僧ヶ岳(富山百山 10座目)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 971m
- 下り
- 958m
コースタイム
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 5:52
過去編については写真解説以外のすべての文章を感想欄に転載します。
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
本日は夕方から所用のためへビーな山行ができない。
今週初めからといろいろ情報を漁っていたら、僧ヶ岳林道が期間限定で第三登山口まで行けるという情報をゲット。
http://www.city.kurobe.toyama.jp/event-topics/svTopiDtl.aspx?servno=6135
上記についてちょいと解説する。僧ヶ岳については2012年に大規模な土砂崩れがあって最上部の烏帽子尾根登山口(標高1280m)へ車で行けなくなったのである。
宇奈月尾根にも登山口があるのだがもちろん通行不能。しかし今回宇奈月尾根第三登山口(標高1050m)まで車で行けるということで僧ヶ岳と駒ヶ岳の2山狙うにしても無理のないスケジュールが立てられるのである。
念の為金曜日に黒部市役所へ問い合わせたところ「土曜日は通行規制はないけれど落石等には十分注意してください」とのことだった。
僧ヶ岳は2011年の10月に登っている。
この時は体調がいまいち(というかガイドマップのコースタイムが鬼健脚)だったので駒ヶ岳は途中で断念している。
今回は富山百山が決定して以後の僧ヶ岳と駒ヶ岳をまとめて制覇するチャンスである。
駒ヶ岳までやるとしたら早出で対応したい。というわけで5時クライムオンを予定して3時出発の計画を立てた。
しかし前回同様、早く起きたので30分前倒しで行動。宇奈月の温泉街を外れると真っ暗闇の林道となる。今回は平和の像はライトアップされていなかった(不気味だからやめてほしいので良かった)。
ところがこの辺りでバリケードがしてあった。昨日、市役所できちんと確認しているので「このバリケードは私的なもの」と解釈してずらして進行(権限者として「何々財産区」となっていて道路管理者とは違うらしいし)。ただ、バリケードより先は落石がごろごろしているし(タイヤで踏んづけるとパンクの可能性あり)、沢のようなところを何度か渡ったり、土砂が少し堆積しているところを通過したりとてもおっかない。一度など少し大きめの石に車の下部をコツンと当ててしまいオイル漏れなどやらかさないかと肝を冷やす。
こんな状態でまた行こうとは思わないな。
それはともかく、バリケード地点からかなりの距離のところでまたバリケードがあって道路脇は広場になっていた(遭難碑やら眺望案内がある)。こちらは恐らく第三登山口付近ということなので素直に車を駐車して登山口を探す。
夜明け前の丁度歩けるくらいの明るさの中、登山口は林道を少し登ったところにあった。いきなり鉄梯子がついてる。
登山行程そのものは特に問題はない。事前の地図読みに従って尾根筋を登って行き、時々ロープが設置されている急斜面などがある。
前僧ヶ岳と巻き道の分岐では予定では巻道を使うつもりだったがロープで通せんぼしてあったのと行く手に雪渓横断が見えたので前僧ヶ岳ルートにした。
仏ヶ平ではプチお花畑があった。ニッコウキスゲはもう萎れていたが。
淡々と登って僧ヶ岳到着。ガイドマップでは2時間半となっているが自分は2時間42分かかった。ガイドマップのコースタイムはやっぱり健脚だな
http://fan.kurobe-unazuki.jp/wp-content/uploads/treck_map.pdf#search='%E5%83%A7%E3%83%B6%E5%B2%B3+%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97'
さて、少し休んで駒ヶ岳へ向かう。その前に半袖を長袖に着替え、手袋をはめて園芸用の鎌をザックから取り出す。僧ヶ岳から駒ヶ岳の登山道は藪化していてジャングル状態という情報は得ていたが進むにつれて自分の足元さえ見えなくなって一度転ぶ。朝露だらけの藪をかき分けてびしょ濡れになるしガスがでて視界は悪い。それに山の藪に園芸用の鎌なぞ「蟷螂の斧」である。せっかく早出で駒ヶ岳対策したのだが少し考えて撤退を決断。キラズ山でルートミスしたばかりだし、このコンディションでは自分にとってリスクが高すぎる。
僧ヶ岳のみという非効率的なことになってしまったがまた条件の良い時に駒ヶ岳を狙おう。
と言うわけでさっさと逆戻り。びしょ濡れになった登山靴(ゴアテックスブーティのはずだが・・・・)の不快さに耐え、「駒ヶ岳はどのように攻略しようか」と考えながら無事に下山。途中出会った登山者は男性ソロ2組のみ。静かな山行だった。
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