38

七合目の日の出館は閉館していた（建物も痛んでいて再開予定なさそう）

7/6 16:44

分岐を砂走り方面へ！
下り六合まで走って下山だ

7/6 16:44

maruta27が全速力で砂走りを下る

(m)うおおおーーーー、とまらーん！！とまれなーい！！！

7/6 16:53

宝永山に近づくにつれ雲に覆われて視界不良に

7/6 16:54

下り六合の標識だが字がかすれて読めないぞ

7/6 16:54

宝永山は右に折れれば良いんだよな

7/6 16:54

7/6 16:59

馬の背が近づくと横から強風。
滝の様に流れる雲の中に入ってしまった

7/6 17:01

宝永山馬の背分岐。
時間は無いがmaruta27の希望で宝永山に寄っていく事に。

7/6 17:04

宝永山山頂。
当然眺望無し

(m)風が強すぎていつもの「何も見えなーい」ポーズを決めるの忘れた

7/6 17:21

ホワイトアウト視界の無い宝永火口を降りているとなんと登ってくる人が！
山頂状況を説明する。
もう17時20分なのに今から行くのか…

7/6 17:23

宝永第一火口内まで来ると風は弱まる。
時々雲が薄くなりなんとか火口の全容が観れた

7/6 17:24

とてつも無い高さの火口壁

7/6 17:27

宝永山側は視界無し

7/6 17:27

7/6 17:35

火口縁まで上がってくるとまた爆風！

7/6 17:41

宝永山頂に勝るとも劣らない強風ホワイトアウト

7/6 17:42

樹林の中に逃げ込む

7/6 17:43

やっと一息つけた

7/6 17:52

(m)上をみると歩いてる人影が見えた、六合目につながる道か

7/6 18:02

「五合目宝永入口」まで戻った。

(m)帰って来たー、お疲れ様

7/6 18:02

18時、ゴール。
下山は三時間で来れた

(m)初めての富士山、満喫しました

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR1100 カシオ

iPhone 7 Apple

AQUOS sense SHV40 au シャープ

感想

kukaminn

2015年と2016年の盆休みに吉田口より御来光登山をして高山病に苦しみ、狭い小屋に苦しみ、人の行列に苦しんだ富士山。

2016年は最高の御来光も見れた事だし、もう富士山登らないだろうなぁと思っていたのだが、吉田口以外にもルートはあるし、開山前に登る人も結構いると知り少し調べてみるうちにだんだん富士山登山欲が高まってしまった。

人が多い山が好みでない山友のmaruta27も開山前の空いている富士山なら誘えるかも…と声を掛けてみると前から富士宮ルートに目をつけていたらしい。
そうとなれば話は早いと開山前の日帰り富士登山をする事になった。

前日長野から出てきて家に泊まったmaruta27と共に朝7時に車で富士宮口新五合目駐車場に到着。
予報が変わりまくり最後まで土曜に登るか日曜に登るか迷っていたが、当日駐車場に着くと曇りではあるが山頂は見えており、雨もすでに止んでいた。寒過ぎることもなくなかなかの登山日和だ。

自分としては晴れの日の最高の景色を体験してもらいたい気持ちはあったが、maruta27は梅雨の合間にそこまでの好天を望んではいないとの事。
日本最高峰への登山に彼は久しぶりにワクワクしているらしいのでこちらもガイドとして頑張ろう

……と決意したのは良いのだが、前日の寝不足に加えあまり症状は重くなかったが高山病らしき症状（鈍い頭痛）を発症しテンションが上がらず、特に標高3,000mを超えたあたりからは身体も思うように動かずmaruta27の足を引っ張る鈍足ぶりを発揮。
申し訳ないことこの上なかった。
まぁ動けなくなるほどひどい症状にならなかったのが救いか。

2年ぶりの剣ヶ峰だったが、盆の時期と違い人が疎らなことに驚く。
あの時は山頂での写真行列で40分くらい待ったのだが今回は待ち時間ゼロ。
開山前と開山期間中はホントに別世界だなぁ…

富士宮ルートも御殿場ルート（下り六合までだが）も自分にとっても初体験ルートだったが、基本は吉田口と変わらないと感じた。
先がどこまでも見えているのに目的地は全然近づかない上、空気が薄く辛い登りが続く。
下りも同じような感じで、結構足が消耗している状態になるのでやっぱりつらい。
ただ登山初心者だったころと違いペース配分や体の使い方も覚えているので日帰り富士山も何とかこなせた。結構成長していたんだなーと自画自賛。

下山後maruta27は大変満足だったと言ってくれて一安心。
キツイ山行を乗り越えた甲斐があったというものだ。

まるた

富士山は人が多くて長蛇の渋滞に堪えて登る山、というイメージが強く、
そこまでして登りたくは無いと敬遠してました。
まぁ、登るなら開山前か閉山後だよな、と思っていたところ
kukaminnくんの誘いを受けて登ることになりました。
彼は過去2回登頂経験があるので、計画等々すべて丸投げ(^o^)
駐車場で1時間ほど高度順応したあと、
山頂まで最短の富士宮ルートを登って辿りついた最高峰は、
曇天でも素晴らしく、達成感と満足感でいっぱいで、
「やはり一度は来てみるものだな。」と、手のひら返して思いました。
そのあとは砂走りで全力ダッシュ（止まりたいのに止まれない）、
強風真っ白な宝永山に寄り道して無事下山。
朝から夕方まで富士山を満喫した、いい1日となりました。