大雪山・旭山へ 中岳温泉、お花畑巡り
- GPS
- 05:46
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,399m
- 下り
- 1,074m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:46
5:00 旭川市 宿発
6:40 旭岳ビジターセンター前駐車場
7:00 旭岳ロープウェイ乗車
<復路>
13:00 旭岳ビジターセンター前駐車場発
17:00 苫小牧東港着
19:30 苫小牧東港出港 親日本海フェリー
翌日
15:30 新潟港着
21:00 自宅着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
大雪山ビジターセンター前駐車場 |
写真
感想
2019年(令和元年)8月7日(水)
大雪山・旭岳へ 中岳温泉、お花畑巡り
35年ほど前に職場の4人で大雪山を訪れた以来になる。
そのときは羅臼岳に登り、各地を車で移動し、
野宿、キャンプなどしながら旭岳へ往復で登っている。
その日は曇っていたので熊ヶ岳、中岳温泉コースは諦めたともある。
当時の記録で山頂まで次のように記されていた。
「姿見駅から姿見の池までは、ハイ松そして花畑(チングルマ)が我々を迎えてくれる。姿見の池から山頂へは一本道、単調な道である。岩と砂だけの山であり、まだ新しい山であることを示している。歩いていて気づいたことは、土の色が登るとともに変化することだ。黄色、赤茶、赤そして紫っぽい色と変わっていくのだった。谷からは噴煙の音であろうか、ザァーッというような音が聞こえていた。」
雲がかかり下を向いて歩いていたのだろう。岩石に目がいき、聞こえるのは噴煙の音だけだったのだろう。
今日は晴れて見通しも良く、静かに噴煙が上がり、
地獄谷の岩肌に目がいき荒荒しい旭岳の姿をじっくり見ることができた。
振り返るとすそ野の雄大な眺望を楽しむこともできた。
北海道最高峰、旭岳に二度目の登頂。
山頂からはもこもこと連なる山々が印象的だ。
それらの山を特定することはできなかったが、黒岳はじめ大雪の山並みを堪能した。
これから進む、熊ヶ岳・間宮岳方面も見えた。
前回計画し断念した周回コースへと下り始めた。
火山灰で滑る急坂、雪渓も出てくる。
しかし振り返ると旭岳は登ってきたときの荒々しさから一変して
なだらかで優しい顔をした山容へと変わっていた。
熊ヶ岳の岩山をトラバースするように間宮岳への分岐へと出る。
その間宮岳は分岐からしばらくいったところにある。
平坦で見晴らしも良く気持ちよい山頂だ。
この先の中岳方面への下りで見るカルデラ。
広く硫黄の白さで模様が描かれたお鉢平に目を奪われた。
大雪山・黒岳・凌雲岳などを形成するカルデラは、
今もなお火山ガスが噴出し続け躍動する大自然の営みを感じる。
中岳分岐から気持ちよい下りを行く。
その先の渓谷に中岳温泉が湧く。
石が組まれただけの素朴な温泉だが、すでに何人かが足湯を楽しんでいた。
もちろんすぐに登山靴を脱ぎ足湯へと入る。
湯口付近は熱く入れられないが、水も混ざり快適な湯温になるところでは
ちょうど膝ぐらいまでの深さで疲れた足を癒やすことができた。
またそこにキタキツネがのんびりとお出ましするというおまけもついた。
中岳温泉を後にし谷間を出ると
一気に目の前が開け、旭岳の麓にお花畑が広がった。
チングルマの綿毛がそれは絨毯を敷き詰めたごとく見られた。
時期が早ければ真っ白な世界が見られたと思う。
他の花々も旭岳を背景に咲き誇るようだった。
そんな花畑を楽しんでいる内に優しい顔をしていた旭岳が
再び険しい表情を見せ始める。
そして夫婦池には噴煙を上げる逆さ旭岳を見ることができた。
ぐるっと一周
旭岳を登り、旭岳の裏側から旭岳の違う表情を見て
温泉につかり、お花畑の中を歩くという贅沢なコースだった。
カムイエクウチカウシ山、ニセイカウシュッペ山と登り
北海道にある三百名山を完登し、
最後のまとめとして大雪山・旭岳に再び登ることができた。
ふるちゃん
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