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Yamareco

記録ID: 1968078
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
北陸

危なかった〜!栂海新道:朝日岳〜栂海山荘〜坂田峠まで

2019年07月26日(金) ~ 2019年07月28日(日)
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 富山県
 - 拍手
tomosaito その他3人
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
31:34
距離
29.9km
登り
2,865m
下り
2,948m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:42
休憩
0:10
合計
8:52
距離 7.3km 登り 1,602m 下り 154m
6:41
4
6:45
6:47
70
7:57
7:59
66
9:05
9:06
87
12:12
109
14:01
14:06
87
15:33
2日目
山行
11:12
休憩
1:08
合計
12:20
距離 14.0km 登り 746m 下り 1,341m
4:01
11
4:12
68
5:20
5:53
36
6:29
6:30
38
7:08
109
8:57
160
11:37
20
11:57
117
13:54
13:55
43
14:38
15:11
60
16:11
10
16:21
3日目
山行
8:31
休憩
1:42
合計
10:13
距離 8.6km 登り 532m 下り 1,470m
5:09
77
6:26
6:27
44
7:11
7:47
16
8:03
8:04
60
9:04
9:10
126
11:16
11:17
1
11:18
12:07
1
12:08
47
12:55
12:57
60
13:57
14:01
10
14:11
14:12
67
15:19
15:20
2
15:22
ゴール地点
天候 1日目:晴れ後くもり、時々雨
2日目:晴れ後くもり、夕方から夜は強い雨
3日目:くもり後晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
■ルート
【往路】
<7月25日>
上越新幹線:東京(10:16)→越後湯沢(11:35) [とき315号]
北越急行ほくほく線:越後湯沢(11:48)→直江津(12:58)
日本海ひすいライン:直江津(14:29)→越中宮崎(16:03)
<7月26日>
タクシー:民宿岬(5:00)→北又小屋(6:30)
【復路】
<7月28日>
タクシー:坂田峠(15:30)→親不知観光ホテル(16:00)
<7月29日>
送迎車:親不知観光ホテル→親不知駅
日本海ひすいライン:親不知(9:37)→糸魚川(9:48)
上越新幹線:糸魚川(13:46)→東京(15:52) [はくたか564号]

