焼岳 ツンデレ紀行

2019年07月20日(土) [日帰り]

• GPS: 10:37
• 距離: 11.3km
• 登り: 1,173m
• 下り: 1,163m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:04
• 休憩: 3:32
• 合計: 10:36

5:49 上高地焼岳登山口
6:34 6:39 峠沢梯子場
7:38 7:48 長ハシゴ
8:04 8:09 新中尾峠
8:10 8:42 焼岳小屋
8:43 8:44 新中尾峠
8:50 8:54 焼岳展望台
8:59 9:00 中尾峠
9:54 11:10 焼岳(北峰)
12:55 12:55 中尾峠
12:58 13:36 焼岳展望台
13:43 13:49 新中尾峠
13:53 13:53 焼岳小屋
13:54 13:56 新中尾峠
14:14 14:41 長ハシゴ
15:36 15:41 峠沢梯子場
16:25 上高地焼岳登山口

天候

曇り時々雨　時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

【沢渡市営駐車場】
明け方着で3割程度
タクシーもすんなり乗れました

コース状況／危険箇所等

【焼岳登山口〜長ハシゴ】
序盤は緩い登り
ハシゴが出てくると傾斜が急になり高度が稼げます
登山道もキレイに整備されています
※アザミアタックに注意

【長ハシゴ】
見た目アレですが、しっかり固定されています

【長ハシゴ〜焼岳小屋】
2,000mを超え、一気に視界が開ける
九十九折の笹尾根

【焼岳小屋〜中尾峠〜山頂】
中尾峠からガレ場が続きますが、浮石もそれほどなく歩きやすい
硫黄臭も温泉に入っていると思えば...

