雪倉岳(白馬大池〜鉱山道)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 2,353m
- 下り
- 2,352m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:23
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 8:36
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下山時に利用した鉱山道は終始タフなルートでした。雪渓のトラバース数回。ガスが巻いている時はルートファインディングが困難です。全体的に経験者向きのコースでした。この時期はルートの除草がされていて、歩きやすかったです。 |
その他周辺情報 | 鉱山道はルートの随所に水場がありました。蓮華温泉で500円支払い、露天風呂で汗を流しました。黄金湯は貸し切り状態。柔らかい泉質で体が休まりました。 |
写真
感想
梅雨明けの数日は、天気が良いのが常識ですが、山の天気は気まぐれですね。初日は、蓮華温泉からの出発。スタート時間が遅くなり、気温が上昇してからの登山は、非常に厳しいものでした。天狗の庭までの間の急斜で全身汗まみれ。ズボンがびしょ濡れになり、汗が染み出てくる状態でした。テント泊のため、リュックも結構な重さ。万が一に備えて、水は4ℓ担いでいました。(消費したのは2ℓ)途中、白馬大池でのテント場を見て、この日の宿泊地にしようか本気で迷う心境でした。白馬岳まで3時間30分の標識を見て、意を決して歩き始めました。
船越の頭から小蓮華岳までの間は、ガスが巻いて視界が不明瞭になりましたが、北アルプスならではの稜線歩きは疲れが吹き飛ぶほど楽しい時間でした。途中、白馬岳が見え隠れする中、ひたすら稜線を進みました。小蓮華岳の山頂辺りで、白馬岳に向かう数組のパーティに追いつきました。この時間(15時を回っていました)でもまだ白馬岳に向かう人がいることは心強かったです。
三国境から白馬岳までは、結構タフなルートで登り詰めては、まだ先が続く状況に疲労困憊でした。白馬岳への最後の稜線を進むと、ガスが引き始め、白馬岳山頂では、視界が広がったのは幸運でした。白馬山荘の賑わいを尻目に、村営宿舎まで行ってテント泊をしました。テン場が1200円というのはこれまでの最高額かと思います。まあ、山小屋を運営する皆様への感謝の気持ちを考えると、安いものかもしれません。
平日にも関わらず、テント場はほぼ満杯状態でした。夏休みシーズンということもあり、学生らしき集団が目立ちました。水場は、雪渓の雪解け水が豊富に流れていて、無料で汲み放題です。トイレも、男女別で男子トイレは大小それぞれのスペースが分かれ、大の個室も4室ありました。
翌朝は、筋肉痛とガスが巻く中、憂鬱な気分で出発しました。白馬岳までは完全にガスの中でしたが、三国境から先は青空が覗き始めました。ガスが引いて、正面の鉢ヶ岳が姿を現した時、それを雪倉岳だと思い込んでいた自分を呪いたくなるほど、雪倉岳はまだまだ先でした。
途中、雪渓のトラバースが三度ありました。踏み跡に従って進めば全く問題ありません。
この日は、朝日岳を経由して、朝日小屋にテント泊するか、そのまま12時間の長丁場を覚悟の上、蓮華温泉まで下るか迷っていましたが、登山地図で鉱山道というルートで蓮華温泉までショートカットできることを知り、このルートを下ることにしました。これを決断してから、重いリュックから解放されました。
途中、鉢の鞍部の先で、重いリュックをデポして、軽身で雪倉岳を目指しました。
雪倉岳山頂では、奇跡的にガスが完全に晴れ、周囲が見渡せる幸運。日本海が遠くに浮かんで見えました。
前の日の疲労がかなり溜まっていたので、朝日岳を回避したことは正解でした。鉱山道は終始タフなルートでガスが巻いたり、悪天候時には相当苦労するルートです。ただ、途中に至る所で水を確保できるのでこの点は安心です。また、最近ルートの除草がされたようで、大変助かりました。
下る途中に雪渓のトラバースが数回ありましたが、クレバスや落石の恐怖でだいぶ体力を消耗しました。
鉱山道分岐から約4時間のコースタイムでしたが、タイム以上に疲労を感じた登山でした。
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