■コメント
・宿から北又小屋へのタクシーは予め予約が必要。割引情報あり:
 http://www.asahigoya.net/info/taxi.html
 また、途中でコンビニ(ファミリーマート朝日道下店)に寄ってもらったが、
 運転手さんはあまり寄り道はしたくない感じだった。
・山中から電話して坂田峠へタクシーに来てもらうことはできた。
 (しかし、山中にて電話できるポイントは限られている)
コース状況/
危険箇所等
■北又小屋から吹上のコルまでは、道がよく整備されていて危険なところは無い。
■吹上のコルの先から(つまり栂海新道そのもの)、急に「踏まれていない」っぽい道になる。かなりジメジメした道が多く、防水性の無い靴だとツラいかも。
■大きな雪渓はアヤメ平手前と、黒岩平かなり手前の2箇所。両方とも思ったより雪が締まっていて、軽アイゼン(4本歯)があった方が降りるのは容易。前者は後半の傾斜が急になるが滑ってもせいぜい数メートル、後者は傾斜は緩いが距離が長いので滑るとちょっとこわそう。
■水場の様子は以下の通り(詳しくは写真で確認のこと):
 ・ブナ平:水は豊富
 ・黒岩平:正確な水場の位置がわからず、登山道を横切る川っぽいところで給水
 ・北俣ノ水場:水は豊富。ここの水は美味い!
 ・黄蓮ノ水場:水は豊富。沢への降り口が危険
 ・白鳥の水場:未調査
 ・シキ割:水はやや細いがすぐにコップ一杯の水は飲める
■【注意】黄蓮の水場は道を下って沢に出るところが滑りやすく危険。滑れば、数メートルの滑め滝を滑り落ちることになる。
その他周辺情報 ■越中宮崎駅近辺の海岸が綺麗。通称「ヒスイ海岸」と呼ばれ、探せばヒスイを拾うことができるかも。
■親不知観光ホテルから海岸まではかなりの距離を下る。もし、完歩していたらさぞ辛い目にあっただろう。
■北又小屋
タクシーで林道のゲートを越えてから、かなりの距離を登って下ってやっと到着。ここで水を補給。
2019年07月22日 06:38撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/22 6:38
■北又小屋
タクシーで林道のゲートを越えてから、かなりの距離を登って下ってやっと到着。ここで水を補給。
■朝日岳への登山口
小屋を出てからすぐのところを左へ下る。
2019年07月26日 06:41撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 6:41
■朝日岳への登山口
小屋を出てからすぐのところを左へ下る。
■北又の吊り橋
立派な吊り橋。新しそうなので怖くはない。
2019年07月26日 06:47撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 6:47
■北又の吊り橋
立派な吊り橋。新しそうなので怖くはない。
■北又ダム
振り返って1枚。ここからは、イブリ坂をひたすら登る。
2019年07月26日 06:48撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 6:48
■北又ダム
振り返って1枚。ここからは、イブリ坂をひたすら登る。
■ブナ平:全景
1合目から順々に標識を確認しながら、ついに5合目に到着。
2019年07月22日 09:22撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/22 9:22
■ブナ平:全景
1合目から順々に標識を確認しながら、ついに5合目に到着。
■ブナ平:水場への入り口
標識のうしろに水場への道が続いている。道は明瞭。
2019年07月26日 09:50撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 9:50
■ブナ平:水場への入り口
標識のうしろに水場への道が続いている。道は明瞭。
■ブナ平水場:全景
上記入口から7,8分で水場に到着。
2019年07月26日 09:36撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 9:36
■ブナ平水場:全景
上記入口から7,8分で水場に到着。
■ブナ平水場:注ぎ口
写真では頼りない水量だが、2リットルのポリタンがすぐにいっぱいになった。
2019年07月26日 09:34撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 9:34
■ブナ平水場:注ぎ口
写真では頼りない水量だが、2リットルのポリタンがすぐにいっぱいになった。
■イブリ山ピーク:全景
ついに一番目の目標であるイブリ山ピークに到着!荷物重いし、つらかった〜。
2019年07月26日 12:12撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 12:12
■イブリ山ピーク:全景
ついに一番目の目標であるイブリ山ピークに到着!荷物重いし、つらかった〜。
■イブリ山ピーク:山名表示板
ここで10合目となるのだが、今日の最終目標である朝日小屋までは、半分ちょっとの行程しか来ていない。
2019年07月26日 12:14撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 12:14
■イブリ山ピーク:山名表示板
ここで10合目となるのだが、今日の最終目標である朝日小屋までは、半分ちょっとの行程しか来ていない。
■イブリ尾根の木道現る
イブリ山ピークを越えて歩き出すとすぐに木道が現れた。これぞ求めていたイメージ。
2019年07月26日 12:15撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 12:15
■イブリ尾根の木道現る
イブリ山ピークを越えて歩き出すとすぐに木道が現れた。これぞ求めていたイメージ。
■ちょっとした鎖場
足場の確保も簡単で危ない感じは無い。
2019年07月26日 13:09撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 13:09
■ちょっとした鎖場
足場の確保も簡単で危ない感じは無い。
■イブリ尾根の木道跡
快適な木道を期待していたのだが、木道の取り換え工事中。この辺りからぼちぼち高山植物が咲き乱れてくる。
2019年07月26日 13:40撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 13:40
■イブリ尾根の木道跡
快適な木道を期待していたのだが、木道の取り換え工事中。この辺りからぼちぼち高山植物が咲き乱れてくる。
■夕日ヶ原手前の木道
高山植物を見ながら、幾度か雪渓の縁を通り過ぎていくと、木道復活。
2019年07月26日 14:00撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 14:00
■夕日ヶ原手前の木道
高山植物を見ながら、幾度か雪渓の縁を通り過ぎていくと、木道復活。
■夕日ヶ原山名表示板
正確には元山名表示板か。このあたりから小雨がパラついてきた。ここから先の高山植物も素晴らしい。
2019年07月26日 14:04撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 14:04
■夕日ヶ原山名表示板
正確には元山名表示板か。このあたりから小雨がパラついてきた。ここから先の高山植物も素晴らしい。
■前朝日トラバース
高山植物を見ながら、顔を上げると道がトラバース気味になる。小屋は近い!
2019年07月26日 15:19撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 15:19
■前朝日トラバース
高山植物を見ながら、顔を上げると道がトラバース気味になる。小屋は近い!
■朝日小屋:遠景
やった!ついに小屋が見えてきた!
2019年07月26日 15:27撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 15:27
■朝日小屋:遠景
やった!ついに小屋が見えてきた!
■朝日小屋
ついに到着!今日はもう歩かなくてもいい。まだ時々雨がパラつくが、外のテーブルにてビールを飲みつつ景色を楽しむ。
2019年07月26日 15:33撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/26 15:33
■朝日小屋
ついに到着!今日はもう歩かなくてもいい。まだ時々雨がパラつくが、外のテーブルにてビールを飲みつつ景色を楽しむ。
■水谷コル:道標
午前4時過ぎには朝日小屋を出発。5分くらいで朝日岳と水平道との分岐に到着。もちろん、朝日岳へ向かう。
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■水谷コル:道標
午前4時過ぎには朝日小屋を出発。5分くらいで朝日岳と水平道との分岐に到着。もちろん、朝日岳へ向かう。
■朝日岳ピーク:ピーク直前の景色
だんだん白んでくる空を見上げながら登ってきたが、やっとピークが見えてきた!
2019年07月27日 05:17撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 5:17
