記録ID: 1966666
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沢登り
日高山脈
中ノ岳北西面直登沢〜南面ニシュオマナイ沢
2019年07月12日(金) ~
2019年07月15日(月)
![情報量の目安: C](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_C2.png)
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- GPS
- 80:00
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 1,668m
- 下り
- 1,653m
コースタイム
1日目:神威山荘(6:00)神威山荘(9:45〜10:00)ペテガリ山荘=C1(12:30)
くもり 神威山荘に駐車し、少し戻って林道二股を左へ。Co390二股を左股に入る。これが敗着の一手。違和感はずっと感じていたが、ルートの誤りを確信したのは去年の夏メインで駐車した場所。なんと4時間近くかけて神威山荘にぐるっと帰還。愚の骨頂。B C沢出合テンバから1日あれば中ノ岳乗っ越しor C沢→夏道で下山可能なこと、ペテガリ橋で増水判断すること等を確認し、ひとまず今日はペテガリ山荘へ向けて再スタート。正規ルートはピンクテープちゃんとあるし踏み跡も明瞭。快適な山荘泊に自己嫌悪と罪悪感を噛みしめ C1。天気図と概況の情報から降るとすれば昼前がピークで、増水までの時間も早いだろうと話し合い、夜と朝の降雨強度で判断することにした。
2日目: C1= C2
雨→くもり 5:00にペテガリ橋から見ると昨日と変わらない様子。行けそうだが、その時点で小雨以上の降り方に加えてこれから強くなるため停滞に。7:00の天気概況で日高中部は大雨洪水注意報だった。
3日目: C2(7:00) Co680二股= C3(11:30)
くもり/雨 入渓してしばらくは河原。網走からの単独後者の方にハッシュドビーフを頂き、美味しいスパ食べて出発。沢が北向きに屈曲すると函地形が始まる。2段30m函滝は少し戻ってから左岸2段ルンゼ横のリッジ状を撒く。上部でL空身でトップの後お助け垂らした。沢は暫く函が続いていたので笹藪斜面をトラバースし続け、東に屈曲する手前で10mほどcd。その後も函が続くが、撒きとヘツリで対処。「川」の字を過ぎると小滝が2つ出てくる。1つ目は左岸J $登り、2つ目はツッパリで直登。その後はゴーロ帯。流入してくる支沢で現在地を確認しつつ進み、AB沢と北西面沢との分岐二股の左岸でC3。薪豊富で増水も耐えれる高さ。
4日目:C3(5:00)Co950大滝20m(7:00)中ノ岳(14:00〜14:15)神威山荘(17:45)
晴れ 二股を右に取り、中ノ岳北西面直登沢に入る。河原、函滝、小滝が順番に現れ日高の直登沢らしくなってくる。ここまでは問題ない。沢が南東に屈曲してすぐの15m滑滝は井上トップで左岸直登。M2ならザイル必要だと思う。Co930の7m滑滝は左岸バンドからトラバースして直登を試みるが、バンド部分で一手難しいので敗退。右岸ルンゼを上がり、バンドをたどって落ち口へ。直後の2段20m滑滝は1段目、2段目は水線突破。2段といっても中間に長さ4mほどの釜があるので大丈夫。直後の2段15m+5m滝は右岸側をALが空身でリード。地上15mくらいで中間支点にをアングル取った。終了点はハーケン×2と残置ハーケン×1。ここで一悶着。ALのザック吊り上げが出来ないのでLがabで下まで戻り背負って登り返している最中に、Mのザックが滝上から20mのFall。ナメをずり落ちて水流に飲まれたようだ。幸い壊れたものはなく、Lに当たらなかった。Mはabの後二度目のプルージック登攀。この滝の処理で2.0h弱使った。Co1050の三股(実質は左股へ屈曲しているだけだが2つのルンゼが合流して三股に見える)は最も水量の多い左股。滑滝を幾つか越えると、Co1100からCo差100mの谷を埋める大雪渓が出現する。側壁がツルツルなため一度雪渓に乗るとか下に降りるのは困難そうなことに加え、雪渓は両岸付近ともに薄く、全体的にペラペラなので乗ったら死ぬやつ。右岸側の尾根に乗って全て撒くことにした。初めはルンゼを上がるが、次第に草付きが乗った岩盤に変わる。ALがミゾーのチコ片手に空身で登りお助けFix。フォローでも怖い。暫くカンバ繋いで登るがボロボロの急斜面を上がるしかなくなり、Lトップで所々植物を繋いでボロボロ壁を慎重に登った後ザイルFix。今山行の核心はここだった。ザイル投げるも木に引っかかり2回失敗したので途中までabでフォローに届けた。落石地獄。この上部は安定した笹藪とカンバ畑で、トラバースし続けてCo1200辺りにcdで沢身に戻る。撒き始めてから2h。残りの滑滝は容易。次第に両岸が屹立しだすと同時にガレが沢中を埋めるようになる。最後は申し訳程度のお花畑を抜けて藪漕ぎ無しで中ノ岳西の肩に出た。ガスガスだが満足度はメイン級。直登沢中に泊まれるテンバは見当たらないがJPには快適テンバ有り。既に時間読みを大幅に超えているので、ピークは割愛して下山開始。マヤカシのポコが出てくるが尾根向きなど考えもう少し進むと、明らかにそれと分かる・1372の岩峰が出現。手前から南南西に下降し目標の下降沢にぶつけた。ガレガレで落石怖いので尾根が急になるまでカンバ尾根下った後にガレ沢に入る。あとは無心で下る。Co600辺りに小函地形が数個出るが問題なくヘツリで対処。Co440二股で夏道楽チン下山。
