鳥海山(一ノ滝〜万助道〜新山)

2019年07月06日(土) ~ 2019年07月07日(日)

• GPS: 31:45
• 距離: 23.8km
• 登り: 2,181m
• 下り: 2,167m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:08
• 休憩: 0:23
• 合計: 3:31

距離 4.3km 登り 624m 下り 90m

11:13 一ノ滝駐車場
11:21 11:25 一ノ滝
11:41 11:43 二ノ滝神社
11:50 11:58 二ノ滝
12:09 12:10 間ノ滝
12:12 12:16 狭霧橋
12:33 12:34 水場
12:51 万助道 二ノ滝口方面分岐
13:00 13:03 渡戸
13:52 尾根渡り
14:44 万助小舎

2日目

• 山行: 12:44
• 休憩: 2:26
• 合計: 15:10

距離 19.5km 登り 1,554m 下り 2,083m

4:08 万助小舎
5:08 ドッタリ
5:56 6:01 仙人平
6:23 6:25 蛇石流分岐
7:01 7:05 鳥海湖分岐
7:33 7:34 御浜・鳥海湖分岐
8:00 8:54 御浜小屋
9:13 御田ヶ原
9:23 御田ヶ原分岐
9:44 9:47 七五三掛
11:27 11:32 御室
11:52 12:04 鳥海山
12:20 12:40 御室
13:44 七五三掛
14:02 御田ヶ原分岐
14:32 鳥海湖分岐
14:57 蛇石流分岐
15:32 15:33 仙人平
16:07 16:08 ドッタリ
16:52 17:25 万助小舎
17:56 尾根渡り
18:23 18:26 渡戸
18:33 18:34 万助道 二ノ滝口方面分岐
18:49 18:50 水場
19:18 一ノ滝駐車場
19:18 ゴール地点

天候

2日間とも晴れ（2日目は強風）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

一ノ滝駐車場まで舗装道路。
二ノ滝辺りまでは観光地のため遊歩道がよく整備されています。

コース状況／危険箇所等

この時期のこのコースは雪が多く残っているので滑落、踏み抜きなどに注意（アイゼン必携）。ただでさえロングコースなのに余計に時間がかかったので、もう少し遅い時期の方が良い。

写真

7/6 10:24

車中から鳥海山

7/6 11:10

一ノ滝駐車場

7/6 11:10

休憩舎とトイレ

7/6 11:10

登山ポスト

最初は二ノ滝口へ。
駐車場手前の鳥居から出発

7/6 11:17

ツルアリドウシ

7/6 11:20

一ノ滝神社

7/6 11:21

遊歩道が整備されています

7/6 11:23

一ノ滝

7/6 11:43

ニノ滝は落差20m

7/6 11:46

結構な水量

7/6 11:55

ニノ滝展望台から見下ろす

7/6 12:08

間の滝
二と三の間？

7/6 12:14

次はニノ滝コースも行ってみたい(月山沢の渡渉がネック)

7/6 12:15

狭霧橋を渡り万助道へ

7/6 12:16

美しい渓谷でした

7/6 12:24

万助道も良く整備されて歩きやすい

7/6 12:30

倒木が1ヵ所

7/6 12:32

渡涉

7/6 12:52

分岐

7/6 13:02

渡戸
渡涉はしないで右手へ進みます。

7/6 13:56

尾根渡り(細尾根 )

7/6 14:42

小屋手前の沢を渡涉

7/6 14:44

やっと到着

7/6 14:44

萬助小舎

7/6 14:52

小屋裏手の水場にミヤマキンポウゲ
刈り払いの方々が休憩中でした。

7/6 14:56

小屋の協力金一人210円

7/6 14:56

ストーブ、流し（水も引いてあります）、調理器具

7/6 14:58

ランプ、ちゃぶ台等々

7/6 14:59

2階
毛布がたくさん

7/6 15:30

まずは乾杯

7/6 16:54

宴会料理

7/6 16:54

冷たい沢水で冷やしたそうめんが最高に美味しい

7/6 18:31

デザート

7/7 4:08

翌朝も快晴（起床時は満点の星空！）
ただしめちゃくちゃ風が強い

7/7 4:48

ハクサンシャクナゲ

7/7 4:53

雪渓

7/7 5:08

ドッタリ(意味は？)