■朝日岳ピーク:ピーク直前の景色
だんだん白んでくる空を見上げながら登ってきたが、やっとピークが見えてきた!
■朝日岳ピーク:山名表示板
白馬岳方面もバッチリ見える。視線を右に転じると富山湾の海も見える。
2019年07月27日 05:48撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 5:48
■朝日岳ピーク:山名表示板
白馬岳方面もバッチリ見える。視線を右に転じると富山湾の海も見える。
■朝日岳ピーク:道標
ピークで30分くらい過ごしてしまった。吹上のコルへ向けて出発!
2019年07月27日 05:55撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 5:55
■朝日岳ピーク:道標
ピークで30分くらい過ごしてしまった。吹上のコルへ向けて出発!
■雷鳥の親子
こんなに多くの人が通る登山道で、しかもこんなに天気のいい日に雷鳥親子現る。写真左に雛もいる。かわいい。
2019年07月27日 06:20撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 6:20
■雷鳥の親子
こんなに多くの人が通る登山道で、しかもこんなに天気のいい日に雷鳥親子現る。写真左に雛もいる。かわいい。
■吹上のコル:道標
この立派な道標に「栂海新道」の文字は無い。ほとんどの人はここから五輪尾根を経由して蓮華温泉へ下るのだ。
2019年07月27日 06:27撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
7/27 6:27
■吹上のコル:道標
この立派な道標に「栂海新道」の文字は無い。ほとんどの人はここから五輪尾根を経由して蓮華温泉へ下るのだ。
■吹上のコル:地名表示板
ここから先、栂海新道における要所ごとに、この金属板の打ち抜き文字による地名表示板を見ることできる。「さわがに山岳会」によって設置されたらしい。
2019年07月27日 06:28撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 6:28
■吹上のコル:地名表示板
ここから先、栂海新道における要所ごとに、この金属板の打ち抜き文字による地名表示板を見ることできる。「さわがに山岳会」によって設置されたらしい。
■吹上のコル:栂海新道入口の大岩
中央には赤色で「栂海」と大書されている(下の赤字は「日本海」らしい)。この岩を越えて先に進めば、いよいよ栂海新道に入ることになる。
2019年07月27日 06:37撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 6:37
■吹上のコル:栂海新道入口の大岩
中央には赤色で「栂海」と大書されている(下の赤字は「日本海」らしい)。この岩を越えて先に進めば、いよいよ栂海新道に入ることになる。
■池塘地帯に出る
先ほどの大岩から先の道は極端に踏み跡が減り、木々も生い茂り、足元もぬかるみ、なんだかこの先が心配になるが唐突に池塘地帯に出てパッと視界が開ける。さっきの心配はこれで解消。
2019年07月27日 06:57撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 6:57
■池塘地帯に出る
先ほどの大岩から先の道は極端に踏み跡が減り、木々も生い茂り、足元もぬかるみ、なんだかこの先が心配になるが唐突に池塘地帯に出てパッと視界が開ける。さっきの心配はこれで解消。
■照葉ノ池:地名表示板
肝心の照葉ノ池は写真中央やや上あたりにチラリと見える程度。
2019年07月27日 00:44撮影
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7/27 0:44
■照葉ノ池:地名表示板
肝心の照葉ノ池は写真中央やや上あたりにチラリと見える程度。
■照葉ノ池:振り返って全景
先ほどの地名表示板から数分歩いて振り返る。写真左に先ほど通った道が見える。この辺りは長栂山のピークに近いのだが山名表示板は見逃した。
2019年07月27日 07:08撮影 by  ASUS_Z01BDA,
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7/27 7:08
■照葉ノ池:振り返って全景
先ほどの地名表示板から数分歩いて振り返る。写真左に先ほど通った道が見える。この辺りは長栂山のピークに近いのだが山名表示板は見逃した。
■ピカチュー岩
長栂山ピークを通過して、進行方向が北東から北北西に変わると、この岩が見えてくる。目立つ岩なので何れ名前があるのかもしれないが、不明なので勝手にピカチュー岩と名付ける。
2019年07月27日 07:29撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 7:29
■ピカチュー岩
長栂山ピークを通過して、進行方向が北東から北北西に変わると、この岩が見えてくる。目立つ岩なので何れ名前があるのかもしれないが、不明なので勝手にピカチュー岩と名付ける。
■大雪渓その1:上から眺める
ピカチュー岩から3,40分歩くと大きな雪渓が現れる。下にはアヤメ平を遠望できる。最初は傾斜が緩やかだがこの先はやや傾斜がきつくなる。雪はザラメでぐずぐずという状態にはなっておらず、意外に固さもあるので滑ればそのまま滑っていきそう。
2019年07月27日 08:10撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 8:10
■大雪渓その1:上から眺める
ピカチュー岩から3,40分歩くと大きな雪渓が現れる。下にはアヤメ平を遠望できる。最初は傾斜が緩やかだがこの先はやや傾斜がきつくなる。雪はザラメでぐずぐずという状態にはなっておらず、意外に固さもあるので滑ればそのまま滑っていきそう。
■大雪渓その1:下から眺める
というわけで、面倒だが4本歯簡易アイゼンを付けて降りることとする。万が一滑り落ちても数メートルの落下で済みそうなのでちょっと気楽。
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■大雪渓その1:下から眺める
というわけで、面倒だが4本歯簡易アイゼンを付けて降りることとする。万が一滑り落ちても数メートルの落下で済みそうなのでちょっと気楽。
■アヤメ平:序盤
雪渓を下るとすぐにこの景色が拡がる。遠くには日本海。この瞬間だけでも晴れてくれれば今回の山行は来た甲斐があったというものだ。
2019年07月27日 08:45撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 8:45
■アヤメ平:序盤
雪渓を下るとすぐにこの景色が拡がる。遠くには日本海。この瞬間だけでも晴れてくれれば今回の山行は来た甲斐があったというものだ。
■アヤメ平:地名表示板
しばらく高山植物を見ながら、緩い傾斜を下ると山名表示板。
2019年07月27日 08:58撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 8:58
■アヤメ平:地名表示板
しばらく高山植物を見ながら、緩い傾斜を下ると山名表示板。
■大雪渓その2:上から眺める
アヤメ平から1時間弱歩くと再び大きな雪渓が現れる。こちらの設計は最初から最後まで傾斜は一定で緩やかだが距離は長い。雪質は先ほどと同じで、意外に固さもあるので滑ればそのまま滑っていきそうな雰囲気もある。
2019年07月27日 09:51撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 9:51
■大雪渓その2:上から眺める
アヤメ平から1時間弱歩くと再び大きな雪渓が現れる。こちらの設計は最初から最後まで傾斜は一定で緩やかだが距離は長い。雪質は先ほどと同じで、意外に固さもあるので滑ればそのまま滑っていきそうな雰囲気もある。
■大雪渓その2:下から眺める
というわけで、面倒だが4本歯簡易アイゼンを付けて降りることとする。傾斜は緩いのでWストックにグリセードで降りても気持ちよかったかなとも思う。
2019年07月27日 10:02撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 10:02
■大雪渓その2:下から眺める
というわけで、面倒だが4本歯簡易アイゼンを付けて降りることとする。傾斜は緩いのでWストックにグリセードで降りても気持ちよかったかなとも思う。
■少しだけ道を失う
雪渓その2から30分ほど下ると、雪渓+池の地形が現れる。ここで道が消滅。左の雪渓を適当に歩くが踏み跡は無し。高山植物に注意しながら対岸の草地まで行くと、道を発見した。
2019年07月27日 10:38撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 10:38
■少しだけ道を失う
雪渓その2から30分ほど下ると、雪渓+池の地形が現れる。ここで道が消滅。左の雪渓を適当に歩くが踏み跡は無し。高山植物に注意しながら対岸の草地まで行くと、道を発見した。
■黒岩平:遠望
