雲取山(鴨沢バス停から大輪バス停〜小屋番さんまさかの寝坊)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,106m
- 下り
- 2,284m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:00
天候 | 梅雨空(雨にはほぼ降られず) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
*復路:西武バス(三峯神社12:30発、西武秩父駅行 M急行) 大輪バス停13:04発⇒三峰口駅13:15着 310円(ICカード使用可)⇒秩父鉄道 三峰口駅13:27発(ICカード使用不可) |
コース状況/ 危険箇所等 |
*危険箇所:梅雨時期なので泥濘あり(ゲーターあると可)、木製の階段や橋、および三峯神社表参道登山口から登龍橋までの舗道は、特に滑るので要注意 *鴨沢バス停:登山ポストあり *トイレ:奥多摩駅、鴨沢バス停、小袖乗越駐車場、七ツ石小屋(有料)、雲取避難小屋、雲取山荘、白岩小屋、霧藻ヶ峰、大輪バス停、三峰口駅 *水場:堂所手前、七ツ石小屋、七ツ石小屋付近、雲取山荘 |
その他周辺情報 | *丹波山村営 小袖乗越駐車場(45台、無料):R411鴨沢バス停を過ぎてすぐ右斜め後ろの細い路地へ入り、国道に合流する直前で分岐する小袖林道を進んだ先にある。林道は全線舗装されているが、シーズン中は駐車場が混雑し路上駐車の車列が下部まで続く。小袖乗越駐車場にトイレが新設された。鴨沢ルートの登山口は林道をさらに進んだ先の左手にある。登山口を過ぎた先にも数ヶ所に路肩スペースがある。https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-752 *七ツ石小屋:雲取山登山への基地として、石尾根縦走路の基点として、 この小屋を目的地として、ご休憩・小屋泊・テント泊の利用可。通年365日営業、小屋番常駐。http://www.tabayama.jp/nanatsuishi/howtouse/ *七ツ石山1,757叩東京都と山梨県の県境にある山で、雲取山に登る際に通過する。山頂からの展望はよく、天候が良ければ富士山や南アルプスの山々が美しい。山名の由来は、山頂付近にある石灰岩の岩塊からで、この岩塊は平将門の共をした武者七人が石と化したといわれ、その霊を祀っているのが七ツ石神社。 *雲取山2,017叩秩父多摩甲斐国立公園の代表的な山の一つで、日本百名山に選ばれている。1都2県にまたがるとともに、東京都の最高峰・最西端の山でもある。山頂には一等三角点が設置されている。見晴らしが良く、周辺の山々のほか富士山・南アルプス・関東平野方面なども見ることができる。妙法が岳、白岩山とともに三峰山の三山の一つである。 *雲取山荘:雲取山の山頂から、20分ほど下った山頂直下にある通年営業の山小屋。収容人数は200人、1泊2食付で8,000円(弁当1,000円) http://kumotorisansou.com/ *三峯神社:秩父神社・宝登山神社とともに秩父三社の一社。秩父の山奥にあり、神仏習合時代の修験道の霊場。日本神話の英雄 ヤマトタケル尊が創建、修験道の祖 役小角が修業をし、弘法大師空海が観音像を安置したと言われる。ヤマトタケル尊が、三峯の山々の素晴らしい風景に感動し、イザナギ尊・イザナミ尊の国造りを偲んで祀ったのが起源とされる。 ご眷属の狼(山犬)信仰と三峯講、三ツ鳥居、熊野修験との関わりなど、修験霊場の三峰山を中心に、独特の信仰を形成している。三峰山(妙法ヶ岳・白岩山・雲取山の3つの峰)は、「進龍」という綺麗に連なる高い山々の形勢を持ち、富士山から東京へと流れる強い龍脈上にある。 三峯神社は三峰山中、標高1,102mの高海抜地帯にあり、その山々の強い気が流れ込む龍穴スポット(大地の気がみなぎる場所)です。いつ行っても、清く澄んだヒンヤリとした空気感がある。 *三峰ロープウェイ:埼玉県秩父郡大滝村(現:秩父市大滝地区)の大輪駅と三峰山頂駅を結ぶ索道。秩父鉄道が経営していた。 施設の老朽化・金属疲労により、2006年5月19日より運休していたが、2007年4月23日に廃止の方向に転向。秩父市などと話し合いを行っていたが、再開には多額の投資が必要なこと、再開しても経常的な赤字が見込まれ、秩父鉄道の本業(鉄道事業)の存続問題にも関わることから休止のまま同年12月1日で廃止となった。 |
写真
感想
約3年ぶりに、山小屋泊での山歩きを企画することになり、金峰山(金峰山荘)か雲取山(雲取山荘)の二者択一となったが、メンバーの意向で雲取山に決定。往路は鴨沢バス停より雲取山荘、復路は三峯神社バス停とした。
数日前より梅雨明けの情報は無く、天候は不安定そのものだったが、大雨にはならないようなので、雨天対応を十分にして、2日前には決定判断を下した。
<1日目>
*奥多摩駅での混雑もなく、増便不要の丹波行バスは、奥多摩湖までに7割が降り、鴨沢では数名が下車した。登山届を提出し、登山口へ向かう。あちこちの道標が新しくなっていて、小袖駐車場にはトイレが新設されていた。
登山道はガスに覆われて薄暗く、堂所までの間に下山する数組のパーティと挨拶を交わす。ほぼオンタイムで堂所到着。既に疲労感があり、七ツ石小屋・七ツ石山を経由するか否かで悩んだが、休憩を取りたい一心で七ツ石小屋へ向かう。
*先ずは小屋で休憩、そして小屋前で珈琲ブレイク♪ 期待はしていないものの景観は、ここから本当に富士山が見えるのか?と疑うくらいのガスで真っ白。
エネルギーを確保し、気持ちを新たに出発するも、七ツ石山頂到着は20分のビハインド。ただ嬉しいことに、雨には降られていない!
ブナ坂に向かう石尾根で鹿の群れにバッタリ! しばしのにらめっこの末に尾根が空く。ダンシングツリー、ヘリポート、奥多摩小屋、ヨモギの頭を巻いた辺りまではいいペース。
冨田新道を分け、小雲取山へのアプローチで動きが鈍る・・・辛い!
幸いガスで視界が無いため、爽快な避難小屋へのルートも確認できぬままに、雲取山頂到着♪(10分のビハインド)
山梨県・東京都・埼玉県それぞれの山頂を独占しながら、のんびり休憩。宿泊地の雲取山荘には、結局30分遅れで到着。
*自炊小屋に若者数名、テント泊1名、山荘泊は3組6名。部屋は2-4、こたつも準備されており快適だった♪ 夕飯は3組6名で、山談義しながら、楽しくいただきました。20:30の消灯までは仲間たちで珈琲タイムを満喫。
<2日目>
*夜中は雨音で、“明日は大丈夫か?”と不安になり何度か目を覚ます。
5:00起床で出発準備、空は雲一杯だが雨は降っていないぞ! 5:30〜朝食のはずだが、食堂は暗く、もちろん朝食の準備はされていない。人の気配もない。3組6名でザワザワしていると、小屋番が起きてきた。まさかの寝坊? 小屋番さんが・・・? “申し訳ありません”の言葉もないのか?弁当だけは作っておいてくれたので、朝食はキャンセルして出発。
応対の仕方で、ちょっと変わった小屋番さんと判ってはいたが・・・宿泊者が少人数だったから彼に任せたのか? 疑問は残るが、誰も文句は言わず大人の対応をした皆さんに拍手を送りたい。
*山荘を30分遅れで出発、女坂で大ダワへ向かう。大ダワ⇔白岩山の雰囲気はとってもいいねぇ! 階段を登り、ひと汗かいたあたりで芋の木ドッケ。ちょっと獣が出てきそうな山奥深い雰囲気に包まれる。
その先の白岩山で、朝食&珈琲ブレイク♪ 朝食は昼用の弁当だ!
白岩小屋は廃墟寸前だが、利用者はいるんだろうか? いい場所に建っているんだけどねぇ・・・。
前白岩山、前白岩の肩を越えてお清平へ。霧藻ヶ峰で小休憩(休憩所は閉まっていた) ここからは観光地風情になってくる。今回は妙法ヶ岳(奥宮)には寄らないことにした!
*三峯神社発12:30のバスには余裕で間に合う時間。何なら“三峯神社を観光しちゃう?”くらいの感じだったが、仲間の一人はバスが苦手!(前回このバス利用で、急遽三峰口駅で下車した経緯がある・・・)
そこでスペシャル案:表参道で大輪バス停まで下り、13:04大輪よりバスに乗って12分、三峰口駅へと向かうプランである。
この事態は予想できたので、密かに考えておいたプランだったが、実行する羽目になるとは! しかも第一鳥居着は11:40分で、大輪までの所要時間90分なので、既にギリギリのギリなのだ。
元バスケ部の血が騒ぐのか・・・休憩も無く、会話も無く、ただひたすら表参道を下る。おまけに表参道からの舗装道路は、雨と苔で滑る滑る。小走りしたいのに、そろそろ歩きが精一杯。
何やかんやでバス停到着は12:58。やりました! 2日間で一番の達成感?
まずは三峰口駅にてジュースで乾杯! お花畑近くの喫茶店でランチ&反省会。いやぁ! 終わり良ければ全て良し・・・です。
予想もしない朝食抜きハプニング、予定変更の表参道激下り・・・そして汗で濡れはしたけど、雨で濡れなくて良かった! 景観が皆無だったなんてことは忘れます。
疲労感は半端ないけど、やっぱり山小屋泊山歩きは楽しい♪ うん、たまには良いよね? また行きましょう♪
ありがとうございました。
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