日光澤温泉泊で栃百難関の鬼怒沼山〜黒岩山に挑む！

2019年08月16日(金) ~ 2019年08月17日(土)

• GPS: 15:26
• 距離: 32.5km
• 登り: 2,027m
• 下り: 2,025m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:33
• 休憩: 0:24
• 合計: 1:57

距離 5.5km 登り 407m 下り 122m

13:06 女夫渕温泉
13:56 14:15 コザ池の滝
14:38 14:40 八丁の湯
14:51 14:54 加仁湯
15:03 日光澤温泉

2日目

• 山行: 10:59
• 休憩: 2:17
• 合計: 13:16

距離 27.1km 登り 1,627m 下り 1,919m

3:21 日光澤温泉
3:33 3:37 丸沼分岐
3:57 3:58 オロオソロシの滝展望台
5:12 5:13 鬼怒沼
5:22 5:45 鬼怒沼巡視小屋
6:15 6:20 鬼怒沼山
9:02 9:50 黒岩山
12:21 12:25 鬼怒沼巡視小屋
12:55 12:56 鬼怒沼
13:55 14:07 オロオソロシの滝展望台
14:23 14:29 丸沼分岐
14:38 14:59 日光澤温泉
15:10 加仁湯
15:19 八丁の湯
15:48 15:59 コザ池の滝
16:37 女夫渕温泉

【1日目】
女夫渕駐車場から4名で日光澤温泉温泉まで移動。この日は2時間程度の行程で終了。日光澤温泉に泊まって旅行気分。お酒も入って楽しめました。

【2日目】
黒岩山まで行く組と鬼怒沼山まで行く組に分かれ、それぞれ行動。我々黒岩山組は3時過ぎからヘッデン装着でのスタート。真っ暗闇の中、獣に怯えながら頑張って歩きました。
黒岩山まで登って、帰りに鬼怒沼山組と鬼怒沼で合流出来たので、鬼怒沼から先は4名で下山しました。

日光澤温泉からの登りで、鬼怒沼山まで約3時間、黒岩山までは約5時間半程かかりました。水分と休憩は多めに取って、シャリバテもしないようにエネルギーもしっかり補給しながら行動しました。

水場は日光澤温泉と小松湿原入口の水場を利用。どちらも冷たい水が出ていて助かりました。女夫渕から奥鬼怒温泉郷に行く途中にも水場はありました。

奥鬼怒温泉や鬼怒沼までは一般の方も多く、汗をかきながら皆さん頑張って歩いておられました。黒岩山からの帰りに、日帰りピストンで黒岩山まで登られているソロの方とすれ違いました。ソロで来るなんてすごい度胸だなと思いました(-'ロ'- )

黒岩山まで登るコースとしては、今回我々が辿った女夫渕〜黒岩山がメジャーだと思います。鬼怒沼山も一緒に取るのなら尚更だと思います。他に黒岩山まで行くのに考えられるコース内としては、下記の内容でしょうか。

大清水〜物見山〜鬼怒沼山〜黒岩山
沼山峠〜赤安山〜黒岩山
馬坂峠〜台倉高山〜孫兵衛山〜黒岩山

いずれの内容を取っても、荒行のロングトレイルなのは間違いありません！

天候

台風一過の晴れ🌻

アクセス

利用交通機関：

自家用車

女夫渕の無料駐車場利用。

コース状況／危険箇所等

コース自体は明瞭。

後半にかけて倒木が多くなり、それを避けながら進みました。最近一部の倒木のカットはされたようですが、それでも後半は避けなければならない箇所多数。

黒岩山山頂手前からは少し藪漕ぎがあります。

その他周辺情報

川俣温泉 上人一休の湯
510円

写真

8/16 13:01

女夫渕に到着！

8/16 13:02

奥鬼怒温泉郷へ行くには、ここまでしか車は入れません。

8/16 13:03

奥鬼怒温泉の各温泉宿の案内。
我々は日光澤温泉へ。
加仁湯と八丁の湯は送迎もあるようです。

8/16 13:05

一般の方も多く、奥鬼怒温泉エリアの案内板もしっかりあります。

8/16 13:06

奥鬼怒界隈の山の紹介もされています。

8/16 13:06

13時を過ぎてちょうど雨も上がりました。
少し前に出た人達はレインウェアを着用していましたが、我々は着ることなく行けました。

8/16 13:06

遊歩道の道標に従い進みます。

8/16 13:06

ゲートをくぐってレッツラゴー！

8/16 13:08

少し進むと階段が現れます。
ここから奥鬼怒歩道が始まります。

8/16 13:09

いきなりの階段登りですぐに汗だくに。

8/16 13:15

日光澤温泉へはここから80分とのこと。
休憩を取りながら歩いて約2時間程度です。

8/16 13:20

大きな吊り橋。

8/16 13:22

温泉に行くのにこんな場所を歩くなんて、なかなかの秘境感。

8/16 13:25

タマゴダケ

8/16 13:50

雨上がり、進むにつれて晴れ間が出てきます。

8/16 13:50

なかなかの勢いで流れる川の横を歩きます。

8/16 13:58

コザ池の滝に到着！

ここはとても涼しく、顔を洗ったり疲れを癒すのに最適でした(^^)

