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Yamareco

記録ID: 1941076
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

都道府県最高峰の旅(京都府最高点・皆子山:平バス停より往復、還来神社へ)

2019年07月26日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 滋賀県 京都府
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:37
距離
13.2km
登り
737m
下り
967m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:59
休憩
0:33
合計
4:32
距離 13.2km 登り 737m 下り 969m
9:28
53
10:21
29
837mピーク
10:50
8
10:58
11:01
5
露岩展望所
11:06
3
寺谷コース分岐
11:09
11:28
12
11:40
26
12:06
12:15
15
東尾根(フルーツ缶休憩)
12:30
12:32
18
登山口地蔵尊
12:50
2
12:52
12
花折トンネル上
13:04
41
花折トンネル下
13:45
15
途中口
14:00
還来神社前バス停
天候 晴れのち昼前より時々曇り
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(往路)JR湖西線・堅田駅より路線バス(細川行き:平日2往復のみ)
(復路)還来神社前よりバスにて堅田駅へ
コース状況/
危険箇所等
837mピークから940mピークの間の尾根道、倒木等でやや道形不明瞭の区間あり、境界標などを拾いつつ、尾根を外さぬよう歩くべし
堅田へ向かう湖西線(大津京付近)より、比叡山。青空ながら、山頂近くに早くも雲が…。
2019年07月26日 08:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
7/26 8:26
堅田へ向かう湖西線(大津京付近)より、比叡山。青空ながら、山頂近くに早くも雲が…。
登山口の平経由、細川行きバス。京都市街からのバス路線は週末の朝のみ、貴重なアクセスルートです。1日たった2往復だけですが…。
2019年07月26日 08:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
7/26 8:47
登山口の平経由、細川行きバス。京都市街からのバス路線は週末の朝のみ、貴重なアクセスルートです。1日たった2往復だけですが…。
平(だいら)バス停。他に数人のハイカーはおられましたが、下車したのは小生ただ一人。皆子山はマイナーなのですね…。
2019年07月26日 09:24撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
7/26 9:24
平(だいら)バス停。他に数人のハイカーはおられましたが、下車したのは小生ただ一人。皆子山はマイナーなのですね…。
少しバス通りを戻り、ここで安曇川を渡ります。(コース外れの警告出ました…〈汗〉)
2019年07月26日 09:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 9:26
少しバス通りを戻り、ここで安曇川を渡ります。(コース外れの警告出ました…〈汗〉)
古刹の横から、登山道に入ります。
2019年07月26日 09:29撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 9:29
古刹の横から、登山道に入ります。
お墓の裏から登山開始、いきなり急登…
2019年07月26日 09:30撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
7/26 9:30
お墓の裏から登山開始、いきなり急登…
植林帯をつづら折れに登っていきます。間もなく植生が変わりそうです。
2019年07月26日 09:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 9:36
植林帯をつづら折れに登っていきます。間もなく植生が変わりそうです。
植林帯を抜け、明るい闊葉樹林に入ります。
2019年07月26日 09:50撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 9:50
植林帯を抜け、明るい闊葉樹林に入ります。
トラロープあり。本日一番の急登…。
2019年07月26日 10:00撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
7/26 10:00
トラロープあり。本日一番の急登…。
広く緩やかな尾根に乗りました。植林帯と天然林の境目を歩いていきます。
2019年07月26日 10:07撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 10:07
広く緩やかな尾根に乗りました。植林帯と天然林の境目を歩いていきます。
標高約900mの小ピーク通過。初めての案内標識あり。
2019年07月26日 10:42撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 10:42
標高約900mの小ピーク通過。初めての案内標識あり。
ここで一旦尾根を左ヘ少し下ります。赤テープあり。
2019年07月26日 10:44撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 10:44
ここで一旦尾根を左ヘ少し下ります。赤テープあり。
ここから山頂までは灌木の気持ち良い尾根歩き。
2019年07月26日 10:46撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 10:46
ここから山頂までは灌木の気持ち良い尾根歩き。
山頂が近付きました。庭石のような岩あり。木漏れ日も差し、一瞬和みます-
2019年07月26日 10:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 10:52
山頂が近付きました。庭石のような岩あり。木漏れ日も差し、一瞬和みます-
昨年の度重なる台風被害は結構影響が残っており、随所で倒木によりルートがブロックされてます…(ここは迂回路できてますが。。)
2019年07月26日 10:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 10:54
昨年の度重なる台風被害は結構影響が残っており、随所で倒木によりルートがブロックされてます…(ここは迂回路できてますが。。)
琵琶湖と大津方面の街並みが樹間から垣間見えます。台風が東海に接近中なれど、幸い天気もどうにか持ってくれそう…
2019年07月26日 10:58撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
7/26 10:58
琵琶湖と大津方面の街並みが樹間から垣間見えます。台風が東海に接近中なれど、幸い天気もどうにか持ってくれそう…
本日随一の絶景ポイント。琵琶湖大橋などがよく見えます。。
