浅間山(車坂峠から黒斑山経由で前掛山往復)
- GPS
- 11:19
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,408m
- 下り
- 1,400m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口前の高峰高原ホテル駐車場は無料で使わせてもらえる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・トーミの頭までの「表コース」は噂どおり展望を楽しみながら快適な登り。一部融雪でヌカルミもあるが、歩きづらい程ではない。 ・黒斑山前後の稜線は残雪で膝下の踏み抜き箇所多い(ツボ足も効かない箇所あり) ・Jバンドは一部狭く気持ち悪い岩場のトラバースもあるが道幅もそれなりにあるので手を使って慎重に行けば問題ない。(右が切れ落ちてるので要注意) ・火山館は水場やトイレ、ベンチもあり快適。但し、水場は飲用と手洗い用の2種あるので要注意。(我々は飲用でない方で湯を沸かしてしまったが後の祭りであった。煮沸3分で腹下し無し参考。) ・草すべりの登りは思ったほど壁ではなくZig Zagを切りながら登ってゆくので慎重に行けば問題ない。木の根っこ掴んでよじ登る場面が数箇所あり、逆に下る方が危険に感じた。 |
写真
感想
前日の草津白根山に続き、会社長老2人とのハイキング第2弾。
車坂峠から黒斑山経由で前掛山を往復(復路は草すべりを登る)。
車坂峠の駐車場は、高峰高原ホテルが無料で提供してくれており、トイレや温泉もあり充実している。(観光案内所の駐車場もあるようだ。未確認ながらこちらも多分無料)
登山口は道を挟んだ向かい側。すぐ表コースと中コースの分岐があるが、八ヶ岳やアルプスの眺望が楽しめるという表コースで往路は行くことに。緩やかに登り小山を越えると一旦下降。しばらくなだらかな箇所を進むと次第に斜度が上がりゴロ岩も出てくる。ルートは明瞭で迷うこともない。
振り返ると、高峰高原ホテルがだいぶ下に見える。遠くには冠雪の山々が青空の下くっきり見えている。八ヶ岳。南アルプス、北アルプス、いずれの稜線も綺麗に見て取れる。隣の四阿山も頂上部に少し雲がかかっているが綺麗に見えている。前評判どおりの展望を楽しみつつ、樹林帯に入ったり出たりしながら高度をあげてゆく。一部残雪の箇所も残ってはいるが歩行に影響があるほどではなく快適な登りが楽しめる。融雪でぬかるんでいる箇所もあるのでスパッツは持っていれば装着がお勧め。
急坂を登りきると、浅間山の勇姿が忽然と姿を現す。圧倒的な存在感。外輪山に遮られて隠れていただけにお目見えの感慨もひとしお。少し先でシェルターのある頂部に出る。ここからは稜線歩き。トーミの頭へは一旦下って登る。岩稜の頂上がトーミの頭。浅間山が正面にどどーんと見え、これから行く黒斑山〜Jバンドの外輪山の稜線が左手に、天狗のような岩山が右手に大迫力の景観だ。この辺の切れ込みの迫力も火山らしく相当なもの。
しばし休憩の後、ゴロ岩混じりの坂を登ると黒斑山。黒斑山からも壮観が楽しめる。山頂前後は残雪でルート外すと膝下の踏み抜き注意。基本ツボでいけば問題ないが日中の気温が上がってるのか(体重のせいか?(笑))ツボ足を更に踏み抜くことも何度かあった。
その先、蛇骨山から多少アップダウンや岩稜帯もあるものの右手に浅間山を見ながら快適な稜線歩きが楽しめる。
Jバンドは外輪山のほぼ北端。結構距離がある。小ピークを幾つか越えると表示が出てくるので、そこから急降下開始。最初少し気持ちの悪い(高度感のある)切れ落ちた箇所もあるが手で補助しながら慎重に行けば問題ない。岩場のトラバースではあるが、ある程度幅もあり慎重に行けば見た目ほど恐怖感もない。(下を見るとちょっと気持ち悪いかも(笑))。Jバンド後半は通常ルートとなり外輪山内側の平坦地に出る。