上記の池を越えて少し歩くと景色が開ける。黒岩平を見渡すことができる。写真中央少し右上の川沿いには水芭蕉の小群落も見えた。
2019年07月27日 10:49撮影 by  ASUS_Z01BDA,
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7/27 10:49
■黒岩平:遠望
上記の池を越えて少し歩くと景色が開ける。黒岩平を見渡すことができる。写真中央少し右上の川沿いには水芭蕉の小群落も見えた。
■黒岩平:地名表示板
黒岩平に到着。しかし、水場が無かったなということで、先ほど通過した(渡った)川っぽいところまで戻る。
2019年07月27日 11:00撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 11:00
■黒岩平:地名表示板
黒岩平に到着。しかし、水場が無かったなということで、先ほど通過した(渡った)川っぽいところまで戻る。
■黒岩平:水場??
どうしても水場の表示が見当たらないので、これが水場かなということでこの川っぽいところで水を汲む。やや安全性に疑問があったが結局ここで汲んだ水はほとんど飲んでしまった、体の変調は特になし(^^;
2019年07月27日 11:03撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 11:03
■黒岩平:水場??
どうしても水場の表示が見当たらないので、これが水場かなということでこの川っぽいところで水を汲む。やや安全性に疑問があったが結局ここで汲んだ水はほとんど飲んでしまった、体の変調は特になし(^^;
■中俣新道分岐点
黒岩山ピーク手前で道標の欠片を発見。右に行けば中俣新道。道標の欠片には「ヒスイ峡 小滝」と読み取れる。エスケープルートとして4時間の下りで中俣小屋に着くようだ。
2019年07月27日 11:55撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 11:55
■中俣新道分岐点
黒岩山ピーク手前で道標の欠片を発見。右に行けば中俣新道。道標の欠片には「ヒスイ峡 小滝」と読み取れる。エスケープルートとして4時間の下りで中俣小屋に着くようだ。
■黒岩山ピーク:山名表示板
やっとこさ黒岩山ピークに到着。だんだん雲が多くなってきて天気は下り坂。しかし、既にド疲れ。まだまだ先は長いのだがこんなペースで大丈夫か?(^^;
2019年07月27日 12:02撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 12:02
■黒岩山ピーク:山名表示板
やっとこさ黒岩山ピークに到着。だんだん雲が多くなってきて天気は下り坂。しかし、既にド疲れ。まだまだ先は長いのだがこんなペースで大丈夫か?(^^;
■黒岩山ピーク:笹寿司(くるみバージョン)
昼飯は朝日小屋特製の笹寿司。なんとこの笹寿司は8個も買っておいた。水が乏しくても結構食べやすい。結局翌日まで残ったが、この気温でもわるくなる気配なしだった。
2019年10月14日 13:50撮影
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10/14 13:50
■黒岩山ピーク:笹寿司(くるみバージョン)
昼飯は朝日小屋特製の笹寿司。なんとこの笹寿司は8個も買っておいた。水が乏しくても結構食べやすい。結局翌日まで残ったが、この気温でもわるくなる気配なしだった。
■文子ノ池:地名表示板
表示板は倒れたままビクともしない。
2019年07月27日 12:41撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 12:41
■文子ノ池:地名表示板
表示板は倒れたままビクともしない。
■文子ノ池:池
ちょっとドヨ〜ンとした感じの池で、あまり爽やかさを感じないのだが、わかりやすいランドマークではある。
2019年07月27日 12:41撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 12:41
■文子ノ池:池
ちょっとドヨ〜ンとした感じの池で、あまり爽やかさを感じないのだが、わかりやすいランドマークではある。
■サワガニ山ピーク
地図では「好展望」と書かれていた地点だが、残念ながら雲が多くなってきてイマイチな展望だった。
2019年07月27日 13:53撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 13:53
■サワガニ山ピーク
地図では「好展望」と書かれていた地点だが、残念ながら雲が多くなってきてイマイチな展望だった。
■サワガニ山から先の稜線部
こんな感じの稜線が続く。たまたま尾根を見通すことができた。正面の台形の山が犬ヶ岳。まだまだ距離があるなぁ。
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■サワガニ山から先の稜線部
こんな感じの稜線が続く。たまたま尾根を見通すことができた。正面の台形の山が犬ヶ岳。まだまだ距離があるなぁ。
■ちょっとした岩場
もうこのあたりではかなりヘトヘトだったのだが、ちょっとした岩場なので難しくはない。
2019年07月27日 14:13撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 14:13
■ちょっとした岩場
もうこのあたりではかなりヘトヘトだったのだが、ちょっとした岩場なので難しくはない。
■北俣ノ水場:地名表示板
この看板は登山道を歩いていると簡単に発見できる。この看板の左に水場への入り口がある。
2019年07月27日 14:43撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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7/27 14:43
■北俣ノ水場:地名表示板
この看板は登山道を歩いていると簡単に発見できる。この看板の左に水場への入り口がある。
■北俣ノ水場:注ぎ口
看板からおよそ7,8分で到着。道の途中で難しいところは無い。4人で1~2リットルの水を汲んでもたいして時間がかからなかった。なぜか、ここの水は美味い!ここで水をガブ飲み。
2019年07月27日 14:58撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■北俣ノ水場:注ぎ口
看板からおよそ7,8分で到着。道の途中で難しいところは無い。4人で1~2リットルの水を汲んでもたいして時間がかからなかった。なぜか、ここの水は美味い!ここで水をガブ飲み。
■犬ヶ岳ピーク
ここへ至る30分くらい前から土砂降りの雨となる。もちろん、ここでは視界は無い。雨も強いので早々に立ち去る。
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■犬ヶ岳ピーク
ここへ至る30分くらい前から土砂降りの雨となる。もちろん、ここでは視界は無い。雨も強いので早々に立ち去る。
■栂海山荘:地質図
もうヘトヘトかつ雨に打ちひしがれた状態で、ついに栂海山荘に到着した。この写真と同じものが栂海山荘にも掲げられており、後の行程のアップダウンの多さに意気消沈する。
2019年07月29日 11:20撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
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■栂海山荘:地質図
もうヘトヘトかつ雨に打ちひしがれた状態で、ついに栂海山荘に到着した。この写真と同じものが栂海山荘にも掲げられており、後の行程のアップダウンの多さに意気消沈する。
■栂海山荘:小屋全景
昨日は大雨の中あたふたと駆け込んだので小屋を見ていなかったが、翌日の朝はなんとか雨があがった感じなので改めて小屋を見る。
2019年07月28日 05:03撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■栂海山荘:小屋全景
昨日は大雨の中あたふたと駆け込んだので小屋を見ていなかったが、翌日の朝はなんとか雨があがった感じなので改めて小屋を見る。
■栂海山荘:トイレ方面を臨む
青ビニールシートの脇の小道の先がトイレ。トイレは2箇所あり、看板を右に曲がったところが普通のトイレ。まっすぐ進むとビニールシートの目隠しが風でめくれそうなワイルドなトイレ。しかし、景色はよい(^^;
2019年07月28日 05:06撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■栂海山荘:トイレ方面を臨む
青ビニールシートの脇の小道の先がトイレ。トイレは2箇所あり、看板を右に曲がったところが普通のトイレ。まっすぐ進むとビニールシートの目隠しが風でめくれそうなワイルドなトイレ。しかし、景色はよい(^^;
■栂海山荘:道標
前の写真で、左を向くとこの道標が見える。左方向の日本海方面へ進む。
2019年07月28日 05:07撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■栂海山荘:道標