2019年07月26日 11:00撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
7/26 11:00
本日随一の絶景ポイント。琵琶湖大橋などがよく見えます。。
ここが寺谷分岐。当初は周回の計画でしたが、最近のヤマレコ記事で寺谷コースは道が荒れているとの情報、残念ですが本日は往路ピストンとします…。
2019年07月26日 11:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 11:06
ここが寺谷分岐。当初は周回の計画でしたが、最近のヤマレコ記事で寺谷コースは道が荒れているとの情報、残念ですが本日は往路ピストンとします…。
分岐から僅かの水平移動で皆子山頂着。展望は今一つですが、さすが京都最高峰の貫禄、山名標識も鈴なり!
2019年07月26日 11:08撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
7/26 11:08
分岐から僅かの水平移動で皆子山頂着。展望は今一つですが、さすが京都最高峰の貫禄、山名標識も鈴なり!
明るい山頂からは、四方に下山路が伸びてます。
2019年07月26日 11:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
7/26 11:10
明るい山頂からは、四方に下山路が伸びてます。
当然のように無人なので、まずはいつものスマホ自撮り。。
2019年07月26日 11:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
6
7/26 11:11
当然のように無人なので、まずはいつものスマホ自撮り。。
台風が東海上を北進中。比良山系は厚い雲の中…
2019年07月26日 11:22撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
7/26 11:22
台風が東海上を北進中。比良山系は厚い雲の中…
こちら側にも下山路あり。山岳救難は大津市の管轄のようです…。
2019年07月26日 11:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 11:28
こちら側にも下山路あり。山岳救難は大津市の管轄のようです…。
寺谷方面には、瑞々しい青一色の源頭の斜面が広がってます。
2019年07月26日 11:29撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
7/26 11:29
寺谷方面には、瑞々しい青一色の源頭の斜面が広がってます。
実質往復2時間半で無事下山。麓のお地蔵様に安全下山の御礼参詣します。
2019年07月26日 12:30撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 12:30
実質往復2時間半で無事下山。麓のお地蔵様に安全下山の御礼参詣します。
バス通りに戻ってきました。この区間は近畿自然歩道なのですね。
2019年07月26日 12:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 12:35
バス通りに戻ってきました。この区間は近畿自然歩道なのですね。
ここから左ヘ旧鯖街道の林道が分岐。峠越えはキツいのでパス、平らなトンネル経由の国道を歩きます。
2019年07月26日 12:40撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 12:40
ここから左ヘ旧鯖街道の林道が分岐。峠越えはキツいのでパス、平らなトンネル経由の国道を歩きます。
街道沿い、花折トンネル手前にステキな料理屋あり、寄ってみましたがドリンク類はナシ…。ガッカリです…
2019年07月26日 12:49撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 12:49
街道沿い、花折トンネル手前にステキな料理屋あり、寄ってみましたがドリンク類はナシ…。ガッカリです…
いよいよ後半の難所、約700mのトンネル歩き。中は暗いですが涼しそう…。
2019年07月26日 12:51撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 12:51
いよいよ後半の難所、約700mのトンネル歩き。中は暗いですが涼しそう…。
側道あり、一応先も見通せます。涼しいー!
2019年07月26日 12:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 12:52
側道あり、一応先も見通せます。涼しいー!
無事、トンネル出口到達。涼しいのは助かりますが、やはり側道は細く、後ろから大型車が来ると少々恐怖です…
2019年07月26日 13:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
7/26 13:02
無事、トンネル出口到達。涼しいのは助かりますが、やはり側道は細く、後ろから大型車が来ると少々恐怖です…
ヘアピン区間その1。どうやらショートカットできそう…。
2019年07月26日 13:18撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 13:18
ヘアピン区間その1。どうやらショートカットできそう…。
第2段のショートカット成功!こちらは結構な急斜面、トゲ藪でした…。良い子はマネしない方がいいです…
2019年07月26日 13:29撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 13:29
第2段のショートカット成功!こちらは結構な急斜面、トゲ藪でした…。良い子はマネしない方がいいです…
通行量多く、落ち着かない国道を離れ、ここから集落沿いの旧道へ。ホッと落ち着きます…
2019年07月26日 13:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
7/26 13:36
通行量多く、落ち着かない国道を離れ、ここから集落沿いの旧道へ。ホッと落ち着きます…
途中集落通過中。旧鯖街道の面影が随所に。それにしても、ジュースの自動販売機が全くありません…〈涙〉
2019年07月26日 13:44撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
7/26 13:44
途中集落通過中。旧鯖街道の面影が随所に。それにしても、ジュースの自動販売機が全くありません…〈涙〉
本日のゴール、還来神社到着!有難いことに、トイレも自動販売機もあります。。バスまでかなり時間あり、ここで火照った身体をクールダウン!
2019年07月26日 14:00撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
7/26 14:00
本日のゴール、還来神社到着!有難いことに、トイレも自動販売機もあります。。バスまでかなり時間あり、ここで火照った身体をクールダウン!
立派な獅子に守られた本殿に無事帰還の御礼兼ね、丁重に参拝します。
2019年07月26日 14:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
7/26 14:06
立派な獅子に守られた本殿に無事帰還の御礼兼ね、丁重に参拝します。
撮影機器:

感想

日本300名山、日本海→太平洋足跡繋ぎの次なるターゲットとして、かねてより秘かに目を付けていた「都道府県最高峰」計43座の踏破。東北日本は名山巡りの副産物?で既にコンプリートに近い状況ながら、近畿・西日本は地味で名前を聞いたこともない山も複数あり(スイマセン…)、手始めに関西出張の帰途、休日出勤の代休取り、京都府最高峰の皆子山にチャレンジすることに。
 小生的には勝手に300名山で踏破済みの比叡山か愛宕山あたりだろうと思い込んでいたところ、意外にも滋賀との県境、比叡・鞍馬山系と比良山系の端境ゾーンに地味に聳えるこの山が、天下の京都府ナンバー1の栄誉に輝いていることを知り、俄然興味が湧きました。とはいえ、寺社仏閣のネームバリューもあって結構メジャーな比叡山や鞍馬山に比してアクセスも相当に不便。京都市外れの出町柳からのバスは週末のみ、平日は湖西線の堅田から1日僅か2往復のローカルバスを掴まえ、帰りは適当なバス便がないため、峠のトンネルを越えて麓の街のバス停まで歩かねばならぬというマイナーぶりです。当然のように、登山口の平(だいら)バス停で下りたのは小生ただ一人、山で出会ったのは毒ヘビ1匹とセミ、山鳥多数という「人跡未踏」のコースでした。
 下界は梅雨明けの酷暑の中ながら、登りはひたすら植林や灌木の樹林帯で直射日光は避けられ、快適につづら折れのルートを登り詰めます。東海上に台風のタマゴ接近中ということで適度に風もあり、途中の小ピークからは緩やかな尾根のトレイルを辿ると、登山口から実質1時間半で「京都府最高峰」の標識が鈴なり状態の山頂到着。頂上は樹林に囲まれ展望は今一つながら、手前の露岩ピークからは琵琶湖とこれをグルリ取り巻く比叡山に連なる山々の大展望が得られます。台風接近で心配されたにわか雨にも降られず、下山路でも時折夏の日が照りつける中、実質往復2時間半で快調に登山口へ下り立ちます。
 …と、ここまでは至極順調。しかし、この日の本当の試練はここから峠を越えた麓のバス停までの車道歩きでした。まずは現代版「鯖街道」で交通量が多い割に路肩が狭く、照り返しもキツい国道の厳しい登り。途中、峠の手前では小洒落た料理屋なども現れ、一瞬期待を抱かせますが、ジュースの自動販売機はおろか、店内で尋ねてもドリンク類は出していない由。ガッカリしつつも更に歩を進めると、いよいよ最大の難所、約700mの花折トンネルに突入。一応、道の両側に人間一人分の幅の一段高くなった歩行者用側道はあり、照明もしっかり点いていて通過に支障はないものの、やはり轟音を上げてスピード上げ接近してくる自動車(特に大型トラックやダンプ)は結構な恐怖です。ドライバーさんにとっても、ハイカーも殆ど見ないこの山域で、国道のトンネルをトボトボ歩く怪しい登山者に″亡霊″を見たと錯覚され、事故など起こされてはかないません。そこで、一応背後から車が近付いてくるたびに立ち止まって安全を確認し、やり過ごすようにしながら、何とか恐怖の12分間のトンネル歩きを終え、ホッと一息…。
 ここからは下り一辺倒の道、人里も近付いてジュースなど飲みながらノンビリ下ろう、と気を緩めたのも束の間、二区間連続での大きなヘアピンが現れます。すぐ足下には折れ曲がった先の道路も見え、赤テープらしきものも路肩に出現して「ショートカットの虫」がムラムラと頭をもたげます。結局、2区間とも藪を突破し、腕に引っかき傷を作りながら何とか近道に成功。やがて人家も現れて、さあ今度こそジュースの販売機だ、と意気込んだものの、滋賀の山間の限界集落?では自動販売機業も成立しないとみえ、ついに1台の自販機も見つからないまま、当初のゴール予定地点である「途中」バス停に到達。次のバスまでまだ1時間以上あり、ジュースで寛ぐこともままならないため、急遽ゴール地点を繰り延べ、次のバス停(還来神社前)までもう500mほど歩くことに。さすが神社のパワーと御利益はてきめんで、この還来神社で待望のジュースとトイレ休憩をゲット。あわや下界で熱中症という悲劇も回避できて、何とか京都最高峰へのプチハイクも大団円と相なりました。
 それにしても、時ならぬ南海からの台風接近で、ようやく到来と期待した関東の梅雨明けも週明けまで先送りとなりそうです。今年の夏山シーズンはいつになく短いものとなりかねず、計画倒れに終わっている山行プランの在庫が山積み状態…。このままだと、ボーッとしているうちに秋の台風と長雨、紅葉シーズンに突入してしまいそうです…〈汗〉。関東・東日本のヤマレコ愛用者の皆様はいかがお過ごしでしょうか?

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