ここから約半時間で樹林帯を抜け少し下ると火山館。ここには水場やトイレ、ベンチもあり沢山がランチしている。と、ここで長老1人が離脱宣言。とても山頂まで登れないという。ここまで結構時間かかったので難しいかな、と思っていたので仕方ない。もう1人の長老(浅間山2度目)が一緒に浅間山荘まで下山コースを行くことに。仕方なく、私一人で前掛山をピストン後、草すべり・トーミの頭を経て車坂峠で車P/Upし浅間山荘へ回ることに。単独は慣れているとはいえ時間が押しているので急ぎ気味に歩く。
浅間山(前掛山)へは太陽や風を遮る樹林もなく、変化の少ないガレ場をひたすら登ってゆく。直登ではなく斜めにトラバースするので斜度はそれほどでもない。(千葉・野田から来たという兄ちゃんいわく、友人が直登りしたが危険度アップの割りに時間は同じだった、とのこと) 呼吸を整えながら登ってゆくと、いつしか高度が上がっており、山頂が近づいてくるのが唯一気休めになる。トラバース終点で一旦平坦地になり、(火山弾の)シェルター2基が生々しい。浅間山の本山への立入りは警戒レベル1で禁止されているはずだが、山頂に人影が数人は見える。ルールを守らないとはちょっと残念だ・・・。
ここから前掛山へのゆるやかな登りを行くと、右手に外輪山の稜線、左手に浅間山本山を眺めながら開放的な稜線歩きが楽しめる。場所により風が結構吹いている。前掛山山頂には「浅間山」の標識が立っている。360度の絶景を一人で独占。午後で多少モヤが出てきたが、北アルプス・八ヶ岳が遠望され、昨日登った草津白根山やGWに登った四阿山・甲武信岳も見える。妙義の山々も独特の山容が綺麗に見えている。
山頂でしばしまったりの後、登頂してきた若者3人(女性1含む)の写真を撮ってあげ下山にかかる。シェルターまでの下りで普段着の20前後のカップル2人とすれ違うが、山頂はもっと絶景だよと教えてあげると元気出して登って行った。若い頃に彼女と登山とは羨ましくもあり微笑ましい。シェルターからはガレの岩場を淡々と下るとあっという間に外輪山の稜線より下になり、その先で樹林帯を抜けると「草すべり」分岐に到着。先ほどの千葉・野田の兄ちゃんから「草すべり」の登りは大変だ、と聞いていただけに、栄養補給と休憩をしっかりとって再スタート。
壁にしか見えなかった「草すべり」も、実際に近づくと、確かに急ではあるがZig Zagが切られており思ったほど「壁」ではない。ただし、斜面自体は急なので、バランス崩したら下まで一直線なだけに慎重に。危険度という点では下りの方が高いかなと個人的には感じた。(下ったことないですが残雪の時期は下り禁止もうなずける)。途中、下りの老若男女5名グループと行き違い、登りは先行の2グループ3名を下から確認できた。
草すべりを1時間かけてゆっくり登りきると外輪山の稜線に合流。この分岐には標識があるものの「草すべり」とは書いてないので、稜線を歩いた際には気付かなかった。やはり下りはお勧めされていないからかもしれない。少し先が今日2回目の「トーミの頭」。既に5時pmなので誰もおらず、独占で360度の絶景をしばし楽しむ。
浅間山の勇姿に別れを告げ、下りは「中コース」。標識表示では10分ほど「表コース」より早いようだ。途中融雪で水溜りや泥の大変な箇所が続くが足場を見つけながら滑らないように下る。この時間だと後続が期待できないだけに怪我しないよう慎重に。基本的に樹林帯のルートで眺望はないが、無駄なアップダウンもないので、疲れの溜まった帰路にはお勧めかも。ヌカルミ歩きに疲れてきた頃、突然視界が開け、車坂峠の建物が眼下に見える。ここからは展望の開けたトラバースルートで気持ちいい。赤みがかった夕日を浴びながら、木階段を下りてゆき、水平歩きが出てくれば駐車場まで直ぐだ。
浅間山のこのコースは変化があり楽しいコースだった。晴天にも恵まれ最高の眺望でもあった。同行者が途中でギブアップしてしまうハプニングはあったが、多少山慣れた方なら満喫できる絶好のコースだと思う。私自身も機会があれば再訪してみたい。
(動画アップ5月30日夜。BGM="Show Me" by Michael Lington, 2004.)