くもり 神威山荘に駐車し、少し戻って林道二股を左へ。Co390二股を左股に入る。これが敗着の一手。違和感はずっと感じていたが、ルートの誤りを確信したのは去年の夏メインで駐車した場所。なんと4時間近くかけて神威山荘にぐるっと帰還。愚の骨頂。B C沢出合テンバから1日あれば中ノ岳乗っ越しor C沢→夏道で下山可能なこと、ペテガリ橋で増水判断すること等を確認し、ひとまず今日はペテガリ山荘へ向けて再スタート。正規ルートはピンクテープちゃんとあるし踏み跡も明瞭。快適な山荘泊に自己嫌悪と罪悪感を噛みしめ C1。天気図と概況の情報から降るとすれば昼前がピークで、増水までの時間も早いだろうと話し合い、夜と朝の降雨強度で判断することにした。
2日目: C1= C2
雨→くもり 5:00にペテガリ橋から見ると昨日と変わらない様子。行けそうだが、その時点で小雨以上の降り方に加えてこれから強くなるため停滞に。7:00の天気概況で日高中部は大雨洪水注意報だった。
3日目: C2(7:00) Co680二股= C3(11:30)
くもり/雨 入渓してしばらくは河原。網走からの単独後者の方にハッシュドビーフを頂き、美味しいスパ食べて出発。沢が北向きに屈曲すると函地形が始まる。2段30m函滝は少し戻ってから左岸2段ルンゼ横のリッジ状を撒く。上部でL空身でトップの後お助け垂らした。沢は暫く函が続いていたので笹藪斜面をトラバースし続け、東に屈曲する手前で10mほどcd。その後も函が続くが、撒きとヘツリで対処。「川」の字を過ぎると小滝が2つ出てくる。1つ目は左岸J $登り、2つ目はツッパリで直登。その後はゴーロ帯。流入してくる支沢で現在地を確認しつつ進み、AB沢と北西面沢との分岐二股の左岸でC3。薪豊富で増水も耐えれる高さ。
4日目:C3(5:00)Co950大滝20m(7:00)中ノ岳(14:00〜14:15)神威山荘(17:45)
晴れ 二股を右に取り、中ノ岳北西面直登沢に入る。河原、函滝、小滝が順番に現れ日高の直登沢らしくなってくる。ここまでは問題ない。沢が南東に屈曲してすぐの15m滑滝は井上トップで左岸直登。M2ならザイル必要だと思う。Co930の7m滑滝は左岸バンドからトラバースして直登を試みるが、バンド部分で一手難しいので敗退。右岸ルンゼを上がり、バンドをたどって落ち口へ。直後の2段20m滑滝は1段目、2段目は水線突破。2段といっても中間に長さ4mほどの釜があるので大丈夫。直後の2段15m+5m滝は右岸側をALが空身でリード。地上15mくらいで中間支点にをアングル取った。終了点はハーケン×2と残置ハーケン×1。ここで一悶着。ALのザック吊り上げが出来ないのでLがabで下まで戻り背負って登り返している最中に、Mのザックが滝上から20mのFall。ナメをずり落ちて水流に飲まれたようだ。幸い壊れたものはなく、Lに当たらなかった。Mはabの後二度目のプルージック登攀。この滝の処理で2.0h弱使った。Co1050の三股(実質は左股へ屈曲しているだけだが2つのルンゼが合流して三股に見える)は最も水量の多い左股。滑滝を幾つか越えると、Co1100からCo差100mの谷を埋める大雪渓が出現する。側壁がツルツルなため一度雪渓に乗るとか下に降りるのは困難そうなことに加え、雪渓は両岸付近ともに薄く、全体的にペラペラなので乗ったら死ぬやつ。右岸側の尾根に乗って全て撒くことにした。初めはルンゼを上がるが、次第に草付きが乗った岩盤に変わる。ALがミゾーのチコ片手に空身で登りお助けFix。フォローでも怖い。暫くカンバ繋いで登るがボロボロの急斜面を上がるしかなくなり、Lトップで所々植物を繋いでボロボロ壁を慎重に登った後ザイルFix。今山行の核心はここだった。ザイル投げるも木に引っかかり2回失敗したので途中までabでフォローに届けた。落石地獄。この上部は安定した笹藪とカンバ畑で、トラバースし続けてCo1200辺りにcdで沢身に戻る。撒き始めてから2h。残りの滑滝は容易。次第に両岸が屹立しだすと同時にガレが沢中を埋めるようになる。最後は申し訳程度のお花畑を抜けて藪漕ぎ無しで中ノ岳西の肩に出た。ガスガスだが満足度はメイン級。直登沢中に泊まれるテンバは見当たらないがJPには快適テンバ有り。既に時間読みを大幅に超えているので、ピークは割愛して下山開始。マヤカシのポコが出てくるが尾根向きなど考えもう少し進むと、明らかにそれと分かる・1372の岩峰が出現。手前から南南西に下降し目標の下降沢にぶつけた。ガレガレで落石怖いので尾根が急になるまでカンバ尾根下った後にガレ沢に入る。あとは無心で下る。Co600辺りに小函地形が数個出るが問題なくヘツリで対処。Co440二股で夏道楽チン下山。
天候 | 1日目:くもり 2日目:雨→くもり 3日目:くもり/雨 4日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
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