編笠山
- GPS
- 05:53
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,071m
- 下り
- 1,024m
天候 | 晴〜雨〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
富士見町の長命水から上る。2000メートルあたりまではそれほど傾斜のない上りで歩きやすい。ただ上り一辺倒なので息ははずむ。樹林帯が切れると、ガレ場が現れる。大石がほぼ山頂まで続く。傾斜がきつく、三点確保による慎重な登行が求められる。下りの観音平へのルートは、はじめは岩がごろごろのきつい傾斜地。ここも慎重な歩行が必要。途中から緩やかになり危険個所はない。 |
写真
感想
編笠山のふもとにある長野県富士見町に知人が山荘を所有しているので遊びに行った。登山前日はワラビ採り。夕食は採ったばかりのワラビを調理し、ワラビ尽しのつまみで地酒「舞姫」を飲む。翌朝は晴れ、登山日和だ。でも天気予報は午後から雨。不動清水(長命水)から上り始める。15分歩いた盃流しで道迷い。標識の「行き止まり×」を信じて、踏み跡がある違うルートを探すが、途中で踏み跡が消えていたり、林道に出る。行きつ戻りつして30分ロス。結局「行き止まり×」の標識をまっすぐ進むのが正解とわかる。標識が風で向きが変わったのか、はたまた誰かのいたずらなのか。そこからは樹林帯の中を快調に高度を稼ぐ。傾斜はあるがジグザグに切ってあるので危険なところはない。ただ上り一辺倒、平らな所は皆無で息が弾みっ放し。2200メートルを過ぎたあたりから大石のガレ場が現れる。三点確保の登行が続く。雨が降り出し岩は滑りやすい。一度足が滑ったが大事に至らず。頂上直下の200メートルのガレ場は急傾斜で、おまけに降雨だったので正直怖かった。山頂には権現岳から来たと思われる3人が先着。周囲はガスって何も見えない。おにぎり1個を食べて、下山にとりかかる。下りは観音平へのルートをたどる。下りは船橋市から来た70歳のおじいさんと話しながら行動する。大変な健脚で、朝5時に観音平をスタートして権現岳と編笠山を踏破してきたそうだ。30年の山歴があり、すでに100名山、200名山、300名山をすべて踏破したという。もういいや、と山行をやめたら糖尿病がでて、医者から山を再開しなさいと忠告されたとか。下るペースも早く、僕は必死について行った。話好きで山での箴言を教えてくれ、事故に遭わないのは「急がない、(岩を)飛び降りない、滑らない」の三つだと言う。話に夢中だったせいか、途中、広い樹林帯の尾根筋で軽い道迷い。踏み跡を辿っていくが、何かおかしい。目印のテープも現れない。おじいさんが「元の位置まで戻ろう」と言い、正しいルートを発見する。「10分歩いて、この道はなんか変だと思ったら、すぐ元の位置まで引き返すこと。あの踏み跡はキノコ採りの道だ」とおっしゃっていた。山は経験のスポーツ、おじいさんからいろいろ教えていただき、収穫の多い山行だった。
(注1)ルート図はガーミンをトレースしたので正しいのですが、高低図は同じパターンが3回も出ています。なぜでしょう。スタートしてすぐ行きつ戻りつしているのが最初の道迷い、下りで(境)と書いてある横に少し下りて戻るルートになっている箇所が2度目の道迷いです。
(注2)山仲間の助言で高低図が直りました。名前が不明だった花の写真も書き足しました。
コメント
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余計なお節介と知りつつ、つい調べてしまいました。1枚目の写真はナルコユリかアマドコロ(実物を詳しく観察しないと区別は難しそうです)、3枚目はニガイチゴではないかと思われます。シバザクラとボケもなかなかきれいですね。そう言えば、前者の仲間のコイワザクラは昨年ご一緒した山行で丹沢山・蛭ヶ岳間の稜線に咲いていましたっけ。
negiさんの誘いを受け私も編笠山を検討中です。今度詳しく教えて下さい。
実は、花の名前に弱く、雪友さんに尋ねようと思っていました。僕の狙いを先読みして調べていただき、さすがと感じ入りました。
編笠はアプローチが面倒なので、車が必要かと思います。茅野か小淵沢でレンタカーを借りるのも方法です。
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