霧の大千軒岳

2019年07月15日(月) [日帰り]

• GPS: 07:15
• 距離: 13.7km
• 登り: 1,065m
• 下り: 1,072m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:18
• 休憩: 0:57
• 合計: 7:15

8:48 大千軒岳 奥二股登山口
9:40 9:40 広い川原
10:29 10:32 金山番所跡
11:11 11:17 休み台
12:01 12:01 千軒平
12:32 13:05 大千軒岳
13:27 13:27 千軒平
13:58 14:10 休み台
14:38 14:38 金山番所跡
15:13 15:16 広い川原
16:03 大千軒岳 奥二股登山口

　起伏に富んだコースと水の音。雨のあとは、かなりの勢いで川の水が流れております。不用意に足を踏み入れると、桃太郎の桃のごとくどんぶらこと流されていきそうな。迫力に圧倒されそうです。
　もちろん、天気がよければ駒ヶ岳をはじめ、青森や松前など、ほぼ360度のパノラマが堪能できます。大千軒岳は、私にとって歯ごたえのある部類になりますが、とても魅力的な山です。4度目となった今回は、残念ながら眺望ゼロでした。が、それだけに、絶景を見られたときの喜びは格別であります（一度だけですが）。
　登山道もよく整備されています。関係者の皆様に感謝するばかりです。

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　国道228号線を松前方面へ走らせます。知内温泉の入口も通過すると、やがて「サテライト7.3�辧￣�二股6�辧廚隆波弔�見えてきます。ここを右折すると、直後に「大千軒岳登山口　6.5�辧廚隆波弔�左手に見えます。
　やがて砂利道となります。昨年度よりも道路状況が改善されておりました。普通車でも、スピードさえ気をつければ、比較的スムーズに走ることができます。

コース状況／危険箇所等

　昨年度、危険だと思われた序盤の箇所（復路でいうと最終盤）にも迂回路ができており、比較的快適に進めました。
　広い川原近辺は、川の状況にもよりますが、幾通りものルートがあるため、注意が必要かと。ピンクテープの通り進んでも、水量の関係で「ここを渡るのか？」となることもあります（自分の場合、往路と復路の違うことが多いです）。先達の皆様のごとく、目印のピンクテープに注意しながら、先に続く道を踏まえ、進むことが大切だなあと思います。この点、私はまだまだ修行不足であります。
　霧が立ちこめていると、千軒銀座を過ぎた急登あたりから葉っぱに溜まった水滴が時折パラパラッと降ってくるかのような状態になるようです。携帯電波が受信できるようになる、晴れていれば眼下に景色の広がる開けた急登付近からは、風も吹き付けるため、体温が奪われがちです。

その他周辺情報

　歴史と伝統の知内温泉でひと息つくのがお薦めです。
　北斗のトライアルは24時間営業。買い物に便利です。
　知内町のホーマックニコット、コンビニが物資調達のラストチャンスと思った方がいいです。ホーマックニコットはトイレもウォシュレットできれいです。
　道の駅しりうちに千軒そばがおいていないかどうかのぞいてみました。残念ながらありませんでしたが、知内そばがありました。あっさりした中にも美味しいそばでした。そば湯もうまい！
　次回は、千軒そばを味わいたいものです。