その他周辺情報

【梓湖畔の湯】720円
国道沿いにある日帰り温泉
小さめですが、キレイな露天風呂もありオススメ

【蕎麦切りみよ田】
松本駅近の蕎麦屋さん
いつも混んでいます

写真

7/20 5:28

おはようございます
誰もいない上高地からスタートです

7/20 5:29

梓川キレイだなー

…べ、別に穂高が見えないのは知ってたし
川が見たいだけだし

7/20 5:54

なんてアホな事を考えながらGo
しばらく平坦な道を進みます
標高が全く上がらないけど大丈夫かな？

7/20 6:40

...と思っていたらハシゴその1
この辺りから高度を上げていきます

7/20 7:16

あれ?
もしかして天気回復してる？
チラ見えした明神に期待してしまったり…

7/20 7:17

いくつかハシゴを登ると、ネットやレコでよく見たあの光景
ちょっとだけテンション↑

7/20 7:26

ミニハシゴだらけです
ロードランナーみたいです(古

7/20 7:30

目指す先は…真っ白

7/20 7:36

たまにアザミ嬢がちょっかい出してきます

7/20 7:31

しかし再びテンアゲな「アレ」を発見

7/20 7:44

有名人に会ったみたいで嬉しい
サイン欲しい

7/20 7:52

長ハシゴと鎖場を超えると標高2,000m
はぁあー気持ちいい
真っ白くて

7/20 8:05

歩きやすい九十九折で高度を稼いでいきます

7/20 8:47

一瞬あれが焼岳かと思った
んなわけない

7/20 8:48

焼岳小屋でショッピングを楽しんだら中尾峠へ
飛騨側の景色が見えるようになります
眼下には中尾あき…中尾温泉

7/20 8:58

こちらは相変わらず
広々として気持ちのいい尾根です

7/20 9:20

…と、突然硫黄臭が！
噂に聞くシューシューですね
ここからはガレと硫黄と共にぐんぐん登っていきます

7/20 9:45

なんか怖そうなのが立ちはだかる
南峰です

7/20 9:52

こちらが北峰
一度小さなコルに上がり、岩場を登れば山頂

7/20 10:16

登頂！
もうね、棒があるだけです

7/20 11:46

いつまでも棒を見ていても仕方ないので下山
雨も強くなってきたし
あーもう早く下りて河童橋でソフトクリームでも…

7/20 11:57

…あれ？

7/20 12:02

え？
もしかして前穂さん？

7/20 12:07

やっぱり前穂さんじゃないですか‼
もういきなりテンションMAXです

7/20 12:14

穂高連峰を覆っていた雲が、魔法をかけた様に流れていきます
あまりに美しいショーが始まる

7/20 12:14

西穂から奥穂高も…
がんばれ風！

7/20 12:15

キターーーーーーー‼

7/20 12:23

いけーーーーーーー‼

7/20 12:37

全部見えたーーーーーーー‼

7/20 12:38

雲がまた憎い演出をするものです
美しい…

7/20 12:21

さっきはごめんなさい焼岳さん
棒しかないとか言って

7/20 12:48

西には飛騨の名峰・笠ヶ岳から双六方面へ続く山塊
何故か槍穂よりも惹かれるこの稜線

7/20 13:41

笠ヶ岳が好きだ
この夏に行きます（たぶん）

7/20 12:54

東には霞沢岳
コバルトブルーの梓川と赤い帝国ホテル

7/20 13:03

花を撮るくらい清らかな心になっちゃったりして

7/20 13:39

中尾峠から焼岳を振り返る
なかなかの迫力

7/20 13:33

でもやっぱり主役はこちら
よし、このまま西穂山荘まで...

7/20 14:01

帰ります
青空バックならさらに綺麗なんだろな

7/20 14:25

長ハシゴを下りて見上げる
こうして見る限りはどうってことないのです

7/20 16:13

迷い道
行きがけバッテンをつけたのですが、下山時には増殖していました
みんな優しい

7/20 16:27

というわけで無事下山終了
楽しかったー

7/20 16:54

上高地からは見慣れた光景
王道ですね

撮影機器：

EOS M2 CANON

PowerShot G9 X Mark II CANON

装備

個人装備

半袖シャツ ドライインナー ソフトシェル ドライタイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 サングラス 3シーズン靴 ザック ストック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 ツェルト ナイフ カメラ

感想

nori813

なぜか今まで登る機会のなかった焼岳

だって北アルプスにあって2400mちょっとだし
なんか穂高連峰からはぐれてぼっちっぽいし

…と様々な難癖をつけて敬遠していましたが、ごめんなさい
焼岳、めちゃくちゃいい山でした

初めての焼岳は上高地コースを選択
早朝沢渡を発ち、帝国ホテル横からスタートです

登りは一瞬明神岳が見えた以外は、ほぼ真っ白空間
ぬかるみを超え、怖い長ハシゴを超え、虫だらけの笹尾根を登る
相棒のテンションが激落ち

焼岳小屋でボルケーノTシャツを購入してみましたが、相棒もイマイチテンション上がらず(笑

中尾峠からは、ガスと硫黄に巻かれながら山頂へ
中尾明の顔がどうしようも無く脳裏にチラついてしまうという非常事態
やがて雨も降り始める

ようやくたどり着いた山頂は真っ白な中に棒が1本立っているだけ
いやヤマテンも見て分かってたけどさ...一応期待はするじゃん

そんなわけで展望も諦め、そそくさと山頂を後に
雨脚も強まる

あーもう梅雨のアホー
焼岳のア....


...あれ？


もしやあそこに見えるは明神、前穂!?

なんということでしょう
突然、穂高連峰の雲が魔法にかけられた様に取れていくではないですか!!

荒々しい姿を表す西穂、奥穂、吊尾根...

西には飛騨の名峰・笠ヶ岳
その稜線から続く抜戸、大ノマ、弓折
さらに双六、そして遠く水晶方面へ続く憧れの道

振り返れば壮大な火山、焼岳の勇姿!!
(今さら持ち上げてみる)

ごめん焼岳、もう少しでキライになるとこだった

大好きです、焼岳!!

い、硫黄臭も温泉みたいだしイイヨネ!!!

...そんなあまりに自己チューな理由で大好きな山リスト入りした焼岳さん

もちろんボルケーノTシャツも大切にします