燧ヶ岳~尾瀬沼(灼熱の尾瀬)
- GPS
- 10:24
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 940m
コースタイム
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 10:22
天候 | 晴れ、時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
矢板から御池駐車場までの道程が長かった! |
その他周辺情報 | 燧の湯。洗い場のカランが足りず、待ちの列に加わる。 湯船に浸かった後に、また待ち行列に並ぶのもイヤなので、体を洗った後は湯船に浸からずに帰ってしまった。 |
写真
感想
酷暑の登山、今回の感想はそれに尽きます。
早朝、出発の準備を終えて車をロックしていたところに声をかけられた。
「おはようございます。福島県警です。燧ヶ岳登山ですか? 今日は良く晴れて暑いので、熱中症には十分注意して下さい。」福島県警の山岳パトロールの方だった。「ありがとうございます。気をつけます。」
登山で一番に注意することが熱中症対策というのは珍しいな、と思ったが。
まさにまさに、福島県警のご指摘の通りで、暑さに苦しむ一日になった。
ちなみに、飲用の水筒にはアクエリアス、他に真水のボトルで、合計2Lの水を持参した。これはいつもと同じ。
尾瀬と言うと涼しげなイメージだけど、脳内イメージを全面的に裏切るこの日の暑さ。登山口から8合目付近までほとんどが樹林帯。朝露で湿度が高く、風はない。
登山口から少し歩くだけで汗まみれ。以後、一日中、早くシャワーに入りた〜いと思いながら歩き回ることになった。
広沢田代、少し風がそよぐ。うれしい。
熊沢田代、風が嬉しい。沼に映る雲や青空、美しい。
7合目から先のガレ場。登り詰めたあたりに渋滞あり。男女7-8人ほどの中高年のグループ先頭にいて、後続の人たちがトラップされている。
聞くと、直進なのか左に曲がるのか、ピンクテープが見つからない、わからない、と、延々とあたりを探っているご様子。
私がGeographicaで地形図を見て「左ですよ」と声をかけて、あっさり解決。
スマホを持っていらっしゃるなら、地形図アプリを入れておけばいいだけなのに...。
何だか釈然としない。
ともあれ、俎グラへ。暑い。
ものすごい混雑。山頂の標識の周りに沢山の人が座っている。
これでは写真も撮れないし、休憩するどころではないので、対面の柴安グラにすぐに向かうことにした。
下り、少し楽。次いで約50mの岩登り。
柴安グラ。意外に頂上は広い。
真正面に至仏山と尾瀬の湿原を見渡す位置に座って、ゆっくり休憩。
風はあるけど、暑さで汗がジワジワ。
お湯を沸かして味噌汁とお茶、おにぎり、などなど。
味噌汁がいつも以上に体に嬉しくて、塩分補給しているぞという感じ。
至仏山の頂上が雲におおわれているのが、唯一の期待外れ。
休憩中に晴れないかと願っていたが、雲は晴れないまま。
さて下山。
当初の計画通りに長蔵小屋を回って沼山峠休憩所に向かうことにした。
尾瀬沼周辺の様子が見たかったので。
俎グラから見えた尾瀬沼が、次第に大きくなる。
長英新道はミノブチ岳を過ぎた後は、湿地帯があるわけでもなく、あまり変化がない。
こちらは針葉樹林、風はそこそこに吹いている。
淡々と下り続ける。しかし、下りとは思えないくらいに汗がジワジワ。
3度転んでしまった。泥で滑って尻餅1回、木の根で滑って尻餅1回。あと1回はつまづいて泥に膝をついてしまった。
ダメージはないから良かったけど、転ばないのが一番だ。歩き方に気を付けないと。
長英新道からついに大江湿原に出ると、また直射日光を浴びる。
暑いわーとおもいながら手持ちの温度計を見たら、28度。
標高1670mで28度だから、下界はどんなダロウカ?
アクエリアスは十分に摂っているものの、行き倒れになりそうな気分。
日差に照りつけられつつ、長蔵小屋で冷たい物を食べようと念じつつ、大江湿原の花畑の間を進む。
長蔵小屋に到着。酷暑の尾瀬の中の文明世界のオアシスがありがたい。
売店の冷蔵庫の中で「ガリガリ君」が一番魅力的に見えたので、これをお買い上げ。
日陰のベンチに座って「ガリガリ君」で体に冷たさを注入。
これであと1時間は酷暑の中を歩ける気がして来た。
さて、沼山峠休憩所へ。3kmなんて大したことないじゃない、と思ったのだが、暑さにやられてそんなに速くは歩けない自分に気付いてしまった。1時間余りでようやく休憩所に到着。急いで冷たい水のペットボトルを買い、16:10発のバスに飛び乗った。
冷たさがごちそう。水は、あっという間に1/2本飲んでしまった。
(手持ちのアクエリアスはまだ残っていたのですけどね。)
暑かった、長かった。
夏の晴れた日の2000m級の山はもうこりごりです。(;^_^A
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