前の写真で、左を向くとこの道標が見える。左方向の日本海方面へ進む。
■白鳥小屋方面への山並み
栂海山荘からはガバ下りになるが、その途中の岩場の見晴らしのいいところで一枚。雨はポツポツだが視界はある。
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■白鳥小屋方面への山並み
栂海山荘からはガバ下りになるが、その途中の岩場の見晴らしのいいところで一枚。雨はポツポツだが視界はある。
■黄蓮山ピーク
栂海山荘からはガバ下りに下って黄蓮山ピークに到着。視界は無い。
2019年07月28日 06:28撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■黄蓮山ピーク
栂海山荘からはガバ下りに下って黄蓮山ピークに到着。視界は無い。
■黄蓮ノ水場:地名表示板
黄蓮山と菊石山との鞍部(黄蓮乗越)にある水場の看板。
2019年07月28日 07:10撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■黄蓮ノ水場:地名表示板
黄蓮山と菊石山との鞍部(黄蓮乗越)にある水場の看板。
■黄蓮ノ水場:水場への入口
水場への道は明瞭だが、沢に出る直前の20mほどは傾斜が急になり、手を使わずに降りるのが難しい。
2019年07月28日 07:10撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■黄蓮ノ水場:水場への入口
水場への道は明瞭だが、沢に出る直前の20mほどは傾斜が急になり、手を使わずに降りるのが難しい。
■黄蓮ノ水場:滑落現場
道から沢に出るといきなり高さ数メートルの滑め滝の落ち口に出る。ここで足を滑らせると写真左下の水流から写真中央あたりの滝つぼまで落ちてしまう。水場は後ろ側の方向。ちなみに水量は今までの水場と同程度。
2019年07月28日 07:25撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■黄蓮ノ水場:滑落現場
道から沢に出るといきなり高さ数メートルの滑め滝の落ち口に出る。ここで足を滑らせると写真左下の水流から写真中央あたりの滝つぼまで落ちてしまう。水場は後ろ側の方向。ちなみに水量は今までの水場と同程度。
■菊石山ピーク
滑落したメンバーは大きなダメージは無く、無事ここまで登ることができた。ここも視界は無し。
2019年07月28日 08:03撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■菊石山ピーク
滑落したメンバーは大きなダメージは無く、無事ここまで登ることができた。ここも視界は無し。
■下駒ヶ岳ピーク
ここも淡々と登ってきた。視界は無し。
2019年07月28日 09:05撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■下駒ヶ岳ピーク
ここも淡々と登ってきた。視界は無し。
■白鳥小屋への登りの途中で振り返る
天候が回復してきた。晴れ間も見える。と同時に暑さも復活!栂海山荘から歩いてきた尾根線が一望できる。
2019年07月28日 10:56撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■白鳥小屋への登りの途中で振り返る
天候が回復してきた。晴れ間も見える。と同時に暑さも復活!栂海山荘から歩いてきた尾根線が一望できる。
■白鳥の水場:水場への入口
看板には「往復10分。夏場水枯れ注意」とある。ここで「注意」と書かれてもどうしようもないと思うが、黄蓮ノ水場で水を補給しているのでここはパス。
2019年07月28日 11:02撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■白鳥の水場:水場への入口
看板には「往復10分。夏場水枯れ注意」とある。ここで「注意」と書かれてもどうしようもないと思うが、黄蓮ノ水場で水を補給しているのでここはパス。
■白鳥小屋:ピークの広場が見えてきた
白鳥小屋への登りはキツかったがついに到着!
2019年07月28日 11:19撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■白鳥小屋:ピークの広場が見えてきた
白鳥小屋への登りはキツかったがついに到着!
■白鳥小屋:全景
天候は完全に回復だ。ここで湿っぽい衣類を乾かしつつ暫し休息。
2019年07月28日 11:19撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■白鳥小屋:全景
天候は完全に回復だ。ここで湿っぽい衣類を乾かしつつ暫し休息。
■白鳥小屋:地名表示板
日本海まで4時間とある。我々は大事をとって坂田峠をゴールに再設定したので楽勝、と、思う。
2019年07月28日 11:18撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■白鳥小屋:地名表示板
日本海まで4時間とある。我々は大事をとって坂田峠をゴールに再設定したので楽勝、と、思う。
■白鳥小屋:小屋の裏側(北側)からの景色
日本海が見えた!
2019年07月28日 11:30撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■白鳥小屋:小屋の裏側(北側)からの景色
日本海が見えた!
■白鳥小屋:小屋の中
誰もいなかった。
2019年07月28日 12:21撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■白鳥小屋:小屋の中
誰もいなかった。
■白鳥小屋:トイレ
思い切り傾いている。入らなかったので中の様子は不明。
2019年07月28日 12:15撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■白鳥小屋:トイレ
思い切り傾いている。入らなかったので中の様子は不明。
■山姥洞分岐
一時はエスケープルートとして山姥洞へ下ることも検討したが、滑落したメンバーも体調は良好なため予定通り坂田峠へ下る。
2019年07月28日 12:38撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■山姥洞分岐
一時はエスケープルートとして山姥洞へ下ることも検討したが、滑落したメンバーも体調は良好なため予定通り坂田峠へ下る。
■山姥平
このような地名があることを知らなかった。特に「平」という感じは無く、そのまま通過。
2019年07月28日 12:54撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■山姥平
このような地名があることを知らなかった。特に「平」という感じは無く、そのまま通過。
■シキ割の水場
登山道を歩いていると、そのすぐ脇に水場が出現。水量はちょぼちょぼという感じだが、そこに置いてあるマグカップですぐ水を飲めるくらいの水量ではある。
2019年07月28日 13:57撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■シキ割の水場
登山道を歩いていると、そのすぐ脇に水場が出現。水量はちょぼちょぼという感じだが、そこに置いてあるマグカップですぐ水を飲めるくらいの水量ではある。
■金時の頭
いよいよ急坂の始まり。そして最後の下り。
2019年07月28日 14:13撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■金時の頭
いよいよ急坂の始まり。そして最後の下り。
■坂田峠:車道
急坂を下り、ついに車道に出た!
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■坂田峠:車道
急坂を下り、ついに車道に出た!
■坂田峠:地名表示板
これで、今回の山行はおしまい。
2019年07月28日 15:18撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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■坂田峠:地名表示板
これで、今回の山行はおしまい。
坂田峠:その先の道
日本海まで行くにはこの道を進む。しかし、今回の山行はここまで。既に体力的に限界を迎えていたので、黄蓮ノ水場でのアクシデントに助けられたかたちだ。
2019年07月28日 15:19撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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坂田峠:その先の道
日本海まで行くにはこの道を進む。しかし、今回の山行はここまで。既に体力的に限界を迎えていたので、黄蓮ノ水場でのアクシデントに助けられたかたちだ。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ポール
共同装備
ガスカートリッジ コンロ コッヘル