写真

7/15 8:50

08:50　かなり傾いてます。

7/15 8:59

08:59　復路にこたえるアップダウンの連続。

7/15 9:06

09:06　千軒金山砂金採取遺構。なぜかいつも撮ってしまいます。

7/15 9:09

09:09　狭戸・・・かな。

7/15 9:19

09:19　小さなアップダウンが続きます。

7/15 9:30

09:30　ヤマアジサイがきれいです。

7/15 9:34

09:34　？？？

7/15 9:37

09:37　広い川原着！

7/15 9:37

09:37　ピンクテープをさがしつつGPSで確認し、前進。

7/15 9:55

09:55　けっこうな水量です。

7/15 9:55

09:55　道案内も兼ねてます。

7/15 10:05

10:05　水量が多いので、渡渉せず、直進します。

7/15 10:07

10:07　地面はほぼぬかるんでいました。

7/15 10:09

10:09　大迫力。

7/15 10:12

10:12　石崎越の沢到着！

7/15 10:17

10:17　小川になってます。

7/15 10:20

10:20　鬱蒼としています。

7/15 10:27

10:27　金山番所までは比較的楽なイメージがありましたが・・・。ふう。

7/15 10:38

10:38　曇天が功を奏し、いい感じ。

7/15 10:44

10:44　千軒銀座着。ここからが続く急登。

7/15 10:46

10:46　ピンクテープが効果的に配置されてます。

7/15 10:48

10:48　渡渉地点付近のケルン。

7/15 10:55

10:55　地面がヌルヌルなだけにロープがありがたい。

7/15 11:06

11:06　眺望ゼロ状態。

7/15 11:10

11:10　休み台ですれ違った方に「千軒平はお花畑ですよ」と教えられ、少し元気が出る。

7/15 11:28

11:28　えぇとヤマブキショウマ？

7/15 11:34

11:34　なんだ坂、こんな坂、なんだ坂、こんな坂。

7/15 11:35

11:35　雨で生き生きヨツバヒヨドリ。

7/15 11:39

11:39　上りに加え、狭いのに傾いてます。

7/15 11:42

11:42　ヘロヘロで何度か見落としたガンバレ岩。

7/15 11:43

11:43　熊さんごめんね。一粒いただきました。

7/15 11:52

11:52　まだまだ続く急登。

7/15 11:57

11:57　急登を終え、エゾカンゾウに癒される。

7/15 12:00

12:00　さすがのお花畑。

7/15 12:00

12:00　依然、眺望ゼロ。

7/15 12:01

12:01　ヨツバシオガマ（yama3poさん、ありがとうございます）もまだ健在。

7/15 12:04

12:04　けぶってます。

7/15 12:05

12:05　タカネナデシコ。

7/15 12:10

12:10　もしかしてエゾシオガマ。

7/15 12:12

12:12　水も滴るイブキトラノオ。

7/15 12:14

12:14　お花畑でお二人とスライドしました。

7/15 12:15

ひょっとしてミヤマキンポウゲ？

7/15 12:18

12:18　うぅむ、ウツボグサ？

7/15 12:18

12:18　左へ行くと千軒清水。

7/15 12:26

12:26　草と急登の二重攻撃。

7/15 12:31

12:31　つ、ついたぁ。風が強いのでレインウェアを着込む。

7/15 13:13

13:13　昼食後下山。エゾカンゾウさんまた来年。

7/15 13:24

13:24　依然、けぶってます。風の音が聞こえる。

7/15 13:25

13:25　あと150分・・・。

7/15 13:26

13:26　これを過ぎると下りの連続。

7/15 13:37

13:37　それそれ。

7/15 13:40

13:40　おっ、ヤマハハコ。

7/15 13:43

13:43　この木　何の木　絵になる木。

7/15 14:00

14:00　休み台にてレインウェア収納。

7/15 14:14

14:14　個々は左へ行かず、ピンクテープから下ります。

7/15 14:19

14:19　ヤマアジサイは最盛期か。

7/15 14:24

14:24　技ありピンクテープ。

7/15 14:24

14:24　帰ってきました千軒銀座。

7/15 14:31

14:31　ここだよぉのピンクテープ。

7/15 14:35

14:35　金山番所！

7/15 14:43

14:43　ついついヤマアジサイ。

7/15 14:50

14:50　石崎越の沢。

7/15 15:04

15:04　しばしのやすらぎ平坦道。

7/15 15:08

15:08　でかい・・・。

7/15 15:15

15:15　ちょっとうろうろ広い川原。

7/15 15:15

15:15　寝かせてあるのが長寿の秘訣か。

7/15 15:41

15:41　狭戸・・・。

7/15 15:44

15:44　ここまできたら、もうひと息（と言い聞かせる）。

7/15 15:49

15:49　お迎えの木。

7/15 15:50

15:50　ここが今年新設された迂回路。

7/15 15:50

15:50　最後は強引に突っ切りましたが・・・。

7/15 15:53

15:53　細かいアップダウンの連続に何とか耐え。

7/15 15:55

15:55　これが見えたら、ゴールはもうすぐ。

7/15 15:58

15:58　油断すると足をすくわれそう。

7/15 15:58

15:58　結局、こちらを通りました。

7/15 15:59

15:59　帰ってきたぞう。

撮影機器：

Nikon 1 J5 ボディ ニコン

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 GPS 時計 タオル ストック カメラ 簡易椅子

感想

daniyama

　福島・知内三部作のシメ。燈明岳、知内岳、岩部岳の次は大千軒岳と心に決めていたものの、諸々の事情で1週間、間が開きました。3連休の最終日が一番天候がよいと判断し向かいましたが、あいにくの霧雨状態。それでも、さすが人気の大千軒岳。6人ほどの方とスライドいたしました。
　今年は眺望ゼロでしたが、花は今年一番堪能できたような。さすがは「花の大千軒岳」。
　そうそう、出発時、簡易トイレの汲み取り作業に出くわしたことも、無事下山できた大きな要因だったのかもしれませぬ（ぷうんとにおったウンキの御利益・・・）。

コメント

yama3po

36枚目の写真
あいにくの天気でしたが、かえって花は元気そうですね。
当方、2年前に登りましたがまた行きたい山の一つです。
さて、36枚目の写真、ヨツバシオガマのようですね。ハクサンチドリより出会うことが少ないように思います。

daniyama

Re: 36枚目の写真
コメントありがとうございます。
２年前の記録拝見しました。確かに水量がグンと少ないですね。
ヨツバシオガマのご指摘、ありがとうございます。ハクサンチドリより出合うことが少ないとお聞きし、また少し幸せな気持ちになれました。

kokeppi

1枚目の橋
はじめましてこんにちは。
最初の写真の橋ですが、ここは渡っても大丈夫ですか？
遠くてなかなか行けないのですが、エゾカンゾウの時期に行ってみたいと思っていました。最初の橋が通れるのかちょっと気になっています。

daniyama

Re: 1枚目の橋
kokeppiさん、こんにちは。
私は往復渡りました。昨年度より傾きは急になっていましたが、欄干につかまりながら進みました。7/15時点では大きな支障はありませんでした。
今後、さらに悪化することは予想されます。水量が少なければ下を渡るのもありだなと〔いや、下を渡ることが推奨されています〕。