遥かなる南日高の女王 ペテガリ岳

2019年07月07日(日) [日帰り]

• GPS: 11:56
• 距離: 33.2km
• 登り: 2,787m
• 下り: 2,789m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:23
• 休憩: 0:34
• 合計: 11:57

距離 33.2km 登り 2,787m 下り 2,799m

3:28 スタート地点
4:24 4:25 ベッピリガイ乗越
5:37 5:45 ペテカリ山荘
7:52 1293
8:47 1301
9:59 10:15 ペテガリ岳
10:56 1301
11:51 1293
13:09 13:12 ペテカリ山荘
14:30 14:36 ベッピリガイ乗越
15:25 ゴール地点

南日高の女王様はあまりにキツイ試練を与えて下さる。

それは我々の業界ではご褒美です！

天候

くもり晴れガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

深夜に行く場合は最終コンビニは三石のセブンです。荻伏のセコマ(深夜閉まってます)で準備を整えました。林道はかなり荒れてます。セコマから一時間ちょっとかかります。

コース状況／危険箇所等

ニシュオマナイ川の渡渉は膝下くらい。他の渡渉は全く問題ありません。峠が難所。山荘側のロープが2本ありますが最後の2mが足りません。かなり滑りやすい場所ですので慎重に。ペテガリ山荘から上の尾根までは狩り払いされています。他は草木が被ってるところもありますが、それほど気にする程のものでもないと思います。最後の上りの出だしの笹がちょっときついくらい。

その他周辺情報

三石温泉。

写真

7/7 3:31

林道は荒れていて距離も長いので時間がかかりました。予定の30分遅れでスタートです。家で30分程の仮眠でしたが体調は良さげ

7/7 3:34

長靴で渡渉しました。水嵩ギリギリなのでゆっくりと歩く

7/7 3:45

沢沿いと林道に多かったクリンソウかな？

7/7 3:56

天気はガスガスだが晴れてくれるはず。長靴のまま歩きます

7/7 4:43

峠を越えてもまだこんな天気。草木が被っていてビシャビシャになる

7/7 5:51

やっと山荘。ちょっと時間もかかり山頂は若干諦めモード。長靴とヘルメットをデポして取り合えず上ることに

7/7 5:51

まあ、タイムオーバーになるまで潰れるつもりで歩いてみる

7/7 6:01

最初は狩り払いされた登山道。九十九折の急坂を黙々と歩く

7/7 6:38

尾根に出ると青空も見えてきた

7/7 6:55

まだ、どこがどこなんだか

7/7 7:25

さっぱり分からない状態

7/7 7:28

花は少な目。シャクナゲ

7/7 7:32

コバイケイソウ

7/7 8:01

トカチフウロ

7/7 8:01

ハクサンチドリ。本当に花が少ない山です

7/7 7:59

中央がベッピリガイ山？

7/7 8:16

この時は右側が女王様とは理解してなかった。あんな遠くにいくら何でも…ねえ？地図で確認した時は絶対無理！と思った

7/7 8:32

左が1839峰、右の方にヤオロとコイカクかな？歩いてみたい稜線です

7/7 8:39

女王陛下がそのお美しいお姿をご披露なさっておあそばれる

7/7 8:52

最後のピークから女王様

7/7 8:59

コルに降りて表を上げる。15分間で100mくらいづつ標高を上げていく。

7/7 9:17

中ノ岳がキレイに見えてる。神威岳は雲の向こうみたい

7/7 9:49

あれは偽ピーク。アプリが現在標高も知らせてくれるから騙されん

振り返るととんでもない試練の帰り道。いえいえ我々の業界ではご褒美です！

7/7 9:55

山頂に人がいるね

7/7 10:04

女王様お待たせしました

7/7 10:05

ちょっとガスってきました。展望は残念なことに

7/7 10:19

山頂の周りはミヤマキンバイが咲いていました。少しだけ休憩して直ぐ下山開始

7/7 11:07

いつの間にかガスに包まれました

7/7 11:21

ここのゴゼンタチバナはキレイな白色です。樹林帯では一番多かった花です

7/7 12:55

ひたすら急坂を降りる。1時なのに薄暗く虫や鳥の鳴き声もなく怖いくらい静かでした

7/7 13:26

山荘で顔を洗って林道を歩く。地味に上りだったのが疲れた足に効いた

7/7 14:25

沢は苔がキレイでした

7/7 15:27

最後はお約束。冷たすぎて車まで欽ちゃん走りしてしまった

撮影機器：

NEX-5T SONY

感想

kaminarijima

カムエクかペテガリかで悩んでペテガリへ（ただ単に沢靴持ってないから）
日帰りでは厳しい山なので、下山（車まで）が17時を超えそうなら山荘に一泊も考えていたけど、やはり17時を超えるようならピークは諦めて引き返すつもりでした。
沢歩きや峠越えに時間がかかり山頂までは無理かな？と思っていましたが、歩いている最中にふつふつと闘志が沸き上がりピークを踏むことが出来ました。帰りはヨレヨレで足の痺れはMaxだわ、早くも筋肉痛になってるわで完全なオーバーワークでした。
おそらくもうこの山を歩くことはないでしょうが、登頂したことを絶対忘れることはないと思います。いろんな意味で凄い山でした。