感想

■準備
昨年、「還暦になる前までには剱岳に登ろう」ということで無事剱岳には行けたのだが、もう一つ気になるハードな山として「栂海新道」があった。こちらも歳と共に行くのが難しくなりそうな山で(体力的に)、たまたま昨年の秋にNHKで親不知から栂海新道を登る番組を観て、今年はなんとか実現したいとの意を強めていた。

というわけで、前々から「栂海新道」に行ってみたいメンバーと共に山行は実現する運びとなった。ちなみに、昨年剱岳へ同行したSBさんは、無人小屋ではビールが飲めないという理由で不参加となっている。

しかし、今年は週末となると天気が悪くなる日が多く、たまに天気のいい日があっても今度はこっちの用事で山に行けない日が続いた。結局、昨年11月に景信山に登って以来、一度も山に行かない状態で出発日を迎えてしまう。体重は相変わらず100Kgを超えている状態で、特にスポーツクラブ等で運動もしていない。唯一頼りにしているのは、毎日通勤で家から駅まで片道25分かけて歩いて往復していることだけだった。

単独行ではないので、このような準備不足で歩けなくなってはみんなに迷惑をかけてしまう。ちょっとでも体に不調があれば、それを口実に行けないことにしてしまおうかと思ったが、幸か不幸か体重のわりには膝が痛くなったりなどは無く、不安を抱えつつも予定通り実施されることとなった。

■1日目
越中宮崎駅近くの民宿からタクシーで北又小屋へ到着。かなり登って下って1時間半はかかっただろうか。ここへ自転車でやって来る人がいてびっくり。北又小屋で水を汲んで出発だ。このデブデブの体ではたして登れるのだろうか。赤い吊り橋を渡るとすぐにイブリ尾根の急登が始まる。しかし、武甲山のように1合目、2合目、、と登る度に合目標識が出てくるので励みになる。

急坂を3時間ちょい登って5合目のブナ平に到着。ブナの梢が頭上高くにあり気持ちのよいところだ。ここから北東の方向に明瞭な踏み跡があり、水場へと続いている。水は結構残っていたがさらに補給のために水場へ向かう。片道7分くらいで水場に到着。水はわりと豊富で、2リットルくらいのポリタンならすぐにいっぱいになる。

ここからさらに3時間ちょい登ってついに今日の山場、イブリ山(=10合目)に到着。開けてはいるがあんまりピークっぽい感じはなくて道の途中という感じ。残念ながらガスってきてイマイチ景色を見渡すことができない。ここからは木道の道が続くはずなのだが、途中から工事中なのか木道はすべて剥がされていていて、泥でふわふわした道が続く。イブリ山から40分ほど歩くと1875m峰の手前あたりで少し崖っぽくなってきてちょっとした鎖場が出てくる。しかしたいしたことはない。

ここを越えると傾斜が緩んできて、ほどなく高山植物の群生が現われてくる。花の知識が皆無なのがいかにも残念だが、綺麗だったのは確か。所々雪渓も現れてきて水は豊富にあり、群生しやすいのだろうか。ゆっくり進むうちに木道は復活し、夕日ヶ原への登りが続く。

14時に夕日ヶ原に到着。山名表示板が倒れていて本当に夕日ヶ原か判然としない。雨がパラついたり、遠くに青空が垣間見えたりと天気は目まぐるしく変わる。基本的にはガスった天気で景色が見渡せず残念。しかし、ここから先も素晴らしい高山植物地帯が続き、そうこうしているうちに朝日小屋に到着。

朝日小屋の食事の良さについてはいろいろなところで流布されているのでここでは省略するが、残念だったのは生ビールが無いことくらいか(缶ビールならある)。あと、ここの笹寿司は断然おすすめ。酢飯なので水が乏しくても結構食べやすく栂海新道縦走にはうってつけ。8個も買ってしまったので結局翌日まで残ったが腐ることもなく、さらには固くなることもなく美味しくいただけた。

■2日目
朝4時きっかりに出発。今日は昨日のようなガスは無く、星空が拡がっている。天気は期待できそう。一路朝日岳ピークを目指す。途中雪渓を越える箇所もあったがアイゼンを必要とするような危険なところは無かった。1時間半弱で朝日岳ピークに到着。風は無くて静か。だんだん朝日が射し込んできて素晴らしいパノラマだ。

朝日岳ピークから30分ほど下って吹上のコルに到着。ここからがいよいよ本番、栂海新道縦走の開始だ。入口の大岩を越えて進んでいくと、とたんに道は狭くなり草木が生い茂り、さらに地面は泥でぐちゃぐちゃ。あまり人が通らないためなのか、先が思いやられる。

しかし、ほどなく眼前の視界が開け、泥の道は青空の下、池塘地帯を行く木道へと変わった。ここからはルンルン気分で景色を楽しむ。まさにこれが見たいために今回の山行はあったのだが、実現してよかった。吹上のコルから30分ほどで照葉ノ池に着く。池が木々で隠されてしまいがちで景色は今一つ。とは言え、ここからもしばらく気持ちのよい道が続く。

照葉ノ池から1時間ほど歩いたあたり、高度2080mあたり、長栂山から北に延びる尾根から北東へ外れるあたりに第1の雪渓が現われる。事前の情報でアイゼンが要りそうな雪渓は2箇所と聞いていたが、これが最初の雪渓。眼下にアヤメ平を見下ろして景色のよいところなのだが、雪渓越えがちょっと面倒。雪質はザラメの感じだがそんなにグズグズに崩れてはいない。結構滑る。最初はなだらかな傾斜なのだが、最後の高さ5mくらいが結構急になっている。グリセードでササっと行けそうな感じもするが、今は体が重くて、自分の体が信用できないのできちんと4本歯なんちゃってアイゼンを装着してゆっくり下る。

雪渓を下ってからまもなくアヤメの群生地あり。すばらしく綺麗。さらに10分ほど歩くとアヤメ平の看板を発見。アヤメ平から1時間弱で第2の雪渓が現われる。高度1870mくらい。この雪渓は先ほどの雪渓とは異なり、一定の傾斜だが距離は長い。雪質は先ほどと同じ。滑っても止まりそうな傾斜だが、やっぱりこわいので4本歯アイゼンで慎重に降りる。ここから4,50分で黒岩平に到着。

黒岩平には水場があったはずだが、それらしいものは見当たらない。仕方がないので先ほど登山道を横切っていた沢の水を使うことにした。沢と言うか川に近い水量の水だが上には何もないしまあ大丈夫だろうと。そういえばワンゲル時代も沢登りで普通に川の水飲んでたっけ(^^;

この辺りまで来るとショータイムは終了し、かなり疲れを感じてきた。雲が空を覆い始めて景色も暗くなってきたが、陽射しで暑い思いをしなくて済むとも言える。黒岩平から1時間ほどで黒岩山に到着。時刻は正午。天気は明らかに下り坂だ。そして、ガスの随に見える犬ヶ岳は遙か遠くに見える。あの山を越えなければ今日の宿泊地である栂海山荘には着かない。

というわけでみんな無言で縦走歩きを始める。雨も時折ポツポツ降ってくる。道は概ね整備されていて歩きやすいが、所々で切れ落ちているところもあり、一服の清涼剤となる。途中、文子ノ池を通過するが、蛙の卵でも見つかりそうなどんよりした池だ。そして、サワガニ山は地図では好展望とあるが、ガスって何も見えず。

黒岩山から2時間半弱で、犬ヶ岳への登りの開始地点となる鞍部:北俣の水場に到着。すでにド疲れだが水はどうしても必要なので汲みに行く。水場への道は明瞭。距離も意外に近く、片道5分程度。水量は豊富で、ブナ平の水場の倍はあっただろうか。そして、なぜかここの水は美味い。疲れていたからというのもあるかもしれないが、翌日飲んでも美味かったのでそういうことなのだと思う。

水を飲んで少し元気になったところで、本日最後の登りを開始するがかなりの急傾斜だ。かなり登ったところでついに土砂降りになってきた。雨具の装着に手間取りなんだかいろいろびしょ濡れになってしまった。犬ヶ岳ピークも土砂降りの中なんとなく通り過ぎ、16時半近くについに栂海山荘に到着した。まあ、こんな時刻ならば夏山なら雨になるよなぁ。

■3日目
昨日の夕方からずっと雨が降っていたが、今日の夜明けを迎えてもまだポツポツと降っている。それでも、小屋に泊まっていた大勢の登山者は次々と出て行く。と、言いたいところだが、トイレ渋滞も発生していた。ここのトイレは外に2箇所あり、1つは鎖できちんと出入りが制御されているが混んでいる。もう1つは風でヒラヒラしているブルーシート1枚で隔てられたワイルドなトイレだ。後者は使う人が少ないため、男性ならば迷わずこっちを使うべきだろう。

で、我々もなんだかんだ言っても午前5時には栂海山荘を出発する。北側の斜面をガバ下りに下って、黄蓮山を越えて、小屋から2時間ちょいで黄連乗越に到着。ここでテントを張っている人がいたが、水場が近いからかな?今日も長い行程なので黄蓮の水場に水を汲みに行く。水場へは5分くらい。ここも水場への道は明瞭だが、最後の方がちょっと急で手を使って下るところがあるので、水のボトルは背負っていったほうがいいと思う。

あともうちょっとで水場のある少し大きな沢に到達しそうなところで、先行するTさんの声が聞こえてきた「きゃー、滑るー、止まらなーい!」。最後の方は声が段々遠くなっていく感じ。これは大変なことになったと、頭が真っ白になった。急いで、件の沢に出て様子を見ると、沢への降り口がその沢の滑滝(なめたき)の落ち口に近く、Tさんは足を滑らせて滑滝を5メートルほど滑り落ちてしまっていた。しかし、Tさんは滑滝の滝つぼ(というほど水深は無いが)付近で立ち上がっていた。立ち上がることができるということは、不幸中の幸いでダメージは少なそうだ。どうやら、最悪の事態は回避できたらしい。

なんとか声を掛け合うこともできたが、下の様子がよくわからず、どうやら簡単にこちらに戻ってくることができないらしい。ザイルも無い状態で水流の際を登るとか、高巻きとかも難しいしどうしたものかと思っていたら、なんとか登れそうなところがあるとTさんが言う。こっちもしっかりした足場があったので、ある程度身を乗り出して手を伸ばすことができ、Tさんはなんとか登りきることができた。

簡単にダメージ箇所のチェックをしたがとりあえず重大なダメージは無さそうで、歩くのにも支障はないとのこと。とは言え、あれだけの距離を落ちているのでかなり心配もある。みんなで相談の結果、坂田峠で降りるということになった。ちなみに、黄蓮の水場の水量は今までの水場と同程度でそれなりの水量があった。

まずは白鳥小屋を目指すのだが、その途中、下駒ヶ岳を越えて白鳥山に登り返す途中の1117m地点でOさんが携帯の電波が入ることを発見!坂田峠にタクシーを呼ぶことに成功した。Oさん、あなたは偉い。黄蓮乗越から3時間半ほどで白鳥山に到着。白鳥小屋には誰もいなかった。白鳥山からは日本海がよく見える。Tさんの調子もよく、天気もよく、みんなで景色を楽しんだ。

白鳥山からはゆっくり歩いて2時間半弱でシキ割の水場に到着。ここは登山道のすぐわきに水場があり、わざわざ沢を下る必要は無い。水量は今までの水場に比べるとかなり細い。しかし、飲用には問題無いように見えた。

シキ割からは金時坂をガバ下りに下り、20分も経たないうちに、15:17、今日のゴール「坂田峠」に着いた。タクシーが既に待っていてくれたようで、坂田峠から先の景色をカメラに収めてから、親不知観光ホテルへ向かうのであった。坂田峠から親不知まで、いつか歩くことがあるといいな。

■反省点
(1)体力不足
・自分の体力が乏しく、かなり行動時間が長くなってしまった。2日目も早めに着いていれば、土砂降りに遭うこともなかったはず。
・3日目はある意味、坂田峠で終了してよかった。あれだけ疲労した状態で親不知まで行ったらあぶなかったかも。
(2)靴の不調
・実は、2日目から左右の靴の底が剥がれてきて、3日目には半分くらいまでパコパコ言うようになってきていた。このまま親不知まで行ってたら完全に剥がれていたりして。(タコ糸等リペアキットはあったが夕闇が迫っていれば修理も難しいか)
(3)緊急時の対処法
・Tさんが落ちたすぐ後、5分くらい安静にして気持ちを落ち着けてもらったらよかったと思う。今回は運よく岩を登ることができたが、途中で滑り落ちてしまったら、さらなるダメージを受けたかもしれない。
・太さ5mmくらいのザイルでも10mくらいあれば、救出方法の幅は広がったと思う。別に難しい岩を登る予定が無くても、今回のような事態に備えてロープの用意と簡単なロープワークの習得くらいはしておいた方がよかったと思う。

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