早池峰山
- GPS
- 04:51
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,545m
- 下り
- 1,523m
コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 4:51
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
北海道への帰省ついでに東北の山を登ることにした。前回は同じような旅程で八幡平と八甲田山を登ったので、今回は少しコースを外して早池峰山だ。お盆休み初日の宿探しを直前にやっていたら山麓に宿があり、初日のドライブ時間を考えても適当だったためで電話で予約した。ネット予約以外の宿は意外と直前でも取れる気がする。
宿泊当日、平泉に寄った後下道をドライブ(とても美しい田園風景だった)して宿へ。日没前だったので急いで向いの神社を参拝する。宿のすぐ裏には鶏頭山へ続く登山口があり、その稜線をそのまま辿ると早池峰山に至る。早池峰山へは小田越からのピストンが一般的なようで、実際他の宿泊客の方もそのルートのようだったが、今回の旅では宿から歩くルートしか考えられなかった。泊まった大和坊はかつて宿坊で周りにもいくつかあったが、今も宿として営業しているのはここだけだそう。長く受け継がれる神楽の話などを、夕飯の際に女将さんから聞いた。
当日4時過ぎに宿を出て車で河原坊の駐車場まで行き、車をデポ。ローラーブレードに履き替えて宿まで滑り下りる。実はここが一番緊張するのだが、峠道にしては路面が綺麗で前日の雨の影響もさほどなかったため、かなり快適だった。宿で着替え、女将さんからお弁当を受け取って再出発。少し舗装道路を歩いてから登山道へ入る。しばらくは樹林帯が続き、そのうち尾根の途中で避難小屋にぶつかる。
稜線に出るとあいにくのガス。登山道は比較的わかりやすいが、草のせり出しは所々すごく、それも朝露で濡れているため靴が濡れるのは必定。短パンTシャツで気にせずどんどん行く。稜線はもっと視界があるかと思ったが灌木が多く、意外と見通しが効かない。徐々に高度を上げるに従いハイマツと赤茶けたボルダーの組み合わせになり、ハイマツに浮いたボルダーをつないでいく、みたいな場所が数か所ある。
山頂に至るまでの稜線では誰にも会わなかったが、そこからはもうたくさんの人。小田越への下りる道は周囲の植生は歩いてきた道と変わらないものの、登山道周辺は石や岩がむき出しで全く様相が異なる。人が多いというのはやはりこれだけ植物と土を根こそぎ持って行くものなんだな、と改めて認識した山歩きだった。小田越からしばらく舗装道を歩いて車を回収し、宿に戻った。山麓の集落、そこの人、信仰、文化、自然環境、どれをとっても素晴らしい山だったので、またいつか来たいと思う。
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