8/16 14:11

途中、水場がありました。

8/16 14:37

スタートから約1時間半、奥鬼怒温泉郷に入ります。

8/16 14:38

まずは奥鬼怒温泉郷で一番手前にある八丁の湯。
落ち着いた佇まいでオシャレな感じです。

8/16 14:49

さらに進んだ先の加仁湯には、相撲の春日野部屋の合宿所もあるようです。

8/16 14:50

立派な建物の加仁湯を通過します。

8/16 14:51

ここには誰でも入れる足湯もありました。

8/16 15:05

1日目の最終目的地の日光澤温泉に到着！

8/16 15:09

人懐っこいワンチャンが出迎えてくれます(^^)

8/16 15:06

こちらにはジャバジャバと溢れる水場があります。

8/16 16:43

日光澤温泉の建物横が鬼怒沼方面の登山口にもなります。

8/16 16:06

館内へ。

8/16 16:05

館内はレトロで落ち着いた雰囲気。

8/16 16:06

囲炉裏は味があっていいですね(^^)

8/16 15:20

泊まるお部屋はこんな感じ。
昔ながらの木造建築で、テレビやエアコンもありません。
コンセントはあるので、充電は出来ます。

8/16 16:06

温泉は階段を下った先にあります。

露天風呂は男女入れ替え制。
女性が露天風呂に入れるのは19:00〜21:00までのようです。
混浴でもOKならいつでも入れるようです。

まずは一風呂浴びて汗を流します！

8/16 17:31

乳白色の素晴らしい泉質の温泉に入って、外でワンちゃんと戯れながら涼みます。

8/16 17:46

夕食はお膳でいただきます！
ビールも飲んで最高です(-'ロ'- )

8/16 18:44

日暮れ時の建物は、明かりが灯って暖かい雰囲気です(^^)

この後はお酒を飲み交わしながらの山談義。
少し飲み過ぎましたが、とても楽しい時間でした(^^)

8/17 3:13

おはようございます！
いよいよ黒岩山を目指す時です。

朝からワンちゃんが見送ってくれました。

8/17 3:16

気温は16℃。
涼しいです。

8/17 3:18

準備を整えて、ヘッデンを装着！

8/17 3:19

真っ暗闇の登山口からスタート！

8/17 3:20

まずは鬼怒沼を目指します。

序盤に何の動物かは分かりませんが、闇の中に緑に光る目が光っているのが見えていきなり焦りました。

8/17 3:57

オロオソロシの滝通過。
何も見えないので、帰りに見ることにします。

8/17 4:52

歩き始めて約1時間半、ようやく陽が差してきます。
湿度が高くて汗だくになりました。

8/17 5:11

太陽が昇り始めた頃に鬼怒沼に到着です。

8/17 5:11

静かな朝です。

8/17 5:12

湿原が開けます。
木道歩きの始まりです。

8/17 5:13

湖畔の木々がモルゲンロート！

8/17 5:15

風が冷たいくらいで、火照った身体を冷やしてくれます。

8/17 5:18

いよいよ鬼怒沼の朝の始まりです。

8/17 5:19

透き通る池塘！

8/17 5:25

木道歩きは快適です。

8/17 5:26

巡視小屋に到着。
歩き始めて約2時間、ここで朝ごはんをいただきます！

8/17 5:30

前夜に宿でいただいたお弁当。
ずっしりと握られたおにぎりのボリュームが凄いです(-'ロ'- )

8/17 5:44

朝食を食べ、栃百96座目となる鬼怒沼山を目指します！

8/17 5:52

道中には若干倒木があります。

8/17 5:58

生命の神秘！

8/17 5:58

道は明瞭です。
巡視小屋から鬼怒沼山までもそんなに遠くはありません。

8/17 6:06

霞んだ空に浮かぶ太陽。
この時間帯は少しガスっていました。

8/17 6:08

鬼怒沼山への取り付きに到着です。

8/17 6:11

登ります！

8/17 6:15

山頂まではもうちょい！

8/17 6:19

鬼怒沼山山頂ゲッツ！

山頂は狭く、眺望も得られませんでした。

8/17 6:17

三角点キーーック！

先は長いので、少し休んで先に進みます。

8/17 6:27

まだ残っていたギンリョウソウ！

8/17 6:35

サンシャイーーン！

8/17 6:27

ガスが晴れて、燧ヶ岳が見えました！

8/17 6:51

青空はやっぱり気持ちいい(^^)