7/7 5:25

次々現れる雪渓
向こうには日本海

7/7 5:38

アカモノ

7/7 5:38

笙ヶ岳に陽が当たり始めてきた

7/7 5:42

ヒナザクラ
他にもチングルマ、イワイチョウ、ツバメオモト、イワカガミ、サンカヨウ等々（暗いのでボケ写真ばかり）

7/7 5:57

仙人平

7/7 5:58

外輪山から遅い日の出

7/7 6:01

振り返って日本海

7/7 6:08

コースは奥の雪渓ですが急な崖になっているので、回り道して沢の中を進みます。

7/7 6:23

雪渓の端は非常に薄い

7/7 6:26

蛇石流分岐（千畳ヶ原方面との分岐）

7/7 6:55

ここの雪渓も回り道して急なところを避けました（軽アイゼン装着）

7/7 7:03

鳥ノ海分岐
計画ではこのまま新山に向かうはずでしたが・・・

7/7 7:04

風がかなり強いので御浜まで行って引き返すことにします。

7/7 7:28

笙ヶ岳

7/7 7:30

ここの雪渓トラバースも危険なのでアイゼンを着けました。

7/7 7:33

吹浦口のルートに合流
稜線上は夏の花が咲いていました。
ウサギギク

7/7 7:35

ヨツバシオガマ

7/7 7:38

ニッコウキスゲなど

7/7 7:45

鳥海山と鳥海湖

7/7 7:46

何度も押し倒されるほどの爆風でなかなか前に進まず。

7/7 8:03

御浜到着
風を避けて小屋の下へ移動

7/7 8:06

コバイケイソウのそばで大休憩

7/7 8:43

ミヤマキンバイ
御浜では50分以上休憩しました

7/7 8:56

鳥海湖の向こうに月山森と月山
休憩中に風が少し弱まったので結局山頂を目指すことに。

7/7 8:59

御浜〜御田ヶ原はハクサンイチゲが盛りでした。

7/7 9:17

7/7 9:19

ミヤマウスユキソウ（ヒナウスユキソウ）

7/7 9:22

メインルートでは雪が柔らかくなっておりアイゼンは不要

7/7 9:24

御田ヶ原分岐
計画より2時間半遅い通過です

7/7 9:30

八丁坂の途中で振り返って御田ヶ原、扇子森方面

7/7 9:34

チョウカイアザミはまだ蕾

7/7 9:38

ここの雪渓も危険はなし

7/7 9:46

七五三掛からの新山

7/7 9:46

ここもハクサンイチゲのお花畑

7/7 9:57

外輪山と千蛇谷の分岐

7/7 9:58

7/7 9:58

稲倉岳

7/7 10:07

千蛇谷に降りました

7/7 10:13

基本夏道を登ります

7/7 10:14

ホソバイワベンケイ

7/7 10:35

ロックガーデンのようです

7/7 10:16

ミネザクラ

7/7 10:53

日本海に浮かぶ飛島と船

7/7 10:59

ちゃってぃ＆ツートンさんとスライド！
（吹浦口から登ってきたそうです）

7/7 11:12

アオノツガザクラ

7/7 11:14

イワギキョウ

7/7 11:15

ツガザクラ

7/7 11:18

ここの雪渓も安全

7/7 11:26

御室到着

7/7 11:32

新山へ

7/7 11:34

チョウカイフスマ

7/7 11:43

コメバツガザクラ

7/7 11:49

新山登頂

7/7 11:59

7/7 11:59

7/7 11:59

七高山方面

7/7 12:56

帰りは千蛇谷の雪渓を下ります

7/7 13:14

雪が柔らかいので快適です

7/7 13:23

落石には注意が必要

7/7 13:33

千蛇谷を振り返って

7/7 13:51

これから向かうルートとその向こうに笙ヶ岳

7/7 13:58

キバナノコマノツメ

7/7 14:03

御田ヶ原分岐まで戻ってきました。
鳥ノ海分岐へ向かいます。

7/7 14:04

花に引っかかる〜

7/7 14:18

踏み抜き注意！

7/7 14:44

雪は柔らかくなっていましたが、急斜面なのでアイゼン装着

7/7 14:59

朝に通ったルート上の雪渓が崩落しており、ここから雪渓に乗るのは不可能に。

ルートを変えてなんとか雪渓に乗ります

7/7 15:18

渡渉を何度か繰り返して、やっと朝に迂回した雪渓へたどり着きました。

7/7 15:24

ここまで登れば一安心

7/7 16:54