金曜の日帰りだけでは、物足らないですよね
ShuMaeさん こんにちは
周りの山々が望めて、素晴らしい展望がひろがってますね 天気が良くてGOODです
お二人とは途中でお別れしましたか
三つ山あるもんね、距離も高低差もありいつもながらすご〜い
追記 動画いいですね〜
ホシガラスって逃げないんですね〜鳥を撮るのはなかなか難しいのにね
コメントありがとうございました。
蛇骨からJバンド間ですれ違った見たいです。(^^;
健脚じゃないので ShuMaeさんのコースは歩けません。(笑)
ShuMaeさん、こんばんは♫♬
草津白根山&浅間山の2連チャンお疲れ様でした。
草津白根はまだまだ残雪期でびっくりしました
踏み抜きとか歩きにくそうでしたね〜
浅間山、いつも格好いいなぁと眺めているだけですが、
実際行った気になって見させていただきました
火星のような荒涼とした感じ、私は結構好きなんですよねっ♪ガレていて歩きにくいのはいやなんですけどね。
変化に富んだコースのようで魅力を感じました
メッセージありがとう
まあ草津まで行ったんで(雨と霧で敗退でしたが)、浅間山はMustでしょう。というか、こっちが今回のメインです。好天にも恵まれ最高の山歩きが楽しめました。ただ、そうですね、同行者が1名疲れ切ってしまったので、私だけ山頂を目指すことになりました。二人が気を使って、行って来い!みたいな。まあ体長というか私は部長役だけなので、実際のリーダーは山ガイドの資格も持ってるもう一人がやってくれます。
でも、登り3回は確かにきつかったですね。でもそれにも増して変化の楽しめる絶景コースでした
こんばんは。
時間的にやっぱりそうですよね。レコ拝見しててそうかな、と思いまして。。。私もこの距離を歩けるか自信なかったのですが、ゆっくり時間をかければ大丈夫でした。
それより、北東からアプローチされてるレコを拝見し、そういう選択にしてもよかったな、と思ってました。
またレコ読ませてください。今後ともよろしくお願いします。
いや〜、草津白根はほんと雪あんなにあると思ってなかったのでビックリ 山レコの記録でも4月に書かれたあとの情報がなかったので、まあ相当溶けてるんじゃないか、と甘く考えてました。まあその前の週に浅間山でも積もってるから、十分あり得たんですけど頭まわってませんでした。
浅間山、このコースは大のお勧めでした。天気さえよければ絶景が楽しめるし、コースも変化があって楽しい。ちょっと距離長いけど、草スベリから降りて、Jバンド上がるとかすれば少し短くなるかな。草スベリの下りは要注意と思うけど。
いずれにせよ、機会みてお出かけください。動画もアップしたのでよかったらご参考まで。
ShuMaeさん、こんばんは〜。
私のお友達の記録一覧に草津白根山しか載ってなくて、発見が遅れました
浅間山行かれましたね!!
自分が歩いたことのある場所だけに、情景が浮かんできました
この景色は是非、眼前で!という感じですよね。 ではなかなか伝わらない(>< )
ホシガラスさん3mの近距離で良く撮れましたね〜 素晴らしいです
なんかカワイイ顔 私の時は怖い顔でしたよ〜
写す人の姿を映す鳥なのでしょうか
こんばんは〜。友達の記録一覧って続けて行くと無視される時があるみたいですね(笑)私のGW3連チャンの時もそういう声聞きました〜
浅間山のこのコースは、ハイ 楽しかったです pippiさんが去年歩いたコースと同じかな〜とか思いながら歩いてました。実際には、トーミの頭から草スベリ分岐を見逃して黒斑まで来てしまったので、そのまま時計回りに歩きました。記録もういちど見せてもらったら、草スベリ降りてたら同じコースだったんですね。 実際草スベリ登って、バランスの悪い私としては、ここ降りるより登る方が簡単(楽ではないg)かな、と思いました。
pippiさんこないだも黒斑まで残雪ハイクに行かれてましたよね。勝手知ったるコースの写真ですみませんが、楽しんでもらえたら幸いです
ホントこれは実際に行って欲しいコースですよね。写真だけじゃ伝わりきらない、って感じ。
ホシガラスって逃げない鳥なんですね。帰ってからネットみて知りました。3mの至近距離でも悠々と我関せず状態で別の枝にピョンピョン上がっていってました。もっと近寄ってマクロとか駆使すればよかったかな〜、と反省です あはは、移す人を映す鳥ですか?ありがとう。でもそれならpippiさんの鳥の方がよっぽど素敵なはずです
このコースを計画できたのもpippiさんのおかげ。歩きながら思ってました。ありがとうございました。
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