8/17 6:59

今回もロングトレイルのお供にこいつを持参。
山行中は何を摂ってもカロリーゼロw

8/17 7:12

鮮やかなオレンジのキノコ！

8/17 7:20

登りの後半に差し掛かるにつれて、倒木が増えてきます。

8/17 7:22

迂回が減るので助かります。

8/17 7:24

こんな場所もカットされていて、ありがたや〜。

8/17 7:39

しかし、それも途中まで。
後半は何度も避ける場面が出てきます。

8/17 7:47

小松湿原入口前には水場。

8/17 7:48

塩ビのパイプからチョロチョロと水が流れています。

8/17 8:15

倒木した木の根っこ裏。
そこから新たな命も始まっています。

8/17 8:30

幾度となく行く手を遮る倒木を越えて行きます。

8/17 8:39

いよいよ黒岩山への分岐まで来ました！

8/17 8:38

ここから黒岩山へ取り付きます。

8/17 8:54

山頂に近づくにつれて藪漕ぎ。

8/17 8:59

木の枝の藪漕ぎもあってうるさい。

8/17 9:02

掻き分け掻き分け進みます。

8/17 9:07

黒岩山山頂ゲッツ！

8/17 9:42

8/17 9:49

8/17 9:08

三角点キーーック！

8/17 9:12

山頂はこんな感じの雰囲気。
360°の眺望が広がります！

8/17 9:15

DIVE TO BLUE！

8/17 9:09

最近登ったばかりの尾瀬の至仏山〜燧ヶ岳方面。

8/17 9:09

根名草山とその後ろに白根山。

8/17 9:31

台倉高山、帝釈山、田代山方面。

8/17 9:30

個人的にもそろそろ登りたい会津駒ヶ岳。

8/17 9:39

最後に男体山も見えました！

名残惜しいですが、下山します！

8/17 10:42

水場で水分補給します。

休憩していっきに進みます。

8/17 12:03

鬼怒沼山の取り付き通過！

8/17 12:23

帰りは巡視小屋じゃない方の分岐から。

8/17 12:24

湿原に入ります。

8/17 12:26

今回は行かなかった物見山。

8/17 12:28

池塘越しに白根山方面が見えます。

8/17 12:49

木道を歩いているとベンチで休んでいる鬼怒沼山組と遭遇！
帰りはタイミング合わなければ別々で帰ることにしてましたが、ここで合流したのでその後の下山も一緒にしました。

8/17 12:52

池塘と鬼怒沼山(^^)

8/17 12:55

池塘が空をそのまま映し出す鏡になっています(^^)

最後に最高の景色を堪能し、鬼怒沼を出ます。

8/17 13:44

苔むした岩が素敵！

8/17 13:57

行きは真っ暗で見えなかったので、帰りに見ようと気になっていたオロオソロシの滝。

8/17 13:57

迫力はありますが、展望台から見たら意外に遠かった^^;

8/17 14:29

こちらも行きは真っ暗で存在すら分からなかったノシ滝。

8/17 14:29

いい滝です(^^)
こんな滝もあったんですね(-'ロ'- )

8/17 14:39

日光澤温泉まで戻って来ました。

水場で水分補給し、置かせてもらった荷物を回収し、長めに休んでから帰ります。

8/17 16:24

終盤の階段はかなり身体に応えます(￣▽￣;)
普通に歩くのが困難なくらいクタクタです、

8/17 16:36

ただいま！

8/17 16:37

無事に帰って来れて良かったです！
お疲れ様でした(^-^)/

8/17 17:18

帰りは上人一休の湯さんにお世話になりました。
源泉かけ流しのヌルヌルのお湯で癒されました。

撮影機器：

SO-02H Sony

感想

kagerobo

栃百踏破に向け、以前よりずっと温めてきた、日光澤温泉泊、鬼怒沼山〜黒岩山のピストンを無事に完遂しました！

念願の黒岩山のピークを踏んだ時は、いよいよここまで来たかという感慨深い気持ちになりました。また、山頂は思っていたよりも開けていて、360°の眺望が得られました。暑くはなりましたが、想像以上の景色にテンションも上がりました。

個人的には2日間で初の30km超え。この内容を日帰りで登る方もいらっしゃいますが、このロングトレイルを確実に成功させるため、無理をせず日光澤温泉に前泊しました。

日光澤温泉はレトロな雰囲気とお湯が大変素晴らしいお宿でした。山登りをしながら食事が出て温泉に入れるなんて最高です！お酒も入って、1日目は完全に旅行気分で楽しみました。

出発が早い黒岩山組は、朝食としてお弁当を用意していただきました。ずっしりとしたおにぎりのお弁当は、腹持ちも良くボリューム満天で美味しかったです。

これで栃百も97座、残り3座です！残すは、最後の難峰となる日本三百名山の男鹿岳、同じく日本三百名山で登山道が崩れて今や新ルートがメインの荒海山、言わずと知れた日本百名山の日光白根山の3座。最後は白根山の予定なので、早く他の2座もクリア出来たらと思います。