小屋までは足場が悪いため意外と時間がかかりました。
デポした荷物を回収して下ります。

7/7 18:23

渡戸
日没が迫っているので休憩は短めに

7/7 19:14

登山口
ここまで車で来られます

7/7 19:18

舗道歩き4分ほど。
暗くなる直前に駐車場に着きました。

撮影機器：

SHV37 SHARP

RICOH WG-50 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

chem

　以前から憧れていた万助小屋泊からの鳥海山に行ってきました。二ノ滝も含め、メンバー全員初めてのコースでした。
　一ノ滝・二ノ滝は観光地のようで、駐車場が思ったより広く、トイレもきれいでした。よく整備された遊歩道を進み渓谷美を楽しんだ後、万助道の方に移動しました。
　小屋までは樹林帯でほぼ展望はありませんが、静かなブナ林で歩きやすい道でした。小屋に着くと裏手で刈払いの方々が休憩していましたが、日帰りとのことで小屋は私達で貸し切りでした（その理由は翌日登ってみて判明）。
　小屋は古いもののいろいろ揃っており大変快適でした（ただしトイレはちょっと・・・）。ささやかな宴会の後まだ明るい19:30に就寝しました。
　翌日は2:30起床、夜明けとともに出発しました。キツイ急登が続き、やっとの思いで森林限界に着くと風は強いものの素晴らしい景色が迎えてくれました。仙人平では2時間遅れのご来光が外輪山から現れました。
　ところが仙人平から先の雪渓が吹き溜まりで崖のような急斜面になっており、軽アイゼンやストックごときでは下るのはかなり厳しい感じです。おまけに朝早いため雪が固く凍っています。どうやらこのコースは登るにはまだ時期的に早かったようです。さらに悪いことには、私は軽アイゼンを車に置き忘れてしまっていたためすっかりあきらめて、ここで引き返して小屋で待っているからとメンバーに話しました。でもなんとか行けそうなルートを探してくれて迂回して進むことができ、その後の雪渓も片足だけアイゼンを借りてクリアすることができました（お二人には本当に感謝〜）。
　なんとか鳥海湖に着きましたが、これまでの雪の多さとあまりの強風に弱気になり、登頂はあきらめて御浜まで行くことになりました。稜線ではさらに風が強くまともに歩けない状態でしたので、小屋の陰でゆっくり休憩してから下山することにしました。ところが休憩中に風がやや弱まり暴風ではなく強風程度になっており、時間はだいぶ過ぎてしまいましたが、やはり登頂しようということになりました。
　鉾立方面からのメインルートは大勢の登山者が歩いていて、雪渓にはすべてロープでガイドしてありました。危険なところは1ヵ所もなく、アイゼンは必要ありませんでした。コースによって一般的に登れるようになる時期に違いがあるということがよく分かりました（そもそも万助道は情報が少ない）。
　千蛇谷は夏道を登りました。若干バテ気味だったので花を撮りながらゆっくり登り御室に到着、荷物をデポして新山まで往復しました。時間も時間なので、休憩は短めにして下山しました。
　御田ヶ原分岐から鳥海湖を目指しましたが、こちらにもいやらしい雪渓が残っておりアイゼンを着けました。分岐からは来た道を戻りましたが、晴れて暖かい日だったので雪融けが進み、朝より沢の水が増えていました。さらに雪渓が崩落しているところもあり、ルート取りに時間がかかりました。仙人平の標柱まで戻ってようやく安心できました。
　小屋までは疲れているせいもあり足場の悪い急坂で思ったより時間がかかりました。小屋から下は順調に下ることができ、予定より3時間近く遅いものの何とか暗くなる前に下山することができました。
　色々反省点はありましたが、同行していただいたお二人のおかげで、2日とも快晴の中無事ロングコースを歩くことができ、大変楽しい充実した山行でした。

コメント

ちゃってぃ

鳥海湖
帰りに行ったんですね。我々は周囲に人が多く、バリケード突破し難い空気だったのでおとなしく御浜経由で帰りましたよー。時期を変えて再訪したいと思います。
いろいろハプニングあったようですがご無事でなによりです（笑

chem

Re: 鳥海湖
万助道へ戻るには鳥海湖を通らなければならないのですよ〜。鳥海湖周辺の雪渓は軽アイゼンさえ着けてれば大丈夫でしたよ(踏み抜きは危険ですが)。
今回はメンバーに恵まれ無事に行って来られました。お二人には大感謝です。