記録ID: 1932744
全員に公開
アルパインクライミング
剱・立山
剣ー立山 北方稜線・チンネ左稜線
2019年07月13日(土) ~
2019年07月15日(月)


- GPS
- --:--
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 3,840m
- 下り
- 3,460m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:00
2日目
- 山行
- 16:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 16:00
3日目
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 6:00
海の日の三連休は前々から単独で劔の八ッ峰か北方稜線に行こうと思っていたのだけれど、Nさんも行けることになったので二人でチンネ左稜線を組み合わせた北方稜線をやろうということになった。しかし今年の梅雨は長く、天気予報は微妙。結果的に初日と最終日には青空も一部覗けた。でも核心の2日目は終始雨だった。
〇7/13 黒部ダム〜池の平小屋
初日は黒部ダムから池の平まで。下の廊下には少し雪渓も残っていた。天気は思ったほど荒れておらず、気持ちの良いハイキング。最後の登りは疲労したが予定通り16時過ぎに小屋に着く。ツェルトに泊まりたかったが雨が降ってきたので小屋泊とした。小屋はこの日が初日のようでスタッフの方々が忙しく働いていた。ありがたいことです。夕刻、美しい夕陽を眺めて早々に心地よい布団に入った。
〇7/14 池の平小屋〜北方稜線・チンネ左稜線〜本峰〜剣山壮
夜半から雨。とりあえず行けるところまで行ってみることにする。小窓雪渓をつめ、小窓までは問題なく到着。そこから稜線沿いは難しいため劔沢側をトラバース気味の踏み跡をたどる。雪渓トラバースが二回ほどあり、小窓ノ王の岩稜に近づいたところで稜線に向けて上がる。稜線からはいったん池の平側に降りてトラバースしていくと三ノ窓だ。ここまではルートさえ外さなければ難しくはなかった。さて、問題のチンネだが、霧と雨で全く見えない。Nさんは初めからやるつもりは毛頭ないとのこと。しかし少し休んでいると一瞬ガスが晴れ、チンネの稜線が見えた。するとがぜん登攀意欲がわいてきた。トップは空荷にしてデポ回収は自分がやると言ってNさんを説得し、取り付くことに。三ノ窓から取り付きまで雪渓を下るがスリップは致命的なため慎重になる。左稜線は20年くらい前に登っているはずなのだが、全く覚えていない。岩は濡れているがフリクションを利かせないと登れないようなところはほとんどなかった。核心ピッチを超えると両側が切り立ってくる。かなり高度感があるはずだが視界がイマイチなのでそれほどではない。クレオパトラニードルが対岸に見え、幻想的だ。思ったより時間がかかり、15時にチンネの頭にトップアウトした。そこからデポ回収して雪の残った池の平ガリーをつめ、北方稜線の残りを問題なく登って劔本峰山頂へ着いたのが18時。ヘッデンで別山尾根を降りて、剣山壮に20時着。予定では劒沢ツェルト泊だったが、迷うことなく小屋の人にお願いして入れてもらうことにした。営業小屋の連泊は滅多にしないので微妙に罪悪感を感じてしまうが、山にいることを感じさせない快適な夜を過ごせた。
〇7/15 剣山壮〜立山〜東一の越〜黒部ダム
朝出発準備をしていると、Nさんが膝の調子が良くないので室堂アウトにするという。私は予定通り立山縦走することにした。天気は回復傾向にあるようで、別山乗越に着いた頃には晴れ間がのぞいていた。休みはほとんど入れずに立山を目指した。雄山山頂神社を岩場から登ったところ、神主さんがいてお祓いをやっていた。参拝料を払って階段から登らないといけなかったようだ。でもさすがに神主さんは心が広く、後から払えばよいと言ってくれ、有難いお祓いまでしてくれた。山頂は天気にも恵まれ、とても気持ちの良い一時を過ごした。
雄山山頂からは一気に駆け下りてケーブル駅を目指した。
〇7/13 黒部ダム〜池の平小屋
初日は黒部ダムから池の平まで。下の廊下には少し雪渓も残っていた。天気は思ったほど荒れておらず、気持ちの良いハイキング。最後の登りは疲労したが予定通り16時過ぎに小屋に着く。ツェルトに泊まりたかったが雨が降ってきたので小屋泊とした。小屋はこの日が初日のようでスタッフの方々が忙しく働いていた。ありがたいことです。夕刻、美しい夕陽を眺めて早々に心地よい布団に入った。
〇7/14 池の平小屋〜北方稜線・チンネ左稜線〜本峰〜剣山壮
夜半から雨。とりあえず行けるところまで行ってみることにする。小窓雪渓をつめ、小窓までは問題なく到着。そこから稜線沿いは難しいため劔沢側をトラバース気味の踏み跡をたどる。雪渓トラバースが二回ほどあり、小窓ノ王の岩稜に近づいたところで稜線に向けて上がる。稜線からはいったん池の平側に降りてトラバースしていくと三ノ窓だ。ここまではルートさえ外さなければ難しくはなかった。さて、問題のチンネだが、霧と雨で全く見えない。Nさんは初めからやるつもりは毛頭ないとのこと。しかし少し休んでいると一瞬ガスが晴れ、チンネの稜線が見えた。するとがぜん登攀意欲がわいてきた。トップは空荷にしてデポ回収は自分がやると言ってNさんを説得し、取り付くことに。三ノ窓から取り付きまで雪渓を下るがスリップは致命的なため慎重になる。左稜線は20年くらい前に登っているはずなのだが、全く覚えていない。岩は濡れているがフリクションを利かせないと登れないようなところはほとんどなかった。核心ピッチを超えると両側が切り立ってくる。かなり高度感があるはずだが視界がイマイチなのでそれほどではない。クレオパトラニードルが対岸に見え、幻想的だ。思ったより時間がかかり、15時にチンネの頭にトップアウトした。そこからデポ回収して雪の残った池の平ガリーをつめ、北方稜線の残りを問題なく登って劔本峰山頂へ着いたのが18時。ヘッデンで別山尾根を降りて、剣山壮に20時着。予定では劒沢ツェルト泊だったが、迷うことなく小屋の人にお願いして入れてもらうことにした。営業小屋の連泊は滅多にしないので微妙に罪悪感を感じてしまうが、山にいることを感じさせない快適な夜を過ごせた。
〇7/15 剣山壮〜立山〜東一の越〜黒部ダム
朝出発準備をしていると、Nさんが膝の調子が良くないので室堂アウトにするという。私は予定通り立山縦走することにした。天気は回復傾向にあるようで、別山乗越に着いた頃には晴れ間がのぞいていた。休みはほとんど入れずに立山を目指した。雄山山頂神社を岩場から登ったところ、神主さんがいてお祓いをやっていた。参拝料を払って階段から登らないといけなかったようだ。でもさすがに神主さんは心が広く、後から払えばよいと言ってくれ、有難いお祓いまでしてくれた。山頂は天気にも恵まれ、とても気持ちの良い一時を過ごした。
雄山山頂からは一気に駆け下りてケーブル駅を目指した。
天候 | 一日目曇り、二日目雨・曇り、三日目曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
小窓の王までの雪渓トラバースは問題なし。池の平ガリー上部は雪が